2018年の新型カムリの価格・値段がいくらなのか公開されています。
こちらでは2018年の新型カムリの価格・値段いくらなのかをグレード別にまとめました。
価格の違いについてもご紹介しています。
目次
新型カムリのグレード別価格紹介
引用:https://autoc-one.jp/toyota/camry/newmodel-5002709/photo/
現行型となる10代目カムリは2017年7月に登場しましたが、約1年後の2018年8月にグレード追加と一部改良を行いました。
従来までは低い順から「X」「G」「G”レザーパッケージ”」というグレード展開でしたが、2018年8月に「WS」と「WS”レザーパッケージ”」の2つが追加されました。
ちなみにWSとは「Worldwide&Sporty」の略でスポーティーさと上質感を両立させた新グレードとなっています。
2018年発売のカムリの全グレードの価格は以下のとおりです。
WS”レザーパッケージ”
2WD/電気式無段変速機:4,341,600円
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade4/?padid=ag341_from_camry_grade_4_detail
WS
2WD/電気式無段変速機:3,672,000円
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade5/?padid=ag341_from_camry_grade_5_detail
G”レザーパッケージ”
2WD/電気式無段変速機:4,228,200円
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade1/?padid=ag341_from_camry_grade_1_detail
G
2WD/電気式無段変速機:3,531,600円
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade2/?padid=ag341_from_camry_grade_2_detail
X
2WD/電気式無段変速機:3,298,320円
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade3/?padid=ag341_from_camry_grade_3_detail
2018年の新型カムリのグレードは大別すると3つ、レザーパッケージを入れると5つになります。すべてのグレードが2.5Lのガソリンエンジンに電気モーターを加えたハイブリッド仕様、駆動方式は2WD、トランスミッションは電気式無段変速機を搭載しています。
つまりグレード間の格差は単純に装備の差で、上のグレードに行くほど装備の数や質が充実していきます。この辺りはいかにもトヨタらしいわかりやすさがあるといえます。上記の各グレード別の画像でわかる範囲でいえばWS系の専用エクステリアパーツ、そして全グレードのタイヤとアルミホイールです。
WSとGに設定されているレザーパッケージはシートが本革となります。
新型カムリのグレード間装備差の比較
引用:https://autoc-one.jp/toyota/camry/newmodel-5002709/photo/0032.html
それでは次に、新型カムリのグレードによる標準装備品の違いを「タイヤ&ホイール」「エクステリア」「シート」「インテリア/ナビ&オーディオ」の4つのジャンルに分けて紹介したいと思います。
タイヤ&ホイール
■WS”レザーパッケージ”:235/45R18タイヤ&18×8Jアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade4/?padid=ag341_from_camry_grade_4_detail
■WS:215/55R17タイヤ&17×7.5Jアルミホイール(シルバー塗装/センターオーナメント付)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade5/?padid=ag341_from_camry_grade_5_detail
■G”レザーパッケージ”:235/45R18タイヤ&18×8Jアルミホイール(切削光輝+シルバー塗装/センターオーナメント付)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade1/?padid=ag341_from_camry_grade_1_detail
■G:215/55R17タイヤ&17×7½Jアルミホイール(シルバー塗装/センターオーナメント付)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade2/?padid=ag341_from_camry_grade_2_detail
■X:205/65R16タイヤ&16×6½Jスチールホイール(樹脂フルキャップ[シルバー塗装+ダークグレー塗装]付)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade3/?padid=ag341_from_camry_grade_3_detail
WS系とG系はそれぞれレザーパッケージ、非レザーパッケージで同じタイヤ&ホイールを装着しています。つまりレザーパッケージか否かでの差はつくものの、WS系とG系のグレード自体での差はないということです。
Xはアルミホイールではなくスチールホイールを装着していますし、タイヤも上位グレードよりは細くて小さい扁平率65の16インチを履いているので、見栄えは明らかに劣ります。
エクステリア
■WS”レザーパッケージ”&WS
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade4/?padid=ag341_from_camry_grade_4_detail
- WS専用フロントバンパー(スポーツ仕様)
- WS専用フロントアッパーグリル(スポーツ仕様)
- WS専用フロントロアグリル(スポーツ仕様)
- WS専用サイドマッドガード(スポーツ仕様)
- WS専用リヤバンパー(スポーツ仕様)
- WS専用リヤスポイラー
- WS専用マフラーカッター(左側2本出し)
- フロントピラーガーニッシュ(ピアノブラック)
- センターピラーガーニッシュ(ピアノブラック)
- WS専用アウトサイドドアハンドル(カラード)
- UVカット機能付ソフトプライバシーガラス(リヤドア・バックウインドゥ)※画像なし
■G”レザーパッケージ”&G
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade1/?padid=ag341_from_camry_grade_1_detail
- フロントロアグリル(金属調塗装)
- フロントピラーガーニッシュ(ピアノブラック)
- センターピラーガーニッシュ(ピアノブラック)
- アウトサイドドアハンドル(メッキ)
- マフラーカッター(左側)※画像なし
- UVカット機能付ソフトプライバシーガラス(リヤドア・バックウインドゥ)※画像なし
■X
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade3/?padid=ag341_from_camry_grade_3_detail
- フロントロアグリル(ブラックメタリック塗装)
- フロントピラーガーニッシュ(ブラック)
- センターピラーガーニッシュ(ブラック)
- アウトサイドドアハンドル(メッキ)
- UVカット機能付ソフトプライバシーガラス(リヤドア・バックウインドゥ)※画像なし
2018年7月に追加されたWSとWS”レザーパッケージ”はスポーツ仕様となる専用パーツが多数奢られており、特に専用フロントバンパーと専用フロントアッパーグリルはWS系以外のグレードとの大きな差別化に繋がっています。
G系とXはフロントロアグリル、フロントピラーガーニッシュ、センターピラーガーニッシュ、アウトサイドドアハンドルはどちらにも装備されますが、G系とXでは最終仕上げが異なり、G系の方がより上質感を感じさせる仕上げです。
なおUVカットグリーンガラス(リヤドア・バックウインドゥ)は全グレード共通です。
シート
■WS”レザーパッケージ”
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade4/?padid=ag341_from_camry_grade_4_detail
- 本革シート(デザインパーフォレーション付)
- 運転席8ウェイパワー&助手席4ウェイパワーシート(運転席電動ランバーサポート付)
- シートヒーター(運転席・助手席)
■WS
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade5/?padid=ag341_from_camry_grade_5_detail
- 合成皮革×ファブリックシート
- 運転席8ウェイパワー&助手席4ウェイパワーシート(運転席電動ランバーサポート付)
■G”レザーパッケージ”
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade1/?padid=ag341_from_camry_grade_1_detail
- 本革シート(パーフォレーション付)
- 運転席8ウェイパワー&助手席4ウェイパワーシート(運転席電動ランバーサポート付)
- シートヒーター(運転席・助手席)
■G
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade2/?padid=ag341_from_camry_grade_2_detail
- ファブリックシート
- 運転席8ウェイパワー&助手席4ウェイパワーシート(運転席電動ランバーサポート付)
■X
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade2/?padid=ag341_from_camry_grade_2_detail
- ファブリックシート
- 運転席6ウェイパワー&助手席4ウェイパワーシート
WS”レザーパッケージ”とG”レザーパッケージ”はシート生地が本革になります。これがレザーパッケージたるゆえんです。さらに運転席と助手席にシートヒーターがつきます。
WS”レザーパッケージ”は「デザインパーフォレーション付」でG”レザーパッケージ”は「パーフォレーション付」となっていますが、パーフォレーションとはファッション業界用語で、大小の穴を組み合わせたデザインのことです。WS”レザーパッケージ”はパーフォレーションを上手くデザインに生かしてより見た目が美しくなっています。
WSの記事は合成皮革×ファブリック、GとXはファブリックです。WSは合成皮革を使っている分多少高級感はあるものの、レザーパッケージの本革に比べるとやや質感は劣ります。
シート機構はX以外は全て運転席8ウェイパワー&助手席4ウェイパワーシート(運転席電動ランバーサポート付)となっており、Xのみが運転席6ウェイパワー&助手席4ウェイパワーシートです。
インテリア/ナビ&オーディオ
インテリアパネル
■WS”レザーパッケージ”&WS:テクスチャーメタル調加飾(インストルメントパネル)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade4/?padid=ag341_from_camry_grade_4_detail
■G”レザーパッケージ”&G:タイガーアイ調加飾(インストルメントパネル・センターコンソール)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade1/?padid=ag341_from_camry_grade_1_detail
■X:寄木調加飾(インストルメントパネル)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade3/?padid=ag341_from_camry_grade_3_detail
インテリア関連ではまずインテリアパネルの違いがあります。WS系はテクスチャーメタル調加飾、G系はタイガーアイ調加飾、Xは寄木調加飾とそれぞれパターンが異なりますが、WS系とXはインストルメントパネルのみ、G系はインストルメントパネルとセンターコンソールに用いられます。
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade1/?padid=ag341_from_camry_grade_1_detail
これはG”レザーパッケージ”ですが、シフト周りがセンターコンソール、グローブボックスからドリンクホルダーに伸びる部分がインストルメントパネル(いわゆるインパネ)です。
ステアリング
■WS”レザーパッケージ”&WS:本革巻き3本スポークステアリングホイール(ピアノブラック+メッキ加飾)※パドルシフト付き
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade4/?padid=ag341_from_camry_grade_4_detail
■G”レザーパッケージ”&G:本革巻き3本スポークステアリングホイール(ピアノブラック+メッキ加飾)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade1/?padid=ag341_from_camry_grade_1_detail
■X:ウレタン3本スポークステアリングホイール(メッキ加飾)
引用:https://toyota.jp/camry/grade/grade3/?padid=ag341_from_camry_grade_3_detail
WS系とG系のステアリングはどちらもピアノブラック+メッキ加飾が施された本革巻きとなりますが、WS系はパドルシフトがつきます。Xはメッキ加飾こそされていますがウレタン製です。
ナビ&オーディオ
■WS”レザーパッケージ”&G”レザーパッケージ”:カラーヘッドアップディスプレイ&T-Connect SDナビゲーションシステム(6スピーカー)[地上デジタルTV+USB/AUX端子付]
引用:https://toyota.jp/camry/utility/?padid=ag341_from_camry_navi_utility
■WS&G&X:オーディオレス(6スピーカー)
引用:https://toyota.jp/camry/utility/navi/?padid=ag341_from_camry_utility_navi_section1
ナビ&オーディオはWS”レザーパッケージ”とG”レザーパッケージ”はカラーヘッドアップディスプレイとトヨタ純正のT-Connect SDナビが装備されます。それ以外のグレードはすべてオーディオレス、ナビレスとなります。
また、X以外のすべてのグレードでコンソールボックス後部に充電用USB端子が2口つきます。
新型カムリのおすすめグレードはどれか
引用:https://autoc-one.jp/toyota/camry/newmodel-5002709/photo/0003.html
それではここまで紹介した新型カムリのグレード別価格と標準装備品の違いを踏まえたうえで、どのグレードがおすすめなのかを考えてみたいと思います。
まずあまりおすすめできないのは最廉価グレードのXです。
ホイールがスチール、ステアリングがウレタンなど、随所に使われる素材の質感が上位グレードに比べて誰が見てもわかるレベルで落ちますので、一応プレミアムセダンに分類される新型カムリにしては物足りない気がします。
それでいて価格は3,298,320円と決して安くない点も無視できません。これならカローラアクシオのハイブリッド仕様の最上位グレードであるHYBRID G”W&B”(2,482,920円)を選んだ方がお買い得度は高いといえます。
次にWSですが、こちらは専用パーツで外装がドレスアップされたことによってかなり尖った印象を受けるので好みが分かれます。これをカッコいいと捉える人にはもちろん「買い」となりますが、もう少し落ち着いた外観がいい・・・という人にはあまりおすすめできません。新型カムリのオーナー層を想定するとむしろこちらの方が多いでしょう。
となると万人におすすめできるのはG”レザーパッケージ”かGか、となりますが、よりおすすめ度が高いのはGです。
この2つの価格は前者が4,228,200円、後者が3,531,600円でその差は696,600円です。
装備差は上記で紹介したようにタイヤ&ホイールが異なること、そしてGはオーディオとナビがつかないことになります。これらはどれもアフターマーケットパーツが豊富に用意されていますので、予算と自分の好みに応じて装備することができます。
以上のような理由から、新型カムリで筆者がおすすめのグレードはGです。
新型カムリの価格とグレードのまとめ
引用:https://gqjapan.jp/car/review/20180110/toyota-camry
ここまで2018年に発売された新型カムリのグレード別価格やグレード間の装備差、おすすめのグレードについて紹介しました。
新型カムリはFFを採用していることもあって室内空間が非常に広大な上に全車ハイブリッドシステムを採用しているため非常に低燃費です。
近年はSUVブームやミニバンブームの影に隠れてセダンの人気が凋落傾向にありますが、食わず嫌いをせずに目を向けてみるのも悪くないと思います。
特に新型カムリはスポーティーな外観に仕立てたWS系の登場で選択肢が増えましたので、新たな購買層を開拓することになるかもしれません。