新型ラングラー/ラングラーアンリミテッド 価格・値段はいくら?グレード別に紹介!

ジープ

新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドの価格・値段がいくらなのか公開されています。

こちらでは新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドの価格・値段がいくらなのかをグレード別にまとめました。







新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドのグレード別価格紹介

引用:https://www.webcg.net/articles/-/39918

新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドの正式な車名は「ジープ・ラングラー」といい、アメリカの自動車メーカー、FCA US LLCの「クライスラー」というブランドから販売されています。

なおFCA US LLCはイギリスの持ち株会社であるFCAの子会社ですが、FCAとは「フィアット・クライスラー・オートモービルズ」の頭文字をとっています。

クライスラーはGM、フォードと並んでかつてはアメリカの三大自動車メーカーの一角に名を連ねていました。数度の経営危機などの紆余曲折を経て現在はフィアット傘下に入っている、というわけです。

正式な車名はラングラーで、その中に3ドア仕様の「スポーツ」、5ドア仕様の「アンリミテッドスポーツ」「アンリミテッドサハラ」「アンリミテッドルビコン」というグレードがあり、3ドア仕様の通称名を「ラングラー」、5ドア仕様の通称名を「ラングラーアンリミテッド」と呼んでいます。

つまり新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドは「アメリカのクライスラーの『ジープ』というブランドの中のラングラー/ラングラーアンリミテッドという車」というのが正しい紹介になります。

なお、ジープブランドは新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドの他にレネゲードやコンパス、チェロキーやグランドチェロキーといったさまざまなSUVを販売しています。

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html#

ラングラー自体は初代が発売されたのが1987年で、「JL型」と呼ばれる現行型は数えること4代目となります。日本市場では2018年11月から販売が始まっています。

なおラングラーとラングラーアンリミテッドの違いですが、まず見た目については「ホイールベースとドアの枚数」です。

引用:https://motor-fan.jp/article/10006205

まずこちらが3ドアでショートホイールベースのラングラーです。

前述のようにラングラーというのは通称名で、グレード名としては「スポーツ」となります。

ショートホイールベース故に小回りが利き、森の中の道なき道のようなオフロードをきびきびと走り回したい人に向いています。

引用:https://www.goodspress.jp/reports/193532/2/

一方こちらはラングラーアンリミテッドです。

見てわかるようにラングラーに比べるとホイールベースが長くなった上にドアの数が5枚になります。

人や荷物をたくさん載せて長距離を走るクルーザー的な使い方をしたい人はこちらの方が良いでしょう。

そしてラングラーアンリミテッドは「アンリミテッドスポーツ」と「アンリミテッドサハラ」「アンリミテッドルビコン」の3つに分かれます。

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl/exterior.html

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl/exterior.html

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl/exterior.html

1番上がアンリミテッドスポーツ、真ん中がアンリミテッドサハラ、1番下がアンリミテッドルビコンです。

外観上の違いはオーバーフェンダーとフリーダムトップがボディと同色に塗られているか否かです。

アンリミテッドスポーツとアンリミテッドルビコンはどのボディカラーを選んでもこれらは黒のままですが、アンリミテッドサハラはボディと同色になります。

また、アンリミテッドスポーツとアンリミテッドルビコンのアルミホイールは17インチですが、アンリミテッドサハラは18インチのものが装備されます。

中身についてですが、スポーツとアンリミテッドルビコンのエンジンはV6の3.6L、アンリミテッドスポーツとアンリミテッドサハラは直4ターボの2.0Lという違いがあります。

ラングラーアンリミテッドはアンリミテッドルビコンだけエンジンが違う、というわけです。

前者は最高出力が209kW(284PS)、最大トルクが347Nm(35.4kg・m)、後者は最高出力が200kW(272PS)、最大トルクが400Nm(40.8kg・m)となっており、数値上はそうそう大きな違いはありません。

ラングラーの歴史と新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドの違い、アンリミテッドスポーツとアンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンの違いを理解した上で、新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドの価格をご紹介しましょう。

スポーツ(受注生産)

469万8,000円

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html



アンリミテッドスポーツ

504万3,600円

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html



アンリミテッドサハラ

573万3,720円

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html



アンリミテッドルビコン

588万6,000円

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl.html

なお2019年4月現在、アンリミテッドサハラの3.6L仕様は完売のためにカタログ落ちしています。

次回入荷がある場合はジープの公式サイトでアナウンスがあるとのことです。



新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドのグレード間装備差の比較

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/39918#image-4

それでは次に、新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドのグレード間の装備差について、ジャンル別に見ていきましょう。

視界

■ライト、フォグランプ、テールランプ

スポーツ、アンリミテッドスポーツは「ハロゲンヘッドライト」「フロントハロゲンフォグランプ」「ハロゲンテールランプ」が装備されますが、アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンは「LEDヘッドライト」(オートレベリング機能)「フロントLEDフォグランプ」「LEDテールランプ」となります。

運転席まわり

■革巻きシフトノブ

アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンはシフトノブが革巻きとなります。

オーディオ/空調

■オーディオシステム

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl/interior.html

スポーツ、アンリミテッドスポーツは7インチタッチパネルモニター、Bluetooth、USB、AUX、Apple CarPlay、Android Auto対応の「AM/FMラジオ」が、アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンは8.4インチVGAタッチパネルモニター、地デジチューナー(12セグ/ワンセグ)、Bluetooth、USB、AUX、VICS、DSRC(ETC)、Apple CarPlay、Android Auto対応の「オーディオナビゲーションシステム」が装備されます。

■スピーカー

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl/interior.html

スポーツ、アンリミテッドスポーツのスピーカーは8基、アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンはサブウーハー付アルパイン製プレミアムスピーカー9基が装備されます。

インテリア

■照明付きバニティミラー付サンバイザー(運転席・助手席)

アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンに装備されます。

■リヤドームオーバーヘッドLEDランプ

アンリミテッドスポーツ、アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

■カーゴルームランプ

スポーツにのみ装備されます。

シート

■シート本体

スポーツ、アンリミテッドスポーツは布製バケットシートが、アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンはレザーシートが装備されます。

■イージーアクセスフロントシート、可倒式リヤシート

スポーツにのみ装備されます。

■60:40分割可倒式リヤシート

アンリミテッドスポーツ、アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

■リヤシートセンターアームレスト(カップホルダー付)

アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

■モジュラーシートバックJeepユーティリティグリッドシステム

アンリミテッドルビコンにのみ装備されます。

エクステリア

■ボディ同色フリーダムトップ3ピースモジュラーハードトップ&ボディ同色オーバーフェンダー

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl/exterior.html

アンリミテッドサハラにのみ装備されます。

■ブラック フリーダムトップ3ピースモジュラーハードトップ

スポーツ、アンリミテッドスポーツ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

■ダークグレーアクセント入りフロントグリル/ヘッドライトベゼル

アンリミテッドルビコンにのみ装備されます。

■ロックレール

アンリミテッドルビコンにのみ装備されます。

機能装備

■115V アクセサリー電源 アウトレット、ヒ―テッドステアリングホイール

アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

安全装備

■ブラインドスポットモニター/リヤクロスパスディティクション

引用:https://www.jeep-japan.com/wrangler-jl/safety-security.html

アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

■ParkSenseリヤパークアシスト

スポーツ、アンリミテッドスポーツで装備されます。

■ParkSenseフロント/リアパークアシスト

アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

■クルーズコントロール

スポーツ、アンリミテッドスポーツで装備されます。

■アダプティブクルーズコントロール

アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

■前面衝突警報(クラッシュミティゲーション付)

アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

■ブラックカラーフューエルフィラードア

アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンで装備されます。

パワートレイン及び悪路走行装備

■セレクトラックフルタイム4×4システム

スポーツ、アンリミテッドスポーツ、アンリミテッドサハラに装備されます。

■ロックトラックフルタイム4×4システム

アンリミテッドルビコンにのみ装備されます。

■電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステム

アンリミテッドルビコンにのみ装備されます。

タイヤ&ホイール

■17インチアルミホイール&245/75R17 オールテレインタイヤ

スポーツ、アンリミテッドスポーツで装備されます。

■17インチアルミホイール(ルビコン専用)/255/75R17 マッド&テレインタイヤ

アンリミテッドルビコンにのみ装備されます。

■18インチアルミホイール&255/70R18 オールシーズンタイヤ

アンリミテッドサハラにのみ装備されます。



新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドのおすすめグレードはどれか

引用:https://autoc-one.jp/jeep/wrangler/report-5003018/photo/0114.html

最後に、前章の内容を踏まえた上で新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドの中でおすすめのグレードはどれか、を考えてみたいと思います。

まずスポーツか、アンリミテッドかを決める必要があります。

スポーツは3ドア、アンリミテッドは5ドアとボディ形状が異なりますので、ここで迷う人はあまりいないでしょう。

個人的には3ドアのコンパクトさは捨てがたいところですが、家族や友人を乗せて走る機会や、大きな買い物をした際に荷物を積む機会のことを考えると5ドアのアンリミテッドの方が無難な気がします。

アンリミテッドはアンリミテッドスポーツ、アンリミテッドサハラ、アンリミテッドルビコンかということになりますが、価格はそれぞれ504万3,600円、573万3,720円、588万6,000円です。

アンリミテッドスポーツとアンリミテッドサハラの価格差は69万120円、アンリミテッドサハラとアンリミテッドルビコンの価格差は15万2,280円となっています。

このうちアンリミテッドルビコンは、スポーツと同じ3.6LのV6エンジンを搭載します。

アンリミテッドスポーツとアンリミテッドサハラは2.0Lの直4ターボエンジンです。

そしてアンリミテッドルビコンにはジープが培ってきたオフロード技術のすべてが詰め込まれています。

つまりより本格的にオフロード走行を楽しみたい人はアンリミテッドルビコン、そうじゃない人はアンリミテッドスポーツかアンリミテッドサハラを選ぶべきです。

オフロード走行をしない人にとって、アンリミテッドルビコンはオーバースペックと言えるでしょう。

アンリミテッドスポーツとアンリミテッドサハラは搭載されるエンジンが同じなので、69万120円の価格差は単純に前章で紹介した装備差、ということになります。

アンリミテッドスポーツにはなくてアンリミテッドサハラにある装備の中で、ぜひ欲しいと思うのはLEDライトとボディ同色フリーダムトップ&オーバーフェンダー、ブラインドスポットモニター/リヤクロスパスディティクション、ParkSenseフロント/リアパークアシスト、アダプティブクルーズコントロールです。

ライトはハロゲンよりもLEDの方が明るいので、良いに決まっています。

オフロードを走る機会が多いのであればなおさらLEDの方が安心・安全なはずです。

ブラインドスポートモニターは後方や側方の死角に他の車両や物体が入ってきた時にドアミラー上のアイコンを点灯させたり、警告音を出したりして知らせてくれるもの、リヤクロスパスディティクションはギアがバックに入っている際に後方を車両や歩行者が横切ると、アイコンの点灯やチャイムでドライバーに警告をしてくれるものです。

これらは思いがけない事故に遭う可能性を下げてくれるものなので、ぜひとも欲しい装備です。

パークアシストとクルーズコントロールはアンリミテッドスポーツにも装備されますが、アンリミテッドサハラに装備されるものの方がより高機能です。

悩ましいのがボディ同色フリーダムトップ&オーバーフェンダーで、これは後から塗ることもできると言えばできます。

これらを含んだ装備差で69万120円という追い金が納得できるかどうか、が分かれ道になりますが、個人的には「アリ」だと思います。

決め手になるのは各種先進安全装備で、これだけは後付けができないからです。

ハロゲンランプもすべてをLED化しようとするとそこそこの手間とお金がかかるので、後から欲しくなるのなら最初から装備されていた方が良い気がします。

というわけで筆者の個人的な考えとしてはアンリミテッドサハラをおすすめグレードにします。



新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドの価格とグレードのまとめ

引用:https://autoc-one.jp/jeep/wrangler/report-5003018/photo/0034.html

ここまで新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドのグレード別価格、グレード間装備差、おすすめグレードなどについて紹介しました。

新型ラングラー/ラングラーアンリミテッドの価格は、正直なところ一見高いです。

しかしその存在は唯一無二なものであると言えます。何しろ第二次世界大戦などで活躍したあの米軍のジープの直系の車種だからです。今や他に並び立つものがありません。

この独特で特徴的な外観が醸し出す雰囲気、重量感たっぷりな乗り味やリムジン並みの室内の広大さを受け入れられるのであれば、買って後悔することはないでしょう。