新型ランドクルーザープラド(2017年MC)の車中泊の快適さが注目されています。
こちらでは新型ランドクルーザープラド(2017年MC)の車中泊の様子と主な特徴をまとめましたのでご覧ください。
引用:http://www.blue-tamagawa.jp/blog/wp-content/uploads/2014/12/snowpeak.jpg
150系と呼ばれるプラド(2009年〜)は車中泊のSUVトップバッター。オフロード性能が高く、車中泊ロケーションを選ばないことから人気があります。
220mmの最低地上高は、急な大雨や積雪でも対応十分。車中泊キットが非常に多いのもプラドの有利さです。
目次
車中泊に対応する、プラド標準仕様
引用:http://toyota.jp/catalog/landcruiserprado_main/book/#target/page_no=25
まずは電源確保!アクセサリーソケット&コンセント
アウトドアに必要なものは、電気。プラドには標準設定で12V/120Wソケットか100Vコンセントが装備されています。
↓左から、センターコンソール上面(サイドレバー後ろ)、センターコンソール後面(向かって2列目シート前側)、ラゲージルーム(壁面)。3カ所ともDC12VがTX-LとTX。TZ-Gはラゲージルームのみが100Vコンセント。
引用:http://toyota.jp/catalog/landcruiserprado_main/book/#target/page_no=27
車中泊に便利なオプション設定
TZ-Gにオプション設定:クールボックス(59,400円)
センターコンソール内をクールボックスにチェンジ。
引用:http://toyota.jp/landcruiserprado/interior/comfort/?padid=ag341_from_prado_in_comfort03
室内はフルフラットにできるか?
車中泊のキモは”車内で熟睡できるかどうか”。
その条件は、
①十分な睡眠スペース
②フラットな床面
③水平になっている床面
④熟睡できるマット
の4点です。
まずは、2列目シートを倒した画像を見てみよう
《5人乗り》
5人乗りがあるのは、TX-LとTX。2列目シートを倒す際に、座面が前に収納されるのがわかるでしょうか?広大なラゲージルームが出現しますが、若干の傾きが気になります。頭を車体の前向きにして寝る場合は、体がわずかながら”く”の字になってしまうでしょう。
引用:http://toyota.jp/catalog/landcruiserprado_main/book/#target/page_no=25
《7人乗り》
続いて7人乗り、画像↓はTZ-Gです。2列目シートは背面部がそのまま前に倒しています。3列目は格納されているため、フルフラットが実現。ただ、こちらも水平が取れているわけではありません。車体前側にせりあがっているのがわかります。
引用:http://toyota.jp/catalog/landcruiserprado_main/book/#target/page_no=25
2列目シートと3列目シートを倒した場合、室内長180㎝が出現。身長170㎝台の人なら問題なく寝るスペースは確保できます。1列目シートを前に倒せば、200cm以上の空間が現れます。
エアーマットで熟睡スペースを作ってしまおう
★★★大人気のエアーマットを、そのまま敷いてみよう①
エアーマットとは、使わない時はシュラフの用に丸めてケースに収納、使う時は親指ほどのバルブを開けると空気が入り、自動で膨らむマットです。
まずは、楽天で有名な”オンリースタイル”。100mmもの厚さがあることから、シートの段差も吸収してしまうエアーマットです。
長さが198cm……ですが、プラドなら問題なくそのまま敷くことが可能。↓150系のプラドの実際の画像では、若干斜めになったままエアーマットを敷いています。下の画像では、タイヤ部分のでっぱりもエアマットの柔軟性でクリアできています。
2枚セット49,600円→30,000円、1枚24,800円→16,000円(いずれも税別)で販売中。↓これなら、プラドでも2人が問題なく寝られますね!
引用:http://www.shachu-haku.com/toyota_landcruiser.html
サイズはこの通り。198cm×66cm×10cm。収納サイズは73cm×20cm直径に。
引用:http://www.shachu-haku.com/bedding/onlystyle_mat.html
●オンリースタイルでは幅100cmエアーマットも販売中。ひとりで車中泊の場合は、66cmよりも広い方がゆったりできます。34,800円→レビュー記載で23,000円(税別)。
★★★大人気のエアーマットを、そのまま敷いてみよう②
次は”eフロンティア”が販売するエアーマット。スエード地が気持ちいいマットで人気があります。空気吸入のバルブが4つあるため、短時間でマット完成。2.9kgの重さと約190cm×60cm×9cmのサイズ、1枚8,600円/2枚セットで15,600円(税込)。
引用:https://item.rakuten.co.jp/efrontier2/o-cam01-2/
《エアーマット比較おさらい》
◇長さ×幅×厚み
オンリースタイル:198cm×66cm×10cm
eフロンティア:190cm×60cm×9cm
◇2枚セット価格
オンリースタイル:30,000円
eフロンティア:15,600円
◇1枚価格
オンリースタイル:16,000円
eフロンティア:8,600円
購入なら、レビューでの使い具合を読んでからがいいですね!
エアーマットでは不満なら、ベッドキットを装備しよう
エアーマットは持ち運びも簡単、30秒から数分で完成。でも、水平マットじゃないと熟睡できない……それなら備え付けを選ぶ方法もアリ。
まずは、手作りキットが評判の”工房リンクス”のベッドキットをご紹介します。
★★★木工のプロが手がけるベッドキット①
《ベットキット製造・販売 工房リンクス》愛知県知多郡阿久比町大字福住字郷和池83 TEL/FAX 0569-48-0268
ベットキットは基本的に”取り外し可能”。木枠を組み合わせ、布などの素材を表面に張ってクルマの内装に傷が付かないように製造されています。
ベッドキットの場合は、1列目シートに2名乗車し、2列目シートは格納した状態でキットをはめ込みます↓。取り付けはマジックテープ。ベッド下のスペースがモノ入れになります。
引用:http://www.kobo-links.net/wp-content/uploads/2119.jpg
アウトドアに出かけて、突然の予定変更で車中泊をするケースもあるでしょう。その場合、2列目シートを立てたままの状態でベッドキットを荷室に収納しておくことも可能。
車中泊をする!と決めたら、簡単にマットの組み立てができます。”お客様の声”によれば、最初20分かかっていた組み立ても、慣れると5分で可能、とのこと
ベッドの長さ:182cm、フレームレスマットで500kgまでの荷重OK。このマットの上で寝る際は、エアウィーヴなどのマットがあれば最高。シュラフだけでも熟睡車中泊が可能。
引用:http://www.kobo-links.net/pr150_5/
価格は次の通り。ウレタン厚が厚めになると、価格はアップ。ただ、厚めにすれば寝心地はよりアップです。特に、ワンちゃんと車中泊する方には大好評です。
引用:http://www.kobo-links.net/pr150_5/
★★★木工のプロが手がけるベッドキット②
《佐藤木工》愛知県海部郡蟹江町本町5丁目24番地 TEL:0567-55-8679
楽天でも評判の佐藤木工。プラスチックパイプや金属パイプを使ったベッドもありますが、やはり木を使うと”走行中のきしみ音”がありません。
また、木とレザーの相性はソファーでもお分かりの通り、抜群。5人乗り、7人乗り両方ともベッドキット対応。まずはHPで確認してみましょう。
楽天出店サイト → https://item.rakuten.co.jp/satomokko-310/10000022/
◇マット表皮:PVCレザー使用で難燃性、防汚性に優れています。
◇板厚24m/mの合板を使用、マットの強度も十分。
◇すべて国産の材料を使用、国内の自社工場で職人が手作り。
◇ベッドキットのサイズ:全長約1,780mm・全幅約1,340mm・高さ150mm(最大幅)
引用:https://item.rakuten.co.jp/satomokko-310/10000022/
価格は12万円(税別)となっていますが、レザーの色を特注にしたい場合は別途ご相談。室内のカラーにベッドのカラーもマッチした方が、熟睡が進むでしょう!
忘れてはいけないのが、プライバシーシェード
車中泊で絶対に欠かせないアイテムの最後が”プライバシーシェード”です。通販サイトでもいろいろありますが、”日差しを遮る=サンシェード”や”プライバシーシェード”、そして”アルミサンシェード”などと材質の構成が大事になります。
引用:https://s3.caradvice.com.au/thumb/960/500/wp-content/uploads/2017/11/2018-toyota-landcruiser-prado-kakadu-review-81.jpg
シェードを買う時、安さだけで選ばない!
シェードでも、極端に価格が安いのは問題あり。プラドのガラス全てにしっかりフィットしたモノになっているかどうか。吸盤がしっかり留まるかどうか。
プラドの場合”8枚”のガラスがあり、全てを覆う必要があります。8枚セットになっているのかも要確認です!
そして、真夏の車中泊では車外からの熱が遮断されるか、寒い時期なら室内の暖気が逃げないかどうか……いろいろな条件をクリアするには、”シェードの材質”と”シェードの構造(何層か)”の確認が大事です。
ここでは、プライバシーシェードで有名な”ブラームス”製品をご紹介しましょう。
《自動車用品開発・製造 有限会社 ダイキ》大阪府堺市美原区太井523-1 TEL:072-369-3970 / FAX:072-363-8088
製品一つずつ手作りで仕上げている、ダイキのブラインドシェード。素材も工場も日本国内、国内製です。寸法のイレギュラーはなし、評判の高さで有名。
ただ、扱う通販店舗によっては配送時間がかかりすぎたり、連絡の不備があることも。通販サイトをよく見て扱い店舗の確認をしましょう。
”ブラインドシェード”の名称で生産販売されている、ブラームス製品。「ブラックメッシュ」、「アルミニウム」、「キルト」断熱効果の高い「樹脂綿」内側には「フリース」の5層構造になっていることで、車中泊での快適性を向上させています。
引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B007X9SF1M/ref=asc_df_B007X9SF1M1513623600000?tag=kakaku-subtag-22&ascsubtag=2093ED419db404000000000000000100001000_B007X9SF1M_94fa0ae5d7534bacb986bb10f9cfebdb&creative=9575&creativeASIN=B007X9SF1M&linkCode=df0&me=AN1VRQENFRJN5
引用:http://daikicoltd.com/hp/pages/index4.html
Amazonでは26,250円〜で販売中。取り扱い店によって価格は違いますが、通販店の評判のよいところから買うのがいいでしょう。
⇒ 新型ランドクルーザープラドを値引きから更に50万円安く買う裏技とは?
その他・まとめ
その他で、車中泊専用のオプションがトヨタから販売されています。
エアスリープマット:21,600円
195cm×61cm×9cmのエアーマット。エアーバルブで設定できるもの。
引用:http://toyota.jp/catalog/landcruiserprado_acc/book/#target/page_no=9
LED室内照明
車中泊で”室内灯がもっと明るければ…”と悔やむ声をよく聞きます。そこで、LEDバルブセット。合計8個のランプを全て変えると、室内も明るくなります。
価格は22,680円(TX)〜30,240円(TZ-G/TX-L:7人乗り)。車中泊以外でも夜間のドライブには役立つアイテムです。
引用:http://toyota.jp/catalog/landcruiserprado_acc/book/#target/page_no=11
いかがでしょうか?新型プラドは車中泊にぴったりのSUV。クルマ選びのきっかけにしてみるのもいいのではないでしょうか!