新型アウディ Q2のエコカー減税情報が公開されています。
こちらでは新型アウディ Q2のエコカー減税や、その他自動車税に関する情報をまとめました。
目次
新型アウディQ2はエコカー減税の対象ではない
引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/36325
まず最初に結論からお話ししてしまいましょう。
新型アウディQ2はエコカー減税の対象ではありません。
エコカー減税制度の詳細については後述しますが、かいつまんでお話しすると「一定の環境基準を満たした車の税金を優遇する」というものです。
最近発売された新車であれば普通はほぼ全ての車が何らかの形でエコカー減税の対象となることが多いですが、新型アウディQ2はなぜかエコカー減税の対象外となっています。
ただ、新型アウディQ2のデータインフォメーションを見ると全てのグレードで「2015年燃費基準達成レベル110%」となっています。
2015年を平成27年度と読み替えるなら、「平成27年度燃費基準+10%達成車」ということになって自動車取得税が20%軽減、自動車重量税が25%減税となるかと思ったのですが、アウディジャパンに問い合わせたところ「新型アウディQ2はエコカー減税の対象ではない」という公式の回答をいただきました。
念の為ディーラーの営業マンにも直接確認を行いましたが、やはり同様の回答となりました。
引用:http://www.carsensor.net/shop/tokyo/311693001/#contents
データインフォメーションにはエコカー減税対象車の基準となる「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」について達成しているかどうかの記載がありませんでしたが、ひょっとしたらこの基準を満たしていないせいでエコカー減税の対象となっていないのかもしれません(排出ガス基準自体を達成していれば公道走行可)。
「なぜ新型アウディQ2はエコカー減税の対象とはならないのか」という詳細な理由について、直接アウディジャパンに問い合わせたところ、「理由についてのご質問でございますが、一般的には公表していない情報となっております。ご関心頂いたにもかかわらず、ご要望に沿えず申し訳ございません。」との回答が返ってきました。
アウディQ2はエコカー減税の有無で選ぶような車ではありませんので、仕方ないと言えば仕方ない部分かもしれませんが、少し残念でもあります。
少しでもアウディQ2をお得に購入したいと考えるのであれば、新型アウディQ2の値引きの方法については、
ぜひ参考に、お得にアウディQ2を購入して下さい。
エコカー減税とはどんな制度か
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20170515-20103202-carview/photo/16/#contents
エコカー減税については先ほど少し触れましたが、国が定めた環境基準を満たした車の税金を優遇する制度のことです。
環境基準には「排出ガス基準」と「燃費基準」の2つがあり、優遇される税金の税目は「自動車取得税」「自動車重量税」「自動車税」の3つになります。
排出ガス基準は今のところ1つで「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」を満たしている必要があります。これは公道を走るのに必要な排出ガス基準からさらにクリーンな排出ガスにする必要がある、ということです。
燃費基準は「平成27年度燃費基準」と「平成32年度燃費基準」の2つがあり、平成27年度燃費基準は「+10%達成」もしくは「+20%達成」までがエコカー減税の対象となります。
平成32年度燃費基準は「達成」「+10%達成」「+20%達成」「+30%達成」「+40%達成」「+50%達成」の6段階に分かれ、より上位の基準を達成しているほど減税の割合が大きくなります。
税金の優遇割合ですが、燃費基準の達成度合いに合わせて自動車取得税は全額免除から20%軽減まで、自動車重量税は全額免除から25%軽減まで、自動車税(軽自動車税)は75%軽減から減税なしまで幅があります。
エコカー減税の優遇措置を最も大きく受けられるのは「次世代自動車」と呼ばれる電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車、クリーンディーゼル車、そして「平成32年度燃費基準+50%達成車」です。
アウディのラインナップでいえばアウディA3スポーツバック e-tronが挙げられます。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20151020-20102642-carview/
e-tronはアウディ初のプラグインハイブリッド自動車ですが、プラグインハイブリッド自動車は自動車取得税と自動車重量税は全額免除、自動車税は75%軽減されます。
具体的な金額にすると合計約20万円弱が減免されることになります。
さらにこれとは別に「クリーンエネルギー自動車導入事業補助金(CEV補助金)」として別途20万円の支給を受けることが出来ます。
両者を合わせると合計40万円弱の恩恵を受けられることが出来るわけで、いかに次世代自動車が優遇されているかがわかります。
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20151020-20102642-carview/photo/10/#contents
なお、エコカー減税制度は現在のところ2018年度までの継続は決まっていますが、その後どうなるかは未定です。
そもそもエコカー減税制度自体が延長に延長を重ねて今まで続いている、という経緯があります。前回も2016年度(2017年3月まで)で終了される予定でしたが、結局そこから2年間の再延長となりました。
ただし2017年度は2016年度までに比べると基準が厳しくなっており、2018年度は2017年度からさらに厳しくなる予定です。
そのため「現行型の発売から既に年数が経過している」「当面フルモデルチェンジの予定が聞かれない」という車の購入を検討している場合はなるべく早く購入してしまった方が良いかもしれません。
「昨年度に買えばエコカー減税の対象だったのに、今年度はエコカー減税の対象から外れてしまった(あるいは減税額が小さくなった)」ということにもなりかねないからです。
新車購入時に発生する税金について
引用:http://autoc-one.jp/audi/q2/launch-3304701/
新車を購入する時には、車両本体価格の他に「諸費用」というものが必要になります。
諸費用は大きく分けると「税金」と「税金以外の費用」に分かれますが、ここでは税金についてご紹介していきたいと思います。
自動車取得税
まず1つめが「自動車取得税」です。これはエコカー減税制度と対象となります。
引用:https://www.kurumacare.com/kensa/touroku/%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E7%A8%8E%E3%83%BB%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E5%8F%96%E5%BE%97%E7%A8%8E%E7%94%B3%E5%91%8A%E6%9B%B8/
自動車取得税は50万円以上の車を購入した際に発生します。新車か中古車かは問いません。
自動車取得税の税額は車種やグレードによって異なるので一概には言えませんが、普通自動車であれば「概ね取得価額の3%程度」と考えておけば良いでしょう。
ただしこの「取得価額」とは車両本体価格でも、購入時に支払う金額でもありません。
これは財団法人地方財務協会というところが発行している「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」というものに車種ごと、グレードごとに細かく定められています。
新車であればこの取得価額に0.9を乗じた金額が基準額となります。つまり取得価額が100万円となっていれば、90万円が基準額となり、その約3%である27,000円が自動車取得税、ということになります。
なお、自動車取得税は消費税が10%に増税されるタイミングで廃止されて代わりに「環境性能割」という燃費性能によって税額が変わる税金が新たに導入されることになっています。
現在のところ消費税の増税が2019年10月の予定となっていますが、もしこの予定に変更がなければ同時に自動車取得税は廃止になると思われます。
自動車重量税
自動車重量税は車の重さに応じて課税される税金です。新車購入(登録)時と車検時に課税されます。エコカー減税制度の対象となっていますが、減免されるのは原則として新車購入時の自動車重量税のみ(一部例外あり)です。
引用:http://xn--user-3k3i924q.seesaa.net/article/366307769.html
新型アウディQ2の自動車重量税はグレードを問わず22,500円(初回車検までの3年分)です。
自動車税
自動車税は車の排気量に応じて課税される税金です。新車購入(登録)時と毎月4月に課税されます。エコカー減税制度の対象となっていますが、減免されるのは「翌年度の自動車税」です(当年度は月割りで課税されるため)。
引用:https://blogs.yahoo.co.jp/pdf02976/35977209.html
新型アウディQ2の自動車税は1.0Lが29,500円、1.4Lが34,500円です。
消費税
自動車取得税、自動車重量税、自動車税の他に、当然消費税が課税されます。
税金以外の諸費用
税金以外の諸費用としては必ず必要になるのは「自賠責保険料」と「リサイクル料金」です。
自賠責保険料は37ヶ月分だと36,780円となります。
リサイクル料金は1.0Lが15,540円、1.4Lが16,080円です。
その他には車庫証明書の取得や運輸支局へのナンバー申請などにかかる「登録代行費用」や「納車費用」など細かい費用が必要になります。
新型アウディQ2のエコカー減税・自動車税のまとめ
引用:http://web.audi-tsukisamu.jp/blog/new-model/q2-debut.html
以上、新型アウディQ2のエコカー減税と自動車税を始めとする新車購入時に必要となる税金についてご紹介しました。
今やほとんどの新車がエコカー減税の対象となっている中、新型アウディQ2にエコカー減税が適用されないというのは購入を考えている人にとっては非常に残念だと思います。
アウディの車は全体的にエコカー減税が適用されないものが多く、A6やA7もQ2同様全てのグレードがエコカー減税の対象外です。
エコカー減税の対象となっているものもA3スポーツバック e-tronを除くとほぼ全てが「自動車取得税20%減税・自動車重量税25%減税・自動車税減免なし」という最低限の適用しか受けていません。
この辺りは国産車との大きな違いだと思います。
もしもエコカー減税の恩恵を受けたければ、国産SUVのハイブリッド仕様を選ぶべきでしょう。
たとえエコカー減税が適用されなくても新型アウディQ2の魅力は他にたくさんありますので、欲しいと思った人はエコカー減税など気にせずに購入されることをおすすめします。