新型ゴルフの燃費情報が公開されています。
こちらでは新型ゴルフの燃費に関するデータをご紹介します。
メーカーが公表している新型ゴルフの燃費
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41462
まず最初に、メーカーが公表している新型ゴルフの燃費を確認しておきましょう。
車種 | ゴルフ CD仕様 | ゴルフ G仕様1.2L | ゴルフ G仕様1.4L |
燃料消費率(JC08モード) | – | 19.1km/L | 18.1km/L |
燃料消費率(WLTCモード) | 18.9km/L | – | – |
燃料消費率(WLTC-Lモード) | 14.0km/L | – | – |
燃料消費率(WLTC-Mモード) | 18.9km/L | – | – |
燃料消費率(WLTC-Hモード) | 22.2km/L | – | – |
※CD仕様=クリーンディーゼル仕様 G仕様=ガソリン仕様
新型ゴルフの燃費はクリーンディーゼル仕様がWLTCモードで、ガソリン仕様がJC08モードでそれぞれ公表されています。
WLTCモードはJC08モードに代わって導入された新燃費基準で、2018年10月以降に発売される車には表示が義務付けられています。WLTC-Lは市街地モード、WLTC-Mは郊外モード、WLTC-Hは高速道路モードとなっていて、より利用状況を反映した燃費を知ることができるようになっているのが特徴です。
そのため新型ゴルフのクリーンディーゼル仕様は2019年10月1日発売なので、WLTCモードの燃費が公表されており、2013年6月25日に(日本市場で)発売されたガソリン仕様はJC08モードの燃費が公表されている、というわけです。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home
新型ゴルフはクリーンディーゼル仕様とガソリン仕様の2つがあり、ガソリン仕様は1.2Lと1.4Lとに分かれています。クリーンディーゼル仕様、ガソリン仕様共にターボがついています。
指定燃料はクリーンディーゼル仕様が軽油、ガソリン仕様がハイオクとなります。
なお駆動方式はすべてFFで、トランスミッションは7速DSGです。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20191005-10452805-carview/11/#contents
7速DSGはざっくりと言ってしまえばATですが、厳密に言うとMTを油圧アクチュエーターを使って自動化している2ペダルMT、ということになります。
7速DSGは2枚のクラッチ板を備えており、1枚が駆動伝達、1枚が変速と役割を分けることで駆動の切れ目を無くし、効率と燃費を向上させる仕組みで、国産メーカーでいえばホンダのDCTと同じです(VWのDSGもホンダのDCTもドイツのシェフラー社との共同開発)。
引用:http://5garage.com/archives/3551
新型ゴルフの燃費を比較すると、クリーンディーゼル仕様もガソリン仕様もほとんど変わらないように見えますが、一般的にWLTCモードはJC08モードより低い燃費が出ます。
そのため同じ条件で燃費を比較すれば、クリーンディーゼル仕様の方がやや燃費が良い、というところに落ち着くのではないかと思います。
ガソリン仕様の排気量が1.2Lと1.4Lなのに対してクリーンディーゼル仕様の排気量は2.0Lと大きいので、クリーンディーゼル仕様の燃費の良さというアドバンテージはありつつも、それほど大きくリードするということはないでしょう。
ガソリン仕様の1.2Lと1.4Lの燃費差は約1km/Lとなっています。
新型ゴルフの燃費に関する口コミ
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41462
それでは続いて、新型ゴルフに実際に乗っている人たちの燃費に関する口コミを紹介しましょう。
メーカーが公表しているいわゆるカタログ燃費は、実際のユーザーの使用環境で計測される燃費(実燃費)とは乖離しているのが普通で、本当の燃費を知りたければ口コミを知ることが必要です。
なお前述のように、新型ゴルフのクリーンディーゼル仕様は2019年10月1日発売のためにまだ納車が始まっておらず、燃費に関する口コミも出ていません。
そのため以下の口コミはすべてガソリン仕様のものとなります。
ハイオクはやっぱり高いが燃費は思ったよりいいです。田舎で信号が無いところでは23km/Lを表示してました。街中では多少悪くなるが思ったほどではないですね。アイドリングストップはディーラーの方がバッテリーの保護やギクシャクするかも?と言う事で切っています。ただエンジン始動毎にオフボタンは、煩わしいなぁ。コーディングでオフに出来るらしいが、、、ボタンのために金かぁ、、、
短距離なら11km/L前後
平均13km/Lくらい。
中長距離なら15km/L軽く超えます。
高速は約18km/L、市街地だけだと約10km/L。
自分が運転した行きのハイペースの新東名高速降りるまでの区間は17.5km/Lを示してました。その後浜松市街地で15km/Lくらいになりましたが、旧東名での帰路で渋滞始まる裾野までは19km/L代まで盛り返し、最終的には16.3km/Lです。
高速500km、下見60kmにしても30km以上の夜中の大渋滞にハマりながらでハイオクとしても良い燃費は予想以上なら結果でした。
「ポロ」の実燃費は16.5km/L前後、「ゴルフ」の実燃費は14.5km/L前後です。
※使用環境により異なると思います。
ディーラーさんも「ポロ」と「ゴルフ」実燃費の差は2km/L程度あると仰っていました。燃費性能は、ガソリン車としては標準的だと思いますが、やはりハイオクなのが少し気になりますね。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home&item=2&gallery=150511447678622688
市街地を中心とした街乗りでは10-15km/L程度、高速道路では19km/L程度まで伸びるようです。
23km/Lという口コミがありましたが、これはかなり好条件が重ならないとでないと思います。
一般的に実燃費はカタログ燃費の8割程度が出れば優秀とされています。カタログ燃費の8割ということは1.2Lは15.3km/L、1.4Lは14.5km/Lになるので、トータルで見ると新型ゴルフのカタログ燃費に対する実燃費はまあまあ、ということになるでしょう。
もう1つ、燃費口コミサイト「e燃費」に寄せられた情報によると、1.2Lの燃費の平均は13.2km/L、達成率は69.1%、1.4Lは12.87km/L、達成率は71.13%です(2019年10月7日現在)。
ちなみに口コミのヒストグラムは以下のようになっています。上が1.2L、下が1.4Lです。
引用:https://e-nenpi.com/enenpi/cartype/13112
引用:https://e-nenpi.com/enenpi/cartype/13111
どちらも13km/L前後がボリュームゾーンとなっています。ガソリン仕様の燃費はこのくらいを目安に考えておけばよさそうです。
新型ゴルフの燃費のまとめ
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/41462
以上、新型ゴルフの燃費について紹介しました。
残念ながらクリーンディーゼル仕様の燃費の口コミがまだ出ていませんが、同じエンジンを搭載するトゥーランがカタログ燃費19.3km/L(JCモード)で実燃費平均が15.41km/L(79.83%)、ティグアンが17.2km/L(JC08モード)に対して平均13.64km/L(79.31km/L)となっています。
車両重量はトゥーランが1,600kg台、ティグアンが1,700kg台なのに対して新型ゴルフ(クリーンディーゼル仕様)は1,400kg台なので、もう少し良い燃費、恐らく17km/L程度になると予想します。