2016年の新型レガシィ・アウトバックの燃費情報が公開されています。
こちらでは2016年の新型レガシィ・アウトバックの燃費に関するデータをご紹介します。
スバル・新型レガシィ・アウトバックには、日本国内ではハイブリッドやクリーンディーゼルがそろっていません。
しかし、2008年ごろから欧州では「スバル・ボクサー・ディーゼル」として売り出されています。
マツダのディーゼルエンジンが日本国内で成功してきたことで、BMW・ベンツなどが発売してきており、スバルもクリーンディーゼルの発売が近いものと見えます。
その点を含めて現行のガソリン車の燃費性能を見ていきましょう。
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/grade/outback_ltd.html
スバル・新型レガシィ・アウトバック・シャーシ
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/driving/driving.html
エンジンの工夫
■ガソリンエンジン
昔は、吸排気系のチューニングは最高出力を出すために磨かれました。
吸排気ポートは徹底的に研磨され鏡のようにするのが当然でした。
しかし現在では燃費を上げるために磨かれます。
吸気系統を冷やして効率を上げるなどチューニングエンジンのような作業をしてきます。
さらにアイドリングストップは当然として、直接噴射つまり燃料噴射をシリンダーに直接行う方式など幾多の精密な工夫で性能を上げています。
アウトバック・エンジン
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/driving/efficiency.html
ボクサー形式の良いところで左右のシリンダーで爆発の衝撃を打ち消しあうので、バランサーシャフトを必要とせず、小型軽量化に最適な形式です。
実際のエンジンを積んだ車両では、低回転時の振動など、BMW直列6気筒・4気筒エンジンに比べて、さほど静かであるとは思えません。
それは部品精度の問題や防振エンジンマウント、防音材の配置などで印象が大きく左右されるからです。
このようなチューニングともいえる数々の工夫で、JC08モード14.6kmをSUVとしてみたときには、ガソリンエンジンではまずまずの数値でも、今となってはハイブリッドなどと比べて物足りない数値です。
新リニアトロニック
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/driving/driving.html
ボクサーエンジンのメリット「重心の低さのメリット」
引用:http://www.subaru.jp/about/technology/spirit/driving/ultralow02.html
■ディーゼルエンジン
ディーゼルエンジンの泣き所である振動を抑えるには、ボクサー型は最適で、高回転域でこの特徴が生かされて、200km/hを超える速度での静粛性に強みを発揮しているとのこと。
EURO6に対応することができたら、日本国内でも発売するかもしれないと見られており、期待したいところです。
スバルの世界戦略では、主力エンジンとなっていくでしょう。
レガシー2.0D 「EE20」 2Lターボディーゼル
最高出力
110kW(150PS)/3,600rpm
最大トルク
350N·m(35.7kgf·m)/1,800 – 2,400rpm
燃費(欧州複合)
17.6km/L(レガシー・セダン)
スバル・EE20(スバル・ボクサー・ディーゼル)
欧州適合ですので、日本のJC08モード適合よりEURO6の高速巡行に適しているのでしょうが、日本でも高速巡行は日常的に入っており、JC08モードから実走行での数値のダウンは少ないものとみています。
競合車を含めた主要諸元
マツダCX-5
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/grade/#cx-5
※D:ディーゼル燃料(軽油) 84円/L 2016/3現在
※G::ガソリン レギュラー(R) 103円/L 2016/3現在
※ハイオク (H) 114円/L 2016/3現在
マツダ・アテンザワゴン
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/atenza/grade/#atenza-wagon
スバル・レガシーB4
引用:http://www.subaru.jp/legacy/b4/
アウトバックの実燃費
■口コミの実燃費情報(主に価格.comより)
- 高速のみ15km/L
- 街乗り10km/L
- 平均11~12km/L
- 10km/Lいかない。
- 永福→永福(高速のみ、往復)が 19.2Km
- 名古屋~鳥羽水族館まで東名阪道・伊勢道で往復約300kmしてきました。
満タンで、リッターあたり約14km
- 街中や郊外の幹線道路を50km程走りました。
約11km/Lでした。
- まだ1000キロに満たず慣らしは完全に終わっていませんが、先週末に高速区間のみで燃費を出しました。(メーターの燃費計です)
片道約60kmの往復で、往15.1km/L、復19.6km/Lでした。
中央道で往きは登り多めで、アイサイトで基本100kmでセット。
90km位で追従あり。
復路は下り多めで、90kmにセット。
途中80km位で追従ありでした。
アップダウンあっても平均17.35km/Lとなりました。
スレ主さんの報告にもありますが、平坦な道で80km平均なら相当燃費が伸びると思います。
- ちなみに、通勤では10越えてますが、やはり暖気、渋滞などあるとなかなか燃費は伸びません。
- 月~金の通勤使用にて、約140キロ走り、10.7でした。
- 最近の燃費、相変わらず通勤と日常の買い物程度ですが、12±0.4位です。
スタッドレスからノーマルに履き替えましたが、変わらない感じです。
- 私も20km出ました。神戸~東京間の山あり谷ありの総合平均です。
85~95キロで走りました。
高速の平坦路ばかりなら20は越えるので、この数字は決して最高値ではないですよ。
まだ伸びます。
■実燃費情報のまとめ
以上のように、実燃費に関しては走行状態でかなりの隔たりがあり、7km/Lから20km/Lまでありますので、この記事では常識的な運転の範囲を考えて8km~12km/Lと記します。
10km/L時のアウトバックの運転状況
スバル・レガシィ・アウトバック
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/grade/outback_ltd.html
アウトバックを運転してみると、オフロードの経験は日本国内ではあまりできないもので、「こんなところを走れるの!」とオフロードに慣れない我々には感じます。
冬の雪道では、通常の街中・田舎道では全く不安を感じないで済みます。
この条件では、燃費は5~8km/Lぐらいです。
強い雨の日では、タイヤのチョイスが良ければ、視界さえ確保できると不安を感じないで、かなりのスピードで走ることができます。
ワイパーの性能が良いので、高速道路で大雨に遭遇して、トラックの谷間に挟まれたような場面でも、前後のワイパーをフルに使えば不安なく走れます。
視界次第です。ハイドロプレーニング現象の発生はタイヤ次第のようで、メンテナンスを怠らないようにしましょう。
そして意外なのは、高速巡行時の安定性です。
水平対向エンジンのレイアウトは、外観からは想像ができないのでしょうか、重心の低さを思い知らされます。
4~6cm最低地上高はセダンに比べれば高いのですが、全く不安を感じません。
60%扁平率でも、アウトランダーのようにある程度のラフロードを走破できる仕様のタイヤをはけば、高速道路でのハンドリングもしっかりしてきます。
セダン用、ミニバン用のタイヤにするとハンドリングは柔らかくなりますが、乗用車の乗り心地となります。
燃費は、通常タイヤ、スタッドレスタイヤなどタイヤの差ではほとんど変わらず、運転の仕方に大きく左右されます。
特に、アクセルを発進時に大きく開けると、見る間に燃費は悪くなります。
高速道路100km/h巡行8割、街乗り2割で平均10km/Lはきついようです。
それでもSUV4輪駆動、車重などを考えるとガソリン車でこの数値は立派でありましょう。
スバル・ボクサー・ターボ・ディーゼルエンジンの登場を期待しています。
もちろん、現行機ですら高い実用性を持つレガシィアウトバックです。
新型レガシィアウトバックの値引きの方法については、
「新型レガシィアウトバック 値引き術!」で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしていただき、お得な価格でレガシィアウトバックを購入して下さい。