ホンダのクロスオーバーSUV、「ヴェゼル」が売れています。
ヴェゼルが登場したのは2013年ですが、2014年から2016年まで3年続けてSUVの新車販売台数第1位に輝いています。普通乗用車全体でも第8位です。
2016年末にトヨタがヴェゼルの牙城を崩すべくC-HRが販売好調なため、ひょっとしたら2017年のSUV新車販売台数では第1位の座から陥落するかもしれませんが、それにしても上位は確実でしょう。
ヴェゼルがこれだけ売れているのは3代目フィットをベースにしているためボディサイズがコンパクトであること、SUVらしい塊感のあるマッチョなデザインとホンダらしい流麗なクーペ風のボディラインの融合がマッチしているということ、ミニバン的な使い勝手の良さも兼ね備えていることなどが理由として考えられます。
ガソリン仕様だけでなくハイブリッド仕様もラインナップしており、低燃費であることも大事なポイントです。ハイブリッド仕様の燃費が良いのは当たり前ですが、ガソリン仕様も低燃費で定評のあるフィットにも搭載されているL15B型エンジンを搭載しているのでこちらもハイブリッド仕様ほどではないものの十分に低燃費と言えます。
そうなると気になってくるのが「ヴェゼルはハイブリッド仕様とガソリン仕様のどちらを買えばお得なのか」ということです。
一般的にハイブリッド仕様はガソリン仕様よりも車両本体価格は高くなりますが、高いお金を出してもガソリン代が掛からないのであれば元は取れるような気もしますし、最近話題のエコカー減税も気になるところです。
そこで今回はヴェゼルのハイブリッド仕様とガソリン仕様のどちらを買えばお得になるのか、あらゆる点から比較をしてみたいと思います。
目次
ヴェゼルのハイブリッド仕様とガソリン仕様の代表的なグレードを比較
引用:http://www.webcg.net/articles/gallery/29951
ヴェゼルはハイブリッド仕様もガソリン仕様も複数のグレードがあるため、ここではそれぞれ代表的なグレードを1つ取り上げてご紹介したいと思います。
まずハイブリッド仕様ですが、最上位グレードの「HYBRID RS・Honda SENSING」が1番おすすめのグレードです。
ハイブリッド仕様は「HYBRID<HYBRID X・Honda SENSING<HYBRID Z・Honda SENSING<HYBRID RS・Honda SENSING」という順番にグレードが上がっていきます。
搭載されるエンジンとモーターは共通で、変わるのは標準装備品とオプションで装備可能な装備品です。
まず最廉価グレードのHYBRIDは安全運転支援システム「Honda SENSING」が装備されないのでおすすめ出来ません。
グレード選択の際に大事なポイントとなる装備品の1つが「パフォーマンスダンパー」です。
引用:http://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/performance/driving/
パフォーマンスダンパーは標準装備されるのはHYBRID ZとHYBRID RSの2つで、HYBRID RSでは専用セッティングとなります。他のグレードではオプションでも装備することが出来ません。
パフォーマンスダンパーの有無で走りの質は大きく変わります。パフォーマンスダンパー装着車の方がステアリングがリニアに反応してくれますし、コーナリングもピタリと安定します。段差などを乗り越えた時のショックも明らかに少ないです。
パフォーマンスダンパー非装着車が悪いというわけではありませんが、乗り比べてみるとパフォーマンスダンパー装着車の方が1枚も2枚も上手であることがわかると思います。
グレード選択の際にもう1つ大事になるポイントは「シート生地」です。
HYBRIDとHYBRID Xはシート生地がファブリックになります。
引用:http://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/type/hybrid/
HYBRID Zはファブリックと本革のコンビシートで、カラーはパッションブラックとジャズブラウンから選択出来ます。
引用:http://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/type/hybrid/
引用:http://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/type/hybrid/
HYBRID RSはウルトラスエードと本革のコンビシートです。
引用:http://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/type/hybrid/
HYBRID XはHYBRIDと同じファブリックなので質感がやや低いですし、前述のパフォーマンスダンパーもつきません。
HYBRID Zは本革とファブリックのコンビになる上、カラーも選択出来ます。パフォーマンスダンパーもついてきます。
HYBRID Xは2,500,000円、HYBRID Zは2,670,000円と17万円の価格差がありますが、これは装備の差を考えると納得の価格差です。
HYBRID RSは2,770,000円なのでHYBRID Zとの価格差は10万円ですが、シートが更に質感の高い本革とウルトラスエードのコンビになる上、タイヤ&アルミホイールが18インチになります(HYBRID Xは16インチ、HYBRID Zは17インチ)。
引用:http://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/equipment/rs/
また、RSは様々な専用外装パーツが装備されるため、見た目がとてもカッコ良くなります。
引用:http://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/equipment/rs/
HYBRID Zと10万円の価格差でこの装備の充実ぶりは確実に安いと言えます。
一方のガソリン仕様ですが、ガソリン仕様のグレードは「G<X・Honda SENSING<RS・Honda SENSING」という順番にグレードが上がっていきます。
ハイブリッド仕様との違いはHYBRID Zに対応するグレードがないことです。
ガソリン仕様でおすすめのグレードもやはり「RS」となります。パフォーマンスダンパーが装備されるのがRSのみだからです。
なお、RSの価格は2,390,000円となっています。
ヴェゼルのハイブリッド仕様とガソリン仕様の燃費を比較
引用:http://autoc-one.jp/honda/vezel/report-2593892/photo/0003.html
次にヴェゼルのハイブリッド仕様とガソリン仕様の燃費を比較してみたいと思います。
まずメーカーが公表しているヴェゼルの燃費ですが、ハイブリッド仕様が21.6~27.0km/l、ガソリン仕様が19.8km/l~20.6km/lとなっています。
おすすめグレードに限って言えばハイブリッド仕様のHYBRID RSは25.6km/l、ガソリン仕様のRSは19.8km/lです。
ホンダのハイブリッドシステムにはシンプルな作りの「IMA」、最も効率が良い「i-MMD」、デュアルクラッチを採用した「i-DCD」の3タイプがありますが、ヴェゼルに採用されているのはi-DCDです。
従来までのハイブリッドシステムは「燃費は良いけど走ってて楽しくない」と言われることが多かったですが、I-DCDは7速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせて燃費性能と動力性能を高次元で両立させているハイブリッドシステムです。
なお、2017年6月時点で燃費口コミサイト「e燃費」に寄せられているヴェゼルの燃費に関する口コミでは、ハイブリッド仕様(FF)の平均燃費は18.90km/lとなっています。
カタログ燃費に対する達成率は70.00~80.77 %で、7割あれば合格と言われている中でこの達成率は中々優秀です。
ガソリン仕様(FF)の平均燃費は14.53km/lで、カタログ燃費の達成率は70.54~75.68 %です。
続いて「価格.com」に寄せられたヴェゼルの燃費に関する口コミをいくつかピックアップしてご紹介しましょう。
まずはハイブリッド仕様のHYBRID RSからです。
今までアクア乗ってたけど、SUVだから燃費は諦めてたけど…アクアより燃費がいい。しかもエコモードだとEV走行がアクア並み!で平均燃費は余裕で20超えです。思ったより燃費がいい!
乗り方や距離、運転する道路などで変わりますが、17~21km/lくらいです。あと、走行距離1,000㎞を超えてから燃費が上がってきます。これはエンジンがこなれた為と、運転する側が乗り方に慣れてきた両面があるのかな?と想像しています。
スポーツハイブリッドということを考慮すると、十分に満足しています。燃費重視の方には不足かもしれませんが、私の場合前の2,000ccガソリン車と比べると倍程度に燃費が良くなっているので、不満はまったくありません。
20km/lくらいですねー。気を付ければ22km/l、23km/lと結構いく印象です。フィットHVと同じくらいですが、それと比べるとわるい条件でも燃費が落ちにくく反ってこちらの方がいいかもしれません。
EV走行や70km/h手前で7速にいれてみたり、回生ブレーキ意識するなど楽しみながら燃費をのばせます。
次にガソリン仕様のRSです。
通常使用は大阪市内の買い物や短距離移動ですが、12、13km/l。GWの関東への旅行で市街地、高速、峠とあらゆるステージを走りましたが、15、16km/lで良かったです。私は燃費運転をせず、気持ち良く流れに乗って走る方ですので、その運転でこの燃費は非常に有り難いです。
3,000キロの平均で14.4km/l。ほぼ満足です。前車がハイブリッドだったので燃費は良かったのですが、
東京で渋滞にあいながらガソリンでこれだけ走れば十分かと。東京都心渋滞時含む燃費(500キロ走行) 平均9km/l
関東郊外部を走行時燃費(1000キロ走行) 平均14km/l
高速及び自動車専用道路(1500キロ走行) 平均18km/l
かなりの燃費差がありますが個人的には満足しています。
800km走って15.3km/lです(インターナビリンクの情報)。ガソリン車としては十分だと思います。
納車してすぐなので、通常より高速道を使った遠出が多めですが、平日は片道8kmの渋滞気味の一般道を通勤で使用していますので、この燃費は優秀だと思います。
ちなみに常時アイドリングストップはOFF、E-CONも常時OFFです。
→ 人気SUVのヴェゼルを値引きから更に50万円安く買う裏ワザを公開!
ヴェゼルのハイブリッド仕様とガソリン仕様の維持費を比較
引用:http://car.watch.impress.co.jp/img/car/docs/628/013/html/VEZEL_002.jpg.html
それでは次にヴェゼルのハイブリッド仕様とガソリン仕様の維持費を比較してみたいと思います。
最初に比較するのは車両本体価格と購入時に必ず納める必要がある自動車重量税と自動車取得税、そして自動車税です。
今はいわゆる「エコカー減税」制度が特例措置的に継続されているため、国が定める排気ガス基準や燃費基準の達成度合いによって上記の税金が一定割合減免されることがあります。
ヴェゼルはHYBRID RSもRSもエコカー減税の対象になっており、減免を反映させた金額は以下の通りです。
HYBRID RS・Honda SENSING | RS・Honda SENSING | |
車両本体価格(税込) | 2,770,000円 | 2,390,000円 |
自動車取得税 | 約27,700円(60%減税) | 約35,800円(20%減税) |
自動車重量税 | 5,600円(75%減税) | 16,800円(25%減税) |
購入時に納める自動車税 | 0円~31,600円 | 0円~31,600円 |
翌年度の自動車税 | 17,500円(50%減税) | 34,500円(減税なし) |
購入時に納める税金の合計 | 33,300円~64,900円 | 52,600円~84,200円 |
自動車取得税は50万円以上の車を購入する際に課税されます。
課税対象となるのは車の販売価格や支払った金額ではなく、車種やグレードごとに財団法人地方財務協会が発行する「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」で細かく決められています。
車両本体価格の概ね90%が「取得価額」となり、その3%が税額となる、と考えておけば大丈夫です。
自動車取得税はハイブリッド仕様が60%減税、ガソリン仕様が20%減税です。
自動車重量税は新車購入時と車検ごとに課税されます。エコカー減税が適用されるのは原則的に購入時のみで、ヴェゼルのハイブリッド仕様は75%減税、ガソリン仕様は25%減税となります。
自動車税は新車購入時(月割り)と毎年1回納める必要があります。エコカー減税が適用されるのは購入翌年度の自動車税で、購入年度は正規の税額の月割りを納めることになります。
自動車税はハイブリッド仕様が50%減税、ガソリン仕様は減税がありません。
もしも仮にエコカー減税がなかったとしたら、以下のようになります。これが本来支払うべき税金の額です。
HYBRID RS・Honda SENSING | RS・Honda SENSING | |
車両本体価格(税込) | 2,770,000円 | 2,390,000円 |
自動車取得税 | 約69,200円 | 約59,700円 |
自動車重量税 | 22,500円 | 22,500円 |
購入時に納める自動車税 | 0円~31,600円 | 0円~31,600円 |
翌年度の自動車税 | 34,500円 | 34,500円 |
購入時に納める税金の合計 | 91,700円~123,300円 | 82,200円~113,800円 |
HYBRID RSは約75,400円、RSは約29,600円の減税となります。ハイブリッド仕様であるHYBRID RSはエコカー減税の割合を存分に受けられるためかなりお得と言えます。
ただ、ヴェゼルのハイブリッド仕様はグレードや駆動方式によって燃費基準の達成度合いが異なるため、減税割合も多少変わってくる点は注意して下さい。
最も減税割合が大きいのは「平成32年燃費基準+30%達成」のHYBRID(FF)で、自動車税取得税と自動車重量税は免税、自動車税は75%減税になります。
次は「平成32年燃費基準+20%達成」のHYBRID(4WD)、HYBRID X(FF・4WD、ただし17インチアルミ装着車は除く)、HYBRID Z(FF)、HYBRID RSで、自動車取得税は60%減税、自動車重量税は75%減税、自動車税は50%減税です。
最後は「平成32年燃費基準+10%達成」のHYBRID X(FF・4WDの17インチアルミ装着車)、HYBRID Z(4WD)で、自動車取得税は40%減税、自動車重量税は50%減税、自動車税は50%減税となります。
ガソリン仕様はグレードによる減税割合の違いはありません。
なお、ハイブリッド仕様は2018年度も引き続き同じようにエコカー減税が適用されますが、ガソリン仕様は2017年6月時点で燃費基準が「平成27年度燃費基準+10%達成」に留まっているため、このままでは2018年以降はエコカー減税が適用されなくなってしまいます。
次にカタログ燃費を元に、年間走行距離を1万キロ、および2万キロと仮定した場合のガソリン代を計算してみましょう。
ヴェゼルのカタログ燃費はHYBRID RSが25.6km/l、ガソリン仕様のRSは19.8km/lです。
どちらも使用燃料はレギュラーガソリンとなっていますが、今回はガソリン1リットルあたり127円と仮定して計算することにします。
HYBRID RS・Honda SENSING | RS・Honda SENSING | |
リッター127円のレギュラーガソリンで年間1万キロ走行した場合のガソリン代 | 49,657円 | 64,135円 |
リッター127円のレギュラーガソリンで年間2万キロ走行した場合のガソリン代 | 99,314円 | 128,270円 |
年間走行距離が1万キロであればガソリン代の差は14,478円、2万キロであれば28,956円です。
1回目の車検までは3年ありますので、3年間で計算すると1万キロで43,434円、2万キロで86,868円ということです。
ちなみに車両本体価格はHYBRID RSが2,770,000円、RSが2,390,000円なので38万円の差があります。
38万円高いHYBRID RSを買った人がその分をガソリン代で元を取ろうとすると、年間走行距離が1万キロなら約26年、2万キロなら約13年かかることになります。
年間走行距離が長くなれば長くなるほど短期間で元が取れますが、「ハイブリッド仕様に高いお金を払った分をガソリン代で取り戻そう」という考え方は(ヴェゼルに限らず)基本的に止めた方が良いです。
最後に購入した年、2年目、3年目でそれぞれ必要になる金額の合計を計算してみましょう。
■購入した年(購入月~翌年3月まで)
HYBRID RS・Honda SENSING | RS・Honda SENSING | |
車両本体価格(税込) | 2,770,000円 | 2,390,000円 |
自動車取得税 | 約27,700円(60%減税) | 約35,800円(20%減税) |
自動車重量税 | 5,600円(75%減税) | 16,800円(25%減税) |
自動車税 | 0円~31,600円 | 0円~31,600円 |
ガソリン代(年間走行距離1万キロと仮定) | 4,138円~49,657円 | 5,344円~64,135円 |
合計 | 2,807,438円~2,884,557円 | 2,447,944円~2,538,335円 |
購入した年は自動車税が月割りとなります。そのため購入した月によって税額が変わります。ガソリン代も自動車税に合わせる形で購入した月によって翌年3月までの残月数が変わるので、幅を持たせています。
年間走行距離が2万キロの場合のガソリン代はハイブリッド仕様が8,276円~99,314円、ガソリン仕様は10,688円~128,270円となりますので、合計はそれぞれ2,811,576円~2,934,214円、2,453,288円~2,602,470円です。
■2年目
HYBRID RS・Honda SENSING | RS・Honda SENSING | |
自動車税 | 17,500円(50%減税) | 34,500円(減税なし) |
ガソリン代(年間走行距離1万キロと仮定) | 49,657円 | 64,135円 |
合計 | 67,157円 | 98,635円 |
ハイブリッド仕様は2年目にエコカー減税による自動車税の減免が受けられます。ガソリン仕様は減免がないので正規の税額となります。
年間走行距離が2万キロの場合のガソリン代はハイブリッド仕様が99,314円、ガソリン仕様は128,270円となりますので、合計はそれぞれ116,814円、162,770円です。
■3年目
HYBRID RS・Honda SENSING | RS・Honda SENSING | |
自動車税 | 34,500円 | 34,500円 |
ガソリン代(年間走行距離1万キロと仮定) | 49,657円 | 64,135円 |
合計 | 84,157円 | 98,635円 |
ハイブリッド仕様も3年目になると自動車税は正規の税額になりますので合計金額が変わります。ガソリン仕様は2年目と同じです。
ヴェゼルのハイブリッド仕様とガソリン仕様の比較まとめ
引用:http://gazoo.com/car/newcar/impression/st2/Pages/WCG_140421.aspx
以上、ヴェゼルのハイブリッド仕様とガソリン仕様をスペックや燃費、ランニングコストの面から比較をしてみました。
ハイブリッド仕様とガソリン仕様のどちらがお得なのか、という話しですが、前述のようにハイブリッド仕様の価格が高い分をガソリン代で元を取ろうというのは少々無理があります。
年間走行距離がタクシーやハイヤー、あるいは商用車並みだというのであれば数年で元は取れるでしょうが、おおよそ想定される普通の人の利用状況だと非常に厳しいでしょう。
年間走行距離が2万キロ以下で、10年先にヴェゼルに乗っているかどうかわからない、という人はガソリン仕様を買った方が「お得」ではあると思います。
ただしハイブリッド仕様に乗る意味というのは何もガソリン代が安くなるということだけではないと思います。
ガソリンをなるべく使わない走り、排気ガスをなるべく出さない走りをすることによって地球環境の保護に積極的に参加しているという気持ちが芽生えるでしょうし、先進的なハイブリッドシステムを操って走る愉しみというのもあると思います。
そういった点に価値を見いだせるのであればハイブリッド仕様を選ぶのも良いと思います。