2017年1月、トヨタはヴィッツに待望にハイブリッド仕様を追加しました。
ヴィッツは1999年からトヨタが世界戦略車の1つとして販売しているコンパクトカーですが、現行型は2010年にフルモデルチェンジされた3代目です。
元々低燃費であることは売りになっていましたが、より一層の低燃費を望むユーザーからはハイブリッド仕様の追加を求める声が早くから上がっていました。
2012年にはヨーロッパでアクアと同じエンジンを搭載したヤリスハイブリッドが投入されましたが、それに遅れること5年、ついに日本でも販売される運びとなったわけです。
日本のヴィッツにハイブリッド仕様が追加されなかったのは、アクアの存在が主な理由だと思われます。ヨーロッパでは2012年にヤリスハイブリッドが発売されて以降、2013年からはアクアの販売を止めていますし、逆にアクアが販売されている北米やオーストラリアなどではヤリスハイブリッドは未だ投入されていません。
これはヴィッツとアクアがプラットフォームやエンジンなどほとんどの部分が共通であることを考えれば当然の話しかもしれません。
にも関わらず日本でヴィッツにハイブリッド仕様が追加されたのには「ヴィッツの販売が低迷しているから」「フルモデルチェンジの予定が伸びたために延命措置が採られた」など様々な憶測が飛んでいますが、いずれにしても買う側にとっては選択肢が増えたのは喜ばしいことだと言えます。
今回はそんなヴィッツのハイブリッド仕様とガソリン仕様、どちらを買った方が得をするのか、ということを考えてみたいと思います。
ガソリン仕様でも十分低燃費ですが、わざわざ高いお金を出してハイブリッド仕様を買う価値があるのか、元は取れるのか、多くの人が気になるところだと思います。
ヴィッツを買おうと検討している人はぜひ参考にして下さい。
目次
ヴィッツのハイブリッド仕様とガソリン仕様の代表的なグレードを比較
引用:https://www.autocar.jp/firstdrives/2017/02/10/205728/
それではまず最初にヴィッツのハイブリッド仕様、ガソリン仕様それぞれのグレードの中から、おすすめのグレードを1つずつご紹介したいと思います。
ヴィッツのグレード展開はハイブリッド仕様、ガソリン仕様共に「U」「F」「Jewela」という3つになっています。Uが上でFが下、Jewelaは女性向けにドレスアップした仕様、と考えて下さい。
Uにはハイブリッド仕様、ガソリン仕様共に「Sportyパッケージ」というものが用意されています。これは専用アルミホイールやリヤルーフスポイラーなどが装備され、多少スポーティーな外観となっています。
ガソリン仕様のFには「SMART STOPパッケージ」と「Mパッケージ」が用意されています。
まずSMART STOPパッケージですが、これはアイドリングストップ装置が装備されています。逆に言えばヴィッツのガソリン仕様はSMART STOPパッケージ以外にはアイドリングストップ装置が装備されていません(ハイブリッド仕様は全グレードで装備)。
Mパッケージは装備が簡素化されている分車両本体価格が安く設定されており、ヴィッツの最廉価グレードとなります。
Jewelaは前述のように女性を強く意識した仕様になっており、ボディカラーもチェリーパールクリスタルシャインというカラーがJewela専用色として設定されています。
また外のウィンドウとドアの境目のドアベルトモールディングがステンレス製の光沢感のあるものに変えられていたり、スチールホイールのデザインが若干変わっていたりもします。
引用:http://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/431/683/html/vit27.jpg.html
他には専用オプションとして「シャイニーデコレーション」が用意されており、ドアハンドルやドアミラーにメッキ加飾が施されます。
引用:http://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/431/683/html/vit26.jpg.html
なおガソリン仕様のJewelaはガソリン仕様のF同様にSMART STOPパッケージが用意されています。
次にエンジンですが、ヴィッツはハイブリッド仕様には1.5Lエンジンが、ガソリン車には1.3Lエンジンと1.0Lエンジンがあります。
ガソリン車で1.3Lエンジンを搭載するのはU、U”Sportyパッケージ”、F、Jewelaで、1.0エンジンを搭載するのはF”SMART STOPパッケージ”、F、F”Mパッケージ”、Jewela”SMART STOPパッケージ”です(Fは1.3Lと1.0Lの両方がある)。
駆動方式はハイブリッド仕様は全車2WD(FF)、ガソリン仕様は1.3U、1.3F、1.3Jewelaが2WDと4WD、それ以外のグレードは2WDのみとなっています。
さて肝心のおすすめグレードですが、ハイブリッド仕様はHYBRID Fを、ガソリン仕様は1.3F(FF)を推したいと思います。
ハイブリッド仕様、ガソリン仕様共に1つ上のUにした方が装備は豪華になります。例えばU以上はステアリングが本革巻きになりますし、ヘッドランプもスモークメッキ加飾が入ります。安全装備のToyota Safetu Sense Cも標準装備されます。
ただし当たり前ですがその分価格が高くなります。HYBRID UとHYBRID Fの間は約27万円の差がありますし、1.3Uと1.3Fの間は約32万円です。
ヴィッツの価格帯でこの価格差は大きいので、シビアな判断が必要になると考えました。Toyota Safety Sence Cは54,000円でオプション装備することが出来ますので欲しい人は装備することが出来ます。
Jewelaも決して悪くはありませんが、外装や内装の加飾のためだけに高いお金を払う必要があるのかを考えた場合、おすすめグレードとして挙げるのは躊躇されます。これはSportyパッケージについても同様です。
ガソリン車のFには様々なバリエーションがありますが、走りを考えると正直なところ1.0Lはやや厳しい場面も出てくるので、より力強く走れる1.3Lを選びました。アイドリングストップ装置のついているSMART STOPパッケージは気になるところですが、カタログ燃費を比較すると1.3Fは25.0km/l、1.0F”SMART STOPパッケージ”は24.0km/lなのでほとんど変わりません。
以上の理由からハイブリッド仕様はHYBRID Fを、ガソリン仕様は1.3F(FF)を推します。
ヴィッツのハイブリッド仕様とガソリン仕様の燃費を比較
引用:http://toyota.jp/vitz/performance/
続いてヴィッツのハイブリッド仕様とガソリン仕様の燃費を比較してみたいと思います。
メーカーが公表しているヴィッツの燃費ですが、ハイブリッド仕様は34.4km/l、ガソリン仕様は1.3LのFFが25.0km/l、4WDが18.0km/l、1.0LがSMART STOPパッケージ装着車が24.0km/l、SMART STOPパッケージ非装着車が21.6km/lとなっています。
おすすめグレードであるHYBRID Fは32.0km/l、1.3F(FF)は25.0km/lということです。
際立つのはやはりハイブリッド仕様の燃費の良さです。堂々の30km/l超えはかなりのインパクトがあります。逆に燃費の悪さが目立つのはガソリン仕様1.3Lの4WDモデルです。寒冷地にお住まいで4WDが必須、という人以外は選ばない方が無難でしょう。
ちなみにヴィッツのハイブリッド仕様に搭載されるハイブリッドシステムはアクアやカローラに搭載されているものと同じですが、単純に燃費だけを比較するとアクアの方が上です。
引用:http://toyota.jp/aqua/performance/hv_system/
アクアの燃費はX-URBANのみ33.8km/lですが、それ以外のグレードは全て37.0km/lとなります。
アクアの方が燃費が上なのは、恐らくアクアは最初からハイブリッド専用モデルとして開発されているのに対して、ヴィッツのハイブリッド仕様は後付けのハイブリッド車だからではないかと思います。
燃費差の理由として真っ先に疑われるのが車両重量ですが、アクアの車両重量は1,050~1090gなのに対しヴィッツのハイブリッド仕様は1,110kgです。最大で60kg程度の差しかないので、5km/l近い燃費差の主な理由としてはやや考えにくいです。
ヴィッツよりもアクアの方が空力特性に優れているから、という声もありますが、仮にそうだとしてもやはり5km/lの燃費差には直接的につながりそうもありません。
いずれにせよヴィッツのハイブリッド仕様はアクアほど燃費は良くない、ということです。その代わり居住性はヴィッツの方が上です。
上記のデータは全てカタログ燃費を元にしていますが、大事なのはカタログ燃費よりも実際に公道で乗ってみて計測する実燃費の方でしょう。
ユーザーから実燃費の口コミが集まっている燃費口コミサイト「e燃費」に2017年6月までに寄せられたヴィッツの燃費を見てみると、ヴィッツのハイブリット仕様の平均燃費は26.68km/l、ガソリン仕様の1.3Lエンジン搭載車(FF)の平均燃費は未記載でしたが、対カタログ燃費の達成率が57.20%となっているところから逆算すると平均14.3km/lという数字が出ます。
ちなみにハイブリッド仕様の対カタログ燃費の達成率は77.56%となっています。
一般的に実燃費はカタログ燃費の7割程度出ていれば合格とされていますので、ハイブリッド仕様はとても優秀と言えます。逆にガソリン仕様は非常に悪い成績と言っても過言ではありません。
実燃費の口コミとしてもう1つ、「価格.com」に寄せられたユーザーの声をご紹介しましょう。
ハイブリッド仕様は登場から間もないということもあり具体的な数字を伴う口コミがありませんでしたので、今回はガソリン仕様の1.3Fの口コミのみです。
メーター表示なので若干の誤差はありますが平均18~20km/l、長距離で24~25km/l、今までの最高が約40km走行で26.4km/l。前期の1.3Fに比べて飛躍的に燃費が向上しています。正直ここまで良くなるとは思っていませんでした。素晴らしいです!
エアコン付けて街乗り15~16km/l、高速20km/lくらいです。
満タン法で(雪道)、街中16km/l、遠乗り高速24km/l、ディスプレイでは、2.3km/l位少なく表示しました。
マルチインフォメーションディスプレイの数値で一般道:14km/l~19km/l、高速:22km/l~26km/lです。家の周りは比較的信号が多く、平均速度が20km/hを下回ることもあるなかでこの値なら期待以上です。
価格.comでの1.3Fの口コミを見るとe燃費の対カタログ燃費の達成率57.20%よりは良い燃費が出ているようです。
→ 新型ヴィッツを値引きから更に50万円安くなる裏ワザを公開!
ヴィッツのハイブリッド仕様とガソリン仕様の維持費を比較
引用:http://kakaku.com/article/pr/16/01_vitz/
最後にヴィッツのハイブリッド仕様、ガソリン仕様それぞれの維持費を比較してみたいと思います。
比較のために取り上げるグレードはハイブリッド仕様がHYBRID F、ガソリン仕様は1.3F(FF)です。
まずは車両本体価格と、購入時に必ず納めることになる自動車取得税と自動車重量税、そして毎年納める必要がある自動車税を比較してみましょう。
現在(2017年)はエコカー減税制度が存在するため、国が定める排気ガス基準と燃費基準の達成度合いによって購入時の自動車取得税、自動車重量税、購入翌年度の自動車税が一定の割合で減免される場合があります。
ヴィッツの場合はハイブリッド仕様は全グレードが、ガソリン仕様は1.3U、1.3U”Sportyパッケージ”、1.3F、1.0F”SMART STOPパッケージ”、1.3Jewela、1.0Jewela”SMART STOPパッケージ”がエコカー減税の対象となっています。
そのためエコカー減税を適用した税額は以下のようになります。
HYBRID F | 1.3F(FF) | |
車両本体価格(税込) | 1,819,800円 | 1,481,760円 |
自動車取得税 | 免税 | 約29,600円(20%減税) |
自動車重量税 | 免税 | 11,200円(25%減税) |
購入時に納める自動車税 | 0円~31,600円 | 0円~31,600円 |
翌年度の自動車税 | 9,000円(75%減税) | 34,500円(減免なし) |
購入時に納める税金の合計 | 0円~31,600円 | 40,800円~72,400円 |
まず自動車取得税ですが、これは50万円以上の車を購入する際に発生する税金です。
税額は財団法人地方財務協会が発行する「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」に車種ごと、グレードごとに細かく記載されていますが、課税標準基準額は概ね車両本体価格の90%で、税額はその3%となります。
自動車取得税はHYBRID Fは免税、1.3Fは20%減税です。
自動車重量税は購入時と車検時に発生する税金で、車両重量が重くなれば重くなるほど税額が上がっていきます。ハイブリッド仕様は車両重量が1トン以上となるので、税額が1ランク上になってしまいます。
自動車重量税はHYBRID Fは免税、1.3Fは25%減税です。
エコカー減税が適用されて自動車重量税が減免されるのは原則として購入時の1回のみですが、ヴィッツのハイブリッド仕様は「平成32年度燃費基準+50%達成」という1番厳しい基準をクリアしているため、3年後に受ける1回目の車検時も免税となります。
自動車税は毎年発生する税金ですが、ハイブリッド仕様もガソリン仕様も同じ「1.0L~1.5L以下」のカテゴリーなので税額は同じです。
自動車税がエコカー減税の適用を受けて減免されるのは翌年度分になります。当年度分はあくまでも満額分を翌年3月までの月割りで納めることになります。
翌年度の自動車税はHYBRID Fが75%減税、1.3Fは減免なしです。
なお、ハイブリッド仕様は2018年度も引き続き同じようにエコカー減税が適用されますが、ガソリン仕様でエコカー減税の適用を受けているグレードでも2017年6月時点で燃費基準が「平成27年度燃費基準+10%達成」もしくは「平成27年度燃費基準+20%達成」に留まっているため、このままでは2018年以降はエコカー減税が適用されなくなってしまいますので注意して下さい。
もし仮にエコカー減税がなかった場合、本来は以下のような税額となります。
HYBRID F | 1.3F(FF) | |
車両本体価格(税込) | 1,819,800円 | 1,481,760円 |
自動車取得税 | 約45,400円 | 約37,000円 |
自動車重量税 | 22,500円 | 15,000円 |
購入時に納める自動車税 | 0円~31,600円 | 0円~31,600円 |
翌年度の自動車税 | 34,500円 | 34,500円 |
購入時に納める税金の合計 | 約22,500円~約99,500円 | 約52,000円~約83,600円 |
つまりエコカー減税制度によりHYBRID Fは約93,400円、1.3Fは約11,200円の税額が安くなっている、ということです。
次にカタログ燃費を元に、年間走行距離を1万キロ、および2万キロと仮定した場合のガソリン代を計算してみましょう。
ヴィッツのカタログ燃費はHYBRID Fが32.0km/l、1.3F(FF)が25.0km/lです。
どちらも使用燃料はレギュラーガソリンとなっていますが、今回はガソリン1リットルあたり127円と仮定して計算することにします。
HYBRID F | 1.3F(FF) | |
リッター127円のレギュラーガソリンで年間1万キロ走行した場合のガソリン代 | 39,751円 | 50,800円 |
リッター127円のレギュラーガソリンで年間2万キロ走行した場合のガソリン代 | 79,502円 | 101,600円 |
年間走行距離が1万キロであればガソリン代の差は11,049円、2万キロであれば22,098円です。
1回目の車検までは3年ありますので、3年間で計算すると1万キロで33,147円、2万キロで66,294円ということです。
ちなみにHYBRID Fと1.3Fの車両本体価格の差は約34万円です。
HYBRID Fを買った人が34万円の元を取ろうとすると、年間走行距離1万キロで約31年、2万キロで約15年半かかる計算になります。
年間4万キロくらい乗るのであれば8年弱で元が取れる計算になるのでまだ多少可能性がありますが、年間1万キロ程度だと現実問題として無理です。
最後に購入した年、2年目、3年目でそれぞれ必要になる金額の合計を計算してみましょう。
■購入した年(購入月~翌年3月まで)
HYBRID F | 1.3F(FF) | |
車両本体価格(税込) | 1,819,800円 | 1,481,760円 |
自動車取得税 | 免税 | 約29,600円(20%減税) |
自動車重量税 | 免税 | 11,200円(25%減税) |
購入時に納める自動車税 | 0円~31,600円 | 0円~31,600円 |
ガソリン代(年間走行距離1万キロと仮定) | 3,312円~39,751円 | 4,233円~50,800円 |
合計 | 1,823,112円~1,891,151円 | 1,526,823円~1,604,960円 |
前述のように購入した年は自動車税が月割りとなりますので、購入した月によって税額が変わります。ガソリン代も購入した月によって翌年3月までの残月数が変わるので、自動車税に合わせる形で幅を持たせています。
年間走行距離が2万キロの場合のガソリン代はHYBRID Fが6,625円~79,502円、1.3Fは8,467円~101,600円となりますので、合計はそれぞれ1,826,425円~1,930,902円、1,531,027円~1,655,760円です。
■2年目
HYBRID F | 1.3F(FF) | |
自動車税 | 9,000円(75%減税) | 34,500円(減免なし) |
ガソリン代(年間走行距離1万キロと仮定) | 39,751円 | 50,800円 |
合計 | 48,751円 | 85,300円 |
HYBRID Fは2年目にエコカー減税による自動車税の減免が受けられます。1.3Fは減免がないので正規の税額となります。
年間走行距離が2万キロの場合のガソリン代はハイブリッド仕様が79,502円、ガソリン仕様は101,600円となりますので、合計はそれぞれ88,502円、136,100円です。
■3年目
HYBRID F | 1.3F(FF) | |
自動車税 | 34,500円 | 34,500円 |
ガソリン代(年間走行距離1万キロと仮定) | 39,751円 | 50,800円 |
合計 | 74,251円 | 85,300円 |
HYBRID Fも3年目になると自動車税は正規の税額になりますので合計金額が変わります。ガソリン仕様は2年目と同じです。
年間走行距離が2万キロの場合のガソリン代はハイブリッド仕様が79,502円、ガソリン仕様は101,600円となりますので、合計はそれぞれ114,002円、136,100円です。
ヴィッツのハイブリッド仕様とガソリン仕様の比較まとめ
引用:http://www.webcg.net/articles/-/30858
以上、ヴィッツのハイブリッド仕様とガソリン仕様をスペックや燃費、ランニングコストの面から比較をしてみました。
一般的にハイブリッド仕様は同一車種のガソリン仕様より数十万円高くなっているため、購入前には「ガソリン仕様との燃費差(ガソリン代の差)で先行投資した分の元を取ってやろう」と考えがちですが、これは大抵の場合無理です。
正確に言えば長い距離、長い期間乗ればいずれは元が取れますが、現実的ではないということです。
従って「元を取る」という考え方は止めるべきですし、どちらが得か、というのも一概には言えません。
今回代表的なグレードとして取り上げたHYBRID Fと1.3Fのどちらがおすすめか、と言われればHYBRID Fです。
ハイブリッドだからおすすめということではなく、排気量が+200cc上積みされた1.5Lだからです。
ガソリン仕様の1.3Lエンジンの最高出力は99ps、ハイブリッド仕様のシステム最高出力は100psなので走りにそれほど差がないように思えますが、小排気量車で200ccの差は無視出来ません。高速道路を走る際の余裕などに差が出ます。