新型セレナの車中泊の快適さが注目されています。
こちらでは新型セレナの車中泊の様子と主な特徴をまとめましたのでご覧ください。
目次
セレナのシートアレンジは凄い
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/arrange.html
C27型セレナは、ミニバンの中で一番”シートアレンジが豊富”なクルマです。2列目シートの前後スライドが長く、乗降しやすいレイアウトにできることが好評。
さらに、2列目シートを左右にスライドする《スライドウォークインモード》や、2列目シートのセンター部分を独立させた《スマートマルチセンターシート…Sハイブリッド車のみ》もあります。
e-POWER車とSハイブリッド車では、Sハイブリッドの方がシートアレンジは豊富。
ベビーケアモード
ドライバーのすぐ左後方に幼児を座らせるシートアレンジ。ほかには、大事なペットを座らせるケースにも使えます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/arrange.html
スマートマルチセンターシートとは
フロントシートの肘掛け代わりにもなり、2列目のセンターシートにもなる移動式シート。ウォークスルー機能にも使えるので、小さな子どもを持つ家族には重宝するでしょう。
また、長尺ものを積む場合にも、ちょっとしたこの空間が便利になるケースがあります。
とくに、3列目シートの乗る人にとっては、2列目シートの真ん中に空間があるかないかで、閉塞感がずいぶんと変わります。5〜7人で乗車する場合はこの機能がドライブでのストレス(3列目乗車の人)をかなり開放してくれるはずです。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/arrange.html
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/arrange.html
セレナで車中泊!車内寸法を知ろう
C27型セレナは、室内寸法がひろびろ。
2列目、3列目シートを倒した場合の《車中泊寸法》は次の通りです。
●寝室長(寝台部分)2,000mm
●寝室幅(寝台部分)1,300mm
●寝室高(寝台上〜天井)900mm※寝室幅は、最も狭い部分が1,300mm、最も広い部分は1,370mm程度。寝室高は、シート座面に50mm程度のマットを水平に敷いた場合。
C26型のフルフラット動画を見よう
ここでは、旧型セレナのフルフラット動画を参考にしてみましょう。室内寸法はほとんど変わらないと思っていいでしょう。動画は日産ディーラーの解説なので、わかりやすく説明されています。
車中泊の場合は《フルフラットシートの段差》に”詰め物”をするなどの対策を解説していますが、それ以上の説明はなし。
そこで、シートの上に水平ボードを設置した動画をご紹介します。
この動画のケースでは、車中泊用の水平ボードを設置した状態で《ドライブ》します。1列目シートから後ろは常に”寝るスペース”。それも、後席全てにボードを敷いているため、大人なら2人が寝られます。
ひとりで車中泊する場合は、助手席側だけのフルフラットも可能。その場合は、クルマに乗り込んで寝る体勢になるのが楽でしょう!
ベッドキットなら、いい夢が見られます!
車中泊専用カーとして、ドライブしたいなら《ベッドキット》が最高!ここでは、楽天で人気の”MGR Customs”のベッドキットをご紹介します。
ベッドキットはブラック、ホワイトと選択可能、高さも3段階調節可能です。一番低いベッドの場合、460mmの高さの空間ができます。
高さを変えるメリットは…ドライバーとナビゲーターのリクライニング角度が大きくなること。背もたれの角度を寝かせたい人は、低い高さのベッドにするといいのです。
ベッドキットはこんなことも考えて選ぶのがいいでしょう。ちなみに、ベッド寸法は長さが1,970mm、幅が1,320mm(最大)となります。
引用:https://item.rakuten.co.jp/mgr-customs/mbk4579/
引用:https://item.rakuten.co.jp/mgr-customs/mbk4579/
しっかりと就寝できるなら、翌日のドライブも快適。清潔感のあるキットなら、車中泊も楽しいはずです。
車中泊が終わったら、通常シートアレンジに
車中泊のためにセレナをセレクト…とはいっても、普段使いでは7人8人掛けのシートに戻るはず。
しっかりと熟睡できる車中泊キット。ただ、設置が難しかったり、室内に傷が付きやすい素材だったらがっかり!
設置しやすく、頑丈でかつ使いやすい…そんなベッドキットを選ぶのが大事。実際にベッドキットを使い終わったあとの様子を見てみましょう。
ポップアップルーフが人気!
引用:https://clicccar.com/2017/04/18/463378/
引用:https://motor-fan.jp/article/10008218
2列目、3列目シートを倒してフルフラットにする…それだけが車中泊だと思っていませんか?
もちろん、2列目以降をフルフラットにして2人様のベッドを設定するのが定番です。ですが、中にはあえてフルフラットにせず、ルーフを改造して《ロフト》を設定する”ポップアップルーフ”がじわじわ人気になっています。
ポップアップルーフのメリットは、普段ドライビング中のクルマの外観は普通のままなのに、車中泊のときだけ《ロフト》が楽しめることです。
実際に動画を見てみましょう。
これは、日産ピーズフィールドクラフトの架装。天井に穴が開いていますが、通常はハシゴをかけて上ります。
ルーフ上は大人2人が寝られるスペース。テント式なので、まさにロフト的な屋根裏感覚です。このルーフは女性の力でも簡単にオープンできるもの。ほぼ電動でオープンクローズが可能です。
これなら、4人で車中泊も可能。2人が室内、2人がポップアップ内と楽しい旅行ができるでしょう。
引用:https://motor-fan.jp/article/10008218
旧型のポップアップルーフ車はいくら?
日産ピーズフィールドクラフトは、東京の日産ディーラー。新車や中古車の架装を手がける有名メーカーでもあり、人気があるポップアップルーフ車を製造しています。
旧型の価格表ですが、公開されています。e-POWER ハイウェイスターVの場合は、4,214,160円(8%税込)です。
引用:https://www.ps-craft.co.jp/新車情報/p-sv-1/価格表-1/
重要なのが、オプション。
車内にいる時間が長いため、バッテリーやインバーターがどうしても必要になります。バッテリーは、走行に伴って充電するバッテリーを別に設置して、それを車内用に使うというもの。
もし、車外バッテリーを買って車内の持ち込む場合は、かなり重量のあるものを車内のどこかに搭載しないといけません。
最初から、サブバッテリーをオプション設定しているととても便利です。
引用:https://www.ps-craft.co.jp/新車情報/p-sv-1/価格表-1/
車中泊で絶対に必要なもの① サンシェード
車中泊はベッドが大切。そして、ベッドキットやポップアップルーフがあることもご紹介しました。
ここからは、その他に絶対に欠かせないアイテム2つをまとめました。まずひとつが《サンシェード》です。
サンシェードには2つの目的があります。
1つ目は”光を完全に遮る”こと。車中泊で寝られない原因のひとつが光です。屋外に停めたクルマは、さまざまな光に照らされます。一番多いのが”他のクルマのライト光”。
それも反射する角度によって、容赦なく車中泊内に入ってきます。ですから、完璧に遮光しなければしっかり熟睡することは不可能です。
もう一つは”遮熱”や”結露対策”です。
日よけとして、駐車のときにフロントガラスにサンシェードを置く人がいますが、これは大正解。ガラスによってはUVカットもありますが、遮熱効果のあるクルマのガラスはありません。
とくに、熱帯夜の外気から遮熱するなら、サンシェードは必要です。また、冬の寒さ対策にも効果があります。
外気と車内の温度差が大きいことで、結露が発生するとサンシェードそのものが水分を含んで変形することがあります。そのため、材質に”アルミ”を挟んだ保温効果が高く、ガラスを通した寒さを遮る製品に高い効果があります。
動画では、ガラス面に吸盤で付きやすい製品が紹介されていますが、カーテン式にはない保温、遮熱効果はカーテン以上です。
車中泊で絶対に必要なもの② エアーマット
引用:https://item.rakuten.co.jp/onegain/onlystyle-mat/
エアーマットと言えば、AUTOMOVEでもおなじみの”ONLY STYLE”。使うときだけバルブを開けると空気が吸入されて膨らみ、198cm×66cmのマットが完成します。
この商品のアドバンテージは厚さ10cmという部分。空気とウレタンが内蔵されているため、セレナのフルフラット座面に直に敷いても(段差がそのままあった状態でも)寝心地は水平ベッドそのもの。
つまり、ベッドキットが要らないほどの寝心地が味わえます。もちろん、マットは普段使っているものによって、熟睡度は変わるため、使った人全員が★5つとは行きません。
引用:https://item.rakuten.co.jp/onegain/onlystyle-mat/
ただ、ベッドキットが不要なことと、ドライブ最初からフルフラットにしなくてもいいため、車内の使い勝手は良くなります。
着替えをしたり、食事を取ったりする場合にセカンドシートやサードシートが使えるのは便利。
エアーマットは厚みや使い勝手を考えて、口コミ評価の高いものを選びましょう!
まとめ
セレナの車中泊についてまとめました。セレナは使い勝手の良さで人気なミニバンだけに、ディーラーでもしっかりと”車中泊情報”を教えてくれます。
プロパイロット機能やワンペダルドライブなど、先進性やe-POWERの凄さばかりが目立つ記事が多いですが、実は車中泊にもフィットしているクルマであることは有名です。
例えば、リヤゲート。ウィンドウだけ別に開くことができるため、物を取り出すときにも便利。車中泊のときは、わざわざリヤゲートを開けずに”小窓から”物を入れることもでき、マイルーム感覚が高く好評。
ぜひ、車中泊を楽しむクルマとして、セレナも候補にしてはいかがですか?