新型ジェイドは試乗レポートが数多く寄せられています。
こちらでは新型ジェイドの試乗に関するデータをまとめましたのでご紹介します。
目次
1985年デビュー!”アコードエアロデッキ”が、ジェイドのベースモデル
ホンダならではのスタイリッシュなボディ。そしてその独特な足まわりを持つジェイドですが、まずはその”生い立ち”をご紹介しましょう。
FF初!ダブルウィッシュボーンサスを採用した画期的なクルマ
ミニバンでもなく、ワゴンでもない……2ドアハッチバックながら荷室を広く取った独特のスタイルを追求したクルマが、ホンダ アコードエアロデッキです。
このクルマの特徴は、そのスタイルだけではありません。FF初のダブルウィッシュボーンサスペンションを採用した、走りを追求したパーソナルカーでした。
引用:http://b-cles.jp/car/wp-content/uploads/2015/07/honda_accord_aerodeck_1985-89_1.jpg
1985年から89年まで発売されたいわゆる”一発屋”でしたが、ホンダはこのスタイルを大事に守り、アヴェンシア(1999年〜03年)に引き継がれました。
2代目 アヴァンシア、3代目ジェイド とスタイルと走りは継承
惜しむらくは、アコードエアロデッキもアヴァンシアも”あまり売れなかった”という事実。ですが、ホンダはこのスタイルを捨てないで温存してきたのです。
引用:http://b-cles.jp/car/wp-content/uploads/2015/12/honda_avancier_1999-03_1.jpg
2015年に登場したジェイドは、この流れを組むスペシャリティカー。バックドアはエアロデッキ以来のガラスルーフ部分(グリーンハウス)から開閉するのが特徴です。
引用:http://car-moby.jp/wp-content/uploads/2018/01/2eb49f0e3d3439d27be8e99de965b77b.jpg
アコードエアロデッキからの意匠デザイン、バックドア形状
国内メーカーではもっとも歴史の浅い本田技研ですが、1948に誕生してから70年、シンボル的なデザインを継承する文化が根付いています。
下の画像は、アコードエアロデッキのバックドア開閉画像。開口部が大きくなる手法は、とくにイギリスのユーザーに好評だったようです。
引用:http://fsv-image.autoc-one.jp/catalog/6/4/467/1456/1368/2_o.jpg
↓新型ジェイドのバックドア開口部。この形状は確かにエアロデッキの遺産。ホンダがこの画像を公式サイトに載せているのが、なんとも”粋”ではないでしょうか?
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/interior/utility/
RS試乗!Sモードは楽しい
数少ない試乗レポートをご紹介しましょう。
《価格com.》より引用
■エンジン性能
いつ乗っても思うのですが、i-DCDのパフォーマンスは伊達ではありませんね。トヨタの1.8Lハイブリッドよりも圧倒的に速いです。
ただ、追い越しや交差点でアクセル踏んだときにギアセレクトの迷いを感じます。その点に関してはTHSのシームレスな動きに負けています。
しかし、走りを楽しむならi-DCDです。
Sモードに入れてパドルで走ると楽しいですね。
ガソリンRSもレギュラー仕様とは思えぬエンジン性能で走りは楽しいですが、ハイブリッドも負けないくらいのパフォーマンスをもっています。
引用:https://response.jp/imgs/thumb_h2/1283553.jpg
■走行性能
ガソリンRSのときもそうなのですが、見た目と裏腹に懐がすごく深い。ガソリンRSでは代車だったので峠も走ったのですが、びっくりするくらいコーナーが速いですね。
タイヤを見てみたら、なんとエコ寄りのコンフォート系で驚いてしまいました。良いタイヤ(それこそパイロットスポーツやアドバンスポーツ)を履いても負けないくらいの脚まわり。
ネックなのがホンダセンシングで、渋滞追従機能がカットされています。せめてハイブリッドだけでも、と思ったのですが…。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/
■乗り心地
わりと堅めですが、しっかり感はあります。
ロードノイズはすごく静かで、音自体はあるものの気になる周波数はきちんとカットされています。
あとシート表皮がスエードになったので、コーナーなどで滑らなくなりました。5人乗り仕様だとリアシートの長さがきちんとあるので、座り心地はよかったです。
ジェイドはMCで何が変わったか?
引用:http://car-moby.jp/wp-content/uploads/2018/01/486b849f0bf027fe5d83aa229dfeca78.jpg
《オートックワン》より
2018年5月17日にマイナーチェンジを行ったジェイド。天井の低い3ナンバーサイズのボディはどうにも変えられないが、そこは発想を逆転して対処。
今回、2列シートの5人乗りを用意することで、ミニバンではなくワゴンに仕立てた。窮屈な3列目シートがなくなり、ワゴンだから天井が低くても文句は出ない。
もともと中国などの海外で売られるジェイドには2列シート仕様もあったが、日本で新たに導入した5人乗りは後席の造りが異なる。座面の中央に反転式のテーブルを装着して、リラックスできるようにした。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/styling/design/
スポーティなRSは、タイヤサイズを従来の17インチから18インチに拡大して、ショックアブソーバーの設定なども見直す。ジェイドの特徴とされていた内外装のカッコ良さと、優れた走行性能を引き上げた。
開発者によると「ターボとハイブリッドを含めて、RSホンダセンシングの販売比率が70%に達するだろう」と予想。残りがG/Xホンダセンシングとなる。
外観の変更点
まず外観の特徴として、フロントマスクは低くワイドに見える形状に仕上げた。特にスポーティなRSは、フロントグリルがブラックのメッシュを強調したシャープな形状になり、LEDヘッドライト、LEDフォグライトの形状も改めた。
さらに新しく装着された18インチ(225/45R18)のアルミホイールは、アルミ切削とブラッククリア塗装によって、サイドビューを精悍に演出。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/interior/design/
エンジンは?
エンジンは従来と同じ直列4気筒1.5リッターで、ターボとハイブリッドを用意した。動力性能の数値も従来型を継承して、両方ともに直噴式だから性能に余裕がある。
ターボは2リッターの自然吸気並みで、ハイブリッドも1.8リッターに相当する。JC08モード燃費はターボのRSが17.6km/L、ハイブリッドは24.2km/Lだ。
足回りは?
運転感覚は変更され、ターボのRSではCVT(無段変速AT)に、エンジン回転が上下動を繰り返しながら速度を高める有段式に似せたステップ変速制御を採用した。
エンジン回転を高効率な領域で固定できるCVTのメリットは薄れるが、メリハリのある加速感が得られる。開発者によると「ステップ変速制御を採用しても、加速性能は悪化していない」とのこと。
↓3列目は実質上”使えない”シート。3列目を倒した2列シート車両として買うか、最初から2列のみを買った方がいいだろう。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/interior/cabin/
またブレーキングした時にエンジン回転を高めて減速感を向上させるブレーキ時ステップダウンシフト制御も採用した。
ハイブリッドは有段式ATとなる7速DCTのギヤ比と駆動力制御を見直した。ギヤ比は5速と7速、最終減速比は従来と同じだが、それ以外はローギヤード化されて発進加速の反応を機敏にした。このギヤ比は、同じハイブリッドシステムを搭載するヴェゼルと共通だ。
足まわりはRSが18インチタイヤを新採用したこともあり、綿密なチューニングを行った。タイヤの扁平率が45%だから振動では不利になり、ショックアブソーバーの設定に気を使っている。
マイナー前のレビューより……
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/performance/driving/
《みんカラ》より引用
乗り心地はイイと感じます。ノーマルでも全然不満無いです。ふわふわもがちがちもなく、自然に乗れます。
静粛性は、純正ノイズリュージングホイールは静か(でも、ダンロップ標準タイヤはうるさい)です。
振動も少ない方です。でも、マップランプの黒いメッシュ、あれはどのロットでも振動でうるさいです。
■JADE■
試乗レポートが少ないのは残念ですが、ホンダ関係者はRSの販売台数がどのくらいいくのか…に関心を持っているようです。一度ディーラーに足を運んでみてはいかがでしょうか?