新型フィアット500Xの燃費情報が公開されています。
こちらでは新型フィアット500Xの燃費に関するデータをご紹介します。
引用:http://www.jdpower.com/cars/fiat/500x
新型フィアット500Xの燃費
フィアット500Xはエクステリアデザインはフィアット500の雰囲気そのままですが、実はジープ・レネゲートの兄弟車です。
外観からはとても兄弟車とは思えないのですが、エンジンをはじめ基本的なメカニズムはすべて共用されています。
そしてそれぞれに採用されるエンジン直列4気筒マルチエアターボは、アルファロメオ・ジュリエッタとも共通となっています。
イタリアの伝統にアメリカのテイストをちょこっとだけプラスした、そんな印象もありますね。
●ジープ・レネゲート
引用:http://autoc-one.jp/news/2262828/
日本で発売されている500Xには大きく分けて2WDと4WDの2つのグレードがあります。
2WDは6速デュアルクラッチオートマチック、4WDには9速オートマックがそれぞれ組み合わされていて、カタログ燃費は次の通りです。
■2WD(PopStar・PopStar Plus)……15.0km/L
■4WD(Cross Plus)……13.0km/L
最近の国産車からすれば、特に燃費がいいとはいえませんが、パワーや車重すべてのバランスからいって、ヨーロッパでのガソリン車の完成したカタチが、こんなクルマのなのでしょう。
引用:https://www.fiat.co.uk/fiat-500x
では、車重、排気量、最高出力・最大トルクを見てみましょう。
■2WD(PopStar・PopStar Plus)
車両重量:1,380kg
総排気量:1,368cc
最高出力:140ps/5000rpm
最大トルク:23.5kgf・m/1750rpm
■4WD(Cross Plus)
車両重量:1,460kg
総排気量:1,368cc
最高出力:170ps/5500rpm
最大トルク:25.5kgf・m/2,500rpm
引用:https://www.fiat.co.uk/fiat-500x
最高出力が高い4WDはパワフルですが、このタイプのクルマのFFの走り味もキビキビしていて面白いものです。
最大トルクの発生回転数が1750rpmからですので、思い通りに動かすことができるでしょう。
日本では発売されていない2.0Lディーゼル、2.4Lガソリンからすれば、ちょっと物足らないのかも知れませんが、日本の道路で不自由を感じることはありません。
燃費とパワー、走行性と安全性の「最大公約数」が実現されているクルマです。
引用:http://www.carmagazine.co.uk/car-reviews/long-term-tests/fiat/fiat-500x-2015-long-term-test-review/
新型フィアット500Xの燃費の口コミ
ここでは、フィアット500Xの実際のオーナーの口コミから、実燃費がどれくらいなのかを見ていきたいと思います。
下道12km/l、高速16km/lぐらいでしょうか、長距離移動メイン、高速率40%で500km走って14.5km/lでしたから悪くはないですね。
最新の国産車と比較すると全然ですが・・
※上記の燃費はメーター表示のものです、満タン方式で燃費を計算するとメーター表示14.3km/lの時に13.8km/lでした。
どちらが正確な計測かはわかりませんがメーター表示は信用しすぎない方がよさそうですw※下道燃費を12km/lと書きましたが、街中のチョイノリだと10km/lもいかないかもしれません。
私の場合都会ではないいので・・
数回調べましたがメーター燃費と満タン方式の差は平均6%ぐらいです、参考まで
引用:http://www.carmagazine.co.uk/car-reviews/long-term-tests/fiat/fiat-500x-2015-long-term-test-review/
新車でポップスタープラス購入後半年のレビューです。
ついでにポップスターとクロスプラスもしばらく乗ったことがあるので比較レビューします。
(燃費は)9~11.5km/Lくらい。
高速なら16km/Lくらいは走る。
4駆は1割減くらい。
クロスプラス
普通。街乗りで約11km/l。
高速で13km/l。
そもそも燃費を重要視してないので、こんなもんかなという感じ。
この燃費に不満ならば、今の世の中ハイブリッドやらクリーンディーゼルやらを選べばいいだけの話。
引用:https://www.carsguide.com.au/car-reviews/2015-fiat-500x-review-first-australian-drive-37142
ハイブリッドでもディーゼルでもない普通のガソリンエンジンのターボなので素晴らしくいいとは言えません。
でも10km/L程度は走ってくれます。
私的には十分納得の範囲ですが、燃費を重視する人にはオススメはできません。
ディーラーさんの話では、カタログ値より少しは落ちるが、それでも1リットル12-14kmは走るとのことでした。
燃費を求めれば、ハイブリッド、軽自動車、ディーゼルときりがありませんので、最後は価値観になるかなと。自分はデザイン、乗り心地を優先しました。
★先日の高速では、15.5km/lでした。街乗りでは12-14km/lという感じですが、モニターを見ていると高速だけなら17, 18kmの時もあり、カタログ値に近いのが嬉しいです。
引用:http://review.kakaku.com/review/K0000815886/
出展:http://review.kakaku.com/review/K0000815886/
新型フィアット500Xの燃費の口コミガソリン代
さて、だいたいの実燃費が口コミからわかってきました。
2WDでは平均燃費約14.0km/L
4WDでは12.0km/Lくらいが多くの人の実燃費でした。
ただし、高速道路ではかなりいい燃費値が期待できますね。
そこで1年間のガソリン代を計算してみたいと思います。
500Xはハイオクですので135円として換算してみましょう。
■1年間のガソリン代【1万キロ/年】
・2WD、PopStar 、PopStar Plus……約96,500円
・4WD、Cross Plus……約11,3000円
■1年間のガソリン代【2万キロ/年】
・2WD、PopStar 、PopStar Plus……約192,900円
・4WD、Cross Plus……約225,000円
年間に計算してみるとけっこうガソリン代を使っているのがわかります。
できれば節約したい維持費ではありますが、だからといって節約しすぎるのも何のためのクルマだかわからなくなってしまいますね。
100km走るのにだいたい1,000円前後と考えると少し気持ちが楽になるから不思議です。
新型フィアット500Xの値引きの方法については、
「新型フィアット500X 値引き術!」で詳しく解説しています。
ぜひ参考に、維持費にとらわれず、お得にフィアット500Xを購入して下さい。
引用:http://culture.fiat-auto.co.jp/collaboration/12071
新型フィアット500X 燃費まとめ
フィアットは昔から環境問題に取り組むことで知らている会社です。
それと同時に「乗って、見て、幸せになれるクルマ」を目指しているのだといいます。
今や世界中で採用されている「コモンレール式ディーゼル」を開発したのはフィアットですから、環境や燃費に対しての確かな取り組みがあったのだといえるでしょう。
それにしても、500Xのオーナー方は国産車との燃費の比較をほとんどしないですね。
燃費が国産車より悪かったとして、それを補って余りある魅力がこのクルマにたくさんあると言わんばかりです。
引用:http://www.motortrend.com/cars/fiat/500x/2017/
フィアットはクライスラーと手を組んでアメリカでもフィアットを生産・販売しています。
アメリカ人も環境や燃費に興味を持つようになってきたことから大きな市場となると見込んでのことです。
日本ではまだまだクルマに対して環境意識は低いですね。
エコカー減税やガソリン代が安くなるということで燃費を気にするにとどまっています。
そのため燃費だけに国民の多くがシフトしすぎている傾向があります。
今では24.0km/Lのフィットガソリン車を見ても驚かなくなったくらいです。
環境とクルマの走行性能の両立といった意味ではヨーロッパの文化は次元が違うような気がします。