新型ゴルフ 納車ブログまとめ!

Golf

新型ゴルフの納車情報が各ブログで公開されています。

こちらでは新型ゴルフの納車に関するブログのデータをまとめています。







新型ゴルフの納車にかかる期間

引用:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO19370840Y7A720C1000000/

新型ゴルフの納車までにかかる期間(納期)について、複数のVWディーラーに確認をとりました。

2019年10月現在の納期は早ければ約1カ月~2カ月、遅ければ6カ月前後となっているようです。

「早ければ」「遅ければ」というのがよくわからないと思いますが、これは輸入車特有の事情が深く関係しています。

輸入車の多くが「見込み生産」

日本で販売される輸入車の多くが「見込み生産」という方法で生産されていると考えられます。

見込み生産とは「この車種のこのグレードがこの時期に〇台くらい売れるだろう」という「見込み」のもと、あらかじめある程度の台数を生産しておく、という方法です。

引用:https://www.volkswagen.co.jp/content/vw_pkw/magazine/jp/ja/e-factory.html

これは輸入車のみならず、国産車でも行われているといわれています。

ちなみに見込み生産の反対は「受注生産」です。これは文字どおり注文を受けてから生産をすることです。

メーカーが見込み生産をする理由は「なるべく早く納車するため」です。

新車を買いに行って「納車は半年先です」ということになると、お客さんによっては「じゃあ他で買います」となることも考えれます。それを防ぐためにはなるべく納期を短くするのがベターなわけです。

引用:http://www.jaia-jp.org/attractive/vw0710_10/

そのため売れている車であればあるほど、一般的には見込み生産が行われていると考えられています。

「いわれています」「考えられています」と曖昧な書き方なのは、メーカーはあくまでも「新車は注文を受けてから生産している」という前提なので「見込み生産をしている」とは決して言わないからです。

輸入車は海外で生産したものを船便で1カ月程度かけて運んでくるため、受注生産をしていたのでは国産車以上に納期がかかってしまいます。そのため輸入車ほど見込み生産が行われています。

特にメルセデス・ベンツやBMW、アウディやVWといったメーカーの売れ筋車種、売れ筋グレードはほぼ間違いなく見込み生産でしょう。たくさん売れるので、見込み生産しておかない短納期での納車ができないからです。

逆にフェラーリやランボルギーニは完全に受注生産だと思われます。見込み生産をして在庫をストックしておいてもそうそう売れる車ではないからです。

つまり新型ゴルフの納期の「早ければ約1カ月~2カ月」というのは、あらかじめ見込み生産が行われて日本に輸入されていて、インポーターやディーラーの在庫車の中に欲しいものがある場合の話です。

VWの輸入車は陸揚げされて通関手続きが終わると「インポートセンター」と呼ばれる施設へ運ばれます。

引用:https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/402/869/html/v02.jpg.html

インポートセンターではまず車全体を覆っているフルボディカバーを外し、日本の法律に適合しているかどうかの型式指定完成検査を行います。

その後各部が正常に動作するかの機能検査やロードテストを経た後、洗車と外観検査を行ってカーサイロという巨大な立体駐車場のような場所で保管されます。

引用:http://thinkpeople.volkswagen.co.jp/tsc/report/report02.html

VWの豊橋インポートセンターのカーサイロは最大で5,300台を収容しておくことができます。行き先の決まっているものはここから全国のディーラーに陸送されていき、そうでないものはカーサイロの中で待機することになります。

もし自分が注文した新型ゴルフとボディカラー、グレード、オプションなどが合致したものがあれば納車はスムーズに進みます。

カーサイロから出してディーラーまで陸送し、ディーラーで車庫証明を取得してナンバーを取り、アクセサリーなどの装着をして最終的な納車整備をすれば納車となります。ここまでに注文から1カ月~2カ月程度かかる、ということです。

「在庫があるならもっと早く納車できるのでは」と思われがちですが、インポートセンターからディーラーまでの陸送は毎日やっているわけではありませんし、車庫証明やナンバーをとる警察署や陸運事務所は土日は受け付けしてくれませんし、ディーラーでの納車整備も整備工場の順番待ちがあることなどを考えると、どうしてもこのくらいはかかってしまいます。



受注生産は納車までに時間がかかる!

実は新型ゴルフは、グレードによって「受注生産のもの」と「そうでないもの」が分かれています。

受注生産のものはTSI Trendline、TDI/TSI Comfotline、TDI/TSI Highlineです。

逆に受注生産でないものはTDI/TSI Comfortline Meister、TDI/TSI Highline Meister(シートカラー/素材がチタンブラック/レザーのもの)です。ただしTDI/TSI Highline Meisterでもボディカラーがオリックスホワイト マザーオブパールエフェクトは受注生産となります。

受注生産のグレードの方が多くなっていますが、受注生産でない2つのグレード(Comfortline Meister、Highline Meister)は事実上の売れ筋グレードなので、あまり大きな問題はないと思います。

特にTSI Comfortline Meisterは約315万円と価格も手ごろな上に装備が充実していて人気です。

引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home&item=6&gallery=151634948433256948

受注生産でないグレードは上記で紹介したように見込み生産され、インポートセンターのカーサイロに在庫がある可能性が高いですが、受注生産グレードは「本当の意味での受注生産」なので、納車までに半年近くかかります。

これが「遅ければ6カ月前後」かかるものがある理由です。

以上のようなわけで、新型ゴルフをできるだけ早く納車して欲しいという人は営業マンに「買ってからすぐに納車されるグレード(ボディカラー)はどれですか?」と聞くようにしましょう。

営業マンは当然インポーターの在庫状況を確認することができますので、すぐに教えてくれるはずです。自分が欲しいものがあればしめたものですし、ない場合妥協できるところは妥協するのも手です。

ちなみに新型ゴルフは生産の際に工場で取り付けられるメーカーオプションがほとんどないので、在庫車探しの際にメーカーオプションの装備の有無に左右されることがありません。



新型ゴルフの登録済未使用車を探す

引用:https://www.goodspress.jp/reports/253683/

一刻も早く新型ゴルフを納車して欲しい!というせっかちな人におすすめなのは「登録済未使用車を買う」という方法です。

登録済未使用車というのは、既にナンバーが取得されている(=登録済)ものの、使用はされていない車(=未使用車)のことです。

登録済未使用車はお店に在庫がある状態なので、名義変更などの手続きさえ終わればすぐに納車が可能です。早ければ2週間程度で納車されることもあります。

登録済未使用車の多くはディーラーが自社買いをした上で自社名義で登録をした後、中古車市場に放出したものです。

なぜディーラーはこんなことをするのかというと、インポーターから販売台数に応じて支給される販売奨励金が欲しいからです。

たとえば「今月あと1台売れば販売奨励金がもらえるが、売れなければもらえない」という状況になった時、ディーラーは自腹を切って1台買って、自社名義で登録してナンバーを取得します(登録しないと販売台数としてカウントされないから)。

こうして買った車はディーラーが持っていても仕方がないので、自社系列の中古車販売店などに売却します。これが登録済未使用車が中古車市場に流通するカラクリです。

新車で買った値段より安くなることが多く、ディーラーは損をしますが、目標達成によって販売奨励金が支給されればチャラになります。そのくらい販売奨励金はディーラーにとって大きいということです。

このような登録済未使用車は、カーセンサーやグーなどで簡単に見つけることができます。

引用:https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2121591114/index.html?TRCD=200002

こちらは正規ディーラーのVolkswagen池上で販売されている新型ゴルフ TSI Highlineの登録済未使用車です。きちんと登録済未使用車であることが明記されています。

車検有無が2022年6月なので、2019年6月にナンバーを取得されたことがわかります。走行距離が13kmとなっていますが、これは構内回送や拠点間回送などで走ったものでしょう。

なおこのテックエディションはかつて販売されていた特別仕様車ですが、ベース車両のTSI Highlineにさまざまな特別装備が搭載されて349万円で売られていました。これを値引き交渉なしの300万円で買うことができますので、かなりお得です。

こちらも正規ディーラーであるVolkswagen豊橋の認定中古車センターで販売されている新型ゴルフTSI Comfortlineの登録済未使用車です。

引用:https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU2111914972/index.html?TRCD=200002

TSI Comfortlineは285万円なので、60万円も安く買うことができます。

欲しいグレードやボディカラー、売られているお店の場所などの条件が揃えば、登録済未使用車を買うのも悪くないと思います。



新型ゴルフの納車のまとめ

引用:https://www.goodspress.jp/reports/253683/2/

以上、新型ゴルフの納車について紹介しました。

新型ゴルフは受注生産グレードさえ選ばなければ2カ月程度で納車されますので、無理に登録済未使用車などを探さずに大人しく待っているのが賢明かと思います。

注文から納車までの期間を楽しむことができるのは、新車を購入した人だけが味わえる特権です。この間にドライブやカスタマイズの計画を立てたりするのも悪くないのではないでしょうか。

受注生産グレードでも、キャンセル車や展示アップ車(展示車両として使われていたもの)などをインポーターやディーラーが在庫を持っていることもあります。在庫があれば納期は短くなりますので、ダメ元で営業マンに確認してみることをおすすめします。