2019年のメルセデス・ベンツ Aクラスのスペックが公開されています。
こちらでは2019年のメルセデス・ベンツ Aクラスのスペックと主な特徴をまとめましたのでご覧ください。
引用:https://motor-fan.jp/article/10003031
ボディスペック
新型Aクラスのボディスペックをみていきます。初代から少しずつサイズアップ、トールボディから、スポーティに全高を下げたスタイルへ大変更しています。今回はとくに”175cmの人が後席でもゆとりを持ってドライブできる”空間に変貌しています。
引用:http://www.mercedes-benz.jp/catalog/a-class/ebook/spec/index.html#
全長(mm):4,420
全幅(mm):1,800
全高(mm):1,420
ボイールベース(mm):2,730
トレッド前(mm):1,540
トレッド後(mm):1,555
最低地上高(mm):130
車両重量(kg):1,360〜1,430
最小回転半径(m):5.0
ラゲージスペース(ℓ):370〜1,210
↓左:3代目、右4代目。新型はボディサイズの大型化で脱コンパクトカーとなったAクラス。これだと大人4人でドライブも問題ない。ただ、車幅1,800mmはクラウンと同じサイズなので、駐車スペースには十分注意が必要。
引用:https://motor-fan.jp/article/10003031
エンジン・駆動関係
エンジンはダウンサイジングターボ、1.3L(1,331cc)のルノー製ガソリンエンジンを搭載。ドイツ本国ではMT車がありますが、日本ではもちろん7速ATのみの設定です。
ディーゼルは2L(1,950cc)のダイムラー製が登場。ドイツ本国ではディーゼル離れが顕著ですが、クリーンディーゼルが評価されている日本ではAクラス初めてのデビューです。
引用:http://www.mercedes-benz.jp/catalog/a-class/ebook/main/index.html#
駆動方式:FF
トランスミッション:●7速AT(A180/A180 Style)、○8速AT(A200d)
エンジン種類:直4DOHCターボチャージャー付(●ガソリン/○ディーゼル)
排気量(cc):●1,331(A180/A180 Style)、○1,950(A200d)
内径×行程(mm):●72.2×81.3(A180/A180 Style)、○82.0×92.3(A200d)
●A180最高出力(kW[PS]/rpm):100[136]/5,500
●A180最大トルク(Nm[kgf]/rpm):200[20.4]/1,460~4,000
○A200d最高出力(kW[PS]/rpm):110[150]/3,400~4,400
○A200d最大トルク(Nm[kgf]/rpm):320[32.6]/1,400~3,200
燃料タンク容量(ℓ):43
燃費(km/L):15.0
ライバル車とのスペック比較をみてみよう
Aクラスの真のライバルが、この4台。まずは、そのコックピット画像を4本出し!1枚目から”Aクラス”、”BMW 1シリーズ”、”VWゴルフ”、”レクサスCT”です。
↓Aクラス。目を引くのは10.25インチの横長ディスプレイ2枚。クラシカルな通気口やメッキ色合い、ここでは見えないがエアコン(クライメートコントロール)のデザインなど”新しい”ことを強調。BMW MINIに対抗しているかのよう。
引用:https://toyokeizai.net/articles/-/257901?page=2
↓ BMW 1シリーズ。最後のFRと噂される、コンパクトBMW。質実剛健のコクピットそのもので、剛性感を全面に出した作り。BMWは基本的なデザインが変わらないため、車種を乗り換えても違和感がないが、面白みに欠ける…という人もいる。
引用:https://autoc-one.jp/bmw/1_series/report-3235210/photo/0018.html
↓VWゴルフ。大きめのステアリング、ブザー部分が小さく、1970年代のワーゲン(ビートル)から変わらない伝統。視界が良く、世界のメーカーがお手本にしているハッチバックだ。500万円を超えるスポーツモデルもベースモデルもエクステリアでは判別できないほど、クオリティが一定しているのも人気の一つ。
引用:http://goodspeed-mumu.com/2017/06/01/testdrive-golfmc02/
↓レクサスCT。レクサスでは2011年デビューと一番古いタイプとなったクルマ。コンパクトカーでありながらレクサスの作り込みと静粛性、信頼の厚いプリウスのハイブリッドシステムを融合している。センターコンソールのデザインは視覚的には優れているが、奥まっていることが操作しにくい弱点もある。だが、その環境性能は他車を圧倒。
引用:https://lexus.jp/models/ct/index.html
スペックで気になるのは、ライバル車の存在。ベンツAクラスを強く意識しているのは同じドイツのBMW 1シリーズ。価格も実際には300万円程度で買えるように設定しています。
ゴルフは世界一売れているハッチバック車、全長4,265mmと4車の中で一番小柄ですが、大人4人がしっかり乗れるサイズになっています。最後のレクサスCTは、レクサスのボトムエンドカー。ハイブリッド車専用で、プリウスの駆動システムをそのまま流用していることから、完成度の高いハイブリッド車です。
ボディスペック比較
引用:http://www.mercedes-benz.jp/catalog/a-class/ebook/main/index.html
Aクラス | 1シリーズ | ゴルフ | CT | |
全長(mm) | 4,420 | 4,340 | 4,265 | 4,355 |
全幅(mm) | 1,800 | 1,765 | 1,800 | 1,765 |
全高(mm) | 1,420 | 1,440 | 1,480 | 1,450-60 |
最小回転半径(m) | 5.0 | 5.1 | 5.2 | 5.2 |
車両重量(kg) | 1,360 | 1430-1570 | 1,240 | 1,380-1,420 |
燃料タンク(L) | 43 | 52 | 50/55(4WD) | 45(レギュラー) |
サイズ比較では、Aクラスがライバル車よりも大きい!ゴルフよりも155mm、1シリーズよりも80mm、CTよりも65mm全長が大きくなっています。
全幅では1,800mm。クラウンが1,800mmで固定されているのは有名ですが、この数値が日本国内での”全幅限度”といわれている由縁。これ以上大きくなるとサイズ感が掴みにくくなるかもしれません。
最小回転半径5.0mは優秀。車重もライバル車より比較的軽く、1.3Lエンジンの恩恵といえそうです。(CTはハイブリッドモーターやバッテリーも搭載)
エンジン・駆動比較
引用:http://www.mercedes-benz.jp/catalog/a-class/ebook/main/index.html
エンジン比較では、Aクラス(ガソリン車)と1シリーズ、ゴルフのベースグレードとCTをみていきます。1シリーズは2Lのガソリンやディーゼル、ゴルフは1.4Lと2Lのガソリンエンジンがラインナップ。CTはハイブリッドのみの1グレードです。
↓赤字に注目!ベンツとBMWの因縁対決は、エンジンスペックでも!!
Aクラス | 1シリーズ | ゴルフ | CT | |
エンジン | 1.3L | 1.5L | 1.2L | 1.8L |
最高出力(PS) | 136 | 136 | 105 | 99 |
最大トルク(Nm) | 200 | 220 | 175 | 142 |
モーター最高出力(PS) | – | – | – | 82 |
モーター最大トルク(Nm) | – | – | – | 207 |
駆動 | FF | FR | FF | FF |
まとめ
引用:http://fanblogs.jp/namax/archive/720/0
Aクラスとそのライバル車のスペックをご紹介しました。
1.3Lエンジンで”エコカー減税対象外”となっているAクラス。ルノー製エンジンを載せ、もう少し軽く車体を作れなかったものか…と思う人もいるでしょう。残念ながら、ダイムラーには日本のような”車を軽く作る”という技術はありません。
ポップな内装はプラスチック素材をふんだんに使い、メッキ処理技術でアール・デコ風なデザインにも見せていますが、その目的はやはり”中国大陸でのセールス”がメイン。このインテリアが次期1シリーズにどう影響するのか?非常に楽しみですね!!