2017年の新型アクアのスペックが公開されています。
こちらでは新型アクアのスペックと主な特徴をまとめましたのでご覧ください。
コンパクトカーはスズキ•スイフトが2017年1月にFMCを行ったほかは、ホンダ•フィットも日産•ノートもMCのまま。
トヨタ•アクアとの競合車が相次いで”そろそろFMCだ!”と噂だけを流していますが、なかなか実行に移せないのはどのメーカーでも”失敗”が許されない車種だからなのです。
ところで、新型アクアにはクロスオーバーという3ナンバーグレードが誕生。マツダ•デミオに対するCX−3のような…とまでは行きませんが、なかなかSUVルックで人気が出そうですね!
引用:http://fsv-image.autoc-one.jp/images/3389246/055_o.jpg
表記;先:クロスオーバー、後:G / S / L
ボディスペック
引用:http://toyota.jp/aqua/interior/cockpit/?padid=ag341_from_aqua_in_cockpit02
●全長×全幅×全高(mm):
4,060×1,715×1,500 / 4,050×1,695×1,455
●ホイールベース(mm):2,550
●トレッド前(mm):1,465 / 1,470
●トレッド後(mm):1,460 / 1,460
●最低地上高(mm):170 / 140
●室内長×室内幅×室内高(mm):
2,015×1,395×1,175
●乗車定員:5名
フィットの場合は、全長が4,045mm。最低地上高が135mmと低床。ただ、一番の違いはフィットハイブリッドには4WDがあること。
普段使いではハイブリッド方式の違いに興味のある方は少ないかもしれませんが、アクアの方が”より短距離走行を得意”としている、と言えるでしょう。
引用:http://www.caranddriver.com/toyota/prius-c
●車両重量(kg):1,060~1,100
●最小回転半径(m):5.4 / 4.8
●燃費(km/L):34.4(Lは38.0)
……燃費が38.0km/Lというのは、ボトムグレードの”L”のみ。対するホンダ•フィットは37.2km/L(やはりボトムグレード)で、その他は34.0km/Lと31.8km/L(いずれも2WD)。
カタログスペックではフィットよりもアクアの方が低燃費とされますが、両車ともいい勝負と言えるでしょう。
エンジンスペック
↑レースにも使用されるアクア。エンジンルームがスカスカ…と思われるかもしれないが、これだけエンジンレイアウトが見やすいから、整備しやすいということになる。全世界で売ることを考えると、メンテしやすい方がいいのは世界共通だ。
引用:http://gazoo.com/my/sites/0000339676/toyama2629/Lists/Posts/Post.aspx?ID=2155
●型式:1NZ-FXE
●総排気量(cc):1,496
●種類:直4
●使用燃料:無鉛レギュラー
●内径×行程(mm):75.0×84.7
●最高出力(kW(PS)/rpm):54(74)/4,800
●最大トルク(Nm(kgf・m)/rpm):
111(11.3)/3,600~4,400
●燃料供給装置:EFI
●燃料タンク容量(L):36
……ダウンサイジングの影響で、1Lエンジンや1.2Lエンジンが主流になりつつあるコンパクトカー市場。
アクア(海外名プリウスC)とフィット(海外名ジャズ)が1.5Lなのは、トヨタとしては”ハイブリッドでも相応のパワーが必要”ということを意識しているため。
ところが、ホンダの場合は海外ではガソリンエンジン•フィットが主流で、全世界で走らせることを考え、耐久性のよい1.5Lエンジン車をメインで売るためなのです。
アクアとフィット、ハイブリッドの特徴の違いとは?
引用:https://images.autotrader.com/scaler/620/420/cms/images/cars/toyota/prius-c/2017/2017toyotapriusc/263051.jpg
ハイブリッド=低燃費、というのは誰でもご承知でしょう。ですが、各メーカーによってその仕組みと考え方は大きく異なります。
■アクアの場合 :エンジン 54kw(74ps) / モーター 45kw(61ps)
■フィットの場合:エンジン 81kw(110ps)/ モーター 22kw(29.5ps)
このように、アクアはエンジンとモーターの使い方がほぼ互角。初速から高速手前までモーターを使うことで、極力ガソリンを使わないような走りに徹しています。
逆にホンダの場合は、走りによってガソリンエンジンの領域が広がるようなシステム。トヨタと全く違うのは”トランスミッション”でしょう。
7段AT「SPORT HYBRID i-DCD」をどうしても採用したかったホンダですが、低速から勢い良くアクセルを踏む”感触”を実際の加速でも再現するには、モーターからエンジンへと動力を移動する必要がありました。
引用:http://www.honda.co.jp/Fit/webcatalog/performance/driving/
燃費効率と走りの楽しさを両立させたかったホンダに比べ、トヨタは”そこまでの走りは要求しないドライバー”にぴったりなクルマ、アクアを作った、という訳です。
ただ、モーターの無音化で行けるところまでクルマを走らせ、きつい上り坂では抑え気味の走りをドライバーに要求させるのは仕方のないところかもしれません。
↑正確には、上り坂でのエンジン走行時、モーターアシスト機能も加わる。ただ、急激に電気消費量が”増す”ことも忘れてはいけない。
引用:http://toyota.jp/aqua/performance/eng_hv/
ただ、下り坂では回生エネルギーを蓄えるバッテリー容量の大きさもあり、モーター走行のための充電に備える…といった”ハイブリッド優等生”としてしっかり特徴を生かしています。
最大出力では、アクアが100ps、フィットが137ps。自分の走り方をどう捉えるか…で性格の違う2車を乗り比べると面白いでしょう。
モーター、バッテリースペック
引用:http://toyota.jp/aqua/performance/eng_hv/
●型式:1LM
●最高出力(kW(PS)):45(61)
●最大トルク(Nm(kgf・m)):169(17.2)
●バッテリー種類:ニッケル水素電池
●バッテリー容量(Ah):6.5
サスペンション、ブレーキ、その他
引用:http://toyota.jp/aqua/safety/?padid=ag341_from_aqua_navi_safety
●サスペンション前:ストラット式コイルスプリング(スタビライザー付)
●サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング
●ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
●ブレーキ後:リーディングトレーリング式ドラム
●作動方式:油圧・回生ブレーキ協調式
●駆動:FF
●トランスミッション:電気式無段変速
まとめ
引用:http://toyota.jp/aqua/interior/space/?padid=ag341_from_aqua_in_space04
新型アクアは、次期型への最終MCと言われています。プリウスが既にPHVを出してきたため、アクアもハイブリッド専用車としてEV度を高めてくるでしょう。
新型の目玉はやはり”クロスオーバー”。車体も全高1,500m、最低地上高を170mmと本格的(ちなみに、同じトヨタのC−HRハイブリッドは全高1,550mm、最低地上高が140mm)です。
ただ、コンパクトカーでも”走り”も”収納力”も”運転のしやすさ”も求める方が増えていますから、ぜひライバル車と比較しましょう。もし、若干予算にゆとりのある方は、レクサスCT200hも覗いてみてはいかがでしょうか?
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