レヴォーグSTI Sportの評価と前モデルとの比較を紹介!

特集!

ドメスティックブランドのはずだった、スバルレヴォーグ。

ところが、SNSを通してあっという間に「なぜ欧州で売らない?」「アメリカで乗りたい!」などと世界中からのリクエストが殺到したことから、レヴォーグは一躍世界でも有名なスポーツワゴンになりました。

スバル、といえば欠かせないのがSTI。まずは、その素晴らしい走りを口コミから追ってみましょう。







レヴォーグはなぜ、好かれているのか?

引用:https://goin.cdn-dena.com/images/36814/STI-Sport_RearStyle.jpg/normal?1464335398

STIといえば、スバルマニアでなくとも「有名なチューニングのファクトリー」なのだろう、と考える。

確かに、スポーツモデルにはSTIの文字が引き立つ。

だが、一昔前ではSTIに居る、ということはスバルとは切り離された研究所のような扱いであった。

確かに、STIにいる間は非常に楽しい、と社員は誰しも考える。

ところが、いったん本社に戻ってくると、空気は一変する。STIはやはり特殊な環境であり、テクニカルに徹した人たちのたまり場だったのだー

BMWのアルピナ、アルファロメオのアバルト、そしてロータスなど世界には有名なチューニングメーカーがある。

だが、スバルのSTIほど知られている日本のチューニングファクトリーもないだろう。その事実を知らないのは、日本のユーザーだけかもしれない。



1.6Lを選ぶべきか、2.0Lを選ぶべきか

引用:https://img1-kakaku.ssl.k-img.com/images/maga/4266/img02.jpg?d=201607071130

レヴォーグSTI Sport1.6リッター、2リッター…あなたならどちらをセレクトするだろうか?

最高出力170ps、最大トルク25.5kgmの1.6L。初めてそのドライバーズシートに身を埋めるならば、この車はえらくかっちりとして、それでいてソフトな乗り出しに驚くだろう。

イメージがあまりにも「硬い」「速い」の2つに絞られているからだ。

ハイブリッドに慣れたドライバーならば、アクセルワークの自然さに、忘れていた感性を取り戻すに違いない。つま先のわずかな力加減、そしてハンドルの心地よい重さ。

多くの人が選択に悩む。1.6か2.0か。見た目も同じだし、ビルシュタインの差は全くないからだ。



2.0Lを選ぶには理由がある

引用:http://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2016/06/levorgSTI_160630_004.jpg

2.0は300ps!と40.8kgm!!と、スペックを見るだけで驚く御仁がいるのもうなずける。

280馬力までが国の定めだった時代が長く続いていたのを覚えている50歳前後より上の世代にとっては、もはや異次元のパワーなのだ。

サイズは5ナンバーに近く、見てくれはカローラフィールダーと変わらない(とのたまうと、礫が飛んでくるかもしれぬが)のに、どこにそんなパワーが潜んでいるのか?

ちなみに、「SIドライブ」を設定することで、試しに東関道をぶっ飛ばすことも可能だ。

それもステアリングは軽く握っていても全く問題ない。これぞ2.0Lなのだ。

ドライビングに関しては、やはり2.0は面白い。街乗りに必要な低速で小回りが利くような味付けはない。

渋滞だらけの県道や国道では全く力が出し切れない状態にやきもきすることになるが、週末に山道や高速道では一気にエンジンをフル回転させる喜びが味わえる。



STIの名が付くモデルに、試乗されたし

引用:http://lpt.c.yimg.jp/amd/20160630-00010001-autoconen-002-view.jpg

スバルは表向き、絶好調に思われている。利益率15%に届かんとするメーカーは、日本ではスバルにおいてほかはない。そして、フォレスターが北米で売れているのも追い風になっている。

だが、STIはいったい何か、という一般ユーザーがまだまだ多いのが事実。

可変減衰力サスペンション「DampMatic II」は話題性を集めるかもしれないが、それだけでSTIを悟るにはまだまだ乗らなければわからないものが多い。

最上級グレードであるSTIは、ほかのグレードと何が違うのか?実を言えば、もともとの価格設定が安すぎると言われ続けていることに、スバル本社が気づいたことが大きいのが本当のところだ。

ボルボなら500万するところを、320万円で売るスバル。

これにはブランド構築が急がれる。だから、ワークスが必要になる。

はっきり言えば、今のスバルはそれだけで素晴らしい操舵力と加速フィールを備えている。STIでなくともだ。インテリアにもう少し時間をかけて材質を選びなおす。

それが急務なのだが。

レヴォーグは確実に深化している。安い今のうちに買うべし

引用:http://i2.wp.com/an-drive.net/new-cars/wp-content/uploads/2016/04/66f8d48fa35ce95c789ac3fd3b7c956d.jpg?w=100%25

レヴォーグ2.0L STI 装備一覧

・専用本革シート(ボルドー/ブラック)
・専用マルチインフォメーションディスプレイ付きレッドルミネセントメーター
・専用本革巻きステアリングホイール(レッドステッチ+高触感革)
・専用本革巻きシフトレバー(レッドステッチ+高触感革)
・専用インパネセンターバイザー(レザー調素材巻き+レッドステッチ)
・専用フロントコンソール(ボルドー/ブラック)(レザー調素材巻き+レッドステッチ)
・専用スライド機構付きコンソールリッド(ボルドー/ブラック+レッドステッチ)
・専用ドアトリム/ドアアームレスト(ボルドー/ブラック+レッドステッチ)
・STI ロゴ入りステンレス製サイドシルプレート(フロント)
・専用クランプスティフナー付き電動パワーステアリング
・アドバンスドセイフティパッケージ(標準装備)
・WRブルー・パール(STI Sport専用色)

ところで、STIを全くご存知ない方に、その役割をひとつだけ述べておく。

基本的にスバル本体と同等の位置関係にあるSTIはWRCで一気に知名度が上がった部門だ。

ただ、それはあくまでも富士重工という会社の中で、スバル部門、STI、航空産業、バス部門などと同様一つのカテゴリーとして扱われていた。

ところが、スバルはトヨタに30%を超す株式保有を認めたことから、筆頭株主のトヨタの意見には当然傾けなければならなくなった

。軽自動車部門をダイハツに任せるため、廃止し、バス部門は日野自動車といすゞ自動車の提携によって仕事がなくなった。

トヨタとすれば、スバルがスポーツ車に専念することで、フィアットのアルファロメオのようなポジションを持つことができる。ちなみにレクサスはマセラッティと考えてもいい。

世界的なメーカーは、社内に優秀なデザインチームとチューニング工房を持つのが常識とされる。

つまり、STIはスバルのブランドを高めるための大事なポジションを務めることになったのだが、その中身はなかなか明らかにされにくい。

ただ、車の価値を考えた場合、STIに乗ることは非常に大きなことではある。

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