レース車両を作り、自らも国際レースに参戦するメーカーとして名高い本田技研。
NSXからN660までスポーツカーをフルラインナップさせるのは世界でもホンダだけ。
ですが、オデッセイやステップワゴンなど先進的なミニバンも数多くヒットさせています。
現在手に入るホンダのミニバン4車種をまとめてみました。
目次
ホンダのミニバン4種、その特徴は?
オデッセイ
引用:http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/
●ホンダには全高の高いステップ ワゴン(5ナンバー枠)があり、オデッセイは”低床”と”スポーツ走行”の出来る高級ミニバンとしてラインナップしています。エンジンは2.4L直4と2Lハイブリッド。
特に売れているハイブリッドは、アトキンソンサイクルエンジンが”発電用”と高速走行での”走行用”の使い分けを行い、滑らかな走りを楽しむことができます。5世代目に入り人気の高いミニバンとしてよく売れています。
・全長×全幅×全高(mm):4,830×1,800(~1,820)×1,685(1,715)
ジェイド
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/
●6人乗り(3列シート)のスタイリッシュワゴン、ジェイド。車高は主な機械式立体駐車場の”1,550mm高さ”内に収まり、後席もキャプテンシート型になっていることから、4人掛けだと非常に快適な室内空間のワゴンと言えます。
3列目は非常用として活用でき、見かけよりも室内高(1,230mm)が高いのも特徴です。
ハイブリッドとガソリンエンジンの2グレードに分かれ、エンジンは共に1.5Lです。
・全長×全幅×全高(mm):4,650×1,775×1,530
ステップ ワゴン
引用:http://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/styling/design/
●1.5Lエンジンのワングレードのみでハイブリッドなし…という劣勢に立たされながら健闘してきたステップ ワゴン。
リッター15㎞というなかなかのハイパフォーマンスと”わくわくドア”、インテリアの垢ぬけた印象で実はじわじわと人気があるミニバンです。
扱いやすい5ナンバーサイズ(人気があるのは全長4,735mm)ですが、3列目シートアレンジが豊富、床下収納が分割できるもの秀逸。
7人掛けが基本で8人掛けがオプションとなりますが、セレクトには後席と3列目シートに実際に座って決めるのが大事でしょう。
・全長×全幅×全高(mm):4,690(~4,735)×1,695×1,840(~1,855)
フリード
引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/design/
●1.5L直4エンジンモデルと、1.5L直4エンジン+モーターのハイブリッドの2グレード。
競合車はトヨタ・シエンタで、全長は30mmフリードが大きく、全高ではほぼ同一となっています。
6人か7人乗りをセレクトできますが、安全性能のホンダセンシング付きを注文する方が圧倒的と言われています。
人気があるのはガソリンモデル(188万円~、ハイブリッドは225万円~)。
燃費は公称17.6~19.0㎞/Lですが、実際にはそれに近い15㎞/Lほどの実燃費…というレポートが多く口コミされています。
・全長×全幅×全高(mm):4,265(~4,295)×1,695×1,710(~1,735)
ホンダの4ミニバンの燃費、エンジン性能、装備とは?
オデッセイ
引用:http://www.honda.co.jp/ODYSSEY/
■オデッセイは”ハイブリッド”と”ガソリンエンジン”(FFと4WDでチューニングが異なる、最高出力と最大トルクは上段がFF、下段が4WD)の2グレード。特にハイブリッドはエンジンがモーター発電用>走行用で、走りは非常に力強く滑らかと好評です。
■主な装備:
・リア右側パワースライドドア
・運転席8ウェイパワーシート
・Honda SENSING
ジェイド
■ハイブリッドとガソリンエンジン+ターボの2択。全車種で3グレードのみの簡素なセレクトとなっています。
■主な装備:
・リアクティブフォースペダル
・Sモードスイッチ、パワースイッチ
・Honda SENSING
ステップ ワゴン
■主な装備:
・アクティブコーナリングライト
・パワースライドドア(右側)
・トリプルゾーンコントロール フルオートエアコンディショナー(↓画像)
引用:http://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/equipment/equipment/
・Honda SENSING
フリード
ホンダの4ミニバンの価格は?
オデッセイ
■ハイブリッド:3,560,000円~4,056,400円
■ガソリン :2,760,000円~3,625,400円
ジェイド
引用:http://www.honda.co.jp/JADE/webcatalog/interior/design/
■ハイブリッド:2,720,000円~2,920,000円
■ガソリン :2,530,000円
ステップ ワゴン
■ガソリン:2,288,000円~3,665,000円
フリード
引用:http://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/cabin/
■ハイブリッド:2,256,000円~2,728,200円
■ガソリン :1,880,000円~2,332,200円
まとめ~ホンダの4ミニバン!
オデッセイ
●オデッセイと言えば、最低地上高145~150mm。トヨタ”アル・ヴェル”なら165~170mmと20mm程度の差で、乗りやすさは断然違います。
7人乗りと8人乗りなら、セカンドシートの余裕さは7人。燃費も20㎞/Lに届くユーザー報告もあり、優秀なハイブリッド性能です。
ハイブリッドを選ぶ場合、乗り味は基本的にクラスレス。ホンダセンシングは付けておいた方がこののち下取りに出す場合有利。
ジェイド
●アジャイルハンドリングアシストのあるホンダ車は少数。
ということで、RSが絶対のお勧め。
カーブでの安定走行ではアジャイルハンドリングアシストの役割は”カーブで内輪にわずかにブレーキを掛けることで、左右車輪の挙動を自然に…”というもの。
ハンドリングが非常に素直になり、意に沿うようなカーブが楽しめる。
ターボもついているガソリンエンジン車、RSが一押し。
ステップ ワゴン
引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20150526-20102459-carview/photo/3/
●わくわくゲートが人気のステップワゴン。このゲートは3列目シートを分割床下収納することで、利用可能。
意外に重宝するのは、長尺ものの積み下ろしだろう。他メーカーにはないため、このゲートはぜひディーラーで試したい。
エクステリアに精悍さを求めたいなら、SPADA。”Cool Spirit Honda SENSING”(299万円)はブラック+シルバーのコンビシートで、高級感アリ。トヨタのミニバンと比較するなら、SPADAはいい。
フリード
●シエンタに比べてどっしりした足回り。ハイブリッド比較では、シエンタが1,380㎏に対し1,410㎏~と重量がある分安定性は高い。
7速デュアルクラッチトランスミッションは非常に滑らかで、3列目まで乗員を乗せても問題なくスムーズに走る。
エクステリアが”コロっとした印象”と思った方は、とりあえず試乗してみよう。
ホワイトベージュのインテリアは明るく使いやすく、ハイブリッドは特に好印象に変わるのは間違いない。
”ハイブリッドG”はホンダセンシングが標準なのがうれしい。
ホンダのミニバンはステップワゴン以外、ハイブリッドを用意しています。が、ジェイドはガソリンタイプがハンドリングも楽しく、エンジンもきびきび。
第一印象でなく、ぜひ試乗してみましょう。