新型軽自動車の大きさを比較! おすすめ人気ランキング【2019年度版】

新車情報

新車を買う際には「車の大きさ」というのは重要な要素になると思いますが、軽自動車は大きさの上限が決まっているため、車の大きさが最終的な決め手にはなりません。

軽自動車を大きさで判断する場合、室内の広さを基準に考えるしかなさそうです。

そこでこの記事では、唯一数値が大きく異なる全高で軽自動車を分類すると共に、室内サイズを室内長、室内幅、室内高の3つに分けてランキング化してみました。







軽自動車の大きさは全高以外ではほとんど差がつかない

スズキスペーシアカスタム&N-BOXカスタム

引用:https://www.webcartop.jp/2018/02/207664/

これから軽自動車の大きさについての話をしますが、その前に1つ大事なことに触れておきます。

それは「軽自動車の大きさは、原則として全高以外でほとんど差がつかない」ということです。

というのも、軽自動車の排気量や大きさは「道路運送車両法」の「施行規則」で細かく定められており、現在販売されている軽自動車の全高と全幅は、この規格のギリギリいっぱいのサイズになっているからです。

なお軽自動車の規格は以下のとおりです。

全長3,400mm以下
全幅1,480mm以下
全高2,000mm以下
排気量660cc以下
定員4名以下
貨物積載量350kg以下

現在販売されている軽自動車の車体サイズは、ほぼすべて全高3,395mm、全幅1,475mmです。正確に言うとあと5mm大きくする余裕はありますが、どのメーカーもそうしていないのを見ると、実質的にこのサイズが上限、ということでしょう。

ただ、全高のみは車種によってサイズが異なります。

そのため、軽自動車の大きさを比較する時は全高のみを比較すればよい、ということになります。

軽自動車の全高は大きく「1,600mm未満」「1,600mm台」「1,700mm台」「1,800mm以上」に分かれます。

1,600mm以下はアルト(1,475mm)、ミライース(1,500mm)、ミラトコット(1,530mm)、ラパン(1,525mm)などの軽セダンが入ります。

スズキアルト

引用:https://www.carsensor.net/contents/market/category_1491/_61745.html

そのほか、S660(1,180mm)やコペン(1,280mm)などもここに含まれます。

ホンダS660

引用:https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17114083

現在販売されている軽自動車の中で、最も全高が低いのがこのS660です。

1,600mm台は「軽トールワゴン」と呼ばれるワゴンR(1,650mm)、ムーヴ(1,630mm)、デイズ(1,640mm)などで、1,700mm台の「軽ハイトワゴン」はスペーシア(1,785mm)、タント(1,755mm)、N-BOX(1,790mm)などが入ります。

ホンダN-BOX&ダイハツタント

引用:https://www.webcartop.jp/2019/08/408854/

現在売れ筋の軽ワゴンのほとんどはここに入ります。

走行安定性と居住性のバランスを取りたければ軽トールワゴンが、多少走行安定性を犠牲にしても居住性や使い勝手を重視するなら軽ハイトワゴンがおすすめです。

1,800mm以上はウェイク(1,835mm)やアトレーワゴン(1,875mm)、エブリィワゴン(1,815mm)などがあります。軽自動車の売れ行きをみると、この辺りは上位に入ってきませんので、全高が高ければ高いほどユーザーの支持を受けられるわけではない、ということでしょう。

ダイハツアトレーワゴン

引用:https://motor-fan.jp/article/10009148

現在販売されている軽自動車で、最も全高が高いのはアトレーワゴンです。

1,900mm台の軽ワゴンが未だ登場しないということは、このくらいのサイズが走行安定性を保てるギリギリの高さなのかもしれません。

2019年軽自動車の室内の大きさランキング

ダイハツタントの室内

引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/tanto/04_interior.htm

前章で述べたように、軽自動車の車体サイズは全高以外での差がほとんどつきません。

しかし室内サイズは全高サイズ以上には差がつきます。

そこでこの章では、室内長、室内幅、室内高の3つで、それぞれベスト5を紹介したいと思います。

2019年軽自動車の室内長の大きさランキング

2019年軽自動車の室内長の大きさランキング、ベスト5は以下のとおりです。

車種名室内長
第1位ワゴンR2,450mm
第2位N-BOX2,240mm
第2位エブリィワゴン2,240mm
第2位NV100クリッパーリオ2,240mm
第5位デイズルークス2,235mm
第5位ekスペース2,235mm

なおNV100クリッパーリオはエブリィワゴンのOEMで、デイズルークスとekスペースは日産と三菱の合弁企業、NMKVが企画・開発して三菱が生産したものです。

つまりこれらは同一車種となります。

もう1度確認をしておきますが、これらの車種も含めて、販売されている軽自動車のほぼすべての全長は3,395mmで同じです。

この5車種を取り上げただけでも、同じ全長にも関わらず室内長でこれだけの差がつきます。

特筆すべきはワゴンRの室内長の長さです。2位のN-BOX、エブリィワゴン、NV100クリッパーリオの2,240mmに対して210mmも大きくなっています。

スズキワゴンRの室内

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/interior/

室内長は後席の足元空間の広さに影響しますので、室内の狭い軽自動車では特に体感的な広さに直結します。

ワゴンRの後席は最大で160mmスライドすることとも相俟って、後席は十分にリラックスして乗ることができます。

スズキワゴンRの後席

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/interior/

後席に人を乗せる機会の多い人は、ワゴンRがおすすめです。

2位のN-BOXは今日本で1番売れている軽自動車ですが、2位のタントの室内長は2,060mm、3位のスペーシアは2,155mmとなっています。

この3車種はガチンコのライバル関係ですが、室内長に関して言えばN-BOXの圧勝です。

N-BOXはガソリンタンクを前席下に配置する、ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」を採用しており、後席の足元空間に余裕があります。

そのためワゴンRに勝るとも劣らない後席の居住性が売りです。

ホンダN-BOXの室内

引用:https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/

後席シートの座面も肉厚に作られているので、シートの座り心地がとても良いのも見逃せないポイントです。

2019年軽自動車の室内幅の大きさランキング

2019年軽自動車の室内幅の大きさランキング、ベスト5は以下のとおりです。

車種名室内幅
第1位ワゴンR1,355mm
第1位エブリィワゴン1,355mm
第1位NV100クリッパーリオ1,355mm
第4位N-BOX1,350mm
第4位N-WGN1,350mm
第4位タント1,350mm

室内幅は室内長ほど差がつかず、団子状態になっています。

1位は3車種同時ランクインですが、ここでもワゴンRが1位に入りました。

エブリィワゴンとNV100クリッパーリオ、N-BOXも室内長に続いてのランクインです。

エブリィワゴンは、兄弟モデルにエブリィがありますが、エブリィの方は4ナンバーの商用車です。

エブリィは佐川急便や日本郵便などで小包の配達に使われているので、街中で見かける機会も多いと思います。

スズキエブリィ日本郵便仕様

引用:https://www.flickr.com/photos/46052146@N08

エブリィワゴンはエブリィの乗用車モデル、ということになりますが、これはどちらかというと「エブリィがあって、エブリィワゴンがある」という関係です。

つまり元々商用車として作られたものを乗用車にした、という流れです。

商用車は荷物をたくさん積むため、何よりも荷室容量が重視されます。その作りが室内長や室内幅の大きさにつながっているものと思われます。

そして室内長ではランクインしていなかったN-WGNとタントが室内幅では入ってきました。

N-WGNはワゴンRと同じ全長1,600mm台の軽トールワゴンですが、室内長は2,055mm、タントはN-BOXと同じ全長1,700mm台の軽ハイトワゴンですが、室内長は2,060mmです。

それぞれライバルと比較すると、室内長はかなり小さいのがわかります。

室内幅は室内長に比べると大きさを実感しにくいので、室内幅のランキングだけを見て「N-WGNも(タントも)結構広いのか」と思ってしまうのはやや早計です。

2019年軽自動車の室内高の大きさランキング

2019年軽自動車の室内高の大きさランキング、ベスト5は以下のとおりです。

車種名室内高
第1位ウェイク1,455mm
第2位スペーシア1,410mm
第3位N-BOX1,400mm
第3位デイズルークス1,400mm
第5位タント1,370mm

軽ワゴンの室内高は「車内で子供が立ったまま着替えができるかどうか」の目安になります。

軽ワゴンは海や山でのアウトドアレジャーに使われることも多いですが、このような場面で子供はすぐに服を汚したり汗をかいたりしますので、車内で着替えることができれば非常に便利です。

1,400mm=140cm前後の身長までであれば、今回のランキングで紹介した車種はすべて立ったまま着替えることができると思います。

ちなみに文部科学省の学校保健統計調査によると、おおむね10歳の男女がこのくらいの身長になるようです。

室内高が最も高いのはウェイクでした。2位のスペーシアに45mmもの差をつけています。

ダイハツウェイク

引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/wake/

ウェイクは全高が2番目に高い軽自動車ですが、1番高いアトレーワゴンの室内高は1,350mmで、タントに次ぐ6位でした。

アトレーワゴンは全高の割に室内高が確保されていない、ということになります。

ウェイクはとにかく室内の広さ(=高さ)をアピールした売り方をされていますが、残念ながらセールスにはあまり結びついていないようです。

ダイハツで最も売れているのはタントシリーズですが、2018年の年間販売台数は約14万2,600台です。

これに対してウェイクは約2万6,000台で、タントの5分の1以下です。

同じ全幅のまま全高を高くすれば、当然走行安定性が悪くなります。実際にウェイクも、重心が高いせいもあって少しハイペースで走るとカーブなどで怖さを感じます。

しかしウェイクの売れ行きが良くないのは、走行安定性よりもむしろ乗り心地にあると思います。軽自動車としては重い部類に入る車両重量を、サスペンションやダンパーといた足回りがしっかりと受け止めきれていない印象です。

そのため路面からの突き上げが直接的に車内に伝わってきて、お世辞にも快適とはいえません。

スペーシア、N-BOX、デイズルークスの室内高は1,400mm~1,410mmで、ほとんど差がありません。タントは1,370mmとやや劣りますが、実用上は問題がないレベルでしょう。

総合的にはN-BOXが1番広い!

以上のランキングを1位から5位までに、順に5ポイントから1ポイントを与えてランキング化すると、1位は10ポイントのワゴンR、2位は9ポイントのN-BOX、エブリィワゴン、NV100クリッパーリオ、5位はデイズルークスの4ポイントとなります。

この5車種のうち、N-BOX以外の車種は室内高でのポイントが0ポイントです。N-BOXのみが室内長、室内幅、室内高のすべてで万遍なくポイントが入っています。

そのため総合的に判断すると、室内が最も広い軽自動車はN-BOX、ということになりそうです。

ホンダN-BOX

引用:https://autoc-one.jp/news/5001216/photo/0006.html

N-BOXが売れている理由は、スタイルや走りの質、乗り心地や先進安全装備など様々に考えられますが、室内の広さというのもユーザーから高評価を受けている、と言えそうです。