2017年の新型WRX S4の値引き方法について情報をまとめました。
2017年の新型WRX S4はどのように交渉すれば大きい値引き額で購入することができるのか。
その方法についてご紹介します。
目次
2017年新型WRX S4の値引きの相場
引用:http://www.mie-subaru.co.jp/showroom/suzuka/
最初にWRX S4の最新の値引き情報を確認しておきましょう。
引用:http://kakaku.com/kuruma/nebiki/K0000686318/
これは「価格.com」に寄せられたWRX S4の値引き情報です。購入日は2016年6月~2016年12月(本稿執筆時点で最新のもの)を集めたので、これらは全て2016年5月に年次改良を受けて発売されたC型のものと思われます。
その後2017年8月に更なる年次改良を受けたD型が既に発売されていますが、残念ながらD型の値引きに関する口コミはまだ未掲載でした。
しかし下から4つの値引き情報に注目していただきたいのですが、この4つは全て2016年6月に購入された際の値引きの口コミです。
年次改良直後の値引きということになりますが、他の時期の値引きに比べてあまり遜色のない数字になっていることがわかります。
これを見る限りでは、WRX S4の値引きは「年次改良直後は厳しく、その後緩くなっていく」ということはあまりない、ということがいえます。
また、引用はしませんでしたが2016年5月以前の口コミを見ても値引き額が極端に多いという印象はありません。つまり年次改良を引き金に値引き額が上下する、ということも少ないようです。
気になる2017年新型WRX S4(D型)の値引き状況ですが、2017年9月時点での編集部によるディーラーへの独自取材では車両本体価格からの値引きが10万円前後、オプション総額からの値引きが15万円前後、という結果が出ました。
引用:http://minkara.carview.co.jp/userid/490960/car/1083742/3073098/photo.aspx
約1年前にC型の値引き状況を取材した時に比べると車両本体価格からの値引きが若干渋いような気もしましたが、これは取材をした時期や曜日、営業マンなどによる微妙な差の範囲内だと思われます。感覚としては1年前と状況は変わっていないと思います。
ただしWRX S4自体は登場から既に3年が経過しており、長い目で見ると値引き幅は徐々に大きくなっていく傾向になるでしょう。
WRX S4は他車と競合させて大型値引きを獲得するのが難しい
引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/36761
新車を買うにあたって大型値引きを獲得するためには、他のメーカーのライバル車と競合させるというのが常套手段です。
例えば日産セレナが本命車種の場合にライバル車種であるトヨタノアと競合させ、「トヨタさんがこれだけ値引きしてくれましたけど日産さんも同じくらい値引きしてくれませんか?安い方を買うつもりですから」など迫るわけです。
この手は競合させる両車が直接的なライバル関係にあればあるほど有効です。セレナとノアは真正面からぶつかる正真正銘のライバル車種同士な上、両メーカーとも売れ筋のドル箱車種なので相手には絶対に負けたくない、と考えます。
だからこそより大きな値引きというものが期待できるわけです。
しかしWRX S4の場合、このライバル車との競合という作戦は使うことができません。
なぜならWRX S4のライバル車はないかと他社のラインナップを見回してみた時、「Cセグメント(ミドルサイズ)のAWDスポーツセダン」というのはほぼ皆無、つまりライバル車は中々見当たらないからです。
AWDという条件を外せば1番近いのはトヨタマークX、レクサスISあたりが挙がってきます。
ただしマークXは排気量が2.5Lと3.5Lですし、ノンターボです。
引用:http://toyota.jp/markx/exterior/?padid=ag341_from_markx_navi_exterior
ISは2.0Lと3.5Lがあり、しかも2.0Lはターボを搭載しています。ただし価格帯が4,700,000円から、となっておりWRX S4の上位グレード、2.0GT-S EyeSightの3,736,800円とは相当かけ離れています。
引用:https://lexus.jp/models/is/gallery/
輸入車に目を向けるとアウディA3セダンの2.0 TFSI quattroあたりは2.0LターボでAWDですのでWRX S4には最も近い存在といえます。
引用:http://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a3/a3.html#
価格帯も4,170,000円とレクサスのIS200tほど高くはないのでWRX S4の2.0GT-S EyeSightの3,736,800円という価格を考えるとギリギリ射程距離に入る価格かな、と思います。
ただしアウディA3セダン最大の問題は「値引きをほとんどしない」というところです。粘りに粘って値引きがあったとしてもオプションから数万円程度、というのが関の山でしょう。
WRX S4と競合させようものなら「ではそちらをお買いになったらいかがでしょうか」と暗に言われるのがオチです。そのくらいアウディは強気です。
「ライバル車と競合させることができないならWRX S4同士を競合させるのはどうか」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、スバルの場合はこれも難しいです。
というのもスバルのディーラーは基本的に1つの都道府県に1つしか存在しないからです。例えば東京なら「東京スバル」、千葉なら「千葉スバル」といった具合です。
引用:https://www.tokyo-subaru.co.jp/dealers/shinjyuku.html
1つのディーラーの中には複数の営業所が存在しますが、同一ディーラーの営業所同士を競合させるのは非常に嫌がられますので、却って逆効果になります。
唯一望みがあるとすれば都道府県を跨いで別のディーラー間で競合させる、という手がありますが、これは県境に住んでいるような方にしかおすすめできません。
値引きが大きいがためにわざわざ遠くの他府県のディーラーで買っても、その後の点検や車検などのことを考えると面倒なことが多いからです。
というわけで、WRX S4は車種間、ディーラー間で購入条件を競合させて大型値引きを獲得するのが非常に難しい、ということになります。
車両本体価格よりオプション価格の値引きが狙い目
引用:https://clicccar.com/2017/07/16/491499/003-295/
最近のディーラーはひと昔前に比べるとどこも車両本体価格からの値引きというもの自体をあまりやらなくなっています。
このような傾向は輸入車ディーラーに多く見られたものですが、最近ではマツダやスバルといった国産車メーカーにも波及しており、その他の国産車メーカーにも車種によっては顕著に見られるようになっています。
これらの方針を取るディーラー(メーカー)に共通しているのは「車自体の商品力が強い」、つまり指名買いが多いということです。
ディーラーとしてはこのようなお客さんにはわざわざ大きな値引きを提示する必要はありません。そこまでしなくても買ってくれるからです。
また、過度な値引き販売はその車種やメーカーのブランド価値を損なうことにつながる、ということが広く認識されてきた、というのも理由として挙げられるでしょう。
そのため新車販売時の値引きは車両本体価格よりもオプション価格からの値引きになりがちで、実際の値引き交渉の場面でもオプション価格の値引き交渉をした方がラクに進められるという現状があります。
もしもWRX S4の値引き交渉で車両本体価格からの値引きが厳しいようでしたら、すかさずオプションの方から更に値引きができないか交渉する方向にシフトしてください。
その際はメーカーオプションよりもディーラーオプション(アクセサリー)をターゲットにした方が上手くいきます。
引用:https://www.subaru.jp/accessory/wrxs4/exterior/
ディーラーオプションは工場出荷後の納車整備センターで、あるいは各ディーラーの整備工場で取りつけが行われるものですが、これらは比較的ディーラー自身の裁量で値引きがしやすいからです。
2017年新型WRX S4の値引き術まとめ
引用:http://gazoo.com/impression/w0000136761.html
以上、2017年新型WRX S4の値引きについてご紹介しました。
スバル車の中でもWRX S4は指名買いの割合が大きいはずです。ディーラーも強気に売っていいと思いますが、値引き状況を調べてみると10万円を超える程度の値引きは出ていますので、良心的だといっていいでしょう。
スバルの営業マンはスバル大好きな「スバリスト」が多いため、こちらもスバリストであることがわかると値引きも一生懸命頑張ってくれることがよくあります。逆にいえばそうして出て来る条件というのはほぼ限界条件だ、ということです。
値引き交渉は押し引きが大事ですが、「これ以上押してもダメそうだ」とわかったら素直に引く、つまりハンコを押した方がいいです。無理に強引な交渉で長引かせて仮にそれで更なる好条件で契約出来たとしても、悪印象を残すため後々のアフターケアに響くことがあります。
何事もほどほどに、ということを肝に銘じておきましょう。
それでも、値引きから更に踏み込んでお得に新型WRX S4を購入したい方は、ぜひこちらを参考に↓
→ 新型WRX S4を値引きからさらに50万円安く買う方法とは?