2016年の新型レガシィ・アウトバックのエコカー減税情報が公開されています。
こちらでは2016年の新型レガシィ・アウトバックのエコカー減税や、その他自動車税に関する情報をまとめました。
レガシィ・アウトバックは「平成27年度 燃費基準達成+10%達成」で、「取得税40%減」「重量税25%減」「購入翌年自動車税50%減」です。
ガソリンエンジンとしてはかなりの省燃費を達成しているのですが、ライバルのマツダは欧州仕様のディーゼルエンジンをすでに投入しており、好評を博しています。
現状では、余りかんばしい状態ではなく、欧州での「スバル・ボクサー・ターボディーゼル」エンジンの投入など、次の手を待ちたいと思います。
ここではそれらの様子を見てみます。
スバル・レガシィ・アウトバック
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/gallery/photo.html
スバル・レガシィ・アウトバック主要諸元
マツダCX-5
引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/feature/design/
スバル・レガシィB4
引用:http://www.subaru.jp/legacy/b4/gallery/photo.html
スバル・レガシィ・アウトバック
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/gallery/photo.html
エコカー減税の区分と減税率のまとめ
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/gallery/photo.html
■エコカー減税の区分と減税率
燃料消費量の基準値は各自動車仕様ごとに確定していますので、購入したい車種がどこの段階にあるのかは、カタログなどに記載されていますので確認してください。
計算方式は、詳細のところは区分がそれぞれで確定できませんので、仕様ごとの税負担額を購入の際にディーラーに見積もらせてください。
ここでは、自動車に関わる税金の仕組みを構造的に見ておきます。
自動車3税とは?
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/gallery/photo.html
■重量税とは
新車購入(新規登録)時と車検の際に、車検証の有効期間分をまとめて支払う税金で、重量によって決められます。
オプションを追加すると区分を渡ってしまうこともあるのですが、車検証の車両重量ですのでメーカーオプションまでで見ておけば、まず間違いないでしょう。
※車両重量は車検証記載によりますので、メーカーオプションまでは確認が必要です
■取得税とは
本体価格(車両本体価格+メーカープション)の9割(1千円未満切り捨て)に3%をかけた額で、地方税です。
ディーラーオプションは、本体価格には含まれません。
この本体価格はメーカーオプションまでであり、カタログなどの表記は消費税込みの値段であることがほとんどですので、計算する時は消費税抜きに直して計算してください。
2016年3月現在。これは取得時に1度だけかかる事になります。
■自動車税とは
毎年4月1日から1年間、車を所有することに課せられる地方税で、排気量によって税額が変わってきます。
年度途中で購入した場合、月割りで3月までの分を納めます。
ちなみに、駐車場に置きっぱなしにして乗っていない場合でも掛かりますので、ご注意を。
スバル・ボクサー・ターボ・ディーゼルエンジン
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/gallery/photo.html
スバル・レガシィ・アウトバックにはハイブリッド車も、クリーンディーゼル車の設定もありません。
ハイブリッド車発売のうわさや、クリーンディーゼル車の発売のうわさもあります。
特にクリーンディーゼル車については、欧州で2008年から投入されており、「スバル・ボクサー・ディーゼル」としてディーゼルに向いた機構であることはすでに知られています。
スバル・EE20(スバル・ボクサー・ディーゼル)
最高出力
110kW(150PS)/3,600rpm
最大トルク
350N·m(35.7kgf·m)/1,800 – 2,400rpm
燃費(欧州複合)
17.6km/L(レガシー・セダン)
馬力は大したことはないのですが、低回転域でのトルクが高く、実用域での使いやすさが目立つエンジンです。
これをもう少々高回転エンジンとして日本仕様を作ってくれるのが楽しみです。
欧州の排ガス規制EURO6に対応することができたら、日本国内でも発売するかもしれないとのことです。
高速巡行が欧州では求められますので、完成するとちょうどよいエンジンとなるのではないでしょうか?
ボクサーエンジンは、もともと対抗するシリンダーが爆発しあうため、直列エンジンと違ってバランスシャフトの必要性がないため、軽量に作ることができます。
ディーゼルエンジンは高圧縮であるので振動が激しく、日本では嫌われてきました。
その点ボクサー型であれば、振動を打ち消し合うことができるので、形式としてはディーゼルエンジンとして有利です。
実際は、丁寧な加工とエンジンマウントとの取り付け部分などのブッシュの改良などで振動は決まります。
音も防音材の丁寧な施工で決まります。
これらを克服することは、すでに欧州仕様で出来ているのであり、早い日本市場への投入を望みます。
クリーンディーゼル車とガソリン車の価格差
引用:http://www.subaru.jp/legacy/b4/gallery/photo.html
スバル・レガシィ・アウトバック、仮に欧州「スバル・ボクサー・ディーゼル」が、今年にでも日本市場に投入されたとした場合を考えてみましょう。
引用:http://www.subaru.jp/legacy/outback/driving/driving.html
新車価格でクリーンディーゼル車と現行のガソリン車の価格差が、各社の実績を見ると車両本体価格で40~50万円です。
仮に40万円で投入されたなら、3年後までの優遇税制(エコカー減税)を使って、ガソリン車より25万円程度高いのがスバル・新型レガシー・アウトバックの(仮)クリーンディーゼル車です。
年間2万km5年間ぐらい走れば、車両価格差を取り戻しガソリン車に対向できます。
さらに、走行性能でも特に低速域、街乗りでは優位にたっています。
そして、何よりわずかな費用で社会貢献が出来ることを考えれば、大きく優位性があると考えることが出来ます。
新型レガシィアウトバックの値引きの方法については、
「新型レガシィアウトバック 値引き術!」で詳しく解説しています。