新型プリウスPHV オプションまとめ!

トヨタ

新型プリウスPHVのオプションの情報が公開されています。

こちらでは新型プリウスPHVにはどのようなオプションがあるかなどをご紹介しています。







新型プリウスPHVのメーカーオプション

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引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20170306-20103132-carview/photo/3/#contents

一般的にオプションはメーカーオプションとアクセサリー類を含むディーラーオプションに分かれるますが、新型プリウスPHVは基本的に標準装備が充実しており、メーカーオプションについてはそれほど数が多いわけではありません。

その中から代表的なものをいくつかピックアップしてご紹介しましょう。

■ソーラー充電システム

280,800円

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引用:http://toyota.jp/priusphv/performance/charge/?padid=ag341_from_priusphv_navi_perf_charge

ソーラー充電システムは大型ソーラーパネルをルーフに搭載し、駐車中は太陽光をエネルギーに変換して駆動用バッテリーへ充電、走行中は充電の代わりに補機バッテリー類の消費を補う、というものです。

ただし駐車中に充電される分はメーカーの試算によると1日最大6.1km分、平均2.9km分程度の走行距離に換算できる程度に過ぎません。

少なくとも太陽光による充電だけで走行に必要なバッテリーの大半を賄える、という段階にまではなっていない、ということです。

ソーラー充電システムをオプションで装備できるのはS”ナビパッケージ”とSのみで、より上級グレードであるA系グレードには装備出来ません。

ソーラー充電システムは充電ケーブルと並んでプリウスPHV「らしい」装備となりますが、費用対効果を考えると非常に微妙なところではあります。

レギュラーガソリンをリッターあたり120円とすると、ソーラー充電システムの価格である280,800円あれば2,340リットルの給油が可能です。

新型プリウスPHVの燃費は37.2km/lですので、2,340リットルのガソリンがあれば87,048km走行できるということになります。

月に2,000km走る人でも約3年半分のガソリン代になるわけです。

それだけのガソリン代に相当する費用を投下してまでソーラー充電システムを装備する必要があるのかどうかはよく考えるべきだと思います。

■充電インレット

普通充電+急速充電:75,600円

普通充電のみ:-75,600円

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引用:http://toyota.jp/priusphv/performance/charge/?padid=ag341_from_priusphv_navi_perf_charge

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引用:http://toyota.jp/priusphv/performance/charge/?padid=ag341_from_priusphv_navi_perf_charge

新型プリウスPHVは外部電源からバッテリーに充電できるというのが大きな特徴ですが、最廉価グレードであるSの充電インレット(充電口)は普通充電インレットのみで、それ以外のグレードは普通充電インレットと急速充電インレットの2つがついています。

Sを購入する際に「急速充電インレットも欲しい」という場合、オプションで急速充電インレットを追加することができます。逆にS以外のグレードを購入する際に「急速充電は必要ない」という場合、マイナス75,600円で普通充電インレットのみにすることもできます。

普通充電と急速充電の差は単純に満充電までに要する充電時間の差です。

充電時間は一般的な家庭で専用の配線工事等の必要がない100V/6Aが満充電まで約14時間、200V/16Aが満充電まで約2時間20分、急速充電が満充電量の約80%までで約20分となっています。

新型プリウスPHVへの充電は自宅、もしくは自宅以外の充電スポットを利用することになりますが、自宅でできるのは普通充電になります。自宅での急速充電が不可能なわけではありませんが、専用設備を自宅に設置するのは非常に困難だからです。

充電時間をみると「じゃあコンビニやディーラーの充電施設で急速充電をするのが1番手っ取り早い」と思われると思いますが、実は急速充電に対応した充電スポットというのはそれほど多くはありません。

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引用:https://www2.evphvchargemap.com/pcs/map/tokyo

これはトヨタの「PHV充電サポート 充電スポット検索」というサイトの画面キャプチャで、青のアイコンが普通充電のみの充電スポット、オレンジのアイコンが急速充電に対応している充電スポット、四角いアイコンはトヨタのPHV充電サポートサービス対象外の充電スポットで「急」と入っているものが急速充電に対応している充電スポットになります。

都心部の充電スポットはそれなりに数があるものの、普通充電のみの青のアイコンの方が数が多いことがわかると思います。

これは地域によっても多少状況は変わります。また、新型プリウスPHVも含めて電気自動車の普及が更に進めば急速充電に対応した充電スポットの数も増えていくでしょう。

しかし「充電は自宅で寝ている間にゆっくりすればいい」「あまり遠出をしないから急速充電の必要を感じない」「EVモードにこだわらなくても十分低燃費で満足している」「自宅の周りには急速充電スポットがない」といった場合、急速充電インレットをあえて外して普通充電インレットのみにする、という手もあります。

すると(S以外のグレードでは)75,600円安く購入することができます。

■215/45R17 タイヤ&17×7J アルミホイール

72,360円

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引用:https://toyota.jp/priusphv/performance/performance/?padid=ag341_from_priusphv_perf_perf02

新型プリウスPHVに標準装備されるタイヤとアルミホイールは「195/65R15 タイヤ&15×6 1/2 アルミホイール」になります。

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引用:https://toyota.jp/priusphv/performance/performance/?padid=ag341_from_priusphv_perf_perf02

平たくいえば15インチのタイヤ&アルミ、ということになるわけですが、Aプレミアム、A”レザーパッケージ”、AのA系グレードでは17インチのタイヤ&アルミをオプションで装備することができます。

17インチのタイヤ&アルミのセットで72,360円という価格は決して高くはなく、むしろお買い得度は高いと思います。社外アルミの装着を考えている人は無視していいと思いますが、「手頃な投資でちょっとおしゃれにしたい」という方にはおすすめできます。

■JBLプレミアムサウンドシステム

73,400円

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引用:https://toyota.jp/catalog/priusphv_navi/book/#target/page_no=15

新型プリウスPHVのナビ・オーディオはS以外の全てのグレードでT-Connect SD ナビゲーションシステムが標準装備されますが、スピーカーは6スピーカーとなります。

A系グレードはこれをオプションで8chオーディオアンプ+10スピーカーのJBLプレミアムサウンドシステムにグレードアップすることができます。

■アクセサリーコンセント(ヴィークルパワーコネクター付)

75,600円

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引用:http://toyota.jp/priusphv/performance/charge/?padid=ag341_from_priusphv_navi_perf_charge

新型プリウスPHVは大容量のバッテリーに蓄えた電力を家電製品等に給電することができるのも大きな特徴の1つです。

コンセントはラゲッジスペース左側とフロントコンソール後端の2ヶ所に標準で装備されていますが(ソーラー充電システム装着時は更にフロントコンソール後端にもう1ヶ所の合計3ヶ所)、オプションで用意されるヴィークルパワーコネクターを普通充電インレットに差し込めばこちらも家庭用と全く同じ100Vの外部給電用コンセントとして使えるようになります。

これはAプレミアムのみ標準装備されますが、その他のグレードではオプション装備となります。

新型プリウスPHVは1500Wまでの家電製品を車内外で使うことが可能になりますので、例えばキャンプなどで炊飯器でご飯を炊きながらホットプレートで焼肉を楽しむ、そして食後にはポットでお湯を沸かしたりコーヒーメーカーでコーヒーを沸かして飲む、ということが自宅同様にできるというわけです。

外部給電モードは「EV給電モード」と「HV給電モード」の2つがありますが、前者はエンジンをかけずにバッテリーだけを使っての給電、後者は最初はバッテリーのみ、残量が少なくなるとエンジンがかかり給電を継続する、という仕組みになっています。

災害時や停電時の大事な電源供給元としての働きが大いに期待されると思います。

以上が新型プリウスPHVに用意されている主要なオプションになります。



新型プリウスPHVの標準装備品

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引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20170306-20103132-carview/photo/5/#contents

それでは続いて、新型プリウスPHVの主な標準装備品をグレードごとに整理しておきましょう。

AプレミアムA”レザーパッケージ”AS”ナビパッケージ”S
充電普通充電インレット+急速充電インレット普通充電インレット
表示カラーヘッドアップディスプレイ
座席本革ファブリック
内装運転席8ウェイパワー(前後スライド・リクライニング・シート上下・チルトアジャスター) &助手席4ウェイ(前後スライド・リクライニング) 電動ランバーサポート(運転席)運転席6ウェイ(前後スライド・リクライニング・シート上下) &助手席4ウェイ(前後スライド・リクライニング)
  リヤ大型センターアームレスト (合成皮革巻き・ステッチ付)   リヤ大型センターアームレスト (ファブリック巻き)
サテンメッキ加飾サイドレジスターベゼルシルバー塗装 サイドレジスターベゼル
ドアトリムアッパー(フロント)・ソフトパッドドアトリムアッパー(フロント)
ナノイー
イルミネーテッドエントリーシステム (フロント足元ランプ・インテリアランプ〈フロント・マップランプ/リヤ〉)イルミネーテッドエントリーシステム (インテリアランプ〈フロント・マップランプ/リヤ〉)
フロント大型コンソールボックス (合成皮革巻き・ステッチ付)フロント大型コンソールボックス (ファブリック巻き)
安全
装備
ブラインドスポットモニター〈BSM〉
インテリジェントクリアランスソナー(巻き込み警報機能付)
シンプルインテリジェントパーキングアシスト
ナビT-Connect SDナビゲーションシステム (6スピーカー)オーディオレス (6スピーカー・カバーレス)

標準装備品を元にしたグレード選びでポイントになってくるのはシートと運転アシスト装備になると思います。

まずシートですが、AプレミアムとA”レザーパッケージ”はシート表皮が本革になります。

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引用:http://toyota.jp/priusphv/interior/?padid=ag341_from_priusphv_navi_interior

A、S”ナビパッケージ”、Sはシート表皮がファブリックです。

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引用:http://toyota.jp/priusphv/interior/?padid=ag341_from_priusphv_navi_interior

そしてシート表皮が本革のグレードになると「運転席8ウェイパワー&助手席4ウェイシート」「電動ランバーサポート(運転席)」「リヤ大型センターアームレスト(合成皮革巻き・ステッチ付)」「フロント大型コンソールボックス(合成皮革巻き・ステッチ付)」も自動的についてきます。

これらもAプレミアムとA”レザーパッケージ”のみに標準装備となっているからです。

同じ理屈でシート表皮がファブリックのグレードになると「運転席6ウェイ&助手席4ウェイ」「リヤ大型センターアームレスト(ファブリック巻き)」「フロント大型コンソールボックス(ファブリック巻き)」も自動的についてきます。

全てが少しずつグレードダウンしている上に運転席の電動ランバーサポートがつきません。

上記でおわかりのように、シートを本革にするかファブリックにするかの選択次第で変わってくる装備が3つもあります。特に運転席については稼働箇所が増減したり電動か手動かが変わったりするので変化が大きいです。

内装関係ではこれら以外にもグレードによって異なるものがありますが、その差異はシートほど大きくはありません。

次に運転アシスト装備ですが、「ブラインドスポットモニター」「インテリジェントクリアランスソナー」「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」の3つがAプレミアム、A”レザーパッケージ”、AといったA系グレードでは標準装備となりますが、S”ナビパッケージ”、SのS系グレードではオプションでもつけることができません。

これらについてはもう「ある」か「ない」かのどちらかになってしまう上に、3つが3つともあれば絶対に便利な装備です。

つまりあえておすすめのグレードを考えるのであれば、まずは最低でも3つの運転アシスト装備が標準装備されるA系グレード、ということになり、シートの質と機能にこだわるのであればAプレミアムかA”レザーパッケージ”、こだわらないのであればA、ということになります。

シートと運転アシスト装備がグレード選びのポイント、というのはこういう理由からです。

更にいうならば、主要オプションの項目でご紹介したオプション装備は全てA系グレードであれば装備することが可能です。

車両本体価格を比較するとAは約380万円、A”レザーパッケージ”は26万円高の約406万円、Aプレミアムは42万円高の約422万円となります。

シートで妥協してAをチョイスし、17インチタイヤ&アルミとJBLプレミアムサウンドシステム、アクセサリーコンセント(ヴィークルパワーコネクター付)の合計221,360円を上乗せして買う(合計4,021,360円)というのがお買い得度が高いような気がします。



新型プリウスPHVのオプションのまとめ

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引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20170306-20103132-carview/photo/47/#contents

以上、新型プリウスPHVのオプションをご紹介しました。

新型プリウスPHVのオプションはどれも比較的良心的な価格設定になっていると思います。

いわゆるパッケージオプションの設定がなく、無駄なオプション装備にお金を払う必要がないのも好感が持てます。

おすすめのオプションはやはりアクセサリーコンセント(ヴィークルパワーコネクター付)です。

新型プリウスPHV自体を「大きな発電機」と考えた場合、車外にコンセントがあるというのは非常に使い勝手がよくなるからです。

室外で家電製品等を使いたい場合、室内のコンセントを使うとドアや窓を開け放っておく必要があります。

室内に人が乗っている場合、夏は暑く冬は寒い状態に晒してしまうことにもなりかねません。

アクセサリーコンセント(ヴィークルパワーコネクター付)を普通充電インレットに差し込んで使えば室内は完全に閉め切った状態で外部に電源を供給できるので便利、というわけです。

新型プリウスPHVの値引きの方法については、

「新型プリウスPHV 値引き術!」で詳しく解説しています。

ぜひ参考に、お得にプリウスPHVを購入して下さい。