プジョー 新型208 試乗レポートまとめ!

208

2016年のプジョー 新型208は試乗レポートが数多く寄せられています。

こちらでは2016年のプジョー 新型208の試乗に関するデータをまとめましたのでご紹介します。

208は新型と旧型ではかなり足回りが変わってきています。

特にリミテッドが毎年300台程度の限定台数で販売されていますが、AllureやCieloなど、若干スペックを変えてラインナップされています。

ただ、年々確実に良くなっているのはトランスミッションですね。

6速ATはどうしても回転数の変化で「違和感」を感じる方が多いのですが、日本人がそのあたりを一番気にするという話が欧州ではされているようです。

プジョー渾身の一台、208はおそらくアジア市場を確実に狙ってくるでしょう。

試乗会からのレポートをご覧ください。







2016年モデルは、スムーズなトランスミッションに一安心

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引用:http://i.dailymail.co.uk/i/pix/2013/01/23/article-2266632-171C56DC000005DC-21_634x286.jpg

1.2リッターの「PureTech」3気筒ターボエンジン。

「EAT6」と呼ばれる最新の6速AT。

これはプジョーに言わせれば「なぜ日本で売れない?」と言わんばかりの力の入れようだった、という。

2012年デビュー以来、実に100万台も売れている208は、主要な高級車マーケットを抱える国の中で、なぜ先進国の日本だけが売れないのか?

もちろん北米は別だが、206の時は1.5万台も売れたではないか…という過去の栄光を引きずっているプジョーにとって、起死回生の一発になるのか、甚だ疑問を含んだものとなっている。

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引用:https://i.ytimg.com/vi/voomPaOTq0g/maxresdefault.jpg

さて、2016年6月に全モデルが新規トランスミッションを搭載して、お目見えした。

2015年までのモデルを全く知らない筆者にとっては、エクステリアもインテリアもそれほど注視すべく物はない。

トヨタ・アクアや、ホンダフィット、日産・ノートなど、日本車のインテリアはずいぶんと個性的になり、十分厚みを増したものになっていることを気づかされた。

試乗は、やはり都内某所からAllureをお借りして行われた。

パッと見非常にパッショナブルな赤、ラテンの血が騒ぐにはもってこいの色だ。

全高1,470mmと、意外に高いのはやはりボンネットに隠れる直列3気筒エンジンのせいかもしれない。

全長で4m弱だから、十分コンパクトなのだが、かたまり感はしっかり持っている。そのせいか、従来の華奢なフランス車のイメージよりもマッチョに感じられた。

コックピットに座する。

少々立ち気味のシートは、やはりホールド感がしっかりしている。

腰から背中に掛けてサイドの張り出しが心地よい。

ただ、ファブリック地が夏の暑さでべっとりこないかどうか、心配ではある。とりあえず、発進。

懸念材料の新型ATはなるほどスムーズだ。

問題はないようだ。

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引用:http://www.carsuk.net/wp-content/gallery/peugeot-208-allure-1-2-puretech-review-photos/peugeot-208-allure-12-review-1.jpg



やはり5MTは落とせない。どうしてもこちらを試したくなる

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引用:http://images.honestjohn.co.uk/imagecache/file/fit/730×700/media/7198902/Peugeot~208~(13).jpg

5MTに乗る。

シフトレバーの入り具合はかなり軽い。

Nに入れている時は、左右前後にシフトを動かして、返りを診るが、反応は悪くない。

ただ、ひじ掛けがなぜあるのかがよくわからない。

最初から無くしてもいいのではと思う。

シートを前方に動かし、さっそくクラッチを繋いで2速発進。

軽い。アクセルの遊びが多少大きいように感じられる。

なるほど、シューズもスリッポンではまずいと気が付いた。

我ながら失敗だったのか?アルミの削り出しというペダルはあまり好きではない。

4速、5速と小刻みに変えて街中を流してみるが、非常にスムーズな動作で満足感が強い。

ただ、小回りが意外に不器用だ。

Uターンを一度試みたが、フィットよりも切れ角が狭いようで、切り返しを2度行った。

マニュアルミッションだからというわけではないが、4m弱の全長であと20㎝は回転半径を小さくできなかったのか、残念だ。

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引用:http://reforma-uk.com/wp-content/uploads/2014/07/Peugeot-208-Side-Graphics-R2-Stripe.jpg

次いで、国道と高速道を交互に走ってみる。

首都高はやはりわかってはいたが料金所からの坂は少々もたついていたので、かなり焦ってしまった。

都内は右から左からと首都高へ入る方法がまちまちなこともあり、AT車の方がやはり楽である。

いったん走ってしまえば問題はないのだが、左後方から追い越しを掛けてくる車の動きがなかなかわからないのにはビビってしまった。

そういえば、この車は後ろの視界はあまりよくない。

特に、ハイブリッドやEVといった車がほとんど無音状態で後方に張り付いて来る場合、いきなりバックミラーに幻影が現れるようで怖い。

かなり五感をシビアにする癖が付いたのは良かったのかもしれないが。

新型プジョー208の値引きの方法については、

「新型プジョー208 値引き術!」で詳しく解説しています。

ぜひ参考に、お得に購入して下さい。



1.2Lを選ぶなら、Style Plusで十分か

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引用:http://cdn2.carbuyer.co.uk/sites/carbuyer_d7/files/styles/16x9_720/public/peugeot-208-hatchback-2015-rear-quarter.jpg?itok=SnP6e1BH

エンジンや足回りを度外視して、自分のライフスタイルをよく考えて車を買われていらっしゃるだろうか?

実は私も普段使いの車は趣味性を完全に排して、自分のカラダに合った車を選ぶようにしている。

例えば、30代なら体力も十分だし、長距離を飛ばしても2時間走り続けても、休憩することはないだろう。

だが、40代から50代ともなれば、エンジン音の大きな車かどうかよりも、振動の少ない車を選びたくなる。

車選びで一番大事なのは「ストレスの少ない」車を選ぶことだ。

見た目が良かったから208を選んだ…というのは20代まで。

30代になれば、実は根を詰めて仕事に励んだり、残業が深夜に及ぶこともあるだろう。

本当はそうした若い人こそ、腰を痛めないようなシートをえらんで欲しいし、エアコンの効きも良く、シートに体温の熱がこもらないような車を選んで欲しいのだ。

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引用:http://www.paradisegarage.com.au/assets/waynesworldauto-co-uk-peugeot-208-gti-30th-d-e1423461736787-1024×642.jpg

もう一つは、レースに参戦している車を選ぶことだ。

スバルWRXやレクサスNX、スズキスイフトRSなどは確かにシートの角度が多少立ててある。

それでいて前方の見切りは良いし、エンジンの震えは意外にもカットされている。

大事なのは、エンジンの振動をどれだけ抑えられているか、ということだ。

インパネの素材が安っぽいのかどうかは関係なく、もし前方の何かと衝突した時に、エンジンルームがシートの方に飛び出さない頑丈な作りになっているかだけを気にしたい。

この点を考えると、確かにGTIは間違いなくいい。

1.6Lエンジンの振動はしっかり抑えられているし、扁平タイヤでしっかりと道路に吸いつく走りが楽しめる。

ダンパーの初期調整もいいと思う。

ただ、ランニングコストがどうなるのか?そこが心配だ。

やはり1.6Lエンジンは乗り味はイイが、時々ブルっという時があって、スムーズではないのだ。



直進性はまずまず。ただ、ロールしやすいのはそういう設定か?

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引用:http://www.autosportfoto.sk/images/77797peu-chris-ingram-flies-the-union-flag-208-en-route-to-rally-gb.jpg

直進性とは人によって違いがある。

私は轍に取られたり、道路のくぼみでふわっとハンドリングがざわつくことを嫌う。

これを直進性と私は考えている。

最近は高速道路のレーンが外れると、運転支援システムが作動してレーン内に誘導してくれるシステムもある。

が、一般的にこうしたサポートではなく、車輪が常にまっすぐでなければならない、という鉄則を指す。

ところが、若干甘めなのだ。

なぜか?車重の軽さがもたらしているのか?

これは208MTの特徴だということを肝に銘じる必要がある。

例えば、ドイツ車は総じて日本車よりもブレーキが甘い。

だが、これは事前に急ブレーキを指せないように、わざとブレーキング技術を習得させようとするメーカーの意図だ。

プジョーはそこまで意地悪ではない。が、軽やかな足回りであることは。

反面ポンポンと飛びやすい一面も持つ。

バンク各の大きい道路で、しっかりと曲がるためにはそれなりにライン取りをしっかりしないといけない。

運転する私にもそれをしっかり行うようにプジョー哲学が語っているようだ。

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引用:http://cdn1.evo.co.uk/sites/evo/files/styles/gallery_adv/public/images/dir_1113/car_photo_556966.jpg?itok=jeZXRAOs

約2時間の試乗で考えたことは、フランス車は日本車よりも技術的には遅れている、ということだ。

シートもすでに日本車の方がしっかり感は強くなった。

だが、208は200万円少々で買えるファッショナブル性、小粋なハッチバック、そしてその気にさせるコックピットが大の自慢である。

そして、できれば5MTを手に入れるならば、エンジンオイルをこまめに代える、クラッチの遊びを多少変えるなど自分とディーラーとの研究を行うことで、まさに自分好み、自分のカラダに合う自分の一台が出来上がる喜びがあるだろう。

これは、完ぺきさを最初から人々に提示するBMWやVWとは全く違う。

プジョーに乗るなら、多少は勉強しなければならない。

勉強というよりも、買った後に、日々車とどう付き合うか、エンジン音はどうかなど、機械の調子をよく見てやらなければならない。

そこまで好きであればこその、208だ。

40年前誰もが行っていた暖機運転、オイル交換…つまり、車との付き合い方をプジョーは教えてくれる、それがプジョーと過ごすライフスタイルということなのだろう。

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引用:http://www.peugeotnigeria.com/media/showrooms/showroom-peugeot-208-3-door-kppv3/medias/Peugeot_208_steering_wheel_and_instrument_panel.jpg

→ 新型プジョー208を値引きからさらに50万円安く買う方法とは?