新型デリカD5 燃費まとめ!

デリカD5

新型デリカD5の燃費情報が公開されています。

こちらでは新型デリカD5の燃費に関するデータをご紹介します。







メーカーが公表している新型デリカD5の燃費

引用:https://web.motormagazine.co.jp/_ct/17266697

まず最初に、メーカーが公表している新型デリカD5の燃費を確認しておきましょう。

ディーゼル仕様ガソリン仕様(2WD)ガソリン仕様(4WD)
WLTCモード12.6km/L
市街地モード(WLTC-L)9.9km/L
郊外モード(WLTC-M)12.7km/L
高速道路モード(WLTC-H)14.2km/L
JC08モード13.6km/L13.0km/L10.6km/L

新型デリカD5はディーゼル仕様とガソリン仕様に分かれます。

ディーゼル仕様はさらにノーマルバージョンとURBAN GEARとに分かれますが、搭載されるエンジンは2.2Lのディーゼルターボで同じです。

駆動方式はすべて4WDとなります。

ガソリン仕様は2WDと4WDで搭載されるエンジンが異なり、前車は2.0L、後者は2.4Lです。

なおWLTCモードとはそれまでのJC08モードに代わって2018年10月に導入された新燃費基準で、2019年2月にビッグマイナーチェンジを受けたディーゼル仕様はWLTCモードとJC08モードがカタログに併記されています。

ガソリン仕様は従来のモデルがそのまま継続販売されているので、WLTCモードは計測されていません。



新型デリカD5の燃費に関する口コミ

引用:https://autoc-one.jp/mitsubishi/delica_d5/special-5003438/photo/0023.html

次に、新型デリカD5の燃費に関する口コミを紹介したいと思います。

通勤郊外、街乗りで13km/L前後。(ディーゼル仕様)

私の運転では、街乗りで12km/Lから13km/L、高速道路では15km/Lから16km/Lといったところです。(ディーゼル仕様)

大体、遠出した際には、13km/Lくらいでしたね。(ディーゼル仕様)

まだこれについては走行不足だと思いますが、
街中だと10km/L弱、高速だと15km/L以上といったところでしょうか。
(高速は乗り方しだいでまだまだ上がります。)
カタログ燃費13.6km/Lですから、まあまあではないでしょうか。(ディーゼル仕様)

街中で8km/L、郊外で13km/L、高速のエアコンオンで16km/L、エアコンオフで17km/Lくらいでした。(ディーゼル仕様)

引用:https://autoc-one.jp/mitsubishi/delica_d5/special-5003438/photo/0027.html

8~10km/L。車重、タイヤ、投影面積を考えれば良い方では。(ガソリン仕様・4WD)

レギュラーガソリン、8,000円位で満タンになります(値段による)。
街乗り(エアコンキンキン)で大体6km/L位、高速(エアコン快適温度)で11km/L位です。
まあこんなモンじゃないでしょうか?よく分かりません。(ガソリン仕様・4WD)

まずディーゼル仕様ですが、今回の口コミを見る限りでは街乗りで8km/L弱~13km/L程度は出ているようです。

WLTCモードの燃費が12.6km/L、市街地モードが9.9km/L、JC08モードが13.6km/Lなので、これらの燃費に対して大きなズレはありません。

口コミの「街中」の定義は人によってさまざまですが、都内近郊のような信号も渋滞も多いようなところでは10km/L弱~10km/L程度、大きな幹線道路が走っていて比較的流れがスムーズでそれなりの速度も出ているようなところでは10km/L~13km/L程度、と考えておくと良いと思います。

ガソリン仕様の4WDモデルのカタログ燃費はディーゼル仕様に比べると約2割落ちるますが、口コミを見ると似たような状態であることがわかります。

エアコン全開の街乗りで6km/Lという口コミがありましたが、最近の車が軒並み低燃費になっている状況を考えると少々厳しい現実です。



新型デリカD5を買うならディーゼルか、ガソリンか

引用:https://gazoo.com/impression/w0000140632.html

これから新型デリカD5を買おうとしている人の中には、ディーゼル仕様とガソリン仕様のどちらを選べばよいか迷う人もいるかもしれません。

そこで双方のメリット、デメリットを考えてみることにします。

ディーゼル仕様のメリット

  • 2019年2月にビッグマイナーチェンジを受けている
  • ガソリン仕様に比べて燃費が約2割優れている
  • 燃料が軽油なので単価が安い
  • 低回転域からトルクフルなので悪路でも確実に前に進める

ディーゼル仕様のメリットは何と言っても2019年2月にビッグマイナーチェンジを受けているということでしょう。

このマイナーチェンジで外観が「ダイナミックシールド」をコンセプトにしたものに一新されました。

引用:https://autoc-one.jp/mitsubishi/delica_d5/special-5003438/photo/0002.html

これはフルモデルチェンジに匹敵するほどの大幅な変更で、何の変更も受けなかったガソリン仕様と比べて最もわかりやすい相違点です。

燃費については既に紹介した通りですが、同じ環境であればどのような乗り方をしても基本的にはディーゼル仕様の方が燃費は良くなります。

とにかく燃費にこだわりたい人はディーゼル仕様一択です。

そして燃料単価も見逃せません。

ディーゼル仕様の燃料は軽油、ガソリン仕様はレギュラーガソリンですが、資源エネルギー庁が発表している「石油製品価格調査」の2019年4月17日公表値を見ると、軽油の単価が127.9円、レギュラーガソリンが147.2円となっています。

その差は19.3円、約20円です。

引用:https://clicccar.com/2018/06/26/602956/

ちなみに燃料タンク容量はディーゼル仕様が64L、ガソリン仕様が66Lですので、上記単価で満タンにするとそれぞれ8,186円、9,715円になります。

またディーゼルエンジンは低回転域から力強いトルクを発揮するのが大きな特徴です。

これはストップ&ゴーを繰り返す街乗りでも乗りやすくなりますが、汚泥路や雪道をゆっくりとした速度で抜ける機会が多い悪路でも非常に有利です。

本格的な悪路走行をする人にもディーゼル仕様が向いているといえます。



ディーゼル仕様のデメリット

  • ガソリン仕様に比べると車両本体価格が約100万円高い
  • ガソリン仕様に比べるとエンジンの振動が大きい
  • 高回転域での伸びがない
  • 2WDモデルがない

次にディーゼル仕様のデメリットですが、まず車両本体価格が高くなります。

ディーゼル仕様ノーマルバージョンの最上位グレード、Pの価格が約422万円に対してガソリン仕様4WDモデルの上位グレード、G-Limited packageの価格が約322万円です。

そしてエンジンの振動が大きいことと高回転域での伸びがないことはある意味ディーゼルエンジンの宿命です。

引用:https://gazoo.com/impression/w0000140632.html

ディーゼルエンジンはエンジン内部で圧縮した空気に燃料を噴射することで自然発火させますが、この圧縮をガソリンエンジンよりも高い圧力で行うため、爆発時に強い振動が発生します。そのためガソリンエンジンに比べると強い振動と騒音が発生するわけです。

ただしひと昔前のディーゼルエンジンのイメージに比べると最近のディーゼルエンジンはずいぶん静かになりました。自分にとって許容範囲かどうかは実際に試乗して確かめてください。

高回転域の伸びは低回転域でのトルク感と引き換えのようなところがあります。

ディーゼル仕様はエンジンを高回転まで回して胸のすくような走りをするのは難しいでしょう。

ガソリン仕様には2WDモデルがありますが、ディーゼル仕様にはありません。

悪路走破性を期待する人の多い新型デリカD5の購買層を考えるとあまり影響はないような気もしますが、普通のミニバン的に使いたい、という人にとっては2WDの廉価モデルがあった方が良いのかもしれません。



ガソリン仕様のメリット

  • ディーゼル仕様に比べると100万円弱安い
  • 高回転域まで吹け上がる伸びやかなエンジン
  • 2WDと4WDが選べる

ガソリン仕様のメリットですが、これはディーゼル仕様のデメリットと裏返しになります。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d5_gasoline/

ガソリン仕様は2WDが2.0Lエンジン、4WDが2.4Lエンジンを搭載しており、「そこまでハイスペックなものでなくても良い」「少しでも安く乗りたい」というニーズに応えてくれます。



ガソリン仕様のデメリット

  • ディーゼル仕様に比べると見た目が古い
  • ディーゼル仕様に比べると燃費が約2割悪い
  • 燃料のガソリンはディーゼル仕様の軽油に比べると単価が高い
  • 2.0Lモデルは車両重量に対してややパワー不足を感じる
  • 2.4Lモデルに2WDがない

ガソリン仕様のデメリットもディーゼル仕様のメリットと裏返しですが、やはりディーゼル仕様の外観が変わっているのにガソリン仕様は変わっていない、というのが1番気になります。

ディーゼル仕様の外観変更が大幅なものなので、ガソリン仕様はこれから新車で買っても旧型感が漂ってしまいます。

引用:https://autoc-one.jp/news/5001944/photo/0008.html

燃費の悪さと単価の高さは言わずもがなですが、2.0Lモデルは車両重量約1.7トンに対して150PSのエンジンはやや非力です。

多人数乗車で山道などの登坂路を走るとかなりのパワー不足を感じることになる点は要注意と言えます。

また2WDモデルを選べるのはメリットですが、2.4Lモデルに2WDモデルはありません。

できれば2.0Lモデルと2.4Lモデルの両方で2WD、4WDを用意して欲しかったところです。



新型デリカD5の燃費のまとめ

引用:https://gazoo.com/impression/w0000140632.html

以上、新型デリカD5の燃費に関する情報とディーゼル仕様、ガソリン仕様のメリットとデメリットについて紹介しました。

燃費という観点からみると間違いなくディーゼル仕様がおすすめとなりますが、それぞれのメリット・デメリットを見てみるとガソリン仕様のメリットも決して少なくありません。

個人的にはガソリン仕様のデザインが嫌いではないので悩ましいところです。

ディーゼル仕様のデザインはやや洗練され過ぎていて、デリカD5特有のオフロード感というか、伝統的な「男臭さ」のようなものが完全に消えてしまいました。

皆さんもぜひディーラーで実車を比較してみて、判断してください。