新型デリカD5 価格・値段はいくら?グレード別に紹介!

デリカD5

新型デリカD5の価格・値段がいくらなのか公開されています。

こちらでは新型デリカD5の価格・値段がいくらなのかをグレード別にまとめました。







新型デリカD5のグレード別価格紹介

引用:https://autoc-one.jp/mitsubishi/delica_d5/newmodel-5002201/photo/0017.html

新型デリカD5は2019年2月15日に発売されました。外観が大きく変更されたのでフルモデルチェンジかと思いきや、三菱的にはあくまでもビックマイナーチェンジという位置づけのようです。

現行型のデリカD5は2007年1月31日に発売しているので、既に足かけ12年間マイナーチェンジを繰り返しながら販売が続けられていることになります。

なおビックマイナーチェンジを受けたのはディーゼル仕様のみで、ガソリン仕様は変更なく販売が継続されています。

三菱自動車におけるデリカの歴史は古く、初代が登場したのは1968年7月のことです。

これは600kg積のトラックで、その後1969年4月にバンが発売されました。つまり当初は商用車として販売されていたということです。

一般のユーザーが乗る車になったのは1976年6月にフルモデルチェンジを受けた2代目からです。

先代でトラックタイプをベースに作ったワンボックスタイプの「デリカコーチ」が「デリカスターワゴン」と名前を変え、商用車ベースながらも快適装備を追加するなどしたおかげでオフロード好きの間で人気を博しました。

引用:https://yonrinsya.net/delica2.html

デリカスターワゴンはその後1986年にフルモデルチェンジを受け、2代目となります。

引用:https://www.goo-net.com/php/sales_records/detail.php?baitai=goo&area_cd=17&goo_car_id=941019020600504592007

2代目デリカスターワゴンは1999年に生産終了、以降は在庫のみの販売に切り替わり2004年に販売を終了しましたが、この時期はちょうどバブル経済が崩壊してハイソカーブームからRVブームに移行した頃でしたので、パジェロと共にデリカスターワゴンは一時代を築きました。

デリカにとって最も良い時代だったと言っても過言ではないでしょう。

デリカスターワゴンに代わって三菱が新たに用意したデリカは1994年に発売したデリカスペースギアでした。

引用:http://www.carsensorlab.net/car/MIS0113614137CU438942541900.html

デリカスペースギアは2代目パジェロをベースに開発されましたが、デリカスターワゴンとの最大の違いは前方衝突時の安全性確保のためにフロントにエンジンを配置した、ということです。

当時はあくまでも「フロントにエンジンを搭載したワゴン車」という位置づけでしたが、後の時代にミニバンとして発展していく形の原型となりました。

その後国内では2007年に販売が終了され、デリカの名前はデリカD5へと引き継がれて現在に至っています。

デリカスペースギアの開発コンセプトは「スーパー・プレジャー・RV」、つまりあくまでもRV車でしたが、新型デリカD5は「世界で唯一のオールラウンドミニバン」をコンセプトにしています。

「オールラウンド」とはいえ「ミニバン」というのが三菱の考え方です。

新型デリカD5はアウトランダーやRVR、エクリプスクロスなどと共通のプラットフォームを採用しながらも、オフロード性能を確保するために「リブボーンフレーム」と呼ばれる肋骨状の構造とアンダーボディーに剛性補強用の大型クロスメンバーを付加しています。

ただしデリカスターワゴンやデリカスペースギアに比べるとオフロード色は薄まり、「オフロードテイストを持ったミニバン」というのが今の新型デリカD5の真の姿だと思います。

新型デリカD5は前述のようにガソリン仕様とディーゼル仕様に分かれますが、今回ビックマイナーチェンジを受けたディーゼル仕様はさらにノーマルバージョンと専用のフロントメッキグリルやフロントバンパーを装備する「URBAN GEAR」に分かれます。

さて、そんな新型デリカD5のグレード別価格は以下のとおりです。

ノーマルバージョン P

421万6,320円

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_standard/grade/p.html



ノーマルバージョン G-Power Package

408万2,400円

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_standard/grade/g_power_package.html



ノーマルバージョン G

394万2,000円

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_standard/grade/g.html



ノーマルバージョン M

384万2,640円

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_standard/grade/m.html

URBAN GEAR G-Power package

420万7,680円

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_urbangear/grade/g_power_package.html

URBAN GEAR G

406万7,280円

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_urbangear/grade/g.html

ガソリン仕様 G-Limited package

2WD:280万2,600円

4WD:321万8,400円

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_gasoline/grade/g_limited_package.html

ガソリン仕様 M-Limited package

2WD:244万9,440円

4WD:289万6,560円

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_gasoline/grade/m_limited_package.html



新型デリカD5のグレード間装備差の比較

引用:https://autoc-one.jp/mitsubishi/delica_d5/newmodel-5002201/photo/0008.html

それでは次に、新型デリカD5のグレード間の装備差について、ジャンル別に見てみましょう。まずはノーマルバージョンからです。

ノーマルバージョン エクステリア

■フォグランプベゼル(ラウンドタイプ)

「フォグランプベゼル」とは縦型LEDマルチライトの下のフォグランプの周囲を囲んでいるシルバーのパーツのことです。

Pのみが「高輝度シルバー」で、G-Power Package、G、Mが「シルバー」となっています。

■アウタードアハンドル、ターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー

Pのみが「メッキ」で、G-Power Package、G、Mが「カラード」となっています。

■サイドアンダーミラー

G-Power Package、G、Mでは装備されますが、Pでは装備されません。

ノーマルバージョン シート

■運転席パワーシート(スライド・リクライニング・ハイト・チルト)、運転席・助手席シートヒーター

P、G-Power Packageでは標準装備となりますが、G、Mではオプションです。

ノーマルバージョン インテリア

■リラックスルームイルミネーション ルーフビームガーニッシュ(天井照明)

Pのみ標準装備されます。G-Power Package、G、Mでは装備されません。

■アクセサリーソケット(DC12V、リヤクォーター)

G-Power Package、G、Mでは装備されますが、Pでは装備されません。

ノーマルバージョン 安全装備

■マルチアラウンドモニター、自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)

Pのみ標準装備されます。G-Power Package、Gではオプションとなり、Mはオプションでも装備できません。

■e-Assist 後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)[BSW/LCA]、後退時車両検知警報システム[RCTA]

Pのみ標準装備されます。G-Power Packageではオプションとなり、G、Mはオプションでも装備できません。

ノーマルバージョン 機能装備

■アクセサリーコンセント(AC100V、フロアコンソールボックス)、運転席側ワンタッチ電動スライドドア(クローズ&ロック機構、電動開閉機構、セーフティ機構)

P、G-Power Package、Gで標準装備されます。Mでは装備されません。

■エレクトリックテールゲート(クローズ&ロック機構、電動開閉機構、イージークローザー機構、セーフティ機構)

P、G-Power Packageで標準装備されます。G、Mでは装備されません。

■225/55R18タイヤ(マッド&スノー)&アルミホイール(切削光輝仕上げ)

P、G-Power Package、Gで標準装備されます。

■215/70R16タイヤ(マッド&スノー)&アルミホイール

Mで標準装備されます。

引用:https://autoc-one.jp/mitsubishi/delica_d5/newmodel-5002201/photo/0005.html

続いてURBAN GEARのグレード間の装備差です。

URBAN GEAR シート

■運転席パワーシート(スライド・リクライニング・ハイト・チルト)、運転席・助手席シートヒーター

G-Power Packageでは標準装備となりますが、Gではオプションです。

URBAN GEAR 機能装備

■エレクトリックテールゲート(クローズ&ロック機構、電動開閉機構、イージークローザー機構、セーフティ機構)

G-Power Packageでは標準装備となりますが、Gでは装備されません。

引用:https://autoc-one.jp/mitsubishi/delica_d5/newmodel-5002201/photo/0006.html

最後にガソリン仕様です。

ガソリン仕様 エクステリア

■フォグランプ

2WD、4WD共にG-Limited packageでは標準装備となりますが、M-Limited packageでは装備されません。

ガソリン仕様 インパネまわり

■ハイコントラストメーター(常時照明点灯タイプ)

2WD、4WD共にG-Limited packageで標準装備となります。

■常時透過照明点灯タイプ

2WD、4WD共にM-Limited packageで標準装備となります。

■マルチインフォメーションディスプレイ

2WD、4WD共にG-Limited packageはカラー液晶ですが、M-Limited packageは単色液晶となります。

■パドルシフト(マグネシウム合金製)

2WD、4WD共にG-Limited packageは標準装備となりますが、M-Limited packageはオプションです。

■ステアリングホイール

2WD、4WD共にG-Limited packageは本革巻ですが、M-Limited packageはウレタンとなります。

■本革巻シフトレバー

2WD、4WD共にG-Limited packageは標準装備となりますが、M-Limited packageは装備されません。

ガソリン仕様 インテリア

■リラックスルームイルミネーション(LED間接照明:インパネロア、フロアコンソール)

2WD、4WD共にG-Limited packageは標準装備となりますが、M-Limited packageは装備されません。

■インパネポケット

2WDモデルは標準装備となりますが、4WDモデルは装備されません。

■インナードアハンドル(フロント)

2WD、4WD共にG-Limited packageはメッキとなりますが、M-Limited packageはカラードとなります。

■アクセサリーソケット(DC12V、リヤクォーター)

2WD、4WD共にG-Limited packageは標準装備となりますが、M-Limited packageは装備されません。

ガソリン仕様 機能装備

■アクセサリーコンセント(AC100V)

2WD、4WD共にG-Limited packageは標準装備となりますが、M-Limited packageは装備されません。

■オートストップ&ゴー(AS&G)

2WDモデルは標準装備となりますが、4WDモデルは装備されません。

■運転席側ワンタッチ電動スライドドア(電動開閉機構、セーフティ機構付)

2WD、4WD共にG-Limited packageは標準装備となりますが、M-Limited packageは装備されません。



新型デリカD5のおすすめグレードはどれか

引用:https://motor-fan.jp/article/10007152

最後に新型デリカD5のおすすめグレードについて考えてみたいと思います。

まずガソリン仕様かディーゼル仕様かを決める必要があります。これはずばり、オフロード性能を重視する人はガソリン仕様、先進安全装備を重視するならディーゼル仕様となります。

まずオフロード性能についてですが、ガソリン仕様の4WDモデルはフロントのアプローチアングルが23.5°と、ディーゼル仕様のノーマルバージョンの21°、URBAN GEARの15°を上回ります。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_gasoline/usp/performance.html

これはつまり、オフロード走行時に前方に障害物があった場合、ガソリン仕様の4WDが最もラクに乗り越えることができる、ということになります。

先進安全装備ですが、ディーゼル仕様には衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱警報、レーダークルーズコントロール、オートマチックハイビーム、後側方車両検知警報システム、後退時車両検知警報システムで構成される「e-Assist」が用意されています。ガソリン仕様はこれらが一切ありません。

次にディーゼル仕様の中でのおすすめですが、URBAN GEARは専用フロントグリル、フロントバンパーの装備の他、リヤゲートガーニッシュのクリア化などが行われています。これで価格差は約13万円ですが、この差をどう捉えるかで変わってきます。

URBAN GEARはラグジュアリーな雰囲気を醸し出していますが、これを良しとするならばURBAN GEARがおすすめです。シンプルな方がいい、少しでも安い方がいいならばノーマルバージョンでしょう。

ノーマルバージョンの中でのおすすめということになると、個人的には先進安全装備がすべて標準装備となっているPをおすすめします。

URBAN GEARはG-Power PackageとGの違いは運転席パワーシートとエレクトリックテールゲートの有無が大きな違いになりますが、これで約14万円の差は微妙です。パワーシートにこだわりがなければGでも十分な気がします。

ガソリン仕様は2WD、4WD共にG-Limited packageの方が相対的にお買い得度が高いと思います。



新型デリカD5の価格とグレードのまとめ

引用:https://www.webcartop.jp/2018/12/305411

ここまで新型デリカD5のグレード別価格とグレード間の装備差、おすすめグレードについて紹介しました。

今回ビックマイナーチェンジを受けた新型デリカD5のディーゼル仕様は、比較的価格が高めの設定だと思います。メーカーオプションはもちろん、ディーラーオプションもあれこれつけるとなると500万円を超えてしまいますが「500万超えは抵抗がある」という人も多いと思います。

価格をできるだけ抑えたい、という場合はGがおすすめといえます。G以上のグレードなら18インチタイヤ&ホイールを装備しますし(Mは16インチ)、8人乗りも選べるからです。

マルチアラウンドモニターと自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)もオプションでつけることができますので、必要な人は装備するとよいでしょう。