2019年の新型マツダ2の口コミ評価・評判がたくさん寄せられています。
こちらでは2019年の新型マツダ2の口コミ評価・評判に関する情報をテーマ別にまとめさせていただきました。
引用:https://www.mazda-hgr.co.jp/cp/mazda2_1907/
目次
マツダ2の「カラー」と「シート」のコンセプトは?
《carview!》より
マツダ 「MAZDA2」は、2019年7月18日に発表されました。マツダ「デミオ」から車名変更をしたコンパクトハッチバック車のコンセプトは「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」。
車名変更とともに内外装の質感や走行性能、乗り心地や静粛性までもが刷新され、「運転して感じる質感」の領域にもこだわって作られました。
カラーコンセプト
引用:https://www.mazda-hgr.co.jp/cp/mazda2_1907/
マツダ2のカラーデザイナーである吉田早織さんは、マツダ2のカラーコンセプトについてこのようにコメントしています。
「マツダ2のカラーをデザインするにあたって、『自分らしい心地よい空間』を感じてもらえるように努めました。
高価なものに身を包むのではなく、ちょっとこだわったもので自分らしさを表現する。光と影のなかにあるようなうつろいや豊かさをイメージし、1日の始まりを後押しするような。
そんな、どんな人にでも直感で“良い”と思ってもらえるカラーコーディネートをマツダ2には用意しています」
シートのコンセプト
また、マツダ 車両開発本部の元吉菜織子さんはマツダ2のシートについて以下のようにコメントしています。
「マツダのシートのコンセプトは、『お尻フカク・背筋スーッ』です。骨盤がしっかり立つシートを作ることで、疲れない姿勢で運転することができるんです。
骨盤が立ち、背骨がきちんとS字カーブを描くシートであれば、余分な力を使わずに済みますし、身体のバランスも常に適正に保てます。
マツダ2のシートは、ドライバーが力を入れずに脱力した姿勢で運転することができるシートです。
そして、その姿勢こそが最も疲れず、クルマを最もコントロールしやすい状態なんです」
”デミオ”から”マツダ2”へ。中身はどう変わったのか?
《Response》より
マツダは、5ドアハッチバック『デミオ』に新たなデザインと技術を取り入れ、『マツダ2』へと車名変更。7月18日より予約受注を開始し、9月12日(予定)より発売する。
マツダ2は、「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」をコンセプトに、普段の生活の中で感じる質感にこだわったマツダのエントリーモデル。
エクステリアデザインとインテリアデザイン
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エクステリアデザインは、余計な要素をそぎ落とし、研ぎ澄ますことでシンプルかつ豊かさのある彫りの深い造形を創り出し、路上で見かけたときの新鮮さと存在感を高めている。
インテリアは、上質さと遊び心を両立させた色合いと、厳選した素材で多様なライフスタイルにマッチするよう造り込んだ。
走りが変わった部分は
また、滑らかな走りと快適な乗り心地を実現した新サスペンションシステムや、頭がぶれにくい新構造のフロントシート、高速走行時の車両の挙動を安定させる「G-ベクタリングコントロールプラス」を採用するなど、車両構造技術「SKYACTIV-ビークル アーキテクチャー」の考え方を取り入れることで、運転体験の質を向上させた。
セーフティ関係では
さらに「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」を全車速追従機能付とするとともに、ヘッドライトのLEDユニットの20分割化により夜間視認性を向上させた「アダプティブLEDヘッドライト(ALH)」を設定。
安心・安全をサポートする機能を充実させている。
エンジンは1.5リットルのガソリンおよびディーゼルを用意。
トランスミッションは6速ATまたは6速MTを各パワーユニットに組み合わせる。
価格は154万4400円から261万9000円。
マツダ2はクラスを超えた上質感が魅力
《ベストカーweb》より
デミオが比較的大きな規模のマイナーチェンジを施され、これを機にマツダ2へと車名を変更。
フロントマスクやテールランプの形状も変わり、外観の印象がマツダ3に近付いた。
インテリアの変化とは?
引用:https://www.mazda-hgr.co.jp/cp/mazda2_1907/
内装では前席の造りを見直している。背もたれの下側(スボンのベルトが接するあたり)、体重が最も加わるヒップを支える座面の後方、大腿部を押さえる座面の中央付近を入念に造り込んだ。
その結果、前席の背もたれや座面が体にフィットして、しっかりと支える。着座姿勢が安定して、座り心地も快適になった。
新旧モデルを比べると、現行型はシートの仕上がりが大幅に向上しており、少なくとも全長が4m前後のコンパクトカーの中では、デミオの前席は抜群に上質だ。
電動パワーシートもSパッケージにオプション、Lパッケージに標準装着した。
一般的な運転席パワーシートは、座面の前方と後方を独立して上下調節できるが、マツダ2のタイプは手動式シートリフターと同じくほぼ平行に上下するだけだ。
電動パワーシートとしては、調節のバリエーションが少ない。
デミオとシート形状は同じながら、骨盤を立てるというコンセプトのもとクッション素材を追加。ホールド性に優れ座った瞬間にシートの違いがわかる。
サスの変更
このほかサスペンションのセッティングも変更した。ステアリング操作に、エンジン出力とブレーキを連係させて安定性と快適性を高めるGベクタリングコントロールプラスも採用している。
クルーズコントロールの問題点
車間距離を自動制御できるクルーズコントロールは全車速追従型に進化したが、パーキングブレーキは電動式にならずレバー式のままだ。
従って先行車に続いて追従停車した後、自動的にパーキングブレーキを作動させ、長時間停車を続ける機能はない。
追従停車後に改めてブレーキペダルを踏まないと、勝手に再発進してしまう。
車載通信機はなぜ未設定?
マツダ3では車載通信機を採用したが、これもマツダ2には設定されない。
この機能が装着されると、例えばエアバッグ作動時などはオペレーターが乗員に呼びかけを行い、応答がない時は消防や警察に通報することも可能だ。
車載通信機は安全性も向上させるから、マツダ2にも設定すべきだ。
クルマの総合点は高い
このようにマツダ2には改善を要する点も散見されるが、クルマの仕上がりは総じていい。
特にインパネの周辺と、改善を施した前席の造りは、コンパクトカーの枠を超えてミドルサイズカーに匹敵する。
マツダ2はもともと後席と荷室が狭く、ファミリーカーには適さないが、前席はステアリングホイールやペダルの配置が適切だ。
運転姿勢を合わせやすく、内装の質も高い。前席を優先させたので、1~2名の乗車が多く、後席や荷室をあまり使わないユーザーには合理的だ。
なぜ車名を変える??
引用:https://bestcarweb.jp/news/82651
ヘッドライトの中のデザインがデミオとマツダ2では違う。グリル回り、ヘッドライト付け根部分のデザインは大変更。新デザインのアルミも高級感がある。
車名変更はおかしい
ただし車名の変更は理解し難い。アクセラがマツダ3に変更された時は、メーカーから以下のような説明を受けたからだ。
「今のマツダは、デザイン、メカニズムともに統一性の高い車両開発を行っている。そこで個々の車名よりも『マツダ車であること』を際立たせるため、アクセラの車名を海外と同じマツダ3に変更した。
今回のフルモデルチェンジで車名を変えた理由は、従来のアクセラに比べて、マツダ3は変更の度合いが大きいからだ。
魂動デザインを進化させ、プラットフォームとサスペンションも一新して、エンジンはスカイアクティブXを新搭載した。まったく違うクルマに生まれ変わったから、車名の変更に相応しいタイミングと判断してマツダ3を名乗った」。
ところがデミオをマツダ2に変更したり、アテンザをマツダ6にしたのは、マイナーチェンジに過ぎない。マツダ3とは異なり「車名の変更に相応しいフルモデルチェンジ」ではないだろう。
クルマに詳しいユーザーは、アクセラの車名がマツダ3に変わったり、デミオがマツダ2に変更されたことを知っているが、多くの消費者は受け止め方が違う。
アクセラやデミオが生産を終えて、マツダ3やマツダ2が発売したと解釈する。
問題はリセールバリューの低下の可能性
引用:https://www.mazda-hgr.co.jp/cp/mazda2_1907/
また車名の変更は、旧来のデミオやアクセラのリセールバリュー(数年後の中古車価格と売却額)を低下させる心配もある。
マツダ2やマツダ3の車名が定着すると、中古車を検索する時も、この車名が使われるからだ。
つまりデミオやアクセラの車名で中古車を探すユーザーが減り、中古車販売にも影響を与えてリセールバリューを下げてしまう。
マツダフレアやフレアワゴンといったOEM車のリセールバリューが、本家モデルのスズキワゴンRやスペーシアよりも低いのと同じ理由だ。
ではなぜ”ロードスター”が車名を残す?
↓マツダ ペルソナ
引用:https://www.instazu.com/tag/%E3%83%9E%E3%83%84%E3%83%80%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%8A
デミオ/アクセラ/アテンザの車名をマツダ2/3/6に変更したので、次はロードスターをMX-5に変えるかと思ったが、この車名は残すようだ。
メーカーによると「ロードスターには歴代モデルのファンが多く、車名が財産になっている。
またロードスターは、ボディスタイルやスポーツカーのカテゴリーを示す名称でもあるから、デミオやアクセラとは意味が違う」というのが存続の理由だ。
この説明はデミオ/アクセラ/アテンザを乗り継いできたユーザーに失礼だろう。この3車種に関しても、車名は大切な財産であるからだ。
ロードスターだけ特別扱いするのは筋が通らず、デミオ/アクセラ/アテンザも変えなければよかったことになってしまう。
マツダは車名変更で、大きな失敗を経験した
引用:https://www.mazda-hgr.co.jp/cp/mazda2_1907/
中高年齢層の読者諸兄は、1990年頃に展開して失敗に終わったマツダ5チャンネル体制(マツダ店/フォード店/アンフィニ店/ユーノス店/オートザム店)を思い出すかも知れない。
この時は短期間で5つ販売系列を設け、姉妹車を急増させた。マツダクロノス/フォードテルスター/アンフィニMS-6&MS-8/ユーノス500/オートザムクレフという具合だ。
姉妹車関係が複雑で、どこで買えばいいのかわからず売れ行きを下げたが、特に難解だったのはアルファベットや数字で示される車名だ。
アンフィニにはMS-6とMS-8に加えてMS-9もあり、ユーノスは100/300/500/800を揃えた。オートザム店にもAZ-1とAZ-3があり、マツダ店はクロノスのクーペ版としてMX-6も扱った。
今はSUVを増やしたメルセデスベンツの車名が複雑でわかりにくいが、当時のマツダはそれ以上であった。
今のマツダは車種の数が限られるから、5チャンネル体制のようなわかりにくさは生じていないが、似通った印象も受ける。
マツダの販売店からは「少し時間が経過すれば、新しい車名に慣れると思うが、アクセラなどを廃止して海外と共通化するとは思わなかった。
アクセラのお客様からは『どうして親しんだ車名を今になって変えるの?』と尋ねられた」という話が聞かれた。
メーカーは車名を変えたからには、ユーザーが迷ったり、販売店が困らないように入念な支援をすべきだ。
この支援が円滑に進み、マツダのブランド表現力が従来以上に高まってユーザーの満足度も向上すれば、車名の変更は正解だったことになるだろう。
30年前の失敗を繰り返さないでいただきたい。
まとめ
↓ユーノス500
引用:https://cargeek.jp/4308
新型マツダ2の口コミ、評判をまとめました。今回のMCは、車名変更という荒技にもかかわらず、クルマの見た目は”どこが変わったの?”と思われるくらいの変更です。
もちろん、クルマの中身はサスペンションやシート、安全支援など試乗しなければ伝わらない部分が大きいのも事実。
マツダファンなら、すんなり受け入れる領域の車名変更ですが、中には厳しい声を挙げるモータージャーナリストも少なくありません。
確かに、マツダは1994年に高級車チャネル”アマティ”を創設(トヨタ レクサスやホンダ アキュラに相当)、海外での高級車路線を突っ走る計画でした。
が、その後のマツダの経営難であえなく頓挫、ユーノス、アンフィニ、オートザムなどの販売店や車名はなくなってしまいました。
その頃を知る世代にとって、マツダの冒険に心配をするのは十分理解できる、というわけです。ですから、ぜひ今度こそは”うまく”行って欲しいですね!