新型ジェイドの納車情報が各ブログで公開されています。
こちらでは新型ジェイドの納車に関するブログのデータをまとめています。
目次
まず、ジェイドの”素性”を知っておこう
ジェイドの開発は中国?
2015年に日本登場となったジェイド。多くの人は中国で開発された新規車種……と考えているようですが、実はジェイドの前に”アヴァンシア”があり、その前に”アコードエアロデッキ”が存在しています。
↓東風本田汽車(2つあるホンダの中国法人のひとつ。中国では現地企業と合弁による製造しか認可されていない)が製造する、中国版ジェイド。カラーリングも日本とはかなり違う。
引用:http://www.dongfeng-honda-jade.com
ジェイドの2代前は”アコードハッチバック(エアロデッキ)”
ホンダで切れめなく続いているブランド”シビック”。現在のシビックはイギリス生まれであったり、アメリカ生産であったり……と輸入車になっていますが、もともとはホンダNo.1 ホットハッチ。
中でも”ワンダーシビック”(1983〜87)が爆発的に売れ、車体が一回り大きいアコードにもハッチバックスタイルの”アコード エアロデッキ”が登場。これが、ジェイドの初代モデルなのです。
新型ジェイドの納車情報……ジェイドのユーザー情報はありますが、残念ながら数は多くありません。
その中でユーザーの声は”5人乗りとして満足”、”収納も満足”、”お金がかかっている足回り”といったものが多くなっています。
そこで、自動車評論家や試乗した一般ユーザーの”濃い”声を掲載します。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/
新型ジェイドは、こんなクルマだ!
《Response》より
RS、5人乗りがメイングレードに
2015年に市場投入されたホンダの乗用ミニバン『ジェイド』(JADE)がマイナーモデルチェンジ、乗用ハッチバック、セダンをも取り込む戦略に転じている。
そのジェイドのフラッグシップが、2列シート5人乗り仕様「RS」だ。(実際には3列6人乗りの「X」の方が価格が上)
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/performance/driving/
2列シート5人乗りをラインナップの中心に据えた理由とは何か?
もともと3列のジェイドは、低車高が外観上の最大の特徴。購入したユーザー層にはそのワイド&ローな”かっこよさ”が支持されたが、一方で2列目シートに2人しか座れない、3列目シートが絶望的に狭い!、そして価格の割高感が否めないなど、売れない状況が続いた。
さらに、2-3-2の3列シートを望むユーザーは、とくに3列目のスペースを求めていることが判明。ジェイドの個性を際立たせるためには、より明確に2列シートへこだわることが重要、とホンダは方向転換した。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/
ファミリータイプのミニバンを卒業した人にこそふさわしい(とホンダは考えた)ジェイド「RS」は「完成を刺激するスポーティさ」も特徴の1つ。
「RS」はどんな特徴になったのか?
まずは、細かなトランスミッションの制御。80km/hからのVTECターボエンジンの高速加速では、「全開加速ステップシフト」でCVTを制御する。
より短い時間でより速く気持ちのいい加速が実感でき、また、下り坂の減速では「ブレーキ時ステップダウンシフト制御」が働き、ブレーキペダルを強く踏み込んだ時に合わせたエンジン回転数が上がり、ブレーキ時の安定性を確保するのだ。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/interior/design/
ワインディングでは、コーナー旋回中の横Gを感知。エンジンの回転数を上げ、コーナー脱出時にアクセル踏み込まれるのを待つ。この制御がスムーズな加速を獲得!
ドライバーの挙動にクイックに反応し過ぎないため、ドライバーにもパッセンジャーにも快適な走りを体感させる仕上がりになっている。足回りは乗り心地向上のため18インチタイヤに変更された。
↓ジェイドの購買層は夫婦2人暮らし……ファミリーユースではない、というのがホンダのマーケティング戦略。子どものいない夫婦は大勢いるが、こういう層は、ヴェゼルやC-HRといったSUVに流れてしまっている。デザインはかっこいいのだが……売り方が難しいの本音なのだろう。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/
ジェイドのグレードはこうだ
ジェイドは「RS」ほか全グレードに、安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備。ハイブリッドとガソリンの2タイプ。
「RS」はガソリンエンジンで255万8000円。各種の改良とホンダセンシングが付いたが、2万8000円の値上げに抑えた。ハイブリッドは289万8000円。
一般ユーザー目線では……
《オートックワン カーソムリエ》より
ジェイドはステーションワゴンとして使うのがいい
ジェイドRSハイブリッドに試乗してきました。
外観は背の低いスタイリッシュミニバンのようですが、RSは2列シートなので、ステーションワゴンのような使い方になるのでしょうか。
とは言ってもステーションワゴン的なユーティリティをメインに据えた車というよりは、外観も内装もスポーティーで、若々しさと走りをアピールした車になっています。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/interior/utility/
内装は?
特に内装は、黒ベースに赤いステッチ、カーボン調パネル、メッキ、ホールド感のあるシートなど、結構スポーティーです。グレードにもよるのでしょうが、RSはスポーツ押しに感じました。
パワーは想像以上!
搭載されるハイブリッドもなかなかスポーティーでした。ハイブリッドらしくすごく静かなんですが、燃費ありきのおとなしいハイブリッドという感じではなく、踏めばそれに応える力強さを持ち合わせています。
モーターのトルクが力強く、エンジンも高回転まで吹け上がるので、外観から想像する以上の加速感、パワーがあります。7速DCTのシフト変速も小気味良いです。
ミニバン系特有の腰高感は全然なく、むしろ重心の低さと固めの締まった足回りのおかげで、安定感も高いです。ハンドル操作もスポーティーな味付けです。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/performance/ecology/
300万円超の価格、すんなり買う人は少ない?
他のグレードに乗ってないので一概には言えませんが、少なくともRSはファミリーカーというよりはスポーティーなパーソナルカーな印象でした。
RSは総額300万を超えてきます。日本人がこういう車を求める場合は、コスパの良いファミリーユースの需要が大きいので、例えばシャトルとかフリードを選ぶことになりそうです。
ジェイドは価格的にも日本人のニーズに合わないように思います。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/performance/driving/
ドライビング後の感想
想像していた以上にスポーティーな車でした。精悍な顔も赤いRSのロゴもカッコ良いです。
ただ思ったのは、後ろがこんなに長い車じゃなくてもいいんじゃないかなということです。スポーツ押しならシビックハッチバックくらいのサイズでいいと思いますし、ポジションが中途半端な気がしました。
あとは価格がネックでしょうか。
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/performance/driving/
JADE
低床、低全高のスタイリッシュワゴン……今までなかったジャンルのクルマですが、ホンダは1980年代にすでにデビューさせてきました。この形は世界のどのメーカーも追従せず、ホンダだけのオリジナルです。
価格に難あり、と思う人も多いかもしれませんが、ぜひ試乗してみましょう。クルマの作りはかなり手が込んでいます。心躍らせる一台になるかもしれませんよ!