コンパクトでスタイリッシュな5ドアハッチバックタイプのクルマの競争が、ますます激化しています。
各社から低燃費で居住性に優れたコンパクトカーが、続々と登場する中、ここではそのコンパクトカーの頂点に立つ「ホンダ・フィットハイブリッド」と新たにハイブリッド車が加わった「トヨタ・ヴィッツ」の特徴を比較してみます。
コンパクトカーをお探しの際の参考にどうぞ。
目次
ホンダ・フィットハイブリッドVSトヨタ・ヴィッツ、その特徴は
■ホンダ・フィットハイブリッド
引用:http://www.honda.co.jp/Fit/
大好評のホンダの5ドアスモールカー、フィットのハイブリッドモデル「フィットハイブリッド」には、新開発のハイブリッドシステム「Sport HYBRID iーDCD(Intelligent Dual Clutch Drive)」が搭載されます。
1.5リッター直列4気筒DOHCアトキンソンサイクルエンジンに、よりパワフルでコンパクトなモーターを内蔵する新開発デュアルクラッチ式7段トランスミッション(7AT)を直結させ、モーターをエンジンとは逆サイドに配置することで、エンジンを介さない「EVドライブ」、エンジン+モーターの「ハイブリッドドライブ」、エンジンだけの「エンジンドライブ」が可能で、状況に応じた制御により、低燃費と力強い走りが両立しています。
モーターの動力源には、高出力・大容量のリチウムイオンバッテリーが採用され、システム全体の出力が137ps、17.3kgmとなり、JC08モード燃費が36.4km/Lというトップクラスの低燃費が実現しています。
引用:http://www.honda.co.jp/Fit/
そして、フィットハイブリッドの大きな特長は、歴代「フィット」が培ってきたガソリンタンクを前席下に配置する「センタータンクレイアウト」を継承し、ダイブダウン&チップアップ出来るリヤシート(ウルトラシート)を併せることで、広い室内空間が実現されていることにあります。
5名乗車の荷室容量は、FFのガソリン車で、363リッター+床下予備スペース23リッターを誇り、また、リアハッチ開口部の上下幅が55mm拡大されたことで、十分な使い勝手の良さが確保されています。
グレード構成と車両価格は次の通りです。
引用:http://www.honda.co.jp/Fit/
◆HYBRID
(2WD) 1,690,000円
(4WD) 1,884,400円
◆HYBRID Fパッケージ
(2WD) 1,796,000円
(4WD) 1,990,400円
◆HYBRID Lパッケージ
(2WD) 1,959,000円
(4WD) 2,121,000円
◆HYBRID Sパッケージ
(2WD) 2,059,000円
(4WD) 2,221,000円
■トヨタ・ヴィッツ
引用:http://toyota.jp/vitz/
トヨタ・ヴィッツは、トヨタブランドのコンパクトカーの基幹モデルで、現在3代目となっています。
エンジンは、1.0L、1.3Lが用意され、駆動方式はFFと、1.3Lには4WDも設定されています。
ラインナップは、ベーシックな「F」、「FMパッケージ」、内外装に専用メッキ加飾を施すなど、華やかさを表現した個性的なグレード「ジュエラ」、充実した装備の「U]、各グレード(FMパッケージ、U以外)に、アイドリングストップ機能搭載の「スマートストップパッケージ」が用意されています。
今回、マイナーチェンジが実施され、各グレードにそれぞれハイブリッド車が追加されました。
引用:http://toyota.jp/vitz/
また、「ハイブリッドU」と「U」のみに16インチアルミホイールとエアロパーツを装着した「スポーティパッケージ」が設定されています。
ハイブリッド車は、エンジン・モーター・インバーターなどの制御に改良が加えられた1.5Lエンジンのハイブリッドシステムが搭載され、クラストップレベルのJC08モード走行燃費34.4km/Lが実現しています。
駆動用バッテリーをリヤシート下に配置することで、ガソリン車と同等の居住空間・荷室の広さを確保し、また、全長3,945mm(従来型比+60mm)、全幅1,695mm、最小回転半径4.7mとすることで、取り回しにも配慮されています。
エクステリアでは、フロントバンパー、ロアグリル、ヘッドランプ、フォグランプカバー、バックドア、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプ、リヤバンパー、リヤワイパーなどが変更され、ワイド&ローを強調しています。
Bi-BeamLEDヘッドランプ(オートレベリング機能付、スモークメッキ加飾)をオプション設定し、ライン発光のLEDクリアランスランプと相まって、精悍さを強調しています。
インテリアでは、加飾箇所をブラックで統一し、「U」(スポーティパッケージ含む)に茶系色のバレルブラウンが新たに設定され、「ハイブリッドジュエラ」、「ジュエラ」(スポーティパッケージ含む)に赤茶系色のマルサラが新規に設定されました。
メカニズムでは、新構造のショックアブソーバーの採用に加え、ボディ各部のスポット溶接増し打ちなどによるボディ剛性の強化、インストルメントパネルまわりのブレースの板厚アップにより、優れた操縦安定性と乗り心地が両立しています。
安全性能については、従来から設定されている衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」に加え、ヒルスタートアシストコントロールを全車に標準装備とすることで、より強固なものとなりました。
グレード構成と車両価格(ハイブリッドのみ記載、その他はToyota 公式HPにてご確認ください。)
引用:http://toyota.jp/vitz/
◆HYBRID U 2WD/HIBRID U”Sportyパッケージ”
2,087,640円~
◆HYBRID F 2WD
1,819,800円~
◆HYBRID Jewela 2WD
1,983,960円~
価格設定は、ほぼ同額となっています。
最上級グレード、フィットハイブリッド 「HYBRID Sパッケージ」で 205万円、一方、ヴィッツでは「HYBRID U/U”SPORTパッケージ”208万円となります。
価格では互角となります。
ホンダ・フィットVSトヨタ・ヴィッツ、ハイブリッド対決
引用:http://toyota.jp/vitz/
主要スペック比較表
引用:http://www.honda.co.jp/Fit/、http://toyota.jp/vitz/
フィットハイブリッドとヴッツハイブリッドは、ボディサイズ等には大きな違いが見受けられません。
また、動力性能もほぼ同じとなっています。
大きな違いは、フィットハイブリッドはハイブリッドシステム「Sport HYBRID iーDCD」が採用し、ヴィッツハイブリッドでは、トヨタが長年熟成させてきたハイブリッドシステム「THS Ⅱ」が採用されているということになります。
ホンダ・フィットハイブリッドVSトヨタ・ヴィッツハイブリッド、ボディカラーは
■ホンダ・フィットハイブリッド
引用:http://www.honda.co.jp/Fit/
ボディカラーは、全11色が用意され、新たに設定された特別仕様車「Fパッケージコンフォートエディション」では、「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」、「プレミアムピンク・パール」、「プレミアムディープモカ・パール」の新色3色を含む全8章が用意されています。
・プレミアムクリスタルレッド・メタリック
特別仕様車専用色、54,000円高となります。
・プレミアムピンク・パール
特別仕様車専用色、32,400円高となります。
・プレミアムディープモカ・パール
特別仕様車専用色、32400円高となります。
・ミッドナイトブルービーム・メタリック
メーカーオプション、32400円高となります。
。プレミアムブルーオパール・メタリック
メーカーオプション、32,400円高となります。
こちらのカラーはまもなく生産終了となります。
・プレミアムホワイト・パールⅡ
メーカーオプション、32400円高となります。
・アラバスタ―シルバー・メタリック
・クリスタルブラック・パール
引用:http://toyota.jp/vitz/
ボディカラーには新規設定色「アバンギャルドブロンズメタリックを含む全12色が用意されています。
・スーパーホワイトⅡ
・ホワイトパールクリスタルシャイン
メーカーオプション、32,400円高となります。
・シルバーメタリック
・グレーメタリック
・ブラックマイカ
・スーパーレッドV
・チェリーパールクリスタルシャイン
メーカーオプション、32,400円高となります。
・オレンジメタリック
・ルミナスイエロー
メーカーオプション、32,400円高となります。
・ブルーメタリック
・クリアブルークリスタルシャイン
メーカーオプション、32,400円高となります。
ホンダ・フィットハイブリッドVSトヨタ・ヴィッツハイブリッド、オプションは
■ホンダ・フィットハイブリッド
※ボディカラー、特別仕様車専用色「プレミアムディープモカ・パール」
引用:http://www.honda.co.jp/Fit/
フィットハイブリッドには、快適装備をさらに充実させるとともに、、ボディカラーに3つの専用色を採用した特別仕様車「HYBRID Fパッケージコンフォートエディション」が設定されています。
運転席&助手席シートヒーターや360°スーパーUV・IRカットパッケージ等を装備しています。
専用ボディカラーには、「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」、「プレミアムピンク・パール」、「プレミアムディープモカ・パール」を含む全8色が用意されています。
・(2WD) 1,826,000円
・(4WD) 2,020,400円
■トヨタ・ヴィッツハイブリッド
ヴィッツハイブリッドには、そのスタイルを際立たせるアクセサリーやカスタマイズパーツが多数用意されています。
一部ですがご紹介しましょう。
セットオプションとなっていますので、お好みを選んでみてはいかがでしょう。
◆SPORTY STYLE
引用:http://toyota.jp/vitz/
パーツ
・フロントスパッツ(ブラック)
・サイドマッドガード(ブラック)
・リヤスパッツ(ブラック)
・ロアーバンパーガーニッシュ
・リヤスポイラー
・LEDスタイリッシュビーム(専用ガーニッシュ付)
・エアロスタビライジングフィン
など
◆Color Decoration Style
引用:http://toyota.jp/vitz/
パーツ
・カラーデコレーションセット
・ロアバンパーガーニッシュ
・サイドデカール、リヤバンパーでカール、ドアミラーでカール
など
引用:http://toyota.jp/vitz/
パーツ
・ロアグリルガーニッシュ(メッキ)
・ロアバンパーガーニッシュ(メッキ)
・メッキドアミラーカバー
など
まとめ
引用:http://toyota.jp/vitz/
鮮烈なデビューを果たしたトヨタ「ヴィッツハイブリッド」は、他を圧する低燃費と特徴ある外観で、一躍ヒット車の仲間入りを果たしています。
一方、ホンダ「フィットハイブリッド」は、本来の「フィット」の居住性と荷室の広さを損なうことなく、堅実に売れ行きを伸ばしています。
さあ、あなたならどちらを選びますか。
個人的には、「ヴィッツハイブリッド」に注目しています。(独断と偏見に満ちた感想です)
引用:http://www.honda.co.jp/Fit/