新型マツダ6(アテンザ)のスペックが公開されています。
こちらでは新型マツダ6(アテンザ)のスペックと主な特徴をまとめましたのでご覧ください。
目次
新型マツダ6(アテンザ)の主要スペック
引用:https://www.carsensor.net/contents/testdrive/category_71/_63439.html
新型マツダ6(アテンザ)は2019年8月の一部改良でガソリン仕様に2.5Lターボ搭載モデルが追加されました。これによって新型マツダ6(アテンザ)は2.0LガソリンNA仕様、2.5LガソリンNA仕様、2.5Lガソリンターボ仕様、そして2.2Lクリーンディーゼル(ターボ)仕様と4つのエンジンラインナップとなりました。
ボディスタイルはセダンとワゴンがありますが、グレード展開やグレードごとに用意されている駆動方式やトランスミッションはすべて同じです。ただしボディスタイルの違いから、スペック的には車体サイズが異なります。
それではさっそく、新型マツダ6(アテンザ)のスペックを紹介しましょう。
まずはガソリンNA仕様からです。左が2.0LガソリンNA仕様、右が2.5LガソリンNA仕様、カッコ内は新型マツダ6(アテンザ)ワゴンのスペックとなります。
車種 | 【ガソリン】マツダ6セダン&ワゴン20S、20S PROACTIVE | 【ガソリン】マツダ6セダン&ワゴン25S L Package |
総排気量 | 1,997cc | 2,488cc |
トランスミッション | 6EC-AT | |
使用燃料 | レギュラー | |
エンジン形式 | PE-VPR 2.0L 直列4気筒 | PY-RPR 2.5L 直列4気筒 |
エンジン最高出力(ネット) | 115kW(156PS)/6,000rpm | 140kW(190PS)/6,000rpm |
エンジン最大トルク(ネット) | 199N.m(20.3kgf.m)/4,000rpm | 252N.m(25.7kgf.m)/4,000rpm |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,865mm×1,840mm×1,450mm (4,805mm×1,840mm×1,480mm) | |
室内サイズ(室内長×室内幅×室内高) | 1,960mm×1,550mm×1,170mm (1,930mm×1,550mm×1,170mm) | |
車両重量 | 1,510kg | 1,540kg |
乗車定員 | 5 | |
燃料消費率(JC08モード) | 16.6km/L | 14.8km/L |
燃料消費率(WLTCモード) | 15.0km/L | 14.2km/L |
燃料消費率(WLTCモード・市街地モード) | 11.7km/L | 10.6km/L |
燃料消費率(WLTCモード・郊外モード) | 15.4km/L | 14.5km/L |
燃料消費率(WLTCモード・高速道路モード) | 17.2km/L | 16.8km/L |
次に2.5Lガソリンターボ仕様です。
車種 | 【ガソリン】マツダ6セダン&ワゴン25T PROACTIVE |
総排気量 | 2,488cc |
トランスミッション | 6EC-AT |
使用燃料 | レギュラー |
エンジン形式 | PY-VPTS 2.5L 直列4気筒ターボ |
エンジン最高出力(ネット) | 169kW(230PS)/4,250rpm |
エンジン最大トルク(ネット) | 420N.m(42.8kgf.m)/2,000rpm |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,865mm×1,840mm×1,450mm (4,805mm×1,840mm×1,480mm) |
室内サイズ(室内長×室内幅×室内高) | 1,960mm×1,550mm×1,170mm (1,930mm×1,550mm×1,170mm) |
車両重量 | 1,570kg |
乗車定員 | 5 |
燃料消費率(JC08モード) | – |
燃料消費率(WLTCモード) | 12.4km/L |
燃料消費率(WLTCモード・市街地モード) | 9.3km/L |
燃料消費率(WLTCモード・郊外モード) | 12.6km/L |
燃料消費率(WLTCモード・高速道路モード) | 14.3km/L |
続いてクリーンディーゼル仕様のスペックです。カッコ内は新型マツダ6(アテンザ)ワゴンのスペックとなります。
車種 | 【CD】マツダ6セダン&ワゴンXD、XD PROACTIVE、XD L Package |
総排気量 | 2,188cc |
トランスミッション | 6EC-AT |
使用燃料 | 軽油 |
エンジン形式 | SH-VPTR 2.2L 直列4気筒ディーゼルターボ |
エンジン最高出力(ネット) | 140kW(190PS)/4,500rpm |
エンジン最大トルク(ネット) | 450N.m(45.9kgf.m)/2,000rpm |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,865mm×1,840mm×1,450mm (4,805mm×1,840mm×1,480mm) |
室内サイズ(室内長×室内幅×室内高) | 1,960mm×1,550mm×1,170mm (1,930mm×1,550mm×1,170mm) |
車両重量 | 1,600-1,680kg |
乗車定員 | 5 |
燃料消費率(JC08モード) | – |
燃料消費率(WLTCモード) | 17.0-19.6km/L |
燃料消費率(WLTCモード・市街地モード) | 13.6-16.5km/L |
燃料消費率(WLTCモード・郊外モード) | 16.6-19.3km/L |
燃料消費率(WLTCモード・高速道路モード) | 19.6-21.9km/L |
以上が新型マツダ6(アテンザ)の主要スペックです。
新型マツダ6(アテンザ)とライバル車種のスペック比較
引用:https://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1137/493/html/036_o.jpg.html
次に新型マツダ6(アテンザ)と車格やスペックが似通っているライバル車を比較してみたいと思います。
ライバル車はいくつか考えられますが、ここでは新型マツダ6(アテンザ)セダンのライバルをトヨタカムリ、新型マツダ6(アテンザ)ワゴンのライバルをスバルレガシィアウトバックに設定します。
新型マツダ6(アテンザ)セダンとトヨタカムリのスペック比較
先日トヨタマークXの販売終了がアナウンスされたように、日本市場においてはセダンが衰退の一途を辿っています。
各社がセダン開発にあまり力を入れていない中、新型マツダ6(アテンザ)セダンと比較する車種を探すのは難しいですが、カムリは現行型の発売が2017年と比較的最近なうえ、新型マツダ6(アテンザ)セダンと同じくDセグメントに属するという点、FFベースのセダンであるという点で共通しています。
引用:https://bestcarweb.jp/feature/test-drive/45725
新型マツダ6(アテンザ)セダンのトヨタカムリのボディサイズの比較
全長×全幅×全高 | |
マツダ6(アテンザ)セダン | 4,865mm×1,840mm×1,450mm |
カムリ | 4,885mm×1,840mm×1,445mm |
新型マツダ6(アテンザ)セダンとカムリのボディサイズはほぼ同じとなっています。
全長は20mmカムリが長く、全高は新型マツダ6(アテンザ)セダンが5mm高いです。
新型マツダ6(アテンザ)セダンとトヨタカムリの室内サイズの比較
室内長×室内幅×室内高 | |
マツダ6(アテンザ)セダン | 1,960mm×1,550mm×1,170mm |
カムリ | 2,030mm×1,535mm×1,185mm |
室内サイズはカムリの方が大きくなっています。
カムリは室内長で70mm長く、室内高で15mm高いです。
新型マツダ6(アテンザ)セダンが唯一勝っているのは室内幅で、15mm広くなっています。
新型マツダ6(アテンザ)もカムリも今や日本市場よりもグローバル市場を強く意識して作られています。特にカムリは長年北米市場を重視して作られていて、巨大なアメリカ車と伍していくために室内サイズが広大なのが大きな特徴です。
引用:https://car-mo.jp/mag/2018/06/5140/
室内長が70mm長い点は後席の足元空間の広さにつながります。後席に人を乗せる機会の多い人はカムリの方が良いかもしれません。
新型マツダ6(アテンザ)セダンとカムリのエンジンの比較
最高出力 | 最大トルク | |
マツダ6(アテンザ)セダン(2.0Lガソリン) | 115kW(156PS)/6,000rpm | 199N.m(20.3kgf.m)/4,000rpm |
マツダ6(アテンザ)セダン(2.5Lガソリン) | 140kW(190PS)/6,000rpm | 252N.m(25.7kgf.m)/4,000rpm |
マツダ6(アテンザ)セダン(2.5Lガソリンターボ) | 169kW(230PS)/4,250rpm | 420N.m(42.8kgf.m)/2,000rpm |
マツダ6(アテンザ)セダン(2.2L CDターボ) | 140kW(190PS)/4,500rpm | 450N.m(45.9kgf.m)/2,000rpm |
カムリ (2.5L HV) | 131kW(178PS)/5,700rpm ※システム出力は211PS | 221N.m(22.5kgf.m)/3,600-5,200rpm |
新型マツダ6(アテンザ)セダンはエンジンのラインナップが豊富なのに対し、カムリは2.5Lのハイブリッド仕様のみです。
最もパワフルなエンジンを単純にスペックだけで判断すると、新型マツダ6(アテンザ)セダンの2.5Lガソリンターボ仕様となります。
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/mazda6/driving/
とはいえカムリのハイブリッド特有のスムーズで力強い加速は別の意味でパワフルですし、新型マツダ6(アテンザ)のクリーンディーゼル仕様のトルクフルな走りも魅力的です。
これらのエンジンはフィーリングがまったく異なりますし、どれを良いと思うかは好みが分かれると思います。
新型マツダ6(アテンザ)とカムリの燃費の比較
燃費 | |
マツダ6(アテンザ)セダン(2.0Lガソリン) | 15.0m/L(WLTC) |
マツダ6(アテンザ)セダン(2.5Lガソリン) | 14.2km/L(WLTC) |
マツダ6(アテンザ)セダン(2.5Lガソリンターボ) | 12.4km/L(WLTC) |
マツダ6(アテンザ)セダン(2.2L CDターボ) | 17.0-19.6km/L(WLTC) |
カムリ(2.5L HV) | 28.4-33.4km/L(JC08) |
新型マツダ6(アテンザ)セダンはすべてのグレードで新燃費基準WLTCモードでの燃費が公表されていますが、カムリはWLTCモードでの表記が義務付けられる前の発売のためJC08モードでの公表となっています。
一般的にJC08モードで計測されたカタログ燃費は実燃費よりも良い数値が出る傾向にあります。
その点を差し引いて考えても、カムリの燃費は抜きんでています。さすがにハイブリッドの低燃費は素晴らしいです。
引用:https://car-mo.jp/mag/2018/06/5140/
新型マツダ6(アテンザ)セダンの中ではクリーンディーゼル仕様の燃費が他に比べてやや有利となっています。
新型マツダ6(アテンザ)ワゴンとスバルレガシィアウトバックのスペック比較
セダンほどではないものの、最近はステーションワゴンもSUVやミニバンの波に押されて徐々にその市場を小さくしています。
その理由はステーションワゴンはミニバンほど居住性は高くなく、SUVほど悪路走破性が高くないからでしょう。ステーションワゴンの強みはセダン並みの走行性能で荷物がたくさん積める、という点だと思いますが、今は走行性能をそこまで求める人は多くない上、荷物はSUVでもそれなりに積めるのであえてステーションワゴンを選ぶ積極的理由はない、ということかもしれません。
そのため新型マツダ6(アテンザ)ワゴンと比較できる国産ミドルクラスステーションワゴンは限られてきますが、今回は新型マツダ6(アテンザ)ワゴン同様に海外市場を強く意識しているスバルレガシィアウトバックを選びました。
引用:https://kakaku.com/item/70100610579/
新型マツダ6(アテンザ)ワゴンとスバルレガシィアウトバックのボディサイズの比較
全長×全幅×全高 | |
マツダ6(アテンザ)ワゴン | 4,805mm×1,840mm×1,480mm |
レガシィアウトバック | 4,820mm×1,840mm×1,605mm |
ボディサイズはレガシィアウトバックの方が大きく、全長で15mm、全高で125mm大きくなっています。全幅は同じです。
なおレガシィアウトバックの全高が極端に高いのはルーフレールの影響です。
新型マツダ6(アテンザ)ワゴンとレガシィアウトバックのボディサイズの比較
室内長×室内幅×室内高 | |
マツダ6(アテンザ)ワゴン | 1,960mm×1,550mm×1,170mm |
レガシィアウトバック | 2,030mm×1,545mm×1,240mm |
室内サイズもレガシィアウトバックの方が室内長、室内高共に70mm大きくなっています。新型マツダ6(アテンザ)ワゴンは室内幅でわずかに5mm勝るのみです。
室内の広さを取るならレガシィアウトバックの方が良いでしょう。室内高の高さは感覚的な意味でも最も室内の広さを感じさせることにつながるからです。
引用:https://www.subaru.jp/legacy/outback/design/interior.html
新型マツダ6(アテンザ)ワゴンとレガシィアウトバックのエンジンの比較
最高出力 | 最大トルク | |
マツダ6(アテンザ)ワゴン(2.0Lガソリン) | 115kW(156PS)/6,000rpm | 199N.m(20.3kgf.m)/4,000rpm |
マツダ6(アテンザ)ワゴン(2.5Lガソリン) | 140kW(190PS)/6,000rpm | 252N.m(25.7kgf.m)/4,000rpm |
マツダ6(アテンザ)ワゴン(2.5Lガソリンターボ) | 169kW(230PS)/4,250rpm | 420N.m(42.8kgf.m)/2,000rpm |
マツダ6(アテンザ)ワゴン(2.2L CDターボ) | 140kW(190PS)/4,500rpm | 450N.m(45.9kgf.m)/2,000rpm |
レガシィアウトバック (2.5Lガソリン) | 129kW(175PS)/5,800rpm | 235N.m(24.0kgf.m)/4,000rpm |
レガシィアウトバックは2.5Lガソリン仕様のみですが、これは新型マツダ6(アテンザ)ワゴンの2.5Lガソリン仕様と同じです。
両者を比較すると最高出力、最大トルク共に新型マツダ6(アテンザ)ワゴンの方がわずかに勝っています。
ただ、レガシィアウトバックは全車AWDなのに対して新型マツダ6(アテンザ)ワゴンはクリーンディーゼル仕様にしか4WDの設定はありません。ガソリン仕様でAWDに乗りたい、ということになると必然的にレガシィアウトバックを選ぶことになります。
引用:https://www.subaru.jp/brand/technology/technology/driving_awd.html
新型マツダ6(アテンザ)ワゴンとレガシィアウトバックの燃費の比較
燃費 | |
マツダ6(アテンザ)ワゴン(2.0Lガソリン) | 15.0m/L(WLTC) |
マツダ6(アテンザ)ワゴン(2.5Lガソリン) | 14.2km/L(WLTC) |
マツダ6(アテンザ)ワゴン(2.5Lガソリンターボ) | 12.4km/L(WLTC) |
マツダ6(アテンザ)ワゴン(2.2L CDターボ) | 17.0-19.6km/L(WLTC) |
レガシィアウトバック (2.5Lガソリン) | 14.8km/L(JC08) |
レガシィアウトバックはJC08モードの燃費しか公表されていませんが、14.8km/Lとなっています。これは新型マツダ6(アテンザ)ワゴンの2.5Lガソリン仕様のJC08モードの燃費と同じです。
そのためこの両者の実燃費もほぼ同等と考えて良いでしょう。
新型マツダ6(アテンザ)のスペックのまとめ
引用:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/impression/1137493.html
以上、新型マツダ6(アテンザ)のスペックを紹介し、ライバルとの比較を行いました。
新型マツダ6(アテンザ)のライバルはある意味では新型マツダ6(アテンザ)自身の中にあるとも言えます。エンジンの種類だけでも4つ用意されていますし、駆動方式やトランスミッション、ボディスタイルも合わせると実に多彩なバリエーションになるからです。
そのため他車との比較をする前に、新型マツダ6(アテンザ)同士を比較して本当に欲しいモデルを見つけるのが先決と言えるでしょう。