2016年の新型ホンダ・アコードハイブリッドの価格・値段がいくらなのか公開されています。
こちらでは2016年の新型ホンダ・アコードハイブリッドの価格・値段がいくらなのかをグレード別にまとめました。
価格の違いについてもご紹介しています。
マイナーチェンジ前の旧型に比べ10万円ほど価格は上がりましたが、その変化はかなりの内容に及び、価格に見合った値上げと言えるようです。
最も基本的な軽量化、運転支援システムの更新、心臓部ハイブリッドシステムの小型軽量化、高性能化、生産方式の改善でコストダウンと多岐にわたって改善がなされています。
その内容も合わせてみてみましょう。
引用:http://www.honda.co.jp/ACCESS/accord/
グレード別価格
日本国内の競合車種とその仕様
装備品
かなりの変化ががあるようです。主なところを見てみましょう。
■運転支援システム
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/equipment/
LaneWatch(死角のチェック)、パーキングセンサーシステム(駐車支援)、VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)、モーションアダプティブEPS(コーナリング支援)など、変わったところでは日本初登場の信号情報運転支援システムがあります。
■ギアシフトレバーが消えた
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/equipment/
エレクトリックギアセレクターと名付けられていますが、ギアチェンジレバーを廃止してセンターコンソールにボタン式のギアセレクターを設けています。
操作性に関しては慣れがすべてでしょうが、世界に例があるのでしょうか? 操作ミスにはご用心です。
■防音装備
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/equipment/
遮音機能付ガラス、アクティブサウンドコントロールなど騒音対策を丹念に行っているようです。
これも車体の軽量化が進み、その一部の重量を使って装備しているのです。
車の性能向上の基本は軽量化にあることを示しています。
■EX専用装備品
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/equipment/
何といっても18インチタイヤでしょう。LXの225/50R17に対しEXは235/45R18を装備しています。色々議論はあるでしょうが、車両重量1.6tの車では、LXの225/50R17でもオーバースペックであると感じます。
コーナリング性能は一般的な良好な路面であれば、幅広いタイヤは有利になりますが、ウエット路面、雨や雪道などぬれた路面では逆に滑りやすくなる危険があります。
砂や土の多い路面でも同じです。
また三菱自動車の不正で有名になった、JC08モード燃費測定でメーカー側が提出する転がり抵抗値では、タイヤが太すぎては大きくなってしまい燃費が落ちます。
また、あまり接地力の大きなタイヤが滑り始めたとき、初動が急激で通常の運転手では対応できなません。
運転支援システムで対応できる範囲が広がったのでしょうが、スタイルだけのオーバースペックだと感じてしまいます。
その他、電動ガラスサンルーフ、本革シートなども用意されているようです。
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/equipment/
【軽量化】値上げに値する変更点
ここで特に取り上げておきたい点は軽量化です。
車の性能の基本は、軽いことです。
2016年新型ホンダ・アコードハイブリッドのマイナーチェンジの最大の成果であり、商品価値を高めた改善ですので内容を見ておきましょう。
オールアルミフロントサブフレーム
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/performance/detail01/
■ハイブリッドシステムの軽量・小型化
引用:http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/webcatalog/performance/detail/
リチュームイオンバッテリーは、同容量のまま体積が33%縮小、重量は12.8%軽量化されました。
これによりトランク容量は26L拡大してゴルフバックが3つから4つ積めるようになっています。
■モーターの軽量化
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/performance/detail01/
モーターは丸形断面のコイル巻き線を角型に変え23%の小型軽量化に成功したと言います。
鉄の塊のようなモーターですので大きく貢献したものと思いますが、さらに製造技術の更新でコストダウンに成功しているようです。
■ボディーの軽量化
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/performance/detail01/
車のボディーはプレス成型する関係からも割れにくい「生材」と呼ばれる柔らかい材料が使われています。そのためハイテンと言われる高張力鋼を使うと同じ体積では強度が増すので、使う量を減らしても同様の強度をボディーは保つことができます。
そのため強度を保ちながら軽量化できるのです。
基本的には炭素含有量が0.01%から0.1%単位での差ですが多くなっています。
この材質の特殊な鋼材の種類を多くしてしまうことも、大きなコストアップの要因で、トヨタはこの点についても現在切り込んで設計を改めようとしているはずです。
ホンダがこの後、業績を伸ばしていけるのかは、この管理力、生産技術開発にどれほどの関心を経営陣が持てるのかに掛かっているでしょう。
まとめ、共通化による平準化の進み具合がカギ
引用:http://www.honda.co.jp/ACCORD/webcatalog/styling/
2016年5月の新型ホンダ・オデッセイハイブリッドの変更は、見ごたえのある技術的進歩の伴ったマイナーチェンジであると見られます。
商品価値はかなり向上したと思いますが、ユーザーが評価するのは意外に表面的な部分が多く、デザインや装備に偏っています。
フロント部分のデザイン変更も装備品の変更もインパクトのあるもので、ユーザーの反応が待ち遠しいものです。
しかし、ひとつだけ不満なのはJC08モードの数値が伸びなかったことです。
防音装備を省いて軽量化を進めて、タイヤを細くして、抵抗を局限した仕様を作って、プリウスの40km/Lに対抗すべきであったかもしれません。
ハイブリッドシステムの更新は、オデッセイとの共通化が目的であったようです。
2017年の秋に投入予定のステップワゴンハイブリッドにも、このシステムが使用されることになっています。
i-DCD、i-MMD、SH-AWDと、独自の技術でハイブリッドを成功させているホンダですが、トヨタとは別の方向への進化をしようとしているのかもしれません。
大量のリコールなどの問題を乗り越えたホンダが培ったハイブリッド技術は、トヨタのTHSよりも優れている、という技術好きの方もいますので、これからもっと認知されてくれば、プリウス、アクアを超える車がホンダから登場するかもしれません。
知れば知るほどホンダの技術の集大成的な存在のアコードですが、あまり売れていない、という点は、欲しい人からすれば値引き交渉のポイントになります。
クラウンやアテンザと比較して、お得な値引きを引き出しましょう。
新型アコードハイブリッドの値引きの方法については、
「新型アコードハイブリッド 値引き術!」で詳しく解説しています。
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