新型カムリ エコカー減税他自動車税まとめ!

カムリ

新型カムリのエコカー減税情報が公開されています。

こちらでは新型カムリのエコカー減税や、その他自動車税に関する情報をまとめました。







新型カムリへのエコカー減税制度の適用状況

引用:https://bestcarweb.jp/news/business/2838

まず最初に、多くの人が気になるであろう新型カムリへのエコカー減税の適用状況について紹介しましょう。

2018年10月現在、新型カムリは全グレードがエコカー減税制度の対象です。

その結果全グレードで自動車取得税と自動車重量税が全額免除、自動車税がおおむね75%減税となります。自動車重量税については購入時のみならず、初回車検時も全額免除です。

仮に新型カムリのWS”レザーパッケージ”を購入する場合、納める自動車取得税、自動車重量税、自動車税は以下のとおりです。

カムリ WS”レザーパッケージ”
自動車取得税0円
自動車重量税0円
自動車税11,500円

エコカー減税制度が適用されなかった場合は以下のようになります。

カムリ WS”レザーパッケージ”
自動車取得税約108,500円
自動車重量税30,000円
自動車税45,000円

つまり新型カムリWS”レザーパッケージ”を買う場合、エコカー減税制度のおかげで103,500円の優遇を受けることができるというわけです。



エコカー減税制度のあらまし

引用:https://autoc-one.jp/news/3464273/photo/0004.html

それではエコカー減税制度を知らない人のために、エコカー減税制度とは何なのかを解説したいと思います。

エコカー減税制度とはその名の通り「エコカーを減税する制度」です。減税の対象となるのは先ほども紹介したように自動車取得税、自動車重量税、自動車税の3つとなります(これらの税目の詳細については後ほど解説します)。

エコカーかどうかを判断する基準としては「排気ガス基準」と「燃費基準」があります。つまり排気ガスがよりきれいな車であるほど、燃費がより低燃費な車であるほど税金が優遇されます。この2つについては国土交通省が定めており、基準をより高いレベルで満たせば満たすほど優遇度合いが高くなります。満たしていてもギリギリ、あるいは低いレベルで満たしている場合はそれなりの優遇しかされません。

新型カムリは排気ガス基準が「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」を、燃費基準は「平成32年燃費基準+50%」を達成しています。これは2018年現在設けられている基準の中では最高レベルの基準をクリアしていることになります。

そのためあらゆる車の中で最高レベルの優遇を受けることができています。

排気ガス基準と燃費基準の達成レベルと優遇度合いをまとめたものが以下の表です。

排出ガス基準燃費基準自動車取得税自動車重量税自動車税
平成17年排出ガス基準75%低減レベル平成32年度燃費基準達成20%軽減25%軽減減免なし
平成32年度燃費基準+10%達成40%軽減50%軽減普通自動車50%軽減

軽自動車25%軽減

平成32年度燃費基準+20%達成60%軽減75%軽減普通自動車50%軽減

軽自動車25%軽減

平成32年度燃費基準+30%達成80%軽減75%軽減普通自動車75%軽減

軽自動車50%軽減

平成32年度燃費基準+40%達成全額免除全額免除普通自動車75%軽減

軽自動車50%軽減

次世代自動車(電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車、
クリーンディーゼル車、平成32年度燃費基準+50%達成車)
全額免除(※1)全額免除普通自動車75%軽減

軽自動車75%軽減(※2)

※1:購入時に加えて初回車検時も免税

※2:平成32年度燃費基準+50%達成車は50%軽減

下へ行けば行くほど燃費基準が高いレベルで達成され、優遇度合いも高くなります。1番レベルの低い平成32年燃費基準達成車は自動車取得税で20%、自動車重量税で25%しか優遇されません。自動車税の優遇にいたってはゼロです。



エコカー減税制度は2019年度以降なくなる?

引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/36780#image-23

新型カムリの購入を考えている人にとっては非常にありがたいエコカー減税制度ですが、実は2019年4月以降にどうなるかは極めて不透明です。

というのもそもそもエコカー減税制度自体は期間限定で行われる予定のものであり、過去に数回の延長を経て現在に至っています。そして現在のエコカー減税制度は2017年度と2018年度の限ったもので、2019年度以降がどうなるかは決まっていません。

もっと細かい話をすると、本来であれば2017年度に消費税の10%への増税とセットで自動車取得税が廃止され、代わりに「環境性能割税」というものが導入されてエコカー減税制度も廃止になる予定でした。

しかしご存じのように消費税の10%への増税が延期されたので、自動車取得税の廃止と環境性能割税の導入もなくなってしまいました。同時にエコカー減税制度も多少基準を厳しくした上でもう2年延長されたわけです。

引用:https://www.sankei.com/

2018年10月現在、2019年10月に予定されている消費税の10%の増税がどうなるかはまだ決まっていません。エコカー減税制度が消費税の増税と自動車取得税の廃止、環境性能割税の導入と連動している以上、消費税の増税予定がどうなるかが決まらないとエコカー減税制度の今後もわからない、というわけです。

ただ、国の財政を預かる財務省はエコカー減税制度を廃止したがっています。理由は簡単で財政がひっ迫しているからです。2017年度に再延長が決まった際も財務省の強い要望で適用基準を段階的に厳しくすることが求められています。

前回の消費税の増税が見送られた時に比べて現在は景気も良くなっていますし、既に2回増税を見送っているという経緯を考えると今度こそ消費税の増税に踏み切ること可能性が高いとみられており、そうなればエコカー減税制度も廃止される可能性は高いです。

いずれにしてもこれから新型カムリの購入を考えている人は、エコカー減税制度の今後の行方を注視していく必要があるでしょう。



新型カムリの購入時にかかる税金

引用:https://clicccar.com/2017/07/28/495823/

それでは最後に、新型カムリを購入する際にかかる税金を確認しておきましょう。

消費税

車を購入する際にも消費税はもちろんかかります。

新型カムリのWS”レザーパッケージ”を例にとると、メーカー希望小売価格が4,341,600円となっています。これは税込の価格ですが、税抜価格は4,020,000円になります。つまり321,600円が消費税ということになります。

もちろんメーカーオプションやディーラーオプション、アクセサリーなどにも消費税は課税されます。

引用:https://toyota.jp/camry/grade/?padid=ag341_from_camry_navi_grade

もし仮に消費税が10%に増税されると消費税は402,000円となり、その差額は80,400円です。



自動車取得税

自動車取得税は新車・中古車問わず50万円以上の車を購入した場合に課税されます。

税率は普通車が「取得価額の3%」、軽自動車が「取得価額の2%」となっていますが、この取得価額は最終的にディーラーに支払う総額でも、値引き分を差し引いた車両本体価格でもないことに注意してください。

取得価額とはその車ごと、グレードごとに定められた「課税標準基準額」に、車に固定装着されているオプションの総額を加えた金額のことです。課税標準基準額はディーラーに聞けば教えてもらえますが、財団法人地方財務協会が「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」という冊子に細かく定めています。

オプションは車に固定装着されているもののみが対象となるので、例えばカーナビやカーオーディオは対象、フロアマットは非対称、ということになります。

具体的な金額の計算は難しいので、ディーラーの見積書で確認した方が良いでしょう。

引用:http://creative311.com/?p=20555

ちなみに取得価額は車両本体価格のおおむね9割とされていますので、自動車取得税は「車両本体価格の90%の3%」と考えておけばざっと計算できます。

ただし前述のように2018年10月現在新型カムリはエコカー減税制度の適用により、0円です。



自動車重量税

自動車重量税は車の重さに対して課される税金で、購入時と車検時に納める必要があります。新車購入の際は初回車検が3年後なので3年分、以降は2年おきの車検なので2年分を納めます。つまり3年分と2年分とでは税額が異なります。

自動車重量税は500kg刻みで税額が変わりますが、新型カムリは「~2,000kg」というカテゴリに入るので本来の新車購入時の税額(本則税率)は30,000円です。

初回車検時に納める向こう2年分の税額(本則税率)は20,000円となります。

引用:https://s.webry.info/sp/udonnya.at.webry.info/201206/article_18.html

ただし前述のように2018年10月現在新型カムリはエコカー減税制度の適用により、購入時と初回車検時の自動車重量税は0円です。



自動車税

自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者に対して課税されます。新車購入時は登録日を基準に、翌年3月までの月割り自動車税を納めることになり、翌年度の4月から毎年満額を納めます。

引用:https://www.webcartop.jp/2015/05/8518

自動車税は車の排気量によって500ccごとに税額が変わりますが、新型カムリの排気量は2,487cc、つまり「2.0L超~2.5L以下」というカテゴリに入ります。本来の税額は45,000円です。

ただし前述のように2018年10月現在新型カムリはエコカー減税制度の適用により、翌年度の自動車税は0円です(購入時の月割り自動車税は納める必要があります)。

新型カムリのエコカー減税他自動車税のまとめ

引用:https://clicccar.com/2017/09/24/511940/41-43/

以上、新型カムリへのエコカー減税制度の適用状況、購入や維持にかかる自動車税やその他の税金について紹介しました。

新型カムリは現在購入できる新車の中では燃料電池車やプラグインハイブリッド車などと並んで最も環境に優しい車のうちの1台です。そのためエコカー減税制度の恩恵も最大限に受けることができます。

ただし本文中でも触れたように、2019年度以降のエコカー減税制度の行方が不透明なのが気になります。

もしどうしてもエコカー減税制度の適用を受けた上で購入したい、ということであれば、2019年3月31までに購入するようにしてください。理論上、この日までにナンバーを取得できれば2018年度のエコカー減税制度は適用されます。

仮にエコカー減税制度が今年度いっぱい、ということになれば新型カムリに限らずあらゆる車の駆け込み需要が増大するので、ディーラーは混み合うことになるはずです。ギリギリの購入だと間に合わなくなる可能性もありますので、できれば2018年中に購入を決断した方が良いと思います。