新型アウディ Q2の燃費情報が公開されています。
こちらでは新型アウディ Q2の燃費に関するデータをご紹介します。
目次
メーカーが公表している新型アウディQ2の燃費
引用:http://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1064/702/html/16.jpg.html
最初にメーカーが公表している新型アウディQ2の燃費を確認しておきましょう。
新型アウディQ2には1.0L直列3気筒ターボエンジンと1.4L直列4気筒ターボエンジンの2つがラインナップされていますが、1.0Lの燃費は18.8~19.8km/l、1.4Lは17.9km/lとなっています。
1.0Lターボは国産車ではトヨタルーミー/タンクやスズキスイフトなどがありますが、燃費はそれぞれ21.8km/l、20.0km/lとなっています。新型アウディQ2の方が多少燃費は悪いですが、概ね同程度と考えて大丈夫でしょう。
1.4Lターボは国産車では見当たりませんが、1.5Lターボには例えばホンダのステップワゴンなどがあります。ステップワゴンの燃費は15.4~17.0km/lとなっています。
なお、1.4Lエンジンは「cylinder on demand(気筒停止機構)」というものが搭載されており、エンジン負荷の小さい時は2気筒で、エンジン負荷の大きい時は4気筒で、というように状況に応じて使われる気筒数を切り替えることで燃費の向上を図っています。
このため1.0Lに比べると排気量差は0.4Lあるにも関わらず、燃費はそれほど遜色のないものになっています。
新型アウディQ2の実際の燃費はどうか
引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/34855
新型アウディQ2は2017年6月に発売されたばかりで、本稿執筆時(2017年8月)の段階では実際に乗っているオーナーからの燃費に関する口コミはほとんど出回っていない状況です。
そのため参考になる実燃費のデータはありませんが、同じアウディのA1が新型アウディQ2とほぼ同じエンジンを搭載しています。
1.0Lは同じ直列3気筒ターボのCHZ型エンジンですが、最高出力が新型アウディQ2の116psに比べてアウディA1は95psとやや劣っています。1.4L直列4気筒ターボのCZE型エンジンの最高出力は150psと両車全く同じです。
車両重量も違うので参考程度にしかなりませんが、アウディA1の実燃費を見れば新型アウディQ2の実燃費もある程度見えてくるのではないかと思います。
そこで今回はアウディA1の実燃費に関する口コミをチェックしてみたいと思います。
ちなみにメーカーが公表している燃費は1.0Lが22.9km/l、1.4Lが21.1km/lです。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20150623-20102488-carview/
燃費口コミサイトの「e燃費」に寄せられたアウディA1の実燃費の口コミのうち、1.0Lの平均燃費は13.44km/lとなっています。
これはカタログ燃費の22.9km/lに対して58.71%の達成率となります。
カタログ燃費に対する実燃費の達成率は70%を超えれば優秀、とされていますが、さすがに60%を切る燃費というのはちょっと問題かもしれません。
口コミサイト「価格.com」に寄せられたアウディA1の1.0Lの実燃費の口コミも併せてみてみましょう。
試乗でベタ踏みとエコランを繰り返しても10km/lを割りませんでした。高速や長距離でエコランすれば20km/lは軽く超えそうです。最低限のエンジンの唯一の利点ですね。
一般道で13km/l、流れの良いバイパスで19km/l。クラスを考えれば、満足でしょうな。
満タン法にて燃費測定。ガソリン消費31.69L 、走行距離 592km 、燃費 18.6km/L。高速道路+街路及び郊外一般道+山岳路の平均。
e燃費に寄せられた実燃費の平均、13.44km/lに比べると多少良い数字が出ているようです。
引用:http://autoc-one.jp/word/660559/photo/
続いてアウディA1の1.4Lですが、「e燃費」には現行型の実燃費に関する口コミがなかったので「価格.com」の口コミのみをご紹介します。
満タン法で19.3km/lを記録。高速道路、一般道(郊外、市街地)、山岳路の平均。総距離415.7km、ガソリン消費 21.57L。
片道7km/、渋滞ありという短距離・悪条件下で11~13km/l。一方、郊外を流すような走り方では17km/l以上があっさり出ます。高速道路メインではまだ走ったことがないのでわかりません。
街乗りでは10km/l行きません。アイドリングストップが付いていますがコンパクトカーであっても街乗り用ではないようです。高速巡航(追い越し車線)すると17~18km/l、のんびり走ると20km/l程度まで伸びます。平均すると12~13km/lぐらいでしょうか。燃費を気にするならハイブリッドでも何でも買えば良いと思います。
街乗りで10km/lも行かない、という衝撃の口コミまで登場しました。
1.4Lのカタログ燃費は21.1km/lなので、10km/lを切るとなると実燃費はカタログ燃費の半分以下、ということになります。
ただしこの口コミには「平均すると12~13km/l」ともありますし、別の口コミも併せて考えるともう少し良い燃費を期待してもよさそうです。
少しでも燃費を向上させるには
引用:https://gqjapan.jp/car/review/20170512/audi-q2-ogawa/page/2
車を維持する上で最も大きなコストとなるのは言うまでもなくガソリン代です。だからこそ皆さん少しでも低燃費の車に乗ろうとします。
ちなみに本稿執筆時点でのハイオクガソリンの全国平均価格が132.4円ですが、仮に130円と仮定すると、新型アウディQ2で1年間に1万キロ走行した場合に必要になるガソリン代は1.0Lで65,650円~69,160円、1.4Lで72,670円となります。
ざっと計算すると年間約7万円程度ということです。年間2万キロ走行すれば当然この倍、14万円が必要になります。
「車は生活必需品」という人も多いとは思いますが、必要経費であるガソリン代であっても少しでも節約出来るに越したことはありません。
そこでここでは車の燃費を少しでも向上させるために出来ることをいくつかご紹介してみたいと思います。
荷物を極力減らす
引用:http://crowncity.exblog.jp/14979009/
これは燃費対策としては基本中の基本になります。
当たり前の話ですが、車は重いものを積めば積むほど燃費が悪化します。積んでいない時に比べると車を走らせるためにより多くのガソリンを必要とするからです。
必要があって積んでいる荷物はもちろん問題ありませんが、後部座席やトランクの中には不必要な荷物が長期間に渡ってずっと積まれたままになっている、ということもよくあると思います。
例えば洗車用のグッズなどはその典型です。カーシャンプーやスポンジ、ワックスにタオルに始まり、果ては掃除機や家庭用高圧洗浄機などを積んだままにしている人もいるのではないでしょうか。
引用:http://blog.livedoor.jp/kamarin/archives/51980841.html
また、スーパーでミネラルウォーターやお米などの重たいものをまとめ買いしたにも関わらず「家の中に運ぶのが面倒」「収納場所がない」などの理由で車に積んだままにしている、というケースも意外にあるのではないでしょうか。
引用:http://www.neyagawa-np.jp/aeon-mall-shijonawate/20170505
新型アウディQ2のようなSUVやステーションワゴンはラゲッジスペースが比較的大きいため、ついつい荷物をあれこれと放り込んで放置したままになってしまいがちです。
高圧洗浄機やまとめ買いをしたミネラルウォーターやお米などの重さは合計すると数キロ、下手をすると数十キロにもなるため、車の燃費を考えた時に明らかに負担要因になります。
車に積む荷物はあくまでも最小限度に留めるようにしましょう。
無駄な加減速も減らす
引用:http://www.pref.nara.jp/35606.htm
車は停止状態からの発進時、あるいは加速時に1番ガソリンを多く消費します。
そのため、なるべくガソリンを無駄に消費しない発進や加速を心掛けると燃費は多少良くなります。
具体的には「急発進や急加速をしない」「交通の流れを見越して無駄な加減速をしない」ということになるでしょう。
急発進や急加速は燃費云々の前に危険なのでやむを得ない場合を除き控えるのは当然ですが、「無駄な加減速」をしている人は割と多いと思います。
例えば見通しの良い直線道路で2つ先の信号が黄色から赤になった場合、1つ先の信号(自分から見れば手前の信号)もその後すぐに赤になるはずです。
この場合の走り方は、1つ先の信号が赤に変わることを予測して加速を止めて惰性で走るのが正解になります。加速を続けても1つ先の信号が赤に変われば止まらざるを得ないので、この加速=ガソリン消費は無駄、ということになるわけです。
運転というのはある程度クセになってしまっているので、このような運転のクセがついている人は日常的に無駄な加速、無駄なガソリン消費を積み重ねていることになります。
これを止めることで1回の計測あたりの燃費が0.3km/l~0.5km/l程度は改善することもありますので、長い目で見ればかなりのガソリン代の節約につながると思います。
新型アウディQ2の燃費のまとめ
引用:https://corecars.jp/audi-q2-import
以上、新型アウディQ2の燃費についてまとめました。
正直に申し上げると、このクラスの車で燃費を重視したいのであれば国産車を選んだ方が良いかもしれません。
ご存じのように国産車は現在ハイブリッド車が続々と登場しているので、単純に燃費だけの比較であれば国産車の方が有利になるケースが多いからです。
新型アウディQ2は燃費の良いディーゼルターボエンジンがラインナップされていないのが残念です。
ドイツ本国では「1.6 TDI」「2.0 TDI」というディーゼルターボエンジン搭載グレードが存在するので、いずれ日本市場に投入されることもあるかもしれません。
とはいえ新型アウディQ2の魅力は輸入車ならではのプレミアム感など、他にもたくさんあります。あまり燃費にこだわらずに乗る、という人であれば買った後の満足感は高くなると思います。
新型アウディQ2の値引きの方法については、
ぜひ参考に、お得にアウディQ2を購入して下さい。