新型ゴルフの価格・値段がいくらなのか公開されています。
こちらでは新型ゴルフの価格・値段がいくらなのかをグレード別にまとめました。
目次
新型ゴルフのグレード別価格紹介
引用:https://autoc-one.jp/hikaku/5000725/photo/0060.html
新型ゴルフは2019年10月1日に2.0Lクリーンディーゼルターボ仕様が追加されました。
これによってエンジンのラインナップは既存の1.2Lガソリンターボ仕様と1.4Lガソリンターボ仕様を加えて合計3つとなります。
なお駆動方式はFFのみ、トランスミッションは7速DSGのみです。
グレードはクリーンディーゼル仕様が5つ、ガソリン仕様が4つとなり、クリーンディーゼル仕様は下から「TDI Comfortline」「TDI Comfortline Meister」「TDI Highline」「TDI Highline Meister」、ガソリン仕様は下から「TSI Trendline」「TSI Comfortline」「TSI Comfortline Meister」「TSI Highline」「TSI Highline Meister」です。
ガソリン仕様にあってクリーンディーゼル仕様にないのが「Trendline」ということになります。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home&item=9&gallery=151634948433256948
TSI Trendlineは新型ゴルフの中での最廉価グレードです。
そしてガソリン仕様の「Highline」とつくグレードのエンジンが1.4L、それ以外のグレードのエンジンが1.2Lとなります。
ゴルフにはこれら以外にも、電気自動車の「e-GOLF」、ハイブリッド車の「Golf GTE」、世界トップクラスの安全性能を搭載した「Golf GTI」、ゴルフ史上最強の310PSのエンジンとフルタイム4WDを組み合わせたスパルタンな「Golf R」といった派生モデルもありますが、これらはVWの公式サイトでは新型ゴルフと別車種扱いになっていることから、ここでは扱いません。
それでは新型ゴルフの各グレードの価格を以下に紹介しましょう。
新型ゴルフ クリーンディーゼル仕様のグレード別価格
グレード | 価格 |
TDI Comfortline | 323万円 |
TDI Comfortline Meister | 353万9,000円 |
TDI Highline | 362万円 |
TDI Highline Meister | 391万円 |
新型ゴルフ ガソリン仕様のグレード別価格
グレード | 価格 |
TSI Trendline | 258万9,000円 |
TSI Comfortline | 285万円 |
TSI Comfortline Meister | 315万9,000円 |
TSI Highline | 338万円 |
TSI Highline Meister | 367万円 |
新型ゴルフのグレード間装備差の比較
引用:https://www.gqjapan.jp/car/review/20190402/vw-golf
それでは次に、新型ゴルフのグレード間装備差について見てみましょう。
予防安全装備
予防安全装備はTDI/TSI Comfortline Meister、TDI/TSI Highline Meisterでフル装備されます。
TDI/TSI Highlineはダイナミックコーナリングライト、ダイナミックライトアシスト、駐車支援システム”Park Assist”、パークディスタンスコントロール、オプティカルパーキングシステムが装備されません。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#item=5&gallery=150598440030803975
TDI/TSI Comfortlineは上記に加えてブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)とリヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)が装備されません。
TSI Trendlineは逆についているものの方が少なく、ドライバー疲労検知システム、プリクラッシュブレーキシステム、プロアクティブ・オキュバント・プロテクション、ESC、ABS、ブレーキアシストしか装備されません。
プロアクティブ・オキュバント・プロテクションというのはあまり耳馴染みがないと思いますが、車の急制動や極端な挙動の変化を検出するとシートベルトのテンションを高めたり、ウインドウを閉じたりして事故に備える、という機能です。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#item=10&gallery=150598440030803975
ただしアダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシストシステム、渋滞時追従支援システムをオプションで装備することは可能です。
衝突安全装備・二次衝突防止装備・盗難防止装置
衝突安全装備は文字通り事故などで車がどこかに衝突した際に、衝撃から乗員を保護するための装備で、代表的なものはエアバッグです。
二次衝突防止装備は生じてしまった事故の危機、起きてしまった事故の被害を最小限に留めるための装備です。新型ゴルフにはエマージェンシーストップシグナルとポストコリジョンブレーキシステムが用意されています。
前者は高速走行中に急ブレーキをかけた時に後続車に危険を知らせるべく、ブレーキランプが自動点滅するというもの、後者は衝突時の衝撃をエアバッグのセンサーが検知することで自動的にブレーキをかけ、速度を10km以下に減速させるというものです。
引用:https://sp.volkswagen.co.jp/allinsafety/stage3/#section1
これらはグレード間の格差は一切なく、どのグレードでもフル装備されます。盗難防止装置のイモビライザーも同様です。
視界
TSI TrendlineとTDI/TSI Comfortlineはヘッドライトがハロゲンですが、それ以外のグレードはLEDです。
そしてTSI Trendlineはフォグランプ、ダークティンテッドガラスが装備されません。ダークティンテッドガラスはリヤとリヤ左右に使われるUVカット機能付きのダークガラスのことです。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#item=7&gallery=150511604191003552
そしてTDI Highline Meisterのみ電動格納式リモコンドアミラーにメモリー機能がつきます。
空調
TSI Trendlineはエアコンが普通のエアコンディショナーですが、それ以外のグレードは2ゾーンフルオートエアコンディショナーで、運転席側と助手席側でそれぞれエアコンの設定温度等を調節できます。また自動内気循環機能も付きます。
同様にエアフィルターもTSI Trendlineは通常のものですが、それ以外のグレードはアレルゲン除去機能付きのフレッシュエアフィルターになります。
オーディオ/ナビゲーション
純正インフォテイメントシステムはTSI TrendlineとTDI/TSI Comfortline、TDI/TSI Highlineは「Composition Media」が、TDI/TSI Comfortline MeisterとTDI/TSI Highline Meisterは「Discover Pro」が装備されます。
前者はCDプレーヤー、MP3/WMA再生、AM/FM/ワイドFM対応、Bluetoothオーディオ/ハンズフリーフォンが使えるのに対して、後者はSSDナビゲーションシステム、VICSワイド対応、DVD/CDプレーヤー、MP3/WMA再生、AM/FM/ワイドFM対応、地デジTV受信、Bluetoothオーディオ/ハンズフリーdフォン、ジェスチャーコントロール、Volkswagen Media Controlアプリケーション対応、となります。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#item=3&gallery=150510734745230863
単純にいえばCompotision Mediaが音楽とラジオしか聴けないのに対して、Discover ProはSSDナビがついていて地デジもDVDも見ることができ、音楽もラジオも聞けてゼスチャーコントロールも使える、ということになります。
下の画像はDiscover Proですが、画面が9.2インチと大型になります(Compotision Mediaは8インチ)。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home&item=1&gallery=150510734745230863
そしてモバイルオンラインサービスの「Volkswagen Car-Net」も、TSI TrendlineとTDI/TSI Comfortline、TDI/TSI Highlineは「App-Connect」というコネクティビティ機能しか対応しませんが、TDI/TSI Comfortline MeisterとTDI/TSI Highline MeisterはApp-Connectに加えてテレマティクス機能の「Guide & Inform」にも対応します。
App-ConnectはMirrorLink、Android Auto、Apple CarPlayに対応しており、新型ゴルフにスマホを接続して、タッチスクリーンの画面からスマホアプリを操作することができます。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home&item=2&gallery=150510734745230863&powerLayer=models/golf/Carnet.display
Guide & InformはDiscover ProをスマホやモバイルWi-Fiルーターなどを経由してネットに接続し、専用サーバーから各種情報を入手できるというものです。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home&item=3&gallery=150510734745230863&powerLayer=models/golf/Carnet.display
ニュースや天気予報はもちろん、駐車場の満空情報やガソリンスタンドの料金情報、ボイス検索などが使えるようになるのでとても便利です。
そしてTDI/TSI Comfortline MeisterとTDI/TSI Highline MeisterはETC2.0対応車載器、オーディオ外部入力端子が装備されます。
機能装備
TDI/TSI Highline、TDI/TSI Highline Meisterはアクティブシリンダーマネジメントが装備されます。
これはエンジンへの負荷が小さい時は4気筒のうち2気筒を休止させ、燃費の向上を図る仕組みです。
そしてTSI Trendlineはスマートエントリー&スタートシステムが装備されず、12V電源ソケットは前席にしか装備されません(それ以外のグレードは前席とラゲッジルームに装備)。パドルシフトも装備されませんが、これはオプションで装備することが可能です。
なお「ノーマル」「エコ」「スポーツ」「インディビジュアル」の各走行モードを切り替えられるドライビングプロファイル機能はTDI/TSI HighlineとTDI/TSI Highline Meisterでしか装備されません。
快適装備
TSI Trendlineはカップホルダーとセンターアームレストが前席にしか装備されません(それ以外のグレードは前席と後席に装備)。
インテリアアンビエントライトはTDI/TSI HighlineとTDI/TSI Highline Meisterでしか装備されません。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home&item=3&gallery=150511604191003552
メーター周り
TSI Trendline、TDI/TSI Comfortline、TDI/TSI Highlineはマルチファンクションインジケーターが装備されますが、TDI/TSI Comfortline Meister、TDI/TSI Highline Meisterはデジタルメータークラスター「Active Info Display」が装備されます。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home&item=1&gallery=150510734745230863
Active Info Displayは12.3インチの大型ディスプレイに、速度計や回転計はもちろんのこと、好みに合わせて数種類のモードから選択したグラフィックを表示できます。
外装
TDI/TSI ComfortlineとTDI/TSI Comfortline MeisterはComfortline専用クロームパッケージが、TDI/TSI HighlineとTDI/TSI Highline MeisterはHighline専用クロームパッケージが装備されます。
そしてTDI/TSI Comfortline MeisterとTDI/TSI Highline Meisterはダークテールランプとダイナミックターンインジケーター付のLEDテールランプが装備されますが、それ以外のグレードはただのLEDテールランプのみとなります。
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html#home
ダイナミックインジケーターはウインカーの光が流れるように点滅するので、普通に点滅するだけのウインカーに比べて被視認性が高くなります。
シート/内装
シートはTDI/TSI Highline Meisterがレザーシート、TDI/TSI Highlineがマイクロフリースシート、それ以外がファブリックシートになります。
さらにTDI/TSI Highline MeisterとTDI/TSI Highlineはスポーツシート、TDI/TSI Highline Meisterはパワーシートな上、パワーランバーサポートとシートヒーターもつきます。
ステアリングはTSI Trendlineを除いたすべてのグレードでレザーマルチファンクションステアリングホイールとなりますが、TSI Trendlineでもオプション装備することができます。
収納
TSI Trendlineにはシートバックポケットがつきません。
足回り
新型ゴルフはグレードによってタイヤ&アルミホイールの組み合わせがすべて異なります。
TSI Trendlineは195/65R15 & 6J×15スチールホイール、TDI/TSI Comfortlineは205/55R16 & 6.5J×16インチアルミホイール(5ダブルスポーク)、TDI/TSI Comfortline Meisterは225/45R17 & 7J×17インチアルミホイール(5ダブルスポーク)、TDI/TSI Highlineは225/45R17 & 7J×17インチアルミホイール(10スポーク)、TDI/TSI Highline Meisterは225/45R17 & 7J×17インチアルミホイール(5ダブルスポーク)です。
新型ゴルフの価格・値段のまとめ
引用:https://www.gqjapan.jp/car/review/20190402/vw-golf
以上、新型ゴルフの価格・値段について紹介しました。
ゴルフはVWのラインナップの中でも、ドイツ国内でも最も売れている車種です。全世界での販売台数も毎年必ず上位3車種には入ってきます。つまり世界的にバカ売れしているということです。
世界中で売れる車種なので、ゴルフは基本的に「薄利多売」という販売施策が採られています。これは買う側から見れば「性能や装備の割に安い」ということになります。
またゴルフはVW的に「絶対に失敗できない車」なので、細部に至るまで非常にしっかりと作り込まれています。
つまり「相対的にお買い得度は高い」と考えることができます。