新型レネゲードは試乗レポートが数多く寄せられています。
こちらでは新型レネゲードの試乗に関するデータをまとめましたのでご紹介します。
2016年の日本国内新車台数は497万台。ここには軽自動車から大型貨物自動車まで、全ての車が含まれます。
このうち、登録車(軽自動車のイエローナンバーは除く)、それも乗用車部門でトップセールスを誇るのは、トヨタで133.8万台。
乗用車だけで見れば、国内シェアはなんと47.8%にまで上ります。
では、国内メーカーで登録車販売が一番少ないメーカーはどこでしょうか?
答えはダイハツ、台数は6,859台。
軽自動車の販売台数が58万台で断トツの1位ですが、普通乗用車の販売は難しいようです。
ところで、2016年一年間の販売台数が7,129台となったのが、ジープ。
なんとダイハツを追い抜いてしまいました。
ラングラーやチェロキー、グランドチェロキーなど、わずか6車種しかないジープブランドですが、フィアット・クライスラー・オートモービルズとして、過去最高の販売台数を叩きだし、その中でも、レネゲードとフィアット500が大人気なのです。
目次
安っぽさがない、インテリア。走りを楽しくさせるアイテムがいっぱい
↑イタリアのフィアット工場では、500Xと同じラインでレネゲードが生産されている
引用:http://www.gannett-cdn.com/-mm-/36ee830ad08f8a71fd95cc2176408651110d8015/c=5-0-3261-2448&r=x404&c=534×401/local/-/media/2015/06/22/DetroitFreePress/DetroitFreePress/635705946949761359-Italy-Renegade-6-22-15-271.JPG
引用:http://www.gannett-cdn.com/-mm-/8f2d4ceca58a6a0c73acc03cf81ff9b74a2332db/c=4-0-3260-2448&r=x408&c=540×405/local/-/media/2015/06/22/DetroitFreePress/DetroitFreePress/635705992197807497-Italy-Renegade-6-22-15-166.JPG
■レネゲード・トレイルホークは2.4Lエンジン。4WDを選んだのはやはりジープブランドのイメージがぴったりだから。ドライバーズシートは適度に硬め、着座姿勢は立気味。
インテリアは非常に楽しい気分にさせてくれる。
内装はブラック基調、シートにも赤いステッチが入り、なかなかおしゃれである。
それでいて、全然安っぽさがない。こういう演出は走る気合を高めてくれる。
まずは、アクセルペダルを踏み込んで行く。
確かに言われているようなぎくしゃく感はある。
ただ、9速ATがあたかも「徐々にギアチェンジしている感覚」はそれほど滑らかではないが、そこそこ加速してくれる感覚がある。
エクステリアからかなり「オテンバ」なSUVのイメージがあったのだが、走らせると非常に落ち着いた駆動系を持っていることがわかる。
高速道路では、100km/hならわずか1500回転で巡航可能になった。
エンジン音もこの回転数なら非常に静かで、フィアットのエンジンがゆとりを持ったものなのだ、という認識が持てた。
高速道でも加速感は悪くなく、追い越しも滑らかにできた。
オールシーズンタイヤが付いている、トレイルホークはお得
引用:http://carwow-wordpress-test.s3.amazonaws.com/carwowjeeprenegadevsjeepwrangler.jpg
□今回試乗したトレイルホークですが、一般道は乗用車そのものの走りという感じでした。
SUVのような迫力は感じられず、高速道では、フラット感はまずまず。
スタビリティーも申し分なく、安心してハンドリングを楽しめました。
タイヤですが、グッドイヤーのオールシーズンタイヤ「ベクター4シーズンズ」はなかなか面白いですね。
舗装路では、路面とのコンタクトが多少ザツさが見られます。
硬さがありますが、ロードノイズを拾うことはあまりなかったようです。
このオールシーズンタイヤは、仮に冬道で「夏タイヤ規制」の場合、大変有利。
峠越えのようなハードな路面でもなければ役立ちます。
もちろん、凍結した路面ではグリップ力が弱く、スタッドレスタイヤにはかないません。
が、自宅で冬タイヤの保管スペースがない場合「ベクター4シーズンズ」はスキー場への走行でもまずまず問題なし。
夏場に極端にタイヤの山が減ることもそれほど心配はないといってよいでしょう。
このパッケージはなかなかお得ではないでしょうか?
引用:http://www.car24news.com/wp-content/uploads/2016/12/Alfa-Romeo-Veloce-join-the-Italian-police-force-02.jpg
オシャレな外観なのに、中身はオフロードの走り
引用:http://s2.glbimg.com/lIF4ZAE-JiNPW6jdFujLtYarzYo=/620×400/e.glbimg.com/og/ed/f/original/2015/07/07/jeep-renegade-by-garage-italia-customs-02.jpg
■リミテッドを試乗して感じたこと、それはエンジンに組み合わされる6速DCTというトランスミッションの出来の良さでしょうか。
欧州車では非常にメジャーなトランスミッションで、アメリカではマニュアル・トランスミッションと記載されているため、ATとは違うものと理解されているようです。
DCTは、偶数値ギヤと奇数値ギヤが交互にかみ合うことで、スムーズな加速や減速が可能になるシステムですが、レネゲードのチューニングは実にスムーズではないでしょうか?
例えばスポーツカーのVW・ゴルフRよりも、かなりソフトに味付けされたDCTという印象を受けました。
パワーは140ps、最大トルクは230Nmですが、1675kgもの車体重量のおかげで、軽快さのある走りは望めません。
やはりトルク重視ということになります。
大人3人、4人乗車で十分な重量が加算されたにもかかわらず、サスペンションの硬さは相変わらずで、突き上げる感覚が独特です。
215/65R16というタイヤがさらに、オフロード走行向きの走りにさせてくれるようです。
引用:http://st.motortrend.com/uploads/sites/10/2015/09/2015-Jeep-Renegade-Limited-rear-three-quarter.jpg
載った人からは好評の新型レネゲード、輸入車だからと言って躊躇せずに、自分の物欲にゆだねましょう。
しかし、予算無視で突き進むのも家庭に多大な影響を与えかねないので、しっかり値引きの情報を仕入れてから。
「新型レネゲード 値引き術!」で値引き情報を詳しく解説しています。
ぜひ参考に!
やはりリミテッドの方が軽快に走る
引用:http://worldairlinenews.files.wordpress.com/2014/12/alitalia-2nd-a320-200-ei-dsw-14-jeep-renegadegrdggclrw.jpg
□わずか1.4Lにターボを備えたリミテッドですが、実によく回るエンジンですね。
特に高回転の走りは6速デュアルクラッチならではでしょう。
つなぎも早くスポーティに感じられました。
この辺りはやはりラテン系そのものの走りですね。
レネゲードのシートは、欧州車そのもののバケットタイプ。
アイポイントも高いことから運転が楽ですね。
リミテッドはFFモデルですが、2.4Lのトレイルホークより低回転で同等の最大トルク230Nm、ダウンサイジングターボのいいとこどりで、低速域からよく回ります。
引用:http://images2.gazzettaobjects.it/methode_image/2014/09/11/Motori/Foto%20Gallery/8c16f96bdd11dcee984afc5bf0e7f088_mediagallery-article.jpg
引用:http://resources.carsguide.com.au/styles/cg_hero_large/s3/jeep-renegade-2015-(3).jpg
コーナーでもトレイルホーク以上にフロント、インが特に切れます!
エンジンは、トレイルホークよりスポーティに走れます。トレイルホークとリミテッドは、まったくの別の車。
ジープらしいハードなオフロード対応モデルが欲しいならトレイルホーク。
デザイン性で楽しみたいのならFFのリミテッドが良いでしょう。
引用:http://www.jeep.com/2017/renegade/gallery/index.html
試乗からは、かなり好感度の高いコメントが寄せられています。
インテリアの細かい部分は実際に乗ってみなければわからない部分がありますが、走りに関しては多くの方が共通の感覚を持っているようです。
国産車・輸入車の中でもリーズナブルな価格帯に位置しているSUV、試す価値は大いにありそうですね!