新型ポルシェ 718 ケイマン/718 ボクスターの燃費情報が公開されています。
こちらでは新型ポルシェ 718 ケイマン/718 ボクスターの燃費に関するデータをご紹介します。
目次
メーカーが公表している新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターの燃費
引用:https://www.autocar.jp/firstdrives/2016/07/18/178559/
まず最初にメーカーが公表している718ケイマン/718ボクスターの燃費から確認しておきましょう。
市街地走行 | 高速道路走行 | |||
6速MT | PDK | 6速MT | PDK | |
718ケイマン | 9.9L/100km | 9.0L/100km | 6.0L/100km | 5.7L/100km |
718ケイマンS | 10.7L/100km | 9.5L/100km | 6.5L/100km | 6.0L/100km |
718ボクスター | 9.9L/100km | 9.0L/100km | 6.0L/100km | 5.7L/100km |
718ボクスターS | 10.7L/100km | 9.5L/100km | 6.5L/100km | 6.0L/100km |
燃費の表示方法が国産車で見慣れた形と異なることに気付かれたと思います。
一般的に国産車の燃費は「10km/L」のように表示されます。言うまでもなくこれは「1Lのガソリンで10km走ることが出来る」という意味です。
これに対してポルシェの母国であるドイツでは燃費を「10L/100km」のように表します。これは「10Lのガソリンで100km走ることが出来る」という意味です。「100km走るのに10Lのガソリンが必要」と言い換えた方が適当かもしれません。
ちなみに日本と同じ表示方法を採るのは中国を除くアジア諸国や北欧、アメリカなどで、ドイツと同じ表示方法を採るのはドイツと北欧以外のヨーロッパ諸国と中国です。
引用:http://www.tochinavi.net/spot/home/?id=13414
なぜ国によって表示方法が分かれているのかは不明ですが、日本やアメリカのように「10km/L」という表示方法は「1Lのガソリンでどれだけ走ることが出来るか」という車の性能を表しています。
数字が大きければ優秀な燃費性能を持つ車、経済性の高い車と見られ、数字が小さければその逆になります。
一方ヨーロッパや中国のような「10L/100km」という表示方法は「100km走るのにどれだけのガソリンが必要か」という、ある意味では車のネガティブな部分を表しています。
数字が大きければガソリンをたくさん消費する環境に悪い車、ガソリン代がかかる車と見られ、数字が小さければ環境に優しい車、ガソリン代が少なくて済む車、という見られます。
これはヨーロッパの方がより環境に与える影響を深刻に考えている、ということなのかもしれません。
何はともあれ、ヨーロッパ式の表示では私たちには少々わかりにくいため、日本式の表示に換算してみましょう。
市街地走行 | 高速道路走行 | |||
6速MT | PDK | 6速MT | PDK | |
718ケイマン | 10.1km/L | 11.11km/L | 16.67km/L | 17.54km/L |
718ケイマンS | 9.35km/L | 10.53km/L | 15.38km/L | 16.67km/L |
718ボクスター | 10.1km/L | 11.11km/L | 16.67km/L | 17.54km/L |
718ボクスターS | 9.35km/L | 10.53km/L | 15.38km/L | 16.67km/L |
多くの方が想像する「ポルシェの燃費」よりもはるかに良い数字になっていると思います。
もっともこの数字はあくまでもメーカー公表の数字ですので、実際の燃費はもっと悪くなると思います。それは国産車と同じです。
とはいえダウンサイジングターボの採用(ポルシェ自身は「ライトサイジング」と呼んでいる)やメーカーの様々な燃費改善の努力によって、プレミアムスポーツカーである718ケイマン/718ボクスターでこれだけの燃費が出ているのは素晴らしいと言えます。
新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターの実際の燃費はどうか
引用:https://gqjapan.jp/car/story/20161226/gq-coty-2016-fumio-ogawa
それでは気になる718ケイマン/718ボクスターの実燃費をオーナーの方々から寄せられた口コミを元にご紹介したいと思います。
なお今回ご紹介する口コミは「みんカラ」から引用させていただきました。
新車から約10,000km走行の平均燃費は11.km/Lです。(718ボクスター・MT)
高速走行で13km/L、一般道で10km/h〜11km/h、サーキット走行で3〜4km/L。普通に乗れば、燃費も文句ないと思います。(718ケイマン・MT)
引用:http://openers.jp/article/1493792
驚くほど低燃費。ダウンサイジングターボのメリットが明らか。NSX(3000cc)と比較して明らかにトルク、パワーが上回るのに、ガソリン消費は15%少ない。通勤で11km/L、高速なら14km/Lまで。(718ケイマン・MT)
引用:https://gqjapan.jp/car/review/20160729/porsche-718-cayman-kawamura
燃費も思った通りで渋滞のピークを外せば市内で約9km/L、郊外で11~12km/L、高速道路のみで14km/L。山道のみはわからないが行き帰りを含めて10km/Lは超えるので8km/L程度か?(718ケイマン・MT)
ふかさず、普通に走ればカタログ値より走る。(718ケイマンS・PDK)
引用:http://toyokeizai.net/articles/-/149952
10km/Lぐらいは走ります。(718ケイマン・MT)
今回取り上げた口コミの実燃費とメーカーが公表しているいわゆるカタログ燃費と比較する限りでは、一般道での実燃費は概ねカタログ燃費に近い数字が出ているように思います。高速道路の燃費は実燃費の方がやや落ちるかな、という具合です。
実燃費はカタログ燃費の8割程度出ていれば合格、とされていますが、これは中々優秀な成績と見て良いと思います。
718ケイマン/718ボクスターにはアイドリングストップ機構がついていますが、これを常時ONにして走れば若干の燃費向上が見られますし、スポーツクロノ・パッケージ搭載車であればノーマルモードで走れば極端に燃費が悪くなることはないと思います。
常に10km/L以上の燃費をキープし続けることもそれほど難しくはないでしょう。
引用:http://autoc-one.jp/porsche/718_boxster/report-2698530/0002.html
しかしせっかくポルシェに乗っているのに、燃費を気にしてパフォーマンスを抑え気味にして走ることに果たしてどれだけ意味があるのか、という気持ちがあるのも正直なところです。
「サーキット走行で3〜4km/L」という口コミがありましたが、718ケイマン/718ボクスターの性能を本気で解放して走るとやはり5km/L以下の燃費は覚悟しなくてはいけないでしょう。
しかしそれだけの犠牲を払ってでも味わうべき官能的とも言えるパフォーマンスを718ケイマン/718ボクスターは備えています。これは1度味わったら止められなくなる、麻薬のようなものなのかもしれません。
新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターの燃費のまとめ
引用:http://minkara.carview.co.jp/userid/2581255/blog/38962787/
以上、718ケイマン/718ボクスターの燃費についてまとめてみました。
かつてスポーツカーといえば燃費が3km/L程度ということもザラにありましたが、718ケイマン/718ボクスターの燃費に関する口コミを見ていると正に隔世の感があるといえます。
免許が何枚あっても足りないような走り方をしない限りはそれほどガソリン代を気にすることなく維持することが出来ると思います。
新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターの値引きの方法については、
「新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスター 値引き術!」で詳しく解説しています。
ぜひ参考に、お得にポルシェ 718ケイマン/718ボクスターを購入して下さい。