2016年の新型メルセデス・ベンツ Sクラスの納車情報が各ブログで公開されています。
こちらでは2016年の新型メルセデス・ベンツ Sクラスの納車に関するブログのデータをまとめています。
Sクラスがようやく原点回帰。2世代ぶりにダイムラー自身の設計開発となり、今回はオーナードライバーズカーのセダンと、ショーファードリブンのマイバッハにしっかりと区分けされ、Sシリーズの価値を高めてきました。
ですが、やはり注目はS550、S600。ですが、今回はS300hにも注目。メルセデスオリジナルのボディーとパワートレーンにどう感じたのか、オーナーの声を拾っていきます。
目次
はじめて感じた、メルセデスの作法
引用:http://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/s-class/img/index/slide_image_04.jpg
●SクラスはV8-4.7LのS550、S600に加え、ハイブリッドのS300h、S400hなどがラインナップしています。
おそらく、価格面でいえば998万円のS330hが一番リーズナブル。直列4気筒、2.1Lディーゼルエンジンとモーターとの組み合わせで、JC80モードがなんと20.7km!
これが納車される日までは、なんとも指折り数えて待っていましたね。
納車まで2か月半、マイナーチェンジとはいえ、長かったですね。
実は、試乗できなかったのが一番の心配でした。S550 でなんとなく大きくなったボディーサイズの割には、テールが絞られていて、押し出し感が和らいでいたのは仕方ないのですが、インパネの液晶パネルには驚きました。
これがメルセデスの考え方なんですね。スピードメーターもタコメーターも電源の入っていないスマホ画面そのもの。
電流が流れた途端に、アドレナリンが体内を駆け巡るように、臨戦態勢に入っていきます。
いままでもそうでしたが、車が機械であることを強く印象づけるメルセデスの作法、これにはいまだに感動しています。
本当に楽しいんですね、これからハンドルを握って、走らせるぞという感覚はまさにSクラスなんです。
→ 新型メルセデス・ベンツ Sクラスが値引きから更に50万円安くなる裏ワザ!?
ハイブリッドの考え方はトヨタとは違うように感じた
引用:http://openers.jp/wp-content/uploads/2013/11/19886/mercedes-benz_s65amg_001.jpg
●私は技術的なことはよくわかりませんが、Sクラスを買う理由は仕事のあとの「リフレッシュ」の場を求めた結果でした。
もともと自動車にそれほど興味はなかったのですが、仕事で国内のホテルに泊まる際、どうしても事前に聞いておくのが「ベッドのマットレス」。
部屋の広さはそれほど気にしませんが、マットレスが良くないと、一日の疲れが取れないものです。
引用:http://blog-imgs-48.fc2.com/c/a/r/carinfoj/201312161624287d0.jpg
●私には気に入ったマットレスがあり、それを採用していないところでは、絶対にリザーブできません。
ダブルコイルでなければならないのはいうまでもありませんが、あまり柔らかすぎるのも体に合わないのです。
例えば、本革シートにも注目しています。本来、本革はオープンカーなどの野外にさらす場合に適した素材です。
馬車の時代には屋根のある客室は本革シートではなく、布製のシートでくつろいだ、と聞きます。
装飾のための本革シートは不要。それに、本革は滑りやすく、着るものを選ばなければならない不便さがあります。
私は、Sクラスの後席に乗ることを考えていたわけではないので、あくまでもリラックスできる恰好でドライビングを楽しみたかった。
それには、ハイブリッドディーゼルという最新システムかつ、低燃費のSで満足できたのです。
キャディラック・ドゥビルの面影がうれしい
引用:http://4.bp.blogspot.com/-oH5U0Dpapk0/VJhzKZFq3vI/AAAAAAAARvg/BNsi9VHOACo/s1600/BRABUS-S-class-Merry-Christmas-09.jpg
●私が惹かれたのは、かつて乗っていたアメリカのフルサイズセダン、キャディラック・ドゥビルでした。
キャディーとしては大変オーソドックスなボディーラインでしたが、ボディ剛性は高く、非常にスマートな走りを見せてくれました。
速く走るための車ではありませんでしたが、乗り味は大変静かで、目立たないながら、乗ると大きいボディ。
一部上場企業のトップにも愛された車でしたよ。あれが欲しかったんですね。
新型Sクラスセダンは、まさにあのオーソドックスさを、メルセデス流におしゃれに決めてくれた、と思います。
なにせ、塗装色を特別なホワイトにするだけで5か月待ち。納車には時間がかかりました。
ベンツの塗装は本当にいい。傷が付きませんから。乗り心地はディーゼルとは思えないほどの静かさですが、高速道に乗り入れるときの加速などの時は、ディーゼル特有の煩さがありますね。
アイドルの際も、多少振動があります。なにせ、遮音性が高いため余計に響きますよ。
静粛な空間が欲しかったんで、ちょっと残念です。
が、意外に人間臭いところがでてきますので、面白いですね。故障はありました。納車2か月でモニター表示のないように不具合。
ネットを通しての様々な情報を見ることができるのは便利ですが、時々場所によっては中断されます。
でも価格が価格です、本当にいい車だと思いますよ。
引用:http://jpx.responsejp.com/jpx/images/2005/01/27/67523_1.jpg?fit=normal
名車ほど、古くなるのが早いものです。ドゥビルも、伝統的なキャディラックのテールランプを残しつつ、ピニンファリーナの角張ったデザインをうまく生かしていましたね。
新型Sセダンは、まさにあのオーソドックスさを少々大きめのセンターグリルを備えながらも、それほど目立たない佇まいに仕上げたと思います。
もちろん、インテリアは派手ですよ。
ですが、1,000万円程度のコストはかかっていないと思います。車の剛性や運動性能の豊かさは、ドゥビルの方が上だったし、センチュリーははるか上にいると思いました。
それを勘案しても、やはり素晴らしい。
7か月もの納車待ちで手に入れたS550とは
引用:http://www.carview.co.jp/road_impression/2006/mb_sclass/photo_imp/images/06_l.jpg
引用:http://blog.dupontregistry.com/wp-content/uploads/2015/01/14C1171_122.jpg
●私がなぜ7か月もかかった納車待ちに我慢できたのか?実は、値引きに集中したことも理由だったようです。
しっかりと300万円以上ものディスカウントを価値取ったのは事実ですが、そのあとがいけなかった。
肝心の車が手続きミスで試乗車とされ、さらにドイツ本国での夏の休暇にぶつかって、2か月まるまる納車が延期になりました。
ですが、これだけのディスカウントでは、販社としても面白くなかったようですね。
仁義を通さなければならなくなり、今回の納車についての不具合は一切口外なし、との通告が条件。
が、私にはそのような出来事は全く意に介しません。適正だと思える価格で買えるS550が欲しかった。
それだけなんです。実際にアメリカのユーザーにはこのような交渉で購入した方がいる。
欲しいと思った車は、しっかりと条件を示して買うべき。高い車ならなおさらですよ。
引用:https://preview.netcarshow.com/Mercedes-Benz-S-Class_Maybach-2016-hd.jpg
引用:http://assets.mbusa.com/vcm/MB/DigitalAssets/InstructionalVideos/2014/HOW-TO-DIGITAL-OPERATORS-MANUAL.jpg
Sクラスだからといって、しり込みしてはいけない。
引用:http://2.bp.blogspot.com/-Cx0htDvl1mo/T-_Gh01sacI/AAAAAAAAEZg/8RP3uWtAfyc/s1600/2013+Mercedes-Benz+S-Class+Convertible+photo2.jpg
様々な契約の仕方、買い方を見てきますと、1,000万円以上の車をリーズナブルに買うことが「恥ずかしい」「みっともない」と思う方がおかしい、ということに気付くはず。
大事なことは買ったあとの維持費を捻出し続けられるか、という点です。
サービスを受けるにはそれ相応の対価が必要です。で、なければSクラスとはいえ、ガレージの鉄くずに変わりありません。
ディーラーは新車販売で儲けるわけではありません。そこをよく考えて、絶対にいい価格で購入しましょう。
引用:https://lh3.googleusercontent.com/YIlZzqUmLSkHhTyFSInRwfwo7EuPunZvCjg8WZOo7OyUrkkpysdbZ7qa1Sk3sj6c9UAsBSq0eA=s630-fcrop64=1,156b159bedaaee0c