新型FJクルーザー 燃費まとめ!

FJクルーザー

新型FJクルーザーの燃費情報が公開されています。

こちらでは新型FJクルーザーの燃費に関するデータをご紹介します。







メーカーが公表している新型FJクルーザーの燃費

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引用:http://toyota.jp/fjcruiser/performance/

トヨタが公表しているFJクルーザーの燃費は8.0km/lとなっています。

これは国産乗用車の中では下から数えた方が早いくらいの燃費の悪さです。

引用:https://www.flexdream.jp/news/archives/373

排気量4000ccのエンジンに加えて2トンに迫ろうかという車両重量の車なので、燃費が良くないのは致し方ないといえるでしょう。

しかもアイドリングストップ機構など、省燃費のための仕掛けも一切ついていません。

どの車も低燃費を目指して凌ぎを削っている時代にあってこれは非常に珍しいことですが、日産GT-R(8.6km/l~8.8km/l)やトヨタランドクルーザー(6.7km/l~6.9km/l)のように、燃費を気にしながら乗る車ではない、ということでしょう。



新型FJクルーザーの実際の燃費はどうだったか

新型FJクルーザーに試乗する機会があり、その際は東京のお台場から首都高速、東名高速、小田原厚木道路を経て箱根の芦ノ湖まで往復しました。

距離的には約100km弱で、一般道と高速道路、山道の割合は概ね3:5:2程度です。

この時に計測した燃費は約7.5km/lでした。

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引用:http://autoc-one.jp/news/1888583/

カタログ燃費である8km/lは割っているものの、約9割近い燃費を出すことが出来ました。

箱根の山道で渋滞にハマってしまった時間が長かったので、これが燃費に悪影響を与えてしまったかもしれません。

ただし好燃費が出やすい高速道路を全体の半分を占めていてこの燃費ということは、一般道メインで走ると恐らく7km/lを大きく割り込むことになると思います。



新型FJクルーザーの燃費に関する口コミをチェック

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引用:http://minkara.carview.co.jp/userid/1931991/car/1447191/profile.aspx

それではここで実際にFJクルーザーを所有されているオーナーの方々から集めた、燃費にまつわる口コミをご紹介します。

なお、ここで引用する口コミは「価格.com」から引用させていただきました。

平均すると5~6km/lくらい。高速だと8km/lくらいでしょうか。このクルマの場合、高速で燃費があまり稼げない感じですがその分、街乗りでもあまり変わりません。

街中で7km/l前後、郊外~高速道路で最高10km/l前後。燃費を云々いうクルマではないが、及第点。レギュラーガソリン仕様でもあり、2トン近い車重に4リッターエンジンの組み合わせを考えれば特に不満はない。

7km/l~8km/lくらいに感じます。十分なんですけどね-。レギュラーですし。

街乗りのみで5km/l、高速走行中心だと10km/lくらい。

60キロ定地走行で約1000回転なので田舎道なら10km/l位は可能。調子に乗って踏むと燃費はそれなり。レギュラー仕様なのでお財布にはやさしいかも。

最も悪い燃費は5km/l、最も良い燃費は10km/lとなりました。

FJクルーザーの燃費は決して良くはありませんが、燃費が良くないことを不満に感じているオーナーは(少なくとも口コミを見ている限りは)少ないようです。

元々燃費が良くないことをわかった上で買っていること、燃費以上に大事な評価ポイントがあること(スタイルや走行性能など)などがその理由だと思われます。

なお口コミにもありましたが、FJクルーザーのエンジンはレギュラーガソリン仕様となっています。

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引用:https://nomad-saving.com/27271/

レギュラーガソリンとハイオクガソリンではリッターあたり約10円程度違いますので、レギュラーガソリン仕様であることは歓迎すべきでしょう。

FJクルーザーのガソリンタンク容量は72Lなので、レギュラーガソリンがリッターあたり110円だとすると満タン給油で7920円となります。



新型FJクルーザーで好燃費を出す方法

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引用:http://dejihan.blog.jp/archives/1009902744.html

これまで見てきたように、FJクルーザーの燃費は決してよくありません。

多くの方が納得した上で乗っているとはいえ、実際に乗るとなると少しでもガソリン代が安くなるに越したことはありません。

そこでFJクルーザーに乗る上で、少しでも燃費を向上させるにはどうしたらよいのかを考えてみました。

他の車に乗られている方でも実践出来る内容になるかと思いますので、よろしければご参考にしてみて下さい。

■4WDの必要がない場所では2WDで走る

FJクルーザーはフルタイム4WDではなく、パートタイム4WDです。

つまり常時四輪が駆動しているわけではなく、必要に応じて二駆と四駆を切り替えることが出来る、ということです。

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引用:http://toyota.jp/fjcruiser/performance/

駆動方式の切り替えはATのシフトレバーの左側にあるトランスファーノブを使って行います。

駆動モードは2輪駆動モード(H2)、4輪駆動ハイモード(H4)、4輪駆動ローモード(L4)の3つがあり、L4は汚泥路での発進時など、特に大きな駆動力が必要な時に使います。

問題は2輪駆動モードと4輪駆動ハイモードの使い分けですが、よくありがちな間違いがフルタイム四駆と同じような感覚で常時4輪駆動ハイモードに入れたまま乗る、というものです。

しかしFJクルーザーの4輪駆動ハイモードは、あくまでも悪路や氷雪路、砂地などの滑りやすい路面を走る際に使うもので、乾燥した舗装路面や高速走行時は必ず2輪駆動モードで走る必要があります。

取扱説明書にも明記されていることですが、良かれと思って普通の舗装路の日常走行でも4輪駆動ハイモードで走っている方が結構います。

これは燃費が悪化するだけでなく、駆動系に過度な負担がかかることに繋がります。

最悪オイル漏れや焼きといった事態に至りかねないので、乾燥した舗装路ではかならず2輪駆動モードで走ることを心掛けましょう。

■ラゲッジスペースから必要のない荷物は降ろす

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引用:http://blog.livedoor.jp/dai05123/archives/52331685.html

FJクルーザーに限らず、SUVやステーションワゴンのラゲッジスペースは普通の乗用車に比べると大きく、ついつい色々な荷物を積んだままにしてしまいがちです。

特にFJクルーザーのラゲッジスペースは防水仕様になっていて汚れても簡単に洗えることから、汚れたままのキャンプ用品などを「どうせまた使うから」という言い訳をしつつそのままにしておくことはよくあると思います。

しかしこれは燃費という観点から見ると良いことではありません。

車両の重量が増えれば燃費が悪くなるのは当たり前だからです。

「たかがこの程度のもの」と思われるような軽いものでも、その数が増えると決してバカに出来ない重さになっていきます。

しかも車に荷物を積んだままにする方は、大抵あれもこれもと色々置きっぱなしにしてしまう傾向があります。

例えば折り畳み自転車は安いものだと1台10kg程度はザラにありますので、2台積んでいれば20kgにもなります。

20kgの荷物を下ろしたから即燃費が良くなる、というわけではありませんが、「無駄な荷物は積まない」という意識を持つことが低燃費への心掛けに繋がると思います。

■無駄にアクセルを踏まない運転を心掛ける

FJクルーザーは車重が重いため、エンジンブレーキがやや効きにくいところがあります。

この特性をよく理解した上で走らせないと、特に市街地走行時にエンジンブレーキだけでは(つまりアクセルから足を離しただけでは)速度が十分に落ち切らず、結局ブレーキを踏む→必要以上に速度が落ちてしまい、再びアクセルを踏んで加速させる・・・ということの繰り返しになってしまいます。

エンジンブレーキがやや効きにくいことをきちんと理解していれば、それを織り込んだ上で加速をしていくはずですし、それなりに車間距離も取るはずです。

そうしていればブレーキ操作により速度が落ち過ぎてしまうこともないはずですし、再加速のためにアクセルを踏む必要もないはずです。

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引用:http://www.goo-net.com/magazine/editors/4919.html

車の特性をよく理解していれば無駄にアクセルを踏み込んでガソリンを消費する必要がなくなり、結果的には好燃費につながります。

これもラゲッジスペースの整理整頓のような「小さなことの積み重ね」の1つですが、より大きな省燃費効果が期待出来ます。

新型FJクルーザーの燃費のまとめ

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引用:http://sportiva-new.mediagalaxy.ne.jp/m/series/newcar/2010/12/24/article17/

以上、FJクルーザーの燃費についてまとめてみました。

繰り返しになりますが、FJクルーザーは燃費という点で他車と比較にはなりません。

燃費の良い車に乗りたいならFJクルーザーに乗ってはダメです。

FJクルーザーのポップなスタイリングと本格的なオフロード性能は、多少の燃費の悪さもかわいく思えてしまうような魅力を備えています。

まさに「あばたもえくぼ」ということでしょう。

好きな人だけが乗ればいい車、それがFJクルーザーです。

そんな車が1台くらいあってもいいと思いますし、FJクルーザーのような車を作れる余裕が日本の自動車メーカーにはある、ということを私たちは喜ぶべきなのかもしれません。

購入者のほとんどが指名買いというFJクルーザーですが、購入時にそのままの値段で買う、というのは違います。

新型FJクルーザーの値引きの方法については、

「新型FJクルーザー 値引き術!」で詳しく解説しています。

ぜひ参考に、しっかりと値引き交渉をしたうえで、お得にFJクルーザーを購入して下さい。