ソリオはハイブリッドとガソリン、どちらが得?スペックや維持費を比較!

スズキ

ソリオは1.2Lのハイブリッド仕様、マイルドハイブリッド仕様、ガソリン仕様の3つをラインナップするコンパクトトールワゴンです。

このカテゴリーはルーミー、タンク、ジャスティ、トールが参入してきたため、今後ますます激しい競争が予想されますが、まだまだ王者ソリオの地位は揺るがないようです。

今回はそんなソリオのハイブリッド仕様、マイルドハイブリッド仕様、ガソリン仕様をスペックや維持費などさまざまな面から比較し、最終的にどれを買えば得をするのか考えてみたいと思います。







ソリオのハイブリッド仕様とガソリン仕様の代表的なグレードを比較

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引用:http://www.webcg.net/articles/-/35579

それではまず最初に、ソリオのハイブリッド仕様とガソリン仕様の代表的なグレードを比較してみたいと思います。

ソリオのハイブリッド仕様は厳密にいうと「ハイブリッド」と「マイルドハイブリッド」の2つに分かれます。

ハイブリッドとマイルドハイブリッドの違いは以下の通りです。

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引用:http://www.suzuki.co.jp/car/solio/performance_eco/

ハイブリッド仕様はMGUという駆動用モーターを搭載していますが、マイルドハイブリッド仕様はISGというモーター機能付発電機を搭載しています。

エンジンのアシスト力はMGUの方が力強く、イメージとしてはハイブリッドはエンジンとモーターで車を引っ張り、マイルドハイブリッドはモーター機能付発電機で発進時に背中をそっと押すような感じです。

ハイブリッドの方がより低燃費を目指せますがその分コストがかかります。マイルドハイブリッドは「簡易的なハイブリッドシステム」なので低コストで搭載出来る反面ハイブリッドほど低燃費にはなりません。

ソリオは全部で5つのグレードが用意されており、上から「HYBRID SZ」「HYBRID SX」「HYBRID MZ」「HYBRID MX」「G」となっています。

このうちハイブリッド仕様はHYBRID SZとHYBRID SX、マイルドハイブリッド仕様がHYBRID MZとHYBRID MX、ガソリン仕様がGです。

HYBRID SZとHYBRID SXのデュアルカメラブレーキサポート装着車の価格差は145,800円です。

HYBRID SZにあってHYBRID SXにない装備は「ディスチャージヘッドランプ」(HYBRID SXは「マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ」)「オートライトシステム」「LEDポジションランプ」「フロントマルチリフレクターハロゲンフォグランプ」「「ナノイー」搭載フルオートエアコン」(HYBRID SXは「エアコン」)「後席右側ワンアクションパワースライドドア」「本革巻ステアリングホイール」(HYBRID SXは「ウレタンステアリングホイール」)「ステアリングオーディオスイッチ」「LEDイルミネーション(フロントグリル)」「LEDサイドターンランプ付ドアミラー」「IRカット機能付フロントガラス」「プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア)」となっています。

価格差と装備差はほぼ釣り合いが取れており、どちらかが特別にお得、ということはありません。

価格差が比較的小さいので、ハイブリッド仕様のおすすめグレードは「HYBRID SZのデュアルカメラブレーキサポート装着車」ということでいいでしょう。

マイルドハイブリッド仕様のHYBRID MZとHYBRID MXは駆動方式が2WDと4WDに分かれていますが、2WDのデュアルカメラブレーキサポート装着車の価格差も145,800円です。

装備差もHYBRID SZとHYBRID SXとほぼ同じなので、マイルドハイブリッド仕様のおすすめグレードもやはり「HYBRID MZのデュアルカメラブレーキサポート装着車」になります。

ガソリン仕様はGのみですがこちらのグレードは装備も大幅に簡略化されているので、法人の営業車向きだと思います。


ソリオのハイブリッド仕様とガソリン仕様の燃費を比較

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引用:http://autoc-one.jp/nenpi/2551391/photo/0044.html

次にソリオのハイブリッド仕様とガソリン仕様の燃費を比較してみましょう。

まずメーカーが公表しているソリオの燃費は以下の表の通りです。

ハイブリッド仕様マイルドハイブリッド仕様ガソリン仕様
カタログ燃費32.0km/l23.8~27.8km/l22.0~24.8km/l

先ほどおすすめグレードとして挙げたハイブリッド仕様のHYBRID SZは32.0km/l、マイルドハイブリッド仕様のHYBRID MZの2WDは27.8km/l、ガソリン仕様のGの2WDは24.8km/lです。

しかしメーカーが公表しているいわゆる「カタログ燃費」は実際に道路で走らせて燃費を計算しているわけではないので、どうしても実燃費より良い数字が出てしまいます。

そこで実際にソリオに乗っているユーザーによる実燃費の口コミとの比較をしてみたいと思います。

最初に燃費口コミサイトの「e燃費」に寄せられたソリオの燃費の口コミからです。

ハイブリッド仕様マイルドハイブリッド仕様ガソリン仕様
口コミ燃費22.27km/l17.97km/l17.46km/l
対カタログ燃費比69.60%64.63%70.41%

一般的にカタログ燃費の約7割ほどの実燃費が出れば合格、とされていますので、ハイブリッド仕様とガソリン仕様はギリギリ合格と言って良いでしょう。マイルドハイブリッド仕様はやや残念な結果です。

次に「価格.com」に寄せられたソリオの燃費に関するユーザーの声をご紹介しておきましょう。

現在250キロ走ってますが、平均燃費は26km/l位です。信号の少ない所を走ってますので他の方よりは良いですが、もう少し伸びてほしいですね。今まで乗ってきた車は全部カタログ燃費以上は走れたので。(HYBRID SZ)

外気温6℃、風も強く信号の多い街中で坂も多く、アクセルもブレーキも試しに強く踏んだりとしましたが平均燃費は25.5km/lでした。あの勢いだとカタログ燃費の32km/Lを超えることも難しい話ではないと思われます。現在の低燃費カーではカタログ値を超えることなんてまずないと言われてますが、このソリオに関しては実燃費の良いAGSを採用したりとカタログ燃費の数値にこだわらず、実燃費を忠実に良くしたスズキはさすがです。(HYBRID SZ)

納車から500kmほど乗った時点で平均18km/l位です。前車が40Lに対し、32Lタンクなのでガソリン給油の間隔が短い気もしますが。(HYBRID MZ)

カタログ27km/lですが、私の実燃費は20km/lです。プリウスアクア以外、どんな車でもカタログ燃費を出せてたので自信があったのですが自信が崩れました。クルコンをつけると瞬間燃費が25~35で一定になるので、平坦な道をクルコンで走るとカタログ燃費に近づくのかもしれません。とはいえ、20km/lも走るので私は満足しています。(HYBRID MZ)


ソリオのハイブリッド仕様とガソリン仕様の維持費を比較

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引用:https://carview.yahoo.co.jp/article/testdrive/20150907-20102556-carview/photo/29/#contents

最後にソリオのハイブリッド仕様とガソリン仕様の維持費を計算して比較してみたいと思います。

比較に用いるのはおすすめグレードとしてご紹介したハイブリッド仕様のHYBRID SZ(デュアルカメラブレーキサポート装着車)、マイルドハイブリッド仕様のHYBRID MZ(デュアルカメラブレーキサポート装着車)、ガソリン仕様のG(いずれも2WD)です。

車両本体価格は以下の通りです。

HYBRID SZHYBRID MZG
車両本体価格2,122,200円1,900,800円1,454,760円

購入時にかかる税金の比較

まず最初に新車を購入する際に必ず必要になる「自動車取得税」「自動車重量税」「自動車税」の比較です。

自動車取得税は車の購入時にのみ発生する税金です。

税額は車種ごと、グレードごとに「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」(財団法人地方税務協会・編)で決められています。

目安は車両本体価格の概ね9割の数字が課税標準額となり、その3%が税額となります。

自動車重量税は車の購入時と車検時に発生する税金です。

税額は車の重さの応じて決められています。

自動車税は車を購入した年も含めて毎年発生する税金です。

車を買った年は翌年3月までの月割りで納税します。

2017年時点で、新車購入時に納めるこの3つの税金は「エコカー減税」という制度のおかげで条件さえ満たせば減免を受けられるようになっています。

どのくらい減免されるかは、国が定める排気ガスと燃費の基準をどれだけ達成しているかによります。

排気ガスがきれいで燃費の良い地球に優しい車ほど税金を安くしてくれるわけです。

それではまずエコカー減税が適用されない状態でのソリオのハイブリッド仕様、マイルドハイブリッド仕様、ガソリン仕様それぞれの税額を見てみましょう。

HYBRID SZHYBRID MZG
自動車取得税約53,000円約47,500円約36,400円
自動車重量税15,000円15,000円15,000円
(自動車税)(34,500円)(34,500円)(34,500円)
購入時の自動車税0円~31,600円0円~31,600円0円~31,600円
合計約68,000円~約99,600円約62,500円~約94,100円約51,400円~約83,000円

購入時に納める自動車税は「翌年3月分までの月割り」になります。そのため購入月によってこれらの税額の合計は変動します。

表では購入時の自動車税額と共に、参考のために本来の自動車税の年額をカッコ内に表記しています。

次にソリオの今回取り上げるグレードへのエコカー減税の適用状況は以下の通りです。

HYBRID SZHYBRID MZG
排気ガス基準平成17年排出ガス基準75%低減レベル
燃費基準平成32年度燃費基準+30%達成車平成32年度燃費基準+10%達成車平成27年度燃費基準+5%達成車
自動車取得税全額免除40%軽減減免なし
自動車重量税全額免除50%軽減減免なし
自動車税75%軽減50%軽減減免なし

HYBRID SZ自動車取得税と自動車重量税は全額免除、自動車税は75%軽減となります。

逆にGは一切の減免がありません。

実際に納める金額は以下のようになります。

HYBRID SZHYBRID MZG
自動車取得税0円約28,500円約29,100円
自動車重量税0円7,500円11,200円
購入時の自動車税0円~31,600円0円~31,600円0円~31,600円
購入時の税金合計0円~31,600円36,000円~67,600円40,300円~71,900円
翌年度の自動車税0円17,500円34,500円

赤字になっている「購入時の税金合計」という箇所の金額がエコカー減税適用後の実際に納めるべき税額です。



ガソリン代の比較

次にガソリン代の比較です。

ここではそれぞれのグレードのカタログ燃費を元に、年間走行距離1万キロの場合と2万キロの場合とでそれぞれ必要になるガソリン代を計算してみます。

なお、カタログ燃費は以下の通りです。

HYBRID SZHYBRID MZG
カタログ燃費32.0km/l27.8km/l24.8km/l

ソリオは全グレードで指定燃料はレギュラーガソリンですが、今回はレギュラーガソリンの価格をリッター127円で計算を進めます。

HYBRID SZHYBRID MZG
年間1万キロ39,751円45,720円51,181円
年間2万キロ79,502円91,440円102,362円

年間走行距離が1万キロ程度だと、ハイブリッド、マイルドハイブリッド、ガソリンの燃料差はそれほど大きくないことがわかります。

年間1万キロ走った場合のHYBRID SZとその他のグレードの年間燃料コストの差ですが、HYBRID MZとの差は5,969円、Gとの差は11,430円になります。2万キロならそれぞれ11,938円、22,860円です。



高いお金を出してハイブリッド仕様を買った元を取ろうとすると・・・

ここでもう1度車両本体価格を比較してみましょう。

HYBRID SZHYBRID MZG
車両本体価格2,122,200円1,900,800円1,454,760円

ハイブリッドとマイルドハイブリッドの差が221,400円、ハイブリッドとガソリンの差は667,440円です。

ただしガソリン仕様のGは装備も大幅に簡略化されているので、価格差=システム差ではありません。むしろ装備による差の方が大きいです。

年間1万キロ走った時のHYBRID SZとHYBRID MZの燃料コストの差が5,969円なので、価格差の221,400円を取り戻すには約37年かかる計算になります。

年間2万キロ走っても約18年半です。

年間1万キロ走った時のHYBRID SZとGの燃料コストの差が11,430円なので、価格差の667,436円を取り戻すには約58年かかります。

年間2万キロ走ると約29年です。

いずれにしても気が遠くなる話しなので、「高く買った分の元を取ろう」という考え方は持たない方が良いでしょう。



1年目、2年目、3年目で必要になる全てのコストの合計を比較

それでは最後に購入した年(1年目)、2年目、3年目でそれぞれ必要になるコストを全て合計して比較してみましょう。

■購入した年(購入月~翌年3月まで)

HYBRID SZHYBRID MZG
車両本体価格2,122,200円1,900,800円1,454,760円
自動車取得税0円約28,500円約29,100円
自動車重量税0円7,500円11,200円
購入時の自動車税0円~31,600円0円~31,600円0円~31,600円
ガソリン代(1万キロ) 3,313~39,751円 3,810円~45,720円 4,265円~51,181円
合計約2,125,513円~約2,193,551円約1,940,610円~約2,014,120円約1,499,325円~約1,577,841円

前述のように購入した年は自動車税が月割りになるため、購入月によってその年にかかるコストは変動します。

ガソリン代も購入した月によって翌年3月までの残月数が変わるので同様に幅を持たせています。

■2年目

HYBRID SZHYBRID MZG
自動車税0円17,500円34,500円
ガソリン代(1万キロ)39,751円45,720円51,181円
合計39,751円63,220円85,681円

HYBRID SZは2年目にエコカー減税の自動車税全額免除の恩恵が受けられます。そのため必要なコストはガソリン代のみです。

■3年目

HYBRID SZHYBRID MZG
自動車税34,500円34,500円34,500円
ガソリン代(1万キロ)39,751円45,720円51,181円
合計74,251円80,220円85,681円

3年目はHYBRID SZ、HYBRID MZも正規の自動車税額を支払う必要があります。Gは前年と変わりありません。


ソリオのハイブリッド仕様とガソリン仕様の比較まとめ

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引用:https://car.autoprove.net/2015/08/8328/

以上、ソリオのハイブリッド仕様とガソリン仕様をスペックや燃費、ランニングコストの面から比較をしてみました。

ソリオはハイブリッド、マイルドハイブリッド、ガソリンと3つのタイプがあるわけですが、この中で最もおすすめなのはハイブリッドです。

まずガソリン仕様のGは繰り返しになりますが装備が貧弱過ぎておすすめ出来ません。

ハイブリッドとマイルドハイブリッドの比較は中々難しいですが、1つ決め手になるのは「下取り価格」です。

ソリオは人気車種なので下取りの際の高額査定が期待出来ますが、ハイブリッドとマイルドハイブリッドでは恐らくハイブリッドの方が査定額は高くなるはずです。

ハイブリッドは最も高いですが、エコカー減税で得をした分と、下取り査定で得をするであろう分を考えるとそれほど悪い買い物ではないと思います。