新型ジムニー 車中泊アイテム!

ジムニー

新型ジムニーの車中泊の快適さが注目されています。

こちらでは新型ジムニーの車中泊の様子と主な特徴をまとめましたのでご覧ください。







新型ジムニーで車中泊はできるのか?

引用:https://motor-fan.jp/article/10005004

まず最初に新型ジムニーで車中泊が可能かどうかを考えてみましょう。

新型ジムニーはセカンドシートを倒すとラゲッジスペースがフラットになります。

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/luggage/

ここ底面の長さが98cm、幅が130cmですので、大人は縦にも横にも寝ることは出来ないでしょう。身長130cm以下の子供なら車の向きに対して体を横にすれば何とか可能です。

斜め方向の長さは幅と長さから算出すると約153cmになるはずです。小柄な女性であれば何とかギリギリ、という感じではありますが、ラゲッジスペースを使った車中泊はあまり現実的ではなさそうです。

となると、後は運転席と助手席のヘッドレストを外した上でシートを最大限前方へスライドさせ、背面を倒すフルフラットな状態にする方法が考えられます。

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/luggage/

新型ジムニーの室内長は179.5cmとなっていますが、これはインパネからリヤゲートの内側までの長さです。前方に足を向けて体を横たえるとすると足先はインパネの下にまで入り込むことになるので、フルフラット時は180cmプラスアルファ程度の人までなら体を横たえることができると思います。

実際に寝る時は腰やひざを多少折りたたむ感じになると思うので、よほど大柄な人でなければ新型ジムニーでの車中泊は何とか可能、ということができるでしょう。

ただし運転席側と助手席側に大人2人が並んで横になるのは少々息苦しさを感じるかもしれません。



新型ジムニーの車中泊にマットレスは必須!

引用:https://kakakumag.com/car/?id=12515

これは新型ジムニーに限った話ではありませんが、快適な車中泊のためにマットレスは欠かせません。

特に新型ジムニーの場合はどうしても運転席か助手席を使わざるをえませんが、座面と背面の間にどうしても窪みが出来るのでそのままだと寝心地が悪いです。

新型ジムニーは純正アクセサリーの中に「ベッドクッション」という名のマットレスがあります。

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/pdf/accessory.pdf

助手席用となっており、本体は低反発ウレタンフォームでできています。サイズは約170cmですが、マットレスとしては十分でしょう。

しかし注意書きにもあるように、たとえこのマットレスを敷いたとしても完全にフラットにはなりません。

助手席の背面と座面の間の窪みを無くすには、バスタオルやハンドタオルなどを丸めたものを詰め込むなどして出来るだけ凹凸を少なくした上にマットレスを敷くのが良いと思います。

また、以下の画像のように背面と座面の間の窪みを無くすためのクッションなども市販されていたりしますので、今後新型ジムニーに合ったものが出れば使うことをおすすめします。

引用:https://minkara.carview.co.jp/userid/1241551/car/945547/4083943/parts.aspx



新型ジムニーの車中泊に欠かせないアイテム

引用:https://kakakumag.com/car/?id=12515

続いて新型ジムニーでの車中泊に欠かせないアイテムをいくつか紹介しましょう。

カーテン

引用:http://www.suzuki.co.jp/car/jimny/pdf/accessory.pdf

マットレスの他に真っ先に購入したいのがカーテンです。

上の画像は新型ジムニーの純正アクセサリーの「フロントプライバシーシェード」と「リヤプライバシーシェード」です。フロントの左右はメッシュもついているので、暑い時は窓を開けて網戸のようにして使うこともできます。

車中泊をする際はこのように全ての窓を覆うカーテンが必須です。カーテンがないと外から車内が丸見えになってしまい、特に就寝中などは防犯上大いに問題があります。できれば太陽光をしっかりと遮ってくれる遮光カーテンの方が朝日に邪魔されることなくゆっくり寝ることができるのでおすすめです。

カーテンは社外品もたくさん出ていますが、純正品の方が窓にぴったりと合ったサイズになっています。多少高めではありますが、予算が許せばなるべく純正品を、社外品を買う場合でも汎用品ではなく新型ジムニー専用のものを(あれば)買うようにしましょう。



寝袋(シュラフ)

引用:https://www.irisplaza.co.jp/index.php?KB=KAISO&CID=6404

就寝時は下にマットレスを敷いた上で寝袋(シュラフ)に入ると快適に寝ることができます。

夏の暑い時期の車中泊であればバスタオルやタオルケットをかける程度でも十分ですが、冬になると場所によっては極端に気温が下がるので防寒対策をしっかり考えなくてはなりません。

よく車中泊に家で使うような掛布団や毛布を持ち込む人がいますが、新型ジムニーでの車中泊にこれはおすすめできません。なぜなら使わない時に場所を取るからです。新型ジムニーは軽自動車なのでただでさえスペースが狭いです。空間効率を考えると使わない時はなるべくコンパクトに収納することができる寝袋にするべきでしょう。

上記の画像のLOGOSの寝袋は収納バッグがついており、使わない時は丸めて収納バックにしまうことができます。

なお封筒型の寝袋と、蓑虫のようなマミー型の寝袋のどちらが良いのか聞かれることがありますが、それほど寒くない場所へ行く場合やマミー型のような締め付けが苦手な人は封筒型にすると良いでしょう。マミー型は封筒型に比べると体に割と密着しますので、寒さが厳しいところに行く時はおすすめです。



新型ジムニーでの車中泊で注意したいこと

引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/39035

最後に車中泊を行う上で注意したいことを2つ紹介しておきます。



禁止場所での車中泊はしない

引用:http://www.majishini.net/wp/?p=1993

ここ数年車中泊での旅がブームとなっており、有料道路のサービスエリアやパーキングエリア、道の駅などで車中泊をする車が非常に増えています。

しかし中には「ゴミを残していく」「車外で火気を使う」「深夜まで大騒ぎをする」といった迷惑行為をする人もいるようで、各所で明示的に車中泊を禁止するところが少しずつ増えてきています。

このような場所では絶対に車中泊をしないようにしましょう。

サービスエリアやパーキングエリア、道の駅はあくまでもドライブ中の休憩をするための施設です。仮眠程度なら許されるでしょうし、仮眠と車中泊との間の線引きは難しいのですが、あくまでも「車を止めて休ませてもらっている」という謙虚な姿勢で、常識の範囲内で一夜を過ごすべきでしょう。

キャンプ場ではないので、社外にテーブルや椅子を拡げたりバーベキュー用のコンロを使ったり、などの行為はもっての他です。



車内の一酸化炭素濃度に注意

車中泊を行う際はエンジンを止めるのが原則ですが、どうしてもエアコンを使いたいなどの理由でエンジンをかけっぱなしにして過ごすこともあるかと思います。

そのような時はマフラーからの排気ガスが車内に充満しないように十分注意をしてください。

車のマフラーから出る排気ガスには一酸化炭素が含まれますが、この一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合して体内に酸素を運搬する機能を阻害してしまいます。

もし仮に車内に排気ガスが入り込んで一酸化炭素濃度が上がると、最悪の場合は死に至る可能性があります。

「窓を閉めて空気が入らないようにしていればいいだろう」と思われがちですが、車両方向に壁があるような場所に車を止めている場合、マフラーから出た排気ガスが壁に当たって逆流し、マフラーを通して車内に入り込むことがあります。窓が閉まっているので換気もされず、急激に車内の一酸化炭素濃度が上昇することになります。

また車内でカセットコンロなどを使う場合も、十分な換気をしないと車内が酸素不足に陥り、その結果カセットコンロが不完全燃焼を起こして一酸化炭素を発生させる恐れがあるので注意が必要です。

一酸化炭素中毒を防ぐには車内に一酸化炭素警報機を置いておくと良いです。

引用:https://item.rakuten.co.jp/yukaiya/10000254/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0

1,000円程度で購入することができますので、お守り代わりに持っておきましょう。

新型ジムニーで車中泊の旅も悪くない!

引用:https://autoc-one.jp/suzuki/jimny/whichone-5002495/photo/0049.html

ここまで新型ジムニーでの車中泊は可能かを検証し、車中泊に欠かせないアイテムや注意点などを紹介しました。

新型ジムニーで車中泊はできますが、快適な車中泊をするには大人1人が限界でしょう。1人で新型ジムニーを運転し、疲れたら助手席を倒してフルフラットモードにして仮眠をとる、というスタイルです。

車中泊をすることに重きを置くのであればエブリィワゴンやスペーシアを選ぶべきで、新型ジムニーでの車中泊はあくまでも緊急避難的なものと考えておいた方が良いと思います。