新型エスティマ 車中泊アイテム!

エスティマ

2016年の新型エスティマの車中泊の快適さが注目されています。

こちらでは2016年の新型エスティマの車中泊の様子と主な特徴をまとめましたのでご覧ください。







エスティマで車中泊は可能なのか?

エスティマに限らず、車中泊が可能かどうかは「人間が寝られるだけのスペースを確保出来るか」次第です。

日本人の成人男性の平均身長は概ね170cm前後と言われており、この場合肩幅が約40cm程度になります。

つまり長さ170cmプラスアルファ×幅40cmプラスアルファのスペースが確保出来れば成人男性1人がとりあえず横になれる、ということになります。もしも2人寝たい場合は当然倍の幅が必要になります。

そしてこれらのスペースをとれるかどうかは、その車のシートアレンジが鍵を握っています。

シートはそのままで荷台に寝ることが出来るのが1番ラクですが、普通の乗用車では難しいです。

しかしシートを倒すことによって車中泊に必要なスペースが確保出来れば問題はありません。

エスティマではどのようなシートアレンジが可能なのでしょうか。

carlineup_estima_interior_indoor_space_2_46_pc

引用:http://toyota.jp/estima/interior/indoor_space/

7人乗りのエスティマのセカンドシートとサードシートを倒すとこのような空間が出来ます。

2列目シートの座面の先端から3列目シートの背面の先端までの長さが約180cmを超えますので、170cm前後の身長の方であれば何とか横になることは出来る計算になります。

エスティマの室内幅は158cmありますので、計算上は平均的な体型の方であれば2人程度までであれば並んで寝ることも可能でしょう。

ただし寝返りをうつのにも苦労するような状態になりますので、大人であればやはり1名が無難でしょう。

小さなお子さんであれば2名での車中泊も大丈夫だと思います。

室内高は約120cm程度しかないため、大人が車内で立ち上がることは不可能です。

7人乗りのエスティマはセカンドシートがキャプテンシートになるため、左右の座席の間にどうしても空間が出来てしまいます。

carlineup_estima_interior_indoor_space_2_55_pc

引用:http://toyota.jp/estima/interior/indoor_space/

これが8人乗りのシートになるとセカンドシートは6:4分割チップアップセカンドシートになるので、シート間の隙間は解消されます。

頻繁に車中泊で出掛ける方は8人乗りを選んだ方が良いかもしれません。

しかしご覧いただいてお分かりのように、7人乗りも8人乗りもシートをフラットにしても座面のでこぼこはどうしても解消することが出来ません。

これでは横になることは出来ても、快適に眠ることは難しいと思います。

そこで絶対に必要になってくるのが車中泊用のマットです。

1136

引用:http://www.shachu-haku.com/toyota_estima.html

このようなマットを1枚引くことによってシートのでこぼこは解消され、非常に快適なフルフラット空間となります。

上の図はエスティマに縦198cm、横66cmのマットを敷いた画像となりますので、スペース感の参考にもしていただけるかと思います。

この手の車中泊専用マットは各社から実にたくさんのものが出ていますが、選ぶ際にはいくつかの注意点があります。

まず1つめは「十分な厚さがあること」です。出来れば10cm以上の厚さがあることが望ましいです。

薄いものだとマットを通じてシートのでこぼこを背中に感じることになり、不快な思いをするからです。

2つめは「収納がコンパクトになること」です。

マットを使うのは基本的には就寝時だけなので、走行中は畳んでおくことになります。

ただでさえ車中泊をする際は持参する荷物が多くなるので、よりコンパクトに収納出来るマットの方が車内空間を圧迫せずに便利です。

理想は空気バルブを備えているマットで、使用時はバルブを開くと自然に空気が吸い込まれて膨らみ、収納時は逆に空気を押し出しながら小さく丸めることが出来るものです。

このタイプのマットであれば快適性と収納性が高いレベルで両立出来ます。

まとめますと、エスティマはセカンドシートとサードシートを倒した上で、シートの上に車中泊専用マットを敷けば大人1名、ないしは大人1名+子供1名程度の快適な車中泊は可能である、ということが出来ます。



車中泊にお勧めのグッズたち

車中泊をする上でマットは絶対に欠かせないグッズとなりますが、快適に車中泊を過ごすためには他にもお勧めのグッズがいくつかありますのでここでご紹介します。

■マルチシェード

p2

引用:http://minkara.carview.co.jp/en/userid/141680/car/151272/284497/note.aspx

これは目隠し兼断熱材です。

このように窓を隠すものが無ければ外から車内が丸見えになってしまうので、車内でリラックスして過ごすことが出来ないばかりか防犯上も大いに問題があります。

また、窓は冬場になると冷気を通しますので、そのままだと車内の室温がどんどん低下してしまいます。

しかしマルチシェードを使えばこれらの問題は全て解決です。

よくカーテンを使っている方を見ますが、カーテンはどうしても隙間が出来てしまいますし、目隠しは出来ても断熱は難しいです。

やはりそれなりの素材で出来たマルチシェードを使うのがベストでしょう。

車種ごとに専用にカットされているものがほとんどなので、吸盤などを使って窓にピッタリと貼り付けることが可能です。

マットと並んで車中泊には必須のアイテムといえます。

■布団か寝袋

真夏であればマットの上にそのまま寝てしまっても問題はないでしょうが、秋や冬は布団や寝袋が欠かせません。

特に冬は、場所によっては想像以上に車内の温度は低下しますので、これらがないと命の危険すらあるので注意が必要です。

k_1121288_surd

https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121288

最も良いのはモンベル等の登山グッズを作っているメーカーの寝袋を持って行くことです。

本格的な寒さにも耐えることが出来ますし、軽量コンパクトなので使わない時は場所を取りません。

c_1121188_ssog

https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1121188

比較的暖かい場所や夏場の車中泊にはこのような封筒型の寝袋でも十分でしょう。

よく家で使うような布団セット一式を積む方がいますが、これは使わない時に場所をとるのであまりお勧めすることは出来ません。

積み下ろしの際も重くてかさばるので大変です。

もしどうしても布団で寝たい、という場合は、長距離トラックのドライバー向けに作られているようなものが選ぶと良いでしょう。

wt-track-k120200-m-01-pl

引用:http://www.emoor.jp/fs/emoor/wt-track-k120200

寝袋ほどではありませんが普通の布団よりはコンパクトに収納することが出来ますし、長距離トラックという過酷な環境下での使用を想定しているので防カビ、防ダニ性に優れていて洗濯機で丸洗いが可能なものも多いです。

■一酸化炭素警報機

e6be98e21a

引用:http://minkara.carview.co.jp/en/userid/501203/blog/31695809/

車中泊をする際に絶対に注意をしなくてはならないのが「一酸化炭素中毒」です。

一酸化炭素とはガスや灯油の不完全燃焼等によって生じる気体で、非常に毒性が高いにも関わらず無味・無臭なので発生しても気づきにくいです。

一酸化炭素濃度が上がるとまずは軽い頭痛から始まり、吐き気やめまいといった中毒症状に発展します。

最悪の場合は全身が麻痺して死に至ることすらあります。

車中泊で一酸化炭素中毒の危険があるのは、まず車内でカセットコンロを使ってお湯を沸かしたり調理をするような場合です。

閉め切った車内の酸素量はごくわずかしかないので、一酸化炭素濃度がどんどん高くなっていく恐れがあります。

あるいはエンジンをかけてエアコンをつけたまま寝る時も危険です。

これは本来マナー違反ですが、そうせざるを得ない状況もあるかもしれません。

このような場合、風向きや周囲の状況によっては排気ガスが車内に充満してしまうことがあります。

こうなると一酸化炭素濃度が上がります。

sapa0010_2

https://plat.navitime.co.jp/article/NTJsapa0010/

自分の車がエンジンを切っていても、道の駅やサービスエリア、パーキングエリア等ですぐ隣に止まっている車が長時間エンジンをつけっぱなしでいる場合も、排気ガスが侵入してくる危険があります。

つまり自分がいくら気をつけていても避けられない場合もあるということです。

このような危険を回避するためには、車内の一酸化炭素濃度が高くなると警報を鳴らしてくれる、ポータブル警報機があると安心です。

数千円で買える上に単3電池2本程度で動きますので、車中泊をする方はぜひとも持っておくことをお勧めします。



エスティマの車中泊まとめ

031_o

引用:http://autoc-one.jp/toyota/estima/special-2751959/photo/0031.html

以上、2016年新型エスティマで車中泊が可能かどうかを検討してみました。

エスティマはハイエースなどのワンボックスカーに比べると室内高が低いのが難点ですが、それでも十分車中泊が可能なスペースは確保出来ると思います。

テントなどを買い揃えて行うキャンプに比べると手軽にアウトドアで非日常を楽しめる車中泊は最近人気を集めていますし、様々な便利グッズもたくさん出てきています。

エスティマを購入したらぜひとも1度車中泊に挑戦してみて下さい。

新型エスティマの値引きの方法については、

「新型エスティマ 値引き術!」で詳しく解説しています。

大幅値引きも期待できて、車中泊にも問題ないエスティマですので、ぜひ参考に、お得に購入して下さい。