2016年の新型レヴォーグSTIの燃費情報が公開されています。
こちらでは2016年の新型レヴォーグSTIの燃費に関するデータをご紹介します。
2001年にスバルB4に突如現れた「レガシィ Blitzen」。
ドイツ語でブリッツとは稲妻のことだが、BLITZを会社のオーナメントにしている会社がある。
ドイツのアダム・オペルだ。
2016年現在、オペルは日本に輸入されていないため、そのマークを知る人は少ないが、ブリッツの複数形、ブリッツェンが意図するところは、スバルが一発の稲妻に終わらないことなのだろう。
ポルシェデザインとのコラボレーションモデル、ブリッツェンだが、このポルシェデザインは自動車メーカー、ポルシェとは血縁関係がない。
そのため、ポルシェ911やカレラのデザイナーではなく、ポルシェデザインという会社が独立してある。
むろん、ポルシェの名を冠した時計や財布などを販売しているから、フェルディナント・ポルシェも草葉の陰でニヤニヤしているかもしれない…
引用:http://www.subaru.de/familienauto/levorg-sport-kombi-allrad/sicherheit.html
→ 新型レヴォーグSTIが値引きから更に50万円安くなる裏ワザ!?
燃費ありきでは、単なるボディーの軽量化になってしまう
引用:http://www.subaru.de/familienauto/levorg-sport-kombi-allrad/technik/awd-prinzip.html
誰もが乗用車との出会いがあり、強烈な憧れとなっていつかは手にしたい、と思うようになるもの。
それがランボルギーニ・カウンタックかもしれないし、ダイムラー・ベンツGクラスかもしれない。
あるいはトヨタ86かもしれないし、ホンダS660、スズキジムニーという方もいるだろう。
これらの共通点は何か?それは「セダン」でもなく「ワゴン」でも「ミニバン」でもない、ということだ。
乗用車が乗用車であるには、どんな道でもドライバーが的確にハンドリングできるサイズとシステムが搭載されていなければならない。
燃費がいいから車を選ぶのも大事だが、まっすぐに走らない車や整備するのに時間もお金もかかりすぎる車では、維持する意味がなかろう。
お、なにやらリチウム電池のことを書いているのでは?と予想する方、その通り。
EVやPHVの心臓部、バッテリーは永久ではないどころか、10万キロ、あるいは7年で交換するもの…という話がある。
アメリカで盗難届が一番多いプリウスだが、電池が抜かれては、どうにもならない。
引用:http://www.subaru-presse.de/fileadmin/images/modelle/levorg/subaru-levorg-header-pressebilder-mj-2017.jpg
日本では燃費問題が第一級の条件になっている「車選び」。
ところが、欧州では燃費よりも「CO2排出量」が一番の条件になっている。
そんなに欧州の車は排ガスを出しているのか?と考えるのかもしれないが、そうではない。
日本の燃費計算は欧州よりも厳しい。なぜなら日本では平均走行速度が「15km/hから17km/h」程度と考えられている。
むろん、一般道で60km/hが認められている鳥取県などはもっと平均走行速度が速いだろうし、北海道は信号から信号までの距離が数十kmというところがある。
事実、BMWもダイムラーもカタログベースの燃費はあてにできない。
それでも問題がないのは、燃費にこだわる人は、ドイツ車には乗らない…といった「変なプライド」がオーナーにあるせいだ。
引用:https://pbs.twimg.com/media/Cn5NoYFUIAAeWkk.jpg
引用:https://pbs.twimg.com/media/Cn5NoYFVUAIswB7.jpg
1.6Lで16km/L。これはかなりいい
引用:http://clicccar.com/wp-content/uploads/2016/06/lev16710s-20160627111916.jpg
さて、レヴォーグSTIだが、ご存知の通り車重もエンジンもノーマルレヴォーグと全く変わらない。
それだけ聞けば、おおSTIなのに燃費がいいのかっ!と飛び上がってしまう方もいるかもしれない。
そうです、飛び上がってください、とぜひお勧めしたい。
ここがミソだ。つまり、日本の名だたる車種は皆「プレミアムブランドは燃費が落ちる」と考えられている。
プリウスも一番下のグレードは40km/L走るが、ほとんどの人が買う中間グレード以上は32km/L程度なのだ。
しかし、レヴォーグSTIは、2.0Lが13km/L程度、1.6Lで16km/L程度。ここで考えていただきたいのは、平均時速17kmに落ちたときの燃費であって、高速道ならもっと良くなる。
もちろん、モーターもないし、2.0Lはアイドリングストップもない。
だが、その代わりコーナーリングを一番合理的なトレースで走行できるわけだし、VWのDSGのようなギヤに気を使った加速は全く不要だ。
そもそも、スポーツモデルで燃費がよい、ということは軽自動車のアルトワークスのような軽量化ボディに頼るしか方法がない。
アルトワークスや同じくスズキのジムニーのエンジンを搭載した、ケータハム・セブン160のような独特なスポーツカーは、走らせて楽しいし、車の原点とも言えるだろう。
だが、ニュルブリンクを2連覇する乗用車で、MT車はおそらく今後あり得ないだろう。
スピードの追求は、もはや電子制御によるギヤチェンジか、モーターによる無段変速マシンにより設定が加速する。
こうなれば、燃費競争も限りなく「副産物」がなければ続けられなくなる。
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新型レヴォーグSTIに乗ってわかる、本当の価値
引用:http://image.e-nenpi.com/article_images/201408/229478/732286.jpg
レヴォーグSTIは何をしたかったのか?それは、トヨタのTNGAボディ、マツダのスカイアクティブ、スズキの圧着技術など、多くのメーカーが知恵を振り絞って考え突くところを行っているのではないか?
例えば、トヨタ・クラウンアスリートハイブリッドは、80か所も剛性を高めたのだが、あくまでも溶接、それもロボット溶接で行ったことで、剛性を高めたうえで軽量化を追求している。
溶接も電気で金属を圧着させるのだが、複雑な形状のボディーとシャーシを確実にピンポイントで圧着させるロボットは、日本独自の技術。
森精機、ヤマザキマザックは、アメリカの乗用車工場にロボットを輸出する最新技術の企業。
誰もが乗用車の技術は認めても、その生産工場の主役、ロボットには関心がない。
だが、ロボット技術が進歩していなければ、マツダのソウルレッドは陽の目を見なかったし、5層コートもドイツ並みの工程が必要になったはずだ。
残念なのは、欧州向けのSTIにレッドやブルーがないこと。
燃費が良くて走りがよい、そんな車を400万円以内で作ったのは、世界でスバルしかない。
それも、ロードバイクが搭載できる「ワゴン」なのだから、これ以上の喜びはないと思われるのだが!
引用:http://fsv-image.autoc-one.jp/images/2042359/010_o.jpg
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