新型レクサスRXの色・カラー情報が公開されています。
こちらでは新型レクサスRXの色・カラーに何色があるか、そして人気のカラーはどれかについて紹介しています。
RX450hL/RX450h/RX300
カラーリングが9色
レクサスで最も売れているクルマがRX。当然アメリカが主戦場ですが、とくにサイズアップした450hLはキャデラック エスカレードに追従する存在として大人気になっています。
3列シートがあるロングボディのRX450hL。全長はなんと5,000mmもありますが、一見して標準ボディとの差が分からないほどうまく造形されています。
理由は、Cピラーの意匠。フローティングルーフを後方へと流す形状で、RXの独特なテールエンドの美しさをそのままに保っています。
とはいえ、サードシートのヘッドクリアランスをしっかりキープするために、ルーフは前席ヘッドからほとんど同じ車高のまま。よく見るとワゴンボディを20インチタイヤが支えている形ですが、それがかっこいいのです!
人気色はやはり↓アイスエクリュマイカメタリック。後ほど詳しくご説明致します!
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
ソニッククォーツ
トヨタ車と言えば、《ホワイトパールクリスタルシャイン》。アルファードで最も売れているがこの色です。
ソニッククォーツは、ホワイトパールクリスタルシャインやホワイトノーヴァとは違い、陰影をはっきりと出していく塗装。光りが当たったところは輝き、影になったところは鈍く曇った感じに映ります。
この差のあることで、ボディの凹凸がしっかりと浮き上がり、カタマリ感が出て来るのがソニッククォーツです。何が何でも白!というよりも存在感の白!の人は、こちらを選ぶのが正解です。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
ソニックチタニウム
3番人気のソニックチタニウム。実車はイラストよりもシルバー系が強い色彩です。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator
リヤエンドではボディ塗装とメッキグリルの微妙なバランスが伺えます。このデザインを流用したのが”ジャガー e-PACE”とも目されています。
引用:https://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/13/940019083009571972002.html
ブラック
2番人気は、ブラックとグラファイトブラックガラスフレーク。墨を流したような漆黒か、ガラスフレークによって鈍い光でも浮き上がる塗装面。どちらも魅力的に映ります。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
グラファイトブラックガラスフレーク
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
レッドマイカクリスタルシャイン
レッドにマイカ(雲母)、アルミナの人工結晶であるシラリックを混ぜ合わせた塗装。シラリックは一般的なマイカに比べて色味がなく、反射率が非常に高いため、太陽光に当たった面が直反射すると白っぽく見えます。
ただ、日光が当たっていない部分は鈍く映るため、ボディの凹凸で陰影が表れます。
シラリックという光輝材のことを、トヨタは《クリスタルシャイン、メルク社のシラリックを使うときの名称》と商標登録しており、抜群の存在感を醸し出す塗装の代名詞にしています。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
アンバークリスタルシャイン
アンバーは、日産でもよく用いられる塗装色。クリスタルシャインがもっとも似合うため、塗装色では完成度の高い色と言えます。ただ、シックに見えることから、この色を選ぶ年齢層は50代以降とされます。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
アイスエクリュマイカメタリック
2019年春頃から爆発的に流行しているのが、エクリュカラー。
エクリュ(écru)とは白に近い淡い色を指し、オフホワイトやライトベージュ、アイボリーといったカラーのこと。日本語では生成り(きなり)色と言います。
生成り:染色や漂白される前の、天然繊維の色を指します。《ベージュ、オフホワイト、明るい黄褐色》といった未ざらしそのもので、などが素朴感が人気です。
生成り(エクリュ)のコーディネイト例
麻や綿の素朴感を出すことで”フンワリ”した印象を出すコーディネート。柔らかな色合いです。
引用:https://insta01pho.com/media/2091080501355681533/B0FAqMQDRb9
アイスエクリュマイカメタリックの特徴は?
エクリュが素朴感なら、アイスは純白や輝き。白さを際立たせる方法として、マイカ(雲母)を混ぜたメタリックカラー…非常に贅沢な色彩感覚を演出したカラーリングです。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
アメリカでは?
Satin Cashmere Metallic
サテンカシミヤメタリック と名付けられているカラー。これは2020年モデル直前のモデルとカラーリングですが、淡い色合いはソリッド感もあるメタリック塗装となっています。
引用:https://www.lexus.com/models/RX#
テレーンカーキマイカメタリック
テレーンは《terrane》のことで、岩肌のくっきりした断層などを指すことが多い言葉です。オールテレーンタイヤと言えば、BF Goodrichの分厚いタイヤを思い出す人も多いでしょう。
もともと道なき道を走るためのオールテレーンタイヤ。そのテレーンとカーキ色、天然雲母のマイカ、メタリック…とつなぎ合わせていくとこの色に突き当たります。
ただ、カーキ色は生成り色のひとつ。つまり、自然そのものの色であることから、メタリックが入ることで反射したときの浮き立ち感が演出。
この色を選ぶレクサスユーザーは、かなり色についての知識を持った人であることは間違いないでしょう!
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
ディープブルーマイカ
どちらかと言えば、NXあたりがフィットしている…と感じる色がこのディープブルーマイカ。日本では大型車両でも、アメリカ西海岸では中型程度のRXだからこそ、このカラーをラインナップしていると言えるでしょう。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
F SPORT(RX450h/RX300)
F SPORTはレクサスのスポーツモデル。専用色は2色で、《ホワイトノーヴァガラスフレーク》と《ヒートブルーコントラストレイヤリング》。
テレビやネットで F SPORT のCMをご覧になった人もいるでしょう、必ず若々しいブルーで疾走するレクサスですが、このカラーにまとめられています。
ホワイトノーヴァガラスフレーク
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
この《ホワイトノーヴァ》とは、光輝材(金属や真珠のような輝き、色調の変化を見せる無機材料。塗料、インキ、プラスチックコンパウンドなどに使用) に透明なガラスフレーク(ガラスの微粒子)を 採用したものです。
ホワイトノーヴァガラスフレーク…とは、本来の意味からすると”ガラスフレーク”がホワイトノーヴァの含まれるので、二重に強調していることになりますが、おそらく訴求効果が高いと担当者が思ったのではないでしょうか。
ホワイトパールクリスタルシャインとの違いは、より白さが強いこととガラスフレークを使うことで、ボディの凹凸による影面の濁りを防いだことでしょう。
微妙なことですが、太陽光の反射率が高い白でも影面では当然反射しません。そこで、反射するしないの差が出て来てしまいます。これが白さを曇らせる原因。
ホワイトノーヴァは、曇りの日でも白さがはっきりと目立つため、絶対”白”を求めるなら、この F SPORT を購入するのが鉄則です!
ヒートブルーコントラストレイヤリング
F SPORTのメインカラー。じっくりと動画でこの色を見てから選ぶといいでしょう。どんなホイールでも合うカラーリングです。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
インテリアカラー
ここでは、インテリアカラーをご紹介します。
ノーブルブラウン
画像は RX450h “version L” AWD
引用:https://lexus.jp/models/rx/features/lexus_colors/
リッチクリーム
画像は RX450h “version L” AWD
引用:https://lexus.jp/models/rx/features/lexus_colors/
ブラック
画像は RX450h “version L” AWD
引用:https://lexus.jp/models/rx/features/lexus_colors/
アイボリー
画像は RX450h “version L” AWD
引用:https://lexus.jp/models/rx/features/lexus_colors/
オーカー
画像は RX450h “version L” AWD
引用:https://lexus.jp/models/rx/features/lexus_colors/
F SPORTには、このインテリア
“F SPORT” 専用フレアレッド
画像は、F SPORT専用インテリアの《フレアレッド》。シート素材は本革を使用、大型SUVだけに、後部座席の作りもしっかりしています。オーナメントにミディアムシルバー色の本アルミをセレクトしたバージョンです。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/

引用:https://lexus.jp/models/rx/features/lexus_colors/
“F SPORT” 専用ブラック & アクセントホワイト
こちらの画像は、F SPORT専用インテリアの《ブラック&アクセントホワイト》。シート素材は本革を使用、オーナメントにミディアムシルバー色の本アルミをセレクトしたバージョンです。
引用:https://lexus.jp/models/rx/configurator/
引用:https://lexus.jp/models/rx/features/lexus_colors/
“F SPORT” 専用ブラック
引用:https://lexus.jp/models/rx/features/lexus_colors/
メーカーの塗装は万全ではない
トヨタの品質は世界一、世界が認める事実ですが塗装ではこんなケースがありました。レクサスが《ホワイトパールクリスタルシャイン》を使っていない、という理由がここにあるかもしれません。
《ベストカーウェブ》より
2018年11月のホンダS660の「カーニバルイエローII」と2019年3月にトヨタがリコールを発表した「ホワイトパールクリスタルシャイン」だ。
まず、S660のカーニバルイエローIIだが、顔料の選定が不適切なため早期に色抜けするという問題に対し、ホンダは特定部分の再塗装を2699台を対象にサービスキャンペーンという形で発表している。
いっぽう、2019年3月にトヨタがリコール(無償修理)を発表したホワイトパールクリスタルシャインの塗装剥がれのトラブル。
これはボディカラーがホワイトパールクリスタルシャインの車両において、塗膜を構成する中塗り塗料の濃度(顔料の量)が低く、中塗りの膜厚が薄くなってしまい、長期間にわたる紫外線や雨水の影響によって、下塗りの電着塗膜と中塗り塗膜の密着性が低下。洗車機など、外的負荷を加えることによって、塗膜が剥がれてしまった。
あくまでも、たまたまあった事例と言えるでしょうが、ドイツのベンツやBMW、ポルシェでもこういった話は必ず出ています。
もし塗装でトラブルがあった場合は、ディーラーにすぐに相談するのが一番ですね!
まとめ
新型レクサスRXの塗装についてまとめました。塗装色ネーミングは、とくにランドローバーが”フジホワイト”といった地名を出して来るなど、イメージ戦略が上手です。
RXの場合は《テレーン》が唯一そのイメージを持った単語ですが、あとは機能性や仕組みを内服したネーミング。いかにもまじめな国産車そのもの。
買ってみて、乗ってみて、眺めて馴染んできてから発見できるカラーリングの深み。いかにもレクサスらしい一面ですね!