新型ロードスターRF 燃費まとめ!

マツダ

新型ロードスターRFの燃費情報が公開されています。

こちらでは新型ロードスターRFの燃費に関するデータをご紹介します。







メーカーが公表している新型ロードスターRFの燃費

引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/35470

メーカーが公表している新型ロードスターRFの燃費は15.6km/hです。

新型ロードスターRFに搭載されているのは「SKYACTIV-G 2.0」というエンジンで現行型アテンザに搭載されているエンジンと基本的には同一のものですが、新型ロードスターRF向けに専用チューンが施されたものになります。

ちなみにアテンザの2.0Lガソリンエンジン搭載モデルの燃費は17.4km/lです。

駆動方式や車重などが異なるため単純比較は出来ませんが、ロードスターに搭載されているエンジンはスポーツカーとしてパワフルさを体感出来るような味付けがされているために燃費が若干悪いものと思われます。

馬力もアクセラの155psに対して、新型ロードスターRFは158psとわずかながら高出力です。

新型ロードスターRFの値引きの方法については、

「新型ロードスターRF 値引き術!」で詳しく解説しています。

値引きが渋いと言われるロードスターRFですが、ぜひ参考に、お得に購入してください。



「SKYACTIV-G」とはどんなエンジンか

引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/35470

新型ロードスターRFに搭載されている「SKYACTIV-G」は、マツダが開発・製造する直列4気筒ガソリン直噴エンジンのことで、マツダが2010年に打ち出した新世代の自動車技術群「SKYACTIV TECHNOLOGY」のひとつです。

そもそもマツダは2006年に「技術領域のブランドイメージを業界最高にする」という目標を社内決定し、様々な分野での新技術開発を積極的に行ってきました。

このプロジェクトの特徴は、統一的かつ全社的な目標に向けて車に用いられる主要な技術を一挙に刷新しようと試みた点にあります。

これによってマツダ車全体の底上げと最適化を狙ったわけです。

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引用:http://autoc-one.jp/mazda/roadster_rf/newmodel-3016769/photo/0031.html

その成果が「SKYACTIV TECHNOLOGY」ですが、これはひと言でいうと「走行性能と環境性能の高次元での両立」を目指したもので、2008年時点で「2015年までにマツダ車の平均燃費をグローバルで30%向上させる」という目標を掲げました。

現在までにガソリンエンジンの「SKYACTIV-G」、ディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D」、オートマチックトランスミッションの「SKYACTIV-DRIVE」、マニュアルトランスミッションの「SKYACTIV-MT」、ボディの「SKYACTIV-BODY」、シャシーの「SKYACTIV-CHASSIS」といった技術が実際販売されている車に投入されていますが、これらの技術のおかげで2008年に掲げた目標は達成されています。

引用:http://www.mazda.com/ja/innovation/technology/skyactiv/skyactiv-g/

そのためマツダでは現在「SKYACTIV TECHNOLOGY GEN2(第2世代)」が始動しており「2020年までに平均燃費を2008年比で50%向上させる」ということを目標に、究極の燃焼技術と電動化技術を組み合わせて劇的に燃費性能を改善させようとしているところです。

さて、話しを戻して新型ロードスターRFに搭載されている「SKYACTIV-G」というエンジンですが「高圧縮燃焼の実現によってエンジンの燃焼効率を劇的に高めた」というのが最大のポイントです。

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引用:http://www.mazda.com/ja/innovation/technology/skyactiv/skyactiv-g/

ガソリンエンジンを搭載した車は、エンジンが「吸気→圧縮→爆発→排気」という一連の流れを繰り返すことによって内部のピストンが往復運動を行い、これが回転運動に変換されてタイヤを駆動させることによって動きます。

ここで重要なのが「圧縮→爆発」の課程で、ピストンがガソリンと空気の混合器を吸い込めば吸い込むほど、圧縮すればするほど、その後の爆発で発生する力が大きくなります。

高出力→大馬力につながるわけです。

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引用:http://www.irs-japan.com/?p=3861

といっても圧縮すればするほどエンジンには負担がかかり、異常燃焼が発生して不快な音や騒音が出るといういわゆる「ノッキング」が発生したり、最悪の場合はエンジン自体が破損してしまいます。

そのためやたらと高圧縮をすればよいというわけではなく、ほどほどのところでバランスを取る必要がありました。

この「ほどほど」とは、圧縮比でいうと10から12程度とされていました。

これをマツダの「SKYACTIV-G」は14という世界一の高圧縮比を達成することに成功しました。

高圧縮時に発生するノッキングの要因は、混合気が最高に圧縮されきった状態、つまり圧縮上死点付近の温度の高さにあります。

圧縮比を高めるとどうしても圧縮上死点付近の温度が高くなってしまいますが、これを防ぐには燃焼室内部に残る高音の残留ガスを低減することが効果的です。

そこでマツダは従来の「4-1排気システム」を「4-2-1排気システム」に改めることによって残留ガスの低減に成功しました。

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引用:http://www.mazda.com/ja/innovation/technology/skyactiv/skyactiv-g/

「4-1排気システム」だと、例えば3番気筒の排気バルブが開いた際の圧縮波が、吸気をしようと吸気バルブを開いた1番気筒に到達し、再び燃焼室内に取り込まれてしまいます。

このため燃焼室内の残留ガスの温度が高くなってしまうわけです。

マツダが新たに採用した「4-2-1排気システム」だと「4-1排気システム」に比べて単純に排気経路が長くなるため、上記の例でいうと3番気筒から発せられた圧縮波は1番気筒が吸い込む頃には温度が下がっている、つまり燃焼室内の残留ガスの温度は高くならない、ノッキングが起きにくい、ということになります。

この他にも「キャビティ付ピストン」「マルチホールインジェクター」といった技術の採用によって高圧縮比を実現させています。

高圧縮燃焼が実現されたことによりエンジンの効率が大幅に高まり、低燃費と高出力の両立に成功しました。

具体的には従来比で燃費、トルク共に約15%ほど向上しており、低中速トルクの増大によって実用域での扱い易さも向上しています。



新型ロードスターRFの燃費の口コミ

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引用:http://autoc-one.jp/mazda/roadster_rf/newmodel-3016769/photo/0043.html

それではここで「価格.com」に寄せられている新型ロードスターRFの口コミの中から、燃費に関するものを抜粋してご紹介します。

一般、高速、山道、10~11kmの表示です。ハイオク仕様のエンジンを選んでおいて、これに文句をつけるつもりはありません。気になるのであれば、レギュラー仕様のハイブリッドを選べばいいことなのですから。

ロータリーと比べれば倍以上。RX-8は一般道6km/hでした。一般道を80km走りましたが、モニターにて平均13.0km/h、MTに慣れてくればもう少し良くなると思います。ただ、燃費を気にしすぎる車ではないと思います。

いずれもカタログ燃費の15.6km/hを下回ってはいるものの、カタログ燃費の約7割以上の値は出ているということになります。

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引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/35470

デビュー間もないということで口コミはまだ出揃っていませんので、口コミ重視で購入を決めたい方はもう少し待った方がいいかもしれません。

ちなみに編集部で新型ロードスターRFの試乗を行った際の燃費は、約14.5km/hというものでした。

ただしこの時の試乗コースは半分以上がスムーズに流れている高速道路だったため、あまり参考にならないと思います。



新型ロードスターRFの燃費のまとめ

引用:http://openers.jp/gallery/1520457/9

以上、新型ロードスターRFの燃費についてご紹介しました。

今回口コミを取り上げたお2人方はいずれも燃費を気にせずに新型ロードスターRFに乗っているようですが、確かにスポーツカーは燃費を気にしながら乗っては愉しさがスポイルされてしまうようなところがあると思います。

そのため「(燃費が)気になるのであれば、レギュラー(ガソリン)仕様のハイブリッドを選べばいい」というのはある意味的を射たご意見だと言えるでしょう。

とは言え2.0LのライトウエイトFRスポーツカーの実燃費が10km/lを超え、15km/lに迫る勢いというのはひと昔前では考えられなかったことではあります。

→ 新型ロードスターRFを値引きからさらに50万円安く買う方法とは?