新型デリカD5 エコカー減税他自動車税まとめ!

デリカD5

新型デリカD5のエコカー減税情報が公開されています。

こちらでは新型デリカD5のエコカー減税や、その他自動車税に関する情報をまとめました。







新型デリカD5へのエコカー減税の適用状況

引用:https://clicccar.com/2018/11/21/656140/mitsubishi_delica_d58/

それではさっそく、新型デリカD5へのエコカー減税の適用状況から紹介しましょう。

新型デリカD5は大きく分けてディーゼル仕様とガソリン仕様の2つがありますが、このうちディーゼル仕様はすべてのグレードがエコカー減税の対象となります。

ガソリン仕様はエコカー減税の対象とはなりません。

詳細は後述しますが、ディーゼル仕様はエコカー減税制度の適用対象車区分における「次世代自動車」に該当しますので、自動車取得税と自動車重量税は全額免除、自動車税は75%が軽減されます。

そのためディーゼル仕様の新車購入時にかかる自動車取得税、自動車重量税、自動車税は以下のようになります。

デリカD5(ディーゼル) P
自動車取得税約10万5,400円→0円
自動車重量税3万円→0円
自動車税4万5,000円→1万1,500円

なお自動車税は翌年度に課税される分に減免が適用されます。当年度は月割りの自動車税を納めることになります。

自動車重量税は新車購入時に加えて初回の車検時も免除です。

本来約18万400円かかるものが1万1,500円で済むようになりますので、この恩恵は絶大といえます。

ガソリン仕様は2WDモデルの燃費が「平成27年度燃費基準+5%達成車」にとどまりますが、2019年度のエコカー減税制度に照らすとこの達成度合いでは減税対象とはなりません。

2WDモデルよりも燃費の悪い4WD仕様も同様です。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_gasoline/exterior/

ガソリン仕様の新車購入時にかかる自動車取得税、自動車重量税、自動車税は以下のようになります。

デリカD5(ガソリン) G-Limited package 4WD
自動車取得税約8万400円
自動車重量税4万9,200円
自動車税4万5,000円


2019年度のエコカー減税制度

引用:https://motor-fan.jp/article/10008167

それでは次に、2019年度のエコカー減税制度について確認しておきましょう。

そもそもエコカー減税制度は、エコカー、つまり低燃費かつ排気ガスがきれいな車に対しては、課税される税金を減免してその普及を促進しよう、という制度です。

減免される税金は購入時に発生する自動車取得税、自動車重量税、自動車税の3つとなります(それぞれの税目の詳細は後述)。

燃費と排気ガスは国が基準を定めており、その基準をどれだけ高いレベルで達成しているかによって税金の減免度合いが変わってきます。

排気ガスは「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」を満たす必要がありますが、この基準は2019年現在新車で販売されている車はほぼすべてが満たしています。

問題は燃費の方で、車によってまちまちです。デリカD5のガソリン仕様のように基本設計が2007年と古い上に車両重量が重い4WDということになると、現在の基準に照らし合わせるとどうしても燃費が悪いということになってしまい、エコカー減税の適用が受けられないことが多いです。

2019年度の燃費基準ごとの減免度合いは以下の表のようになっています(自動車重量税の減税率/税額は2019年5月以降のものです)。

排出ガス基準燃費基準自動車取得税(※1)自動車重量税(※2)自動車税・軽自動車税(※4)
平成17年排出ガス基準75%低減レベル2020年度燃費基準達成20%軽減25%軽減減免なし
2020年度燃費基準+10%達成25%軽減25%軽減普通自動車50%軽減

軽自動車25%軽減

2020年度燃費基準+20%達成50%軽減50%軽減普通自動車50%軽減

軽自動車25%軽減

2020年度燃費基準+30%達成50%軽減50%軽減普通自動車75%軽減

軽自動車50%軽減

2020年度燃費基準+40%達成・+50%達成全額免除全額免除普通自動車75%軽減

軽自動車50%軽減

次世代自動車(電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車、
クリーンディーゼル車、2020年度燃費基準+90%達成車)
全額免除(※3)全額免除普通自動車75%軽減

軽自動車75%軽減(※5)

※1:2019年9月30日までに、新車登録・届出した場合。

※2:2021年4月30日までに、新車登録・届出の場合。

※3:購入時に加えて初回車検時も免税

※4:新車購入(新規登録・届出)の翌年度に適用。2021年3月31日までの新車登録車を対象。

※5:2020年度燃費基準+90%達成車は50%軽減。

新型デリカD5のディーゼル仕様は1番下の「次世代自動車」というカテゴリに該当します。

日産リーフのような電気自動車や、トヨタプリウスPHVのようなプラグインハイブリッド自動車と共に燃費基準の達成度合いによらず最も良い条件で税金の減免を受けることができます。



新型デリカD5の購入時にかかる税金

引用:https://clicccar.com/2019/03/22/721250/

続いて新型デリカD5の購入時にかかる税金について紹介しましょう。

消費税

まず最初に、最も身近な消費税です。

新車のメーカー希望小売価格は通常税込価格が表記され、その横に小さく税抜価格が表記されています。

つまり私たちが目にする価格は基本的に税込価格となります。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_standard/grade/p.html

2019年4月現在の消費税率はもちろん8%ですが、2019年10月には税率が10%になるので税込価格は当然上がります。

税抜価格が今のままであれば、ディーゼル仕様のノーマルバージョン、Pの税込価格は現在の421万6,320円から429万4,400円となります。

7万8,080円高くなるというわけです。

消費税が本当に予定どおり増税されるかは未だ不透明ですが約8万円高は大きいので、もう購入する気になっているのであれば早めに購入することをおすすめします。

増税が予定どおり、ということになれば増税直前は注文が殺到するはずなので納車が遅れる可能性があります。



自動車取得税

自動車取得税は50万円以上の車(新車、中古車問わず)を購入する際に課税される税金です。

この自動車取得税、実は消費税の8%→10%への増税を機に廃止され、代わりに「環境性能割」という新たな税金が課税されることになっています。

自動車取得税の計算方法はやや難しく、車ごと、グレードごとに定められた「課税標準基準額」に、車に固定装着されているオプションの総額を加えた金額=取得価額の3%(軽自動車は2%)となっています。

課税標準基準額はディーラーに聞けば教えてもらえますが、財団法人地方財務協会が「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」という冊子に細かく定めています。

ざっくりとした計算方法として「税抜価格の9割の3%」と覚えておくとよいです。

引用:https://www.webcartop.jp/2018/12/305411/webcartop_39-64

新型デリカD5の場合、前述のようにディーゼル仕様のノーマルバージョン、Pを例にとると約10万5,400円ですが、エコカー減税で0円になります。

ガソリン仕様はG-Limited package(4WD)を例にとると約8万400円です。

環境性能割は前出の燃費基準によって税額が変わる予定です。

もし2019年10月に消費税が増税されて環境性能割が導入された場合、2020年度燃費基準+20%達成車までは免税、+10%達成が取得価額の1%課税、達成が2%課税となります。



自動車重量税

自動車重量税は車の重さに対して課税される税金です。

購入時と車検時に発生します。

税額は車両重量500kg以下までが7,500円で、以降500kgごとに7,500円ずつ高くなっていきます。

自動車重量税を確認する際に注意しなくてはならないのは「本則税率」と「エコカー減免無し」の違いについてです。

引用:https://annai-center.com/documents/juryozei.php

自動車重量税について調べると、上のような表をよく見ると思います。

エコカー減税が適用されない車の場合、本則税率ではなくエコカー減免無しの税額が適用されます。

ただし「〇%減税」となる場合の計算の元になる税額は本則税率の方です。

国土交通省では自動車重量税の考え方について以下のような図を公式サイトで公表しているので、迷った際はこちらで確認するようにしてください。

引用:http://www.mlit.go.jp/common/001279207.pdf

新型デリカD5はすべてのグレードで「~2,000kg」というカテゴリに属しますが、ディーゼル仕様は本来3万円のところエコカー減税で免除となります。

ガソリン仕様は「エコカー減免無し」に該当するので4万9,200円です。



自動車税

引用:https://car-teach.com/car-inspection-tax-payment

自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者(使用者)に対して課税される税金です。

普通車の場合は購入時に月割りの自動車税が課税され、翌年度から満額の自動車税が課税されます。

軽自動車の場合は購入時の月割り軽自動車税の課税はありません。

税額は排気量によって分かれており、500ccごとに税額が上がっていきます。

新型デリカD5はディーゼル仕様の排気量が2.2Lなので「2.0L超~2.5L以下」というカテゴリに属し税額は本来4万5,000円ですが、エコカー減税で75%減税になるので1万1,500円です。

ガソリン仕様は2WDモデルが2.0Lなので「1.5L超~2.0L以下」で3万9,500円、4WDモデルが2.4Lなので4万5,000円です。



新型デリカD5のエコカー減税他自動車税のまとめ

引用:https://www.webcartop.jp/2018/12/305411/webcartop_43-53

以上、新型デリカD5へのエコカー減税の適用状況、購入や維持にかかる自動車税やその他の税金について紹介しました。

エコカー減税という観点では、圧倒的に有利なのがディーゼル仕様です。

グレードにもよりますが、おおむね15万円以上の金額が浮くのは大きなメリットです。

3年後に初回車検を通す場合はその際に納める自動車重量税も免除されますので、トータルで20万円弱が浮くことになります。

ガソリン仕様に比べると車両本体価格が約100万円高いですが、エコカー減税制度のおかげでこの差が多少縮まります。

エコカー減税制度は消費税の増税と自動車取得税の関係を見てもわかるように、内容が目まぐるしく変わります。

必ず最新の内容をディーラーなどで確認するようにしてください。