新型プジョー308 スペックまとめ!

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新型308のスペックが公開されています。

こちらでは新型308のスペックと主な特徴をまとめましたのでご覧ください。







新型プジョー308の概要

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引用:http://autoc-one.jp/peugeot/308/report-2043730/0004.html

プジョー308はフランスの自動車メーカーであるプジョーから販売されている5ドアハッチバック&5ドアステーションワゴンの小型乗用車で、2007年9月に登場しました。

プジョーの車名は長らくモデルナンバー制を採用しており、1929年に登場したプジョー201以来80年以上に渡って「モデルナンバーは3ケタ」「モデルチェンジの度に末尾が1プラスになる」という手法を採っていました。

つまり306がフルモデルチェンジをすると307になり、その次は308になる、という具合です。

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引用:http://autoc-one.jp/peugeot/307/report-39910/

ちなみに先頭の数字(百の位)はカテゴリを表しており、300番台はいわゆるCセグメント(VWゴルフなど)といわれるカテゴリになります。

200番台はその1つ下、Bセグメント(VWポロ、BMWミニなど)になります。

しかしプジョーはこのモデルナンバー制を2012年以降廃止しました。

現在は基本的にモデルチェンジをしても末尾は8のままとすることになっています。

2007年に登場した308は初代308となり、現行型の308は2013年にフルモデルチェンジされた2代目308となります。

多くの方が「308の次は309でしょ」と思われたと思いますが、実は309というモデルは1985年から1993年まで販売されていました。

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引用:http://blogs.yahoo.co.jp/nakamae_masayuki/50062705.html

309がフルモデルチェンジして306になり、307、308と来たわけです。

ちなみに309の前は308だったのか、というと実はそうではなく、クライスラーが世界戦略車として開発し、フランス子会社であるシムカが1977年に発売した「オリゾン」という車でした。

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引用:http://blog.goo.ne.jp/bb25500/e/392aeab29ecef1c89b2502a62d831b92

欧州のクライスラーの子会社は1978年にPSA・プジョーシトロエンの一部となったため、この車が308の源流、ということになります。

なお、初代308のプラットフォームは307のものをそのまま流用していましたが、現行型の308は新開発のモジュラープラットフォームである「EMP2」を採用、車両重量を先代比で最大140kgも軽量化するなど全く別物と言っても過言ではない進化を遂げています。

プジョーは未だにモデルナンバー制だと思っている方は、2013年に登場した308をマイナーチェンジくらいにしか捉えず、初代308を現行型だと勘違いして中古車で購入してしまうケースが後を絶たないようですが、2013年以前と以降では別の車なので十分な注意が必要です。



新型プジョー308の主要スペック

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引用:http://autoc-one.jp/peugeot/308/report-2826378/photo/0015.html

それでは新型プジョー308の主要スペックを以下にご紹介していきましょう。

■総排気量

1199cc(直列3気筒ガソリンターボ)

1560cc(直列4気筒ディーゼルターボ)

1997cc(直列4気筒ディーゼルターボ)

1598cc(直列4気筒ガソリンターボ)※GTi

■トランスミッション

6速AT

6速MT ※GTiのみ

■使用燃料

無鉛プレミアムガソリン

■エンジン最高出力(ネット)

130ps/5500rpm(直列3気筒ガソリンターボ)

120ps/3500rpm(直列4気筒ディーゼルターボ)

180ps/3750rpm(直列4気筒ディーゼルターボ)

270ps/6000rpm(直列4気筒ガソリンターボ)※GTi270

250ps/6000rpm(直列4気筒ガソリンターボ)※GTi250

■エンジン最大トルク(ネット)

230Nm/1750rpm(直列3気筒ガソリンターボ)

300Nm/1750rpm(直列4気筒ディーゼルターボ)

400Nm/2000rpm(直列4気筒ディーゼルターボ)

330Nm/1900rpm(直列4気筒ガソリンターボ)※GTi270

330Nm/1900rpm(直列4気筒ガソリンターボ)※GTi250

■全長(上段は5ドアハッチバック、下段は5ドアステーションワゴン)

4260mm

4585mm

■全幅

1805mm

■全高(上段は5ドアハッチバック、下段は5ドアステーションワゴン)

1470mm

1475mm

■車両重量

1290kg~1530kg

■乗車定員

5名

■燃料消費率(JC08モード)

17.7km/l~18.1km/l(直列3気筒ガソリンターボ)

21.0km/l(直列4気筒ディーゼルターボ)

20.1km/l(直列4気筒ディーゼルターボ)

15.9km/l(直列4気筒ガソリンターボ)※GTi270

15.5km/l(直列4気筒ガソリンターボ)※GTi250

■価格帯

2,790,000円~4,360,000円

以上が新型プジョー308の主要スペックとなります。

新型プジョー308の値引きの方法については、

「新型プジョー308 値引き術!」で詳しく解説しています。

ぜひ参考に、お得にプジョー308を購入して下さい。



新型プジョー308とVWゴルフの比較

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引用:http://www.caradvice.com.au/342667/peugeot-308-touring-v-volkswagen-golf-wagon-comparison-review/

新型プジョー308のライバルとなる車は何か?と探した時、文字通り最大のライバルとなり得るのはドイツのフォルクスワーゲンゴルフしかないでしょう。

308とは同じCセグメントに属するゴルフですが、日本国内はもとより世界でもベストセラーカーの1台に挙げられます。

5ドアハッチバック、5ドアステーションワゴン(ゴルフヴァリアント)というラインナップであることや、スポーツグレード(ゴルフGTI、ゴルフR)が用意されていることなど、308とゴルフは共通点も多いです。

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引用:http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golfvariant/gallery.html#/flash=5ef7e4435d96653a01d6076c0c89bba0@mediaLists_medialist_mediaItems_medialist_mediaitem

まずはエンジンラインナップと出力、燃費を比較してみましょう。

308のエンジンは1.2L直列3気筒ガソリンターボ(130ps・17.7km/l~18.1km/l)、1.5L直列4気筒ディーゼルターボ(120ps・21.0km/l)、2.0L直列4気筒ディーゼルターボ(180ps・20.1km/l)、そしてホットモデルであるGTiには1.6L直列4気筒ガソリンターボ(250ps・15.5km/l & 270ps・15.9km/l)の合計4つのエンジンが用意されています。

これに対してゴルフは1.2L直列4気筒ガソリンターボ(105ps・21.0km/l)、1.4L直列4気筒ガソリンターボ(140ps・19.5km/l~19.9km/l)の2本立てで、どちらもアイドリングストップ機構を備えています。

1.4Lエンジンはこれに加えて気筒休止機構も備えており、走行状態によって4気筒中2気筒のみで走行するなど、より低燃費を狙った作りになっています。

また、別車種扱いとはなりますがホットモデルであるゴルフGTIには2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン(220ps・16.0km/l)も用意されており、こちらも含めるとエンジンラインナップは3つとなります。

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引用:http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golfgti/gallery.html#/flash=152a0db0d3daaec907cf250d8ece1c61@mediaLists_medialist_2_mediaItems_medialist_mediaitem_2

さらにレーシーなゴルフRは2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン(280ps・14.4km/l)となっていますが、こちらは全国限定100台の販売ですし、価格も500万円台半ばとなっているので308との比較においては除外して良いでしょう。

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引用:http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golfr/gallery.html#/flash=684c100f9a2936eb2df31c988ffcf8b4@mediaLists_medialist_2_mediaItems_medialist_mediaitem_5

308にもアイドリングストップ機構はありますが、気筒休止機構はありません。

逆に308にはあるディーゼルターボエンジンがゴルフにはありません。

308はゴルフに比べると、GTiを除いたとしても多彩なグレードやエンジンのバリエーションが用意されており、特にディーゼルターボエンジンがあるというのはディーゼルに興味のある方にとっては大きいでしょう。

エンジン出力も全体的に308の方が勝っており、より力強い走りを好む方は308の方が良いかもしれません。

ちなみに燃費については排気量が同じ1.2Lのベースグレードモデルではゴルフが上回ります。

価格帯ですが、308は279万円~436万円、ゴルフは約249万円~約399万円となっています。

ベースグレードで比較をすると、308 Allureが279万円、308 SW Allureが約303万円、ゴルフTSI Comfortlineが約280万円(装備が充実したTSI Comfortline Connectは306万円)、ゴルフヴァリアントTSI Comfortlineが約294万円(装備が充実したTSI Comfortline Connectは319万円)となっており、価格帯は拮抗していると考えて良いでしょう。

ただ、ゴルフには装備が簡略化されたTSI Trendlineというのも用意されており、こちらであれば249万円と格段に安くなります。

ボディサイズ(全長×全幅×全高)は308の5ドアハッチバックが4260mm×1805mm×1470mm、5ドアステーションワゴンが4585mm×1805mm×1475mm、ゴルフは4265mm×1800mm×1480mm、ゴルフヴァリアントが4575mm×1800mm×1485mmとなっており、いずれも10mm以内の差異に留まっています。

サイズ感はほぼ同じと考えてよいでしょう。



新型プジョー308のスペックのまとめ

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引用:http://autoc-one.jp/peugeot/308/report-2826378/photo/0024.html

以上、新型プジョー308のスペックをご紹介しました。

ライバル車であるゴルフとの比較においては、少なくともスペック上の差異はそれほどありません。

ただしメーカーが違えば車の乗り味はかなり変わりますし、ましてやプジョーとフォルクスワーゲンはフランスとドイツという違いもあるため、そもそもの車作りの思想からして全く異なります。

どちらを良いと感じるかは完全にそれぞれの好みとなるので、実際にディーラーで試乗して乗り比べて違いを体感してみて下さい。