新型デリカD5 スペックまとめ!

デリカD5

新型デリカD5のスペックが公開されています。

こちらでは新型デリカD5のスペックと主な特徴をまとめましたのでご覧ください。







新型デリカD5の主要スペック

引用:https://autoc-one.jp/mitsubishi/delica_d5/newmodel-5002201/photo/0027.html

それではさっそく、新型デリカD5の主要スペックを確認しましょう。まずは今回ビックマイナーチェンジを受けたディーゼル仕様からです。

車種デリカD5(ディーゼル仕様)
総排気量2,267cc
トランスミッション8速スポーツモードAT
使用燃料軽油
エンジン形式4N14 2.3L 直列4気筒(ディーゼルターボ)
エンジン最高出力(ネット)107kW(145PS)/3,500rpm
エンジン最大トルク(ネット)380N.m(38.7kgf.m)/2,000rpm
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,800mm×1,795mm×1,875mm
室内サイズ(室内長×室内幅×室内高)2,980mm×1,505mm×1,310mm
車両重量1,930-1,960kg
乗車定員7-8
燃料消費率(WLTCモード)12.6km/L
燃料消費率(WLTC市街地モード)9.9km/L
燃料消費率(WLTC郊外モード)12.7km/L
燃料消費率(WLTC高速道路モード)14.2km/L
燃料消費率(JC08モード)13.6km/L

ディーゼル仕様にはノーマルバージョンとURBAN GEARの2つがありますが、スペックはまったく同じです。

今回のビックマイナーチェンジではエンジンの形式に変更はないものの、内部のコンロッドやピストンといったパーツを新設計するなどした結果、主要構成部品の5割が改良されています。最高出力は3PS低下し、最大トルクは2.0kg・m向上しました。

また、排気ガス浄化技術として、三菱車としては初となる尿素SCRシステムを搭載しているのも大きな特徴です。

トランスミッションは6速ATからスポーツモード付8速ATに変更され、それに伴いパーキングブレーキも電動式となりました。

燃費についてはWLTCモードでの表記が追加されました。これは従来までのJC08モードに代わって導入された新燃費基準で、2018年10月以降に発売される車には表記が義務付けられています。

次にガソリン仕様です。

車種デリカD5(ガソリン仕様・4WD・G-Limited package)デリカD5(ガソリン仕様・2WD・M-Limited package)
総排気量2,359cc1,998cc
トランスミッションG-Limited package:INVECS-III 6速スポーツモードCVT

M-Limited package:INVECS-III CVT

使用燃料レギュラー
エンジン形式4B12 2.4L 直列4気筒4J11 MIVEC
エンジン最高出力(ネット)125kW(170PS)/6,000rpm110kW(150PS)/6,000rpm
エンジン最大トルク(ネット)226N.m(23.0kgf.m)/4,100rpm191N.m(19.4kgf.m)/4,200rpm
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,790mm×1,795mm×1,870mm4,790mm×1,795mm×1,850mm
室内サイズ(室内長×室内幅×室内高)2,915mm×1,505mm×1,310mm
車両重量1,770-1,780kg1,680-1,690kg
乗車定員8
燃料消費率(JC08モード)10.6km/L13.0km/L

ガソリン仕様は4WDモデルは2.4Lエンジン、2WDモデルは2.0Lエンジンを搭載します。

そしてトランスミッションは駆動方式ではなくグレードによって変わり、4WD、2WD共にG-Limited packageはINVECS-III 6速スポーツモードCVT、M-Limited packageはINVECS-III CVTとなります。

ボディサイズと室内サイズは基本的にほぼ同じですが、4WDモデルの全高だけ20mm高くなっています。



新型デリカD5のライバルはノア/ヴォクシー?

引用:https://bestcarweb.jp/news/newcar/59719

次に新型デリカD5のライバルについて考えてみましょう。

新型デリカD5が2019年2月のビックマイナーチェンジで大きく変わったのは「顔」ですが、この巨大なメッキグリルを装着したアクの強い顔を見た時に真っ先に頭に浮かんだのはトヨタのアルファードでした。

引用:https://www.webcg.net/articles/-/38183

バックミラーでこの顔を見ると思わず道を譲りたくなる迫力ですが、この大きなメッキグリルをつけた顔は軽自動車も含めた最近のミニバン・SUVのトレンドとなっています。

新型デリカD5もこのトレンドに追従した、ということでしょう。

ただ、アルファードやヴェルファイアが新型デリカD5のライバルになるか、というとそれは違います。

引用:https://www.webcg.net/articles/-/38183

先ほど紹介したように、新型デリカD5に搭載されるエンジンはディーゼル仕様が2.2Lクリーンディーゼルターボ、ガソリン仕様が2.0Lと2.4Lです。

一方のアルファード/ヴェルファイアはハイブリッド仕様が2.5L、ガソリン仕様が2.5Lと3.5Lです。

ガソリン仕様の2.4Lと2.5Lが比較的近いですが、それ以外は大きく異なります。

しかも新型デリカD5の方がアルファード/ヴェルファイアに比べて小さいです。

新型デリカD5のライバルといえるミニバンは、むしろ同じトヨタのノア/ヴォクシーの方がふさわしいかもしれません。

引用:https://autoc-one.jp/toyota/noah/report-3454323/photo/0059.html

ただしノア/ヴォクシーは5ナンバーサイズを基本としているので、ボディサイズは新型デリカD5の方がやや大きいです。

ノア/ヴォクシーのエンジンはハイブリッド仕様が1.8L、ガソリン仕様が2.0Lなのでこちらも新型デリカD5の方が大きいということになります。

もちろんノア/ヴォクシーの兄弟車でもあるエスクァイアも新型デリカD5のライバルになり得るでしょう。

引用:https://autoc-one.jp/hikaku/3473886/

価格帯はノア/ヴォクシー、エスクァイア共に高くても300万円台前半なので、400万円台が中心の新型デリカD5の方が高くなっています。

総合的に見ると新型デリカD5はノア/ヴォクシー、エスクァイア以上、アルファード/ヴェルファイア未満、ということができます。

逆に言えば新型デリカD5は直接的なライバルが不在、という見方もできるかもしれません。

そんな新型デリカD5の「売り」はやはりミニバントップクラスの悪路走破性にあると思います。

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/40009#image-20

ポイントは4WD性能とグランドクリアランスにあります。

まず4WD性能ですが、新型デリカD5の4WDシステムは三菱独自の「AWC(All Wheel Control)」思想に基づきすべてのタイヤのグリップを最大限に確保することにこだわっています。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_standard/usp/performance.html

これはドライバーのハンドル操作に対してエンジントルクやヨートレートセンサーからの情報を元に車の走行状況を判断した上で4WDを制御するというもので、路面状況を問わず優れた走行安定性を実現しています。

駆動モードは2WD、4WDオート、4WDロックの3つがあり、ダイヤル操作で簡単に切り替えることができます。

街乗りでは低燃費な2WDで、横風の強い高速道路走行時や濡れた路面の走行時などはより走行安定性の高い4WDで、雪道や汚泥路などより滑りやすい路面の走行時は後輪に強い駆動力のかかる4WDロックで、のように使い分けるとよいです。

グランドクリアランスは路面と車体の距離のことで、新型デリカD5はこれが多めに確保されていることによって障害物などの多い悪路でもバンパー下部や車体下部などを擦ったり、障害物に邪魔されることなく前に進むことができます。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_standard/usp/performance.html

4WDを搭載するミニバンはありますが、多くがどちらかというと生活四駆に近いもので、本格的な悪路走破性を狙ったものではありません。

新型デリカD5は8人乗れてSUV並みに悪路を走ることができるので、ミニバンの機能性とSUVの悪路走破性の両方が欲しい人にぴったりです。

しかも大きなグランドクリアランスが確保されているので、車を傷つける心配も普通のミニバンで悪路を走る時ほど気にする必要はありません。



新型デリカD5のスペックのまとめ

引用:https://clicccar.com/2018/11/21/656140/mitsubishi_delica_d56/

以上、新型デリカD5のスペックを紹介しました。

新型デリカD5は今回ディーゼル仕様のみがビックマイナーチェンジを受けたことからもわかるように、主力はガソリン仕様ではなくディーゼル仕様です。

4WD性能ばかりが注目されがちですが、力強いクリーンディーゼルターボエンジンも魅力の1つです。低回転域からもりもりとトルクを発揮してくれるので、オフロードを走るのにもぴったりです。

ぜひ実際に試乗して走りの良さを実感してみてください。