2019年の新型センチュリーの値引き方法について情報をまとめました。
2019年の新型センチュリーはどのように交渉すれば大きい値引き額で購入することができるのか。その方法についてご紹介します。
引用:https://toyota.jp/century/design/?padid=ag341_from_century_navi_design
目次
車両価格”1960万円”は、高い?安い?
新型センチュリーが発売されました。
21年ぶりの全面改良ということで、話題になっています。
モータージャーナリストの試乗インプレでも絶賛されている”クオリティの高さ”ですが、やはり気になるのは”700万円もの値上げ”という点。
これは『異常』と言えるでしょうか?
引用:https://toyota.jp/century/
21年前と現在のモデルを比較:トヨタ クラウン
まずは、先代センチュリーが発売開始となった1997
21年前と言えば、昭和最後の頃。同じ”社用車”や”公用車”、”ハイヤー”として売れた高級セダンのトヨタクラウンの価格と、令和時代のクラウンを比較します。
排気量は1987年(3.0L)当時と2018年での最高級モデル(3.5Lハイブリッド)です。
クラウン 2.0 スーパーサルーンエクストラ:403.6万円(1997年)
引用:https://gazoo.com/ilovecars/vehiclenavi/171031.html
クラウン 3.5G-Executive :718.7万円(2018年)
引用:https://motor-fan.jp/article/10007262
トヨタクラウンの場合、21年前のモデルとの価格差は315.1万円、価格アップ率は約78%となりました。
1987年のクラウンの場合、セダンとハードトップ・ワゴンがありましたが、2018年以降はセダンのワングレードのみ。
エンジンの違いとハイブリッド搭載の有無だけに限定されています。
21年前と現在のモデルを比較:トヨタ センチュリー
センチュリー (コラムシフト):1,253万円(1997年)
引用:https://kakaku.com/item/K0000286449/images/
センチュリーの2世代目。エンジンは5Lで5人乗り。
クラウン同様のフェンダーミラーとなっているのは、公用車や社用車のドライバーにとって”視界をあまり動かさずにサイド方向が確認できる”ため。
1983年以前は国産車はすべてフェンダーミラー規制がありました。
■データ
全長:5,270mm
全幅:1,890mm
全高:1,475mm
ホイールベース:3,025mm
室内長:2,045mm
室内幅:1,185mm
センチュリー:1,960万円(2018年)
引用:https://kakaku.com/item/70100110041/
3世代目の新型センチュリー。
センチュリー史上初めてのハイブリッド車で、5L+モーター、V8エンジンはレクサスL600h同様です。
■データ(カッコ内は前モデルとの差)
全長:5,335mm(+65)
全幅:1,930mm(+40)
全高:1,505mm(+30)
ホイールベース:3,090mm(+65)
室内長:2,165mm(+120)
室内幅:1,185mm(±0)
トヨタ センチュリーの場合、21年前のモデルとの価格差は707万円、価格アップ率は約56%となりました。
先代センチュリーよりも、全長・全幅・全高がアップ。
とくにホイールベースが65mmアップして、室内長を120mm広げたのがポイントでしょう。
また、従来の5人乗りはそのままですが、後席を2人としたカタログ画像ばかりなのも注目です。
センチュリーの値上げ率は、クラウンより低い!
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/39459#image-2
同じ21年前のモデルと現行モデルの価格比較……クラウンよりも、センチュリーの方が値上げ率は低い!
実は、こういった結果が出ました。
クラウンの場合は、数年おきにFMCとMCが繰り返されていて、20年も経ってしまうとかなり高い値上げ率になってしまいます。
センチュリーの場合、クラウンよりも値上げ率が22%低いため、今回の1,960万円は決して高い価格とは言えないのです。
ということで、値引きを期待してディーラーに行くことは無理。
そもそも、一日の生産台数が3台、年間600台ということですから、ホンダNSX並み(2,370万円)という稀少車となるのです。
ただ、試乗車を買うなら値引きは可能。
唯一の狙いはディーラーに頼んで試乗車を待つことでしょう!
値引き車を買うなら、数年後の中古車?
新型車の値引きは困難!ならば、もうひとつの手はやはり中古車を買うのがいいでしょう。
もちろん、当たり外れもありますので、ここはしっかり中身を確認するのが大前提。
新車(試乗車でも)を購入する際は100万円の内金支払いが必要となるのをお忘れなく!
旧型はいくらで販売されている?
センチュリーハイブリッドが欲しいが、約2,000万円はちょっと高い……そんな人には、旧型をおすすめ。
例えば、高年式でもこんなクルマがあります。
カーセンサーでの情報より引用(2019年5月)。
高年式か走行キロ数、どちらかを選択
●5.8万キロ、2014年式のケース
引用:https://www.carsensor.net/usedcar/bTO/s094/index.html
●9.4万キロ、2016年式のケース
引用:https://www.carsensor.net/usedcar/bTO/s094/index.html
センチュリーの総生産台数は1万台ほどと言われています。
1967年に誕生して以来フロントマスク、ボディサイズ、エクステリアの骨格はほとんど変わりません。
また、その作りは堅牢なため、非常に長持ちした車両が多いのが特徴。
中には、22万キロ走行!まるでディーゼル車のような超長距離走行車もあり、数十万円で購入することも可能。
”コラムシフト”という今ではタクシー車両でしか見ない特殊な操作性も面白いはず。
↓ハンドル左に見えるシフトレバー。センターコンソール部分にはなにもないため、ドライバーの小さなカバンを置くことができる。行き先や到着時刻など、さまざまなメモ、地図などの置き場がここになっていたはず。
引用:https://221616.com/catalog/toyota/century/199704_201702/10045312/photo/1227868/
真のライバル車は、レクサスLM!
さて、新型センチュリーに話を戻すと……気になるのは、ライバル車でしょう。
ベンツのマイバッハやロールスロイス、ベントレーといった高級セダンには2,000万円を遥かに超えるセダンがぞろぞろ。
ただ、こういったクルマは、シックなセンチュリーの内装とは違い、明るい本革やウォールナットなどをふんだんに使うなど、日本で公用車や重役車として使うには??という面も少なくありません。
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/39459#image-2
↓ドアサイドの厚みに注目!開閉での空気の流れも抑え込む質感は、他のクルマではあり得ない構造。
引用:https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1137/191/html/023_o.jpg.html
現在もっとも多く使われている社用車、公用車の一台がトヨタ アルファード。
スライドドアから乗り降りでき、本革&マッサージチェアも選択できる特別仕様車”ロイヤルラウンジ”は最高価格が1,580万円。
さらに、レクサスブランドでお披露目されたレクサスLMは、この価格よりもアップして発売される(日本発売の話は2019年5月現在まだですが……)かもしれません。
センチュリーのライバル車の可能性大です。
↓レクサスLM。ワンボックスカーはスライドドアということもあって、駐車場にも停めやすい。レクサスブランドなら、社用車でも十分採用可能のはず。
引用:https://news.kakaku.com/prdnews/cd=kuruma/ctcd=7010/id=84068/
↓アルファードの特別仕様車”ロイヤルラウンジ”。レクサスLMのベースモデル同様、LMの室内もこのシートを使うようだ。ただ、シート色は変わることになるはず。
引用:https://toyota.jp/alphard/customize/royallounge/
まとめ
新型センチュリーの値引きについてご紹介しました。
残念ながら、値引き購入はまず困難ですが、中古車購入となれば少し安く買うことは可能。
数年待って出物を見つけるか、ディーラーの試乗車をゲットするのが一番でしょう。
価値の高いクルマだけに、大事に使われたクルマが多いのもセンチュリーの特徴。
じっくりとクルマ探しをすれば、いい出会いがあるはずです!