新型アウディ Q2の値引き方法について情報をまとめました。
新型アウディ Q2はどのように交渉すれば大きい値引き額で購入することができるのか。その方法についてご紹介します。
目次
新型アウディQ2の値引きの相場
引用:http://autoc-one.jp/audi/q2/report-3336021/photo/0016.html
新型アウディQ2は2017年6月13日から日本での販売が開始されました。
本稿執筆時点ではまだ新型アウディQ2の値引きに関する口コミが出揃っておらず、口コミサイト「価格.com」に寄せられている値引き情報も2件に留まっています。
引用:http://kakaku.com/kuruma/nebiki/K0000961900/
「車両本体からの値引きが20万円、オプションからの値引きが0円」という口コミが1件、「車両本体からの値引きが0円、オプションからの値引きが10万円」という口コミが1件となっていますが、サンプル数が少なすぎるために平均値を出すことは出来ません。
今後ネット上には新型アウディQ2の値引き情報がたくさん出て来ると思いますが、また改めてご紹介していきたいと思います。
新型アウディQ2の値引きはアウディA3の値引きが参考になる
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20170515-20103202-carview/photo/9/#contents
新型アウディQ2の今後の値引き状況を占うには、同じアウディのA3の値引き状況が参考になると思います。
引用:https://www.autocar.jp/article/2017/01/26/203447/
アウディA3はCセグメントのセダン&ハッチバックで、価格帯は300万円台から400万円台が中心となっていて新型アウディQ2と重複します。またこの両者は「MQB-A」というプラットフォームを共有するという点も同じです。
引用:http://kakaku.com/kuruma/nebiki/K0000613633/
これは「価格.com」に寄せられたアウディA3セダンの値引きに関する口コミです。車両本体価格からの値引きは0円~40万円、オプション総額からの値引きが0円~40万円となっています。
引用:http://kakaku.com/kuruma/nebiki/70101110470/
こちらはアウディA3スポーツバック(ハッチバック)の値引きに関する口コミです。車両本体価格からの値引きは0円~70万円、オプション総額からの値引きは0円~40万円となっています。
どちらも極端に飛び抜けて大きい値引き額も散見されますが、車両本体価格もオプション総額も値引き額は概ね10万円程度、合計すると20万円程度と考えておけばよさそうです。
アウディの値引きは渋いのか
引用:https://ibanavi.net/shop/6124/
現行型のアウディA3はスポーツバックが2012年に、セダンが2013年に発売されました。つまり発売からそれぞれ既に5年と4年が経過しているわけです。
一般的に新車の値引きは発売直後はほぼゼロかあっても数万円程度で年数が経過すると少しずつ拡大していくものですが、アウディA3は5年近く経っても依然として値引き額が小さいままです。
このことから「アウディの値引きは渋いのか」と思われた人もいるかもしれませんが、実はその通りです。アウディのディーラーは新車販売において中々値引きをしてくれません。
これはアウディの日本総代理店であるアウディジャパンの方針というよりも、メーカー、つまりアウディ本社の方針のようです。
というのも、2013年にアウディA3セダンの日本市場投入時にアウディ本社の財務担当取締役であるアクセル・ストロットベック氏は来日した際に「競争力のある価格を維持するというのは我々にとって明確な戦略の1つ」「ブランド、中古車価格維持のため、市場にインセンティブ(割引やキャッシュバック)は極力導入しない」という趣旨の発言をしています。
引用:http://motorcars.jp/audi-has-formulated-a-next-generation-strategy-major-successor-vehicles-next-year-2-new-suvs-in-19-years-3-evs-to-be-introduced-by-20-years20170317
これはあくまでもアウディA3セダンについての発言ですが、アウディ本社の意図を明確に読み取ることが出来ます。
ストロットベック氏が言うように、大幅な値引きを伴う販売は将来的に下取り価格の下落、買い換え需要の低下、新車販売の低迷、中古車価格の下落という負の連鎖を生むだけでなく、最終的にはブランド価値が失墜する可能性が高いです。
国産メーカーで言えば80年代から90年代にかけてマツダがこの道を辿り経営危機の一歩手前まで行き、フォードの支援を仰がざるを得なくなりました。
アウディとしては値引きを武器にユーザーに媚びを売るような施策は採らず、あくまでも値引きは最小限に留めた強気の販売をする、という経営戦略のようなので、国産車のようにライバル車種と競合させながら30万円、40万円といった大幅な値引きを狙っていく、というような買い方は考えない方がよいでしょう。
それでも新型アウディQ2の値引きをしてもらうには
引用:http://www.carsensor.net/shop/okayama/214797003/#contents
そうは言っても新型アウディQ2を買う方としては少しでも値引きをしてもらって安く買いたい、というのが本音だと思います。
そこで新型アウディQ2を少しでも安く買う方法を考えてみましょう。
決算期を狙って買う
これは出来るだけ安く新車を買う上では王道的な作戦の1つです。
通常ディーラーは9月に中間決算、3月に年度末決算があります。ディーラーとしては少しでも販売台数や売上額、利益額を大きくしたいため、この時期は最後の追い込みをかけることになります。
そのため値引きや用品サービスなどが通常期に比べて出やすいです。
買う方としては印鑑をチラつかせながら強気な交渉が可能になるため、少しでも安く買いたいのであればこの時期の契約を目指すことをおすすめします。
目安としては9月も3月も第三週の土日辺りがリミットになりますので、ここで契約を交わせるように逆算して動くようにしましょう。
値引きよりも用品サービスを狙う
アウディのように値引きをしないディーラーは車両本体価格やオプション総額からの値引きよりも、それ以外の部分での値引きやサービスを狙う方が結果が出やすいです。
例えばアウディでは「アウディプレミアムコーティング」というボディーコートサービスを行っています。
引用:http://minkara.carview.co.jp/userid/947892/car/774904/1382286/note.aspx
料金はディーラーによって多少金額は異なるようですが、大体7万円~9万円程度となることが多いです。
これを無料で、あるいは値引きで施工してもらう、というのは意外にOKが出やすいと思います。
また「純正アクセサリー」と呼ばれるものを購入する場合はその中のいくつかを値引きしてもらう、サービスしてもらう、あるいは合計金額からいくらかを値引きしてもらう、という作戦もよいと思います。
例えば新型アウディQ2には「フロアマットスポーツ」という純正アクセサリーがありますが、これは32,400円します。国産車でもフロアマットのサービスはよくありがちですが、アウディでも比較的狙いやすいと言えます。
「納車時にガソリンを満タンにしてもらう」というのもおすすめです。
新型アウディQ2はハイオク仕様で燃料タンク容量は50リットルとなっています。ハイオクガソリンがリッター130円として、満タンにしてもらうと6,500円分のサービスになります。
このように数千円から数万円のものをいくつか積み上げていくと最終的に10万円近い実質値引きになることも少なくありません。
納車時の各種手数料をカットしてもらう
新車購入には車両本体価格の他に様々な諸費用が必要になってきますが、その中には手数料のようなものがいくつか含まれています。
この手の費用は自分で済ませることによってカット出来るものもあります。
1番カットしやすいのが「納車手数料」と「車庫証明代行手数料」です(名目はディーラーによって異なる)。
納車手数料というのは、納車時に自宅まで車を持ってきてもらう費用です。これは自らディーラーに出向いて車を引き取ることによってカット出来る場合があります。
車庫証明代行手数料というのは、新車登録時に必ず必要になる車庫証明書の取得をディーラー(もしくはディーラーと提携している行政書士)に代行してもらう費用です。
引用:https://www.miyagi-syakosyoumei.com/
車庫証明書の取得手続きは素人でも簡単に出来ます。管轄の警察署に行って申請用紙を受け取り、必要事項を記入して提出、数日後に車庫証明書とステッカーを受け取りに行くだけです。
書類を書く手間、警察署に最低2度出向く手間はかかりますが、費用的には数千円から場合によっては数万円程度浮かすことが出来ます。
このように、車両本体価格やオプション総額からの値引き以外にも、交渉次第で値引きやカットが可能なものは結構あります。
ではこれで全てでしょうか?
まだアウディQ2をお得に購入する方法はあります。
→ 新型アウディQ2を値引きからさらに50万円安く買う方法とは?
ぜひこちらを参考にしてください。
新型アウディQ2の値引きのまとめ
引用:https://gqjapan.jp/car/review/20170512/audi-q2-ogawa
以上、新型アウディQ2の値引きに関する情報をまとめてみました。
まだ発売から間もないこともあって具体的な値引き情報というのはあまり出ていませんが、アウディA3やその他のアウディ車の値引き状況などを考えるとそれほど大きな値引きというものは期待出来そうにありません。
そのため、値引きありきで新型アウディQ2の購入計画を立てることはおすすめしません。あくまでも定価で買うことを前提に購入計画を立てましょう。
その上で値引きがあればラッキー、程度に考えておくべきです。
値引き交渉は国産車のように車両本体価格やオプション総額からの値引きを要求する、という作戦は恐らく交渉が難航すると思われます。
交渉が行き詰まると恐らくディーラーの方から「ウチではこれ以上の条件は無理なので・・・」と暗に撤退宣言をされて取りつく島も無くなる、というオチになります。
そのため正面切っての値引き交渉よりも用品サービスや手数料カットといった方向で総額を少しずつ削っていく、という作戦の方が交渉は楽でしょう。
いずれにしても購入後のアフターサービスのことを考えると、あまり過度な要求はしない方が無難です。例え値引きゼロで購入したとしても、アフターサービスがしっかりしていれば満足、と考えるべきです。
逆に値引きにこだわってディーラーの心証が悪いまま購入し、アフターサービスを疎かにされるようならそちらの方が問題といえます。