新型WRX S4 (2017年D型) 価格・値段はいくら?グレード別に紹介!

WRX S4

2017年の新型WRX S4の価格・値段がいくらなのか公開されています。

こちらでは2017年の新型WRX S4の価格・値段がいくらなのかをグレード別にまとめました。







WRXについての基礎知識

スバルWRXはスバルが2013年11月のロサンゼルスオートショーで正式発表し、翌2014年8月に国内市場に投入したCセグメント(ミドルサイズ)のスポーツセダンです。

スバルのセダンには他にレガシィB4とインプレッサG4がありますが、車格的にWRXは両者の中間であり、アッパーミドル的な位置付けということになります。

ちなみにWRXにはハイパフォーマンスモデルの「WRX STI」と「WRX S4」の2つがありますがこの2つは完全に別車種扱いで、今回取り上げるのはあくまでもWRX S4です。

さて、WRX STIもWRX S4も源流は同社のインプレッサにあり、「WRX」(WRX STI含む)は元々インプレッサのスポーツバージョンにつけられていたサブネームのようなものです。

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引用:http://www.carsensor.net/contents/testdrive/category_72/_14514.html

2010年の3代目インプレッサのマイナーチェンジ時に「インプレッサWRX STI」からインプレッサの冠が外されて「WRX STI」として販売されることになりましたが、この段階ではあくまでもインプレッサの派生グレード的な位置付けでした(表向きは独立した車種、実際の正式名称はあくまでもインプレッサWRX STI)。

その後インプレッサは2011年に4代目へと移行しましたがWRX STIはそのまま2014年8月まで販売を継続しました。

そして現在の新WRX STI、そしてWRX S4に進化した、という流れです。

この間に直接的な連続性はなく、現在販売されているWRX S4はもちろん、WRX STIも完全に新ブランドということになります。

なおWRX STIは北米やオーストラリア、ヨーロッパなどでも販売されていますが、WRX S4は国内市場専売モデルです。

2017年新型WRX S4のグレード別価格紹介

それではさっそく2017年新型WRX S4のグレードと価格をご紹介します。

■2.0GT EyeSight

3,369,600円

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/grade/grade.html#grade1

■2.0GT-S EyeSight

3,736,800円

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引用:http://www.subaru.jp/wrx/s4/grade/grade.html#grade2

WRX S4のグレードは2.0GT EyeSightと2.0 GT-S EyeSightの2つのみです。

搭載されるエンジンは2.0LのDOHC直噴ターボ、トランスミッションはスポーツリニアトロニックのみでマニュアルの設定はなし、駆動方式はAWDのみ、という点で両グレードは共通です。

そして両グレード共に運転支援システム「アイサイト(ver.3)」を標準で装備します。

グレード間の違いは「足回り」「外観」「安全装備」

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引用:https://clicccar.com/2017/07/16/491527/003-1-2/

2.0GT EyeSightと2.0 GT-S EyeSightの違いを端的に言うと「足回り」と「外観」、そして「安全装備」です。

2.0GT-S EyeSightのダンパーはビルシュタイン製

まず足回りですが、2.0 GT-S EyeSightには「ビルシュタイン製ダンパー(フロント倒立式)」が標準装備となります。

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/grade/grade.html#grade2

なお2.0GT EyeSightにはカヤバ製の正立ダンパーが標準装備されます。

ビルシュタインはドイツのメーカー、カヤバは日本のメーカーです。カヤバ製のダンパーももちろん非常に優れているのですが、F1を始めとする世界中のあらゆるレースを走る車両で採用されるダンパーの多くがビルシュタイン製です。

それだけ信頼性と実績が高いとも言え、ビルシュタイン製のダンパーは高級ダンパー、スポーツダンパーの代名詞的な存在です。

正立式と倒立式の違いですが、この2つはダンパーの取り付け方が完全に上下逆さまになります。

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引用:http://www.tein.co.jp/special/inverted/

WRX S4のサスペンションはフロントがストラット式、リヤがダブルウィッシュボーン式ですが、ストラット式のサスペンションに正立式のダンパーを装着すると、ダンパー内のショックアブソーバーのピストンロッドと呼ばれる部分(上の画像の正立式の図の細い部分)がアッパーアームを兼ねる状態になります。

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引用:http://www.tein.co.jp/special/inverted/

タイヤを通じて大きな荷重がかかった場合は操縦安定性に大きな影響を及ぼしますし、強度が不足していると最悪ここが破損してしまいます。

まさか破損させるわけにもいかないので通常はピストンロッドを太くするなどして強度をアップしますが、これは構造上どうしても限界があります。

そこで考え出されたのが倒立式、つまりダンパーを上下逆さまに取りつけるという方法です。

ショックアブソーバーのケースは当然ピストンロッドよりも太く頑丈になっているので十分な強度が確保され、操縦安定性も高まります。

もちろん正立でついていたものをそのまま逆に取りつければ済む話ではなく、倒立式には倒立式なりの専用設計が必要になります。正立式に比べると構造も複雑で部品点数も多くなるので、パーツ自体のコストは高くなります。

そのため倒立式のダンパー、ましてビルシュタイン製ともなると高級車にしか搭載されないわけです。

つまり上位グレードである2.0 GT-S EyeSightは、2.0GT EyeSightに比べてより「攻めた走り」をしたい方向けである、ということがいえます。

2.0GT-S EyeSightは245/40R 18インチタイヤ&トランクリップスポイラーを装備

次に外観上の違いですが、2.0 GT-S EyeSightは40タイヤとトランクリップスポイラーを装備しています。

2.0GT EyeSightのタイヤ&アルミホイールは「225/45R18タイヤ&18インチ×7 1/2Jアルミホイール(ガンメタリック塗装)」です。

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/grade/grade.html#grade1

一方の2.0 GT-S EyeSightは「245/40R18タイヤ&18インチ×8 1/2Jアルミホイール(ダークガンメタリック塗装)」になります。

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/grade/grade.html#grade2

どちらも18インチという点では同じですが、タイヤの扁平率が2.0 GT EyeSightは45なのに対して2.0 GT-S EyeSightは40です。つまり2.0 GT-S EyeSightの方が太いタイヤを履いている、ということになります。

一般的にタイヤの扁平率が低くなるとハンドリングが向上する反面、乗り心地が悪くなるといわれています。

とはいえハンドリングや乗り心地はタイヤ以外の要素も大きく影響するので、40が45に比べて扁平率が低いのでハンドリングが良い(乗り心地が悪い)と単純に考えるのは早計です。

もう1つの外観上の違いとして、トランクリップスポイラーの有無があります。

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/grade/grade.html#grade2

トランクリップスポイラーは2.0 GT-S EyeSightでは標準装備されますが、2.0 GT EyeSightでも希望すればオプションでの装備が可能です。

また、2.0 GT-S EyeSightは別途大型リヤスポイラーがオプションで用意されます。こちらは2.0 GT EyeSightではオプションでも装備することができません。

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/grade/grade.html#grade2

2.0GT-S EyeSightは「アイサイトセイフティプラス」が装備

最後に安全装備についてです。

WRX S4は両方のグレードにアイサイトが標準装備されますが、アイサイトとは別に用意されている「アイサイトセイフティプラス(運転支援)」と「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」の2つは2.0 GT-S EyeSightで標準装備、2.0 GT EyeSightでオプション扱いとなります。

ここでアイサイトについて簡単におさらいしておきましょう。

アイサイトとはスバルの運転支援システムのことで、現在は3世代目の「アイサイトver.3」が各車に搭載されています。

WRX S4は2017年7月に年次改良(D型)が発表され、8月から販売を開始していますが、この年次改良でアイサイトに「ツーリングアシスト」という機能が追加されました。

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/safety/safety2_1.html

ツーリングアシストは0km/h~約120km/hの間でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を自動でアシストしてくれる、という機能です。

従来までは区画線を認識して車線をキープする機能が60km/h~100km/hの範囲でしか作動しませんでしたが、これが0km/h~120km/hとゼロ発進から高速域まで作動するようになりました。

また、車間距離と速度の自動制御の上限が100km/hだったものが120km/hにアップしています。

これにより単一車線であれば事実上の自動運転が実現したことになります。

ツーリングアシストの追加によってアイサイトver.4に進化するのでは、と言われていましたが、形の上ではヴァージョンアップではなくあくまでも改良にとどめられました。

WRX S4のアイサイトはこのツーリングアシストに加えて「プリクラッシュブレーキ」「後退時自動ブレーキシステム」「AT誤発進抑制制御&AT誤後進抑制制御」「全車速追従機能付クルーズコントロール(定速クルーズコントロール)」「車線逸脱抑制&車線逸脱警報&ふらつき警報」「先行車発進お知らせ機能」「アイサイトアシストモニター」などで構成されます。

繰り返しになりますが、ツーリングアシストも含めたアイサイトは2.0GT EyeSightと2.0 GT-S EyeSightの両グレードで標準装備となります。

次にアイサイトセイフティプラスですが、こちらは「運転支援」のものと「視界拡張」のものと2つに分かれています。

運転支援は「スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)」と「ハイビームアシスト(自動防眩ルームミラー付)」が含まれます。

スバルリヤビークルディテクションは後方や側方の死角から接近する車両を検知し、サイドミラーのインジケーターを点灯することによってドライバーに知らせてくれます。

この状態で車線を変更使用とするとインジケーターが点滅し、ドライバーに注意を促します。これによって車線変更時や駐車場での後退時の接触事故を防ぐことが出来ます。

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/safety/safety2_2.html

ハイビームアシストはフロントウインドゥ内の単眼カメラが車両前方の光を感知し、状況に応じてライトのハイビームとロービームを自動的に切り替える、というものです。

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/safety/safety2_2.html

視界拡張は「フロント&サイドビューモニター」です。

これはフロントグリルと助手席ドアミラーに設置された小型カメラが撮影した映像をマルチファンクションディスプレイに表示することによって、ドライバーの死角を低減して安全運転をアシストします。

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引用:https://www.subaru.jp/wrx/s4/safety/safety2_2.html

アイサイトセイフティプラスは2.0 GT-S EyeSightでは標準装備、2.0 GT EyeSightではオプション扱いとなります。

以上「足回り」「外観」「安全装備」の3点がグレード間の大きな違いになりますが、これ以外に細かいものとしてはシート材質が2.0 GT EyeSightがレッドステッチ入りのファブリック/トリコット、2.0 GT-S EyeSightがレッドステッチ入りのウルトラスエード/本革になる点や、2.0 GT EyeSightでは「フロントシートヒーター」や「サテンメッキドアミラー(フットランプ付)」、「ウエルカムライティング」「フロントワイパーデアイサー」がオプションになる点などあります。

これで両グレード間の価格差は367,200円です。

2.0GT EyeSightと2.0 GT-S EyeSightのどちらを買うべきか

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引用:https://car.autoprove.net/2017/07/48244/

WRX S4は2017年の年次改良でD型となったわけですが、グレード間の価格差はC型が183,600円だったのに対してD型は367,200円とほぼ倍になっています。

これはD型の2.0GT EyeSightが3,369,600円とC型の3,380,400円に比べて10,800円安い設定になっているのに対して、2.0 GT-S EyeSightはC型が3,564,000円、D型が3,736,800円と172,800円も高くなっていることが原因です。

アイサイトセイフティプラスはC型の「アドバンスドセイフティパッケージ」とほぼ同じですが、これはC型では両グレードでオプション扱いとなっていました。

D型では2.0 GT-S EyeSightのみ標準装備となっていますが、そもそもC型のアドバンスドセイフティパッケージが75,600円だったことを考えると、172,800円高くなったうちの残り約100,000円弱は一体何のために?という疑問が残ります。

2.0 GT-S EyeSightはC型に比ると足回りの改良が更に進められており、セッティングの最適化と電動パワステの改良による振動騒音対策の強化が図られました。つまりより高い質感の足回りに進化した、ということになります。

また、室内の静粛性向上のためにガラスの厚みがC型に比べると若干厚くなっています。

この辺りの説明で納得をせざるを得ないようです。

C型であれば比較的簡単に「2.0 GT-S EyeSightがおすすめ」と言えましたが、価格差と内容を考えるとD型は中々そうも言えない、というのが正直なところです。

「何よりも走りを優先したい」という方は2.0 GT-S EyeSightを選んだ方が良いでしょう。2.0Lで300psを発揮する水平対向直噴ターボエンジンのパフォーマンスを余すことなく発揮するには、やはり2.0 GT-S EyeSightの熟成が進んだビルシュタイン製ダンパーを搭載した足回りがあるに越したことはないからです。

「エンジンもトランスミッションも駆動方式も同じなら安い方が」と思う方は2.0 GT EyeSightという選択肢もアリでしょう。

しかしアイサイトセイフティプラスをつけようとすると、「コールドウェザーパック」「ウェルカムライティング&サテンメッキドアミラー(フットランプ付)」「トランクリップスポイラー」とのパッケージオプションで189,000円のプラスになります。

こうなると2.0 GT-S EyeSightとの価格差が178,200円と一気に縮まりますので、悩ましいところです。

ちなみに発表から販売開始までの予約期間で受注されたもののうち、2.0 GT EyeSightは24.9%、2.0 GT-S EyeSightは75.1%という受注比率になっています。圧倒的に2.0 GT-S EyeSightの方が人気が高いことがわかります。

これはWRX S4を購入する層は比較的走りにこだわる方が多いことが理由でしょう。

2017年新型WRX S4のグレードまとめ

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引用:https://bestcarweb.jp/archives/29292

以上、2017年新型WRX S4のグレードをチェックしてみました。

グレードは2つしかありませんので購入にあたってあまり悩むことはないと思いますが、もしも悩んだら2.0 GT-S EyeSightを選んでおいた方が無難な気がします。

数あるメーカーの中からスバルを、数ある車の中からWRX S4をあえて選ぶような方であれば、走りの質の違いで価格差には納得されると思うからです。

どうしても決められない場合は両方に試乗してから決めることをおすすめします。ビルシュタイン製ダンパーはしなやかではありますが、2.0 GT EyeSightに搭載されるカヤバ製に比べると「乗り味が硬い」と感じる方もいるかと思います。

乗り心地と走りを天秤にかけて、どちらを優先するか、ということで決めもよいでしょう。

新型WRX S4の値引きの方法については、

「新型WRX S4 値引き術!」で詳しく解説しています。

ぜひ参考に、お得にWRX S4を購入して下さい。