新型FJクルーザーの車中泊の快適さが注目されています。
こちらでは新型FJクルーザーの車中泊の様子と主な特徴をまとめましたのでご覧ください。
新型FJクルーザーは車中泊に使えるのか
その車が車中泊に使えるのかどうかはリヤシートのアレンジ具合によって変わってきますが、FJクルーザーはリヤシートが分割可倒式になっています。
引用:http://toyota.jp/fjcruiser/interior/indoor_space/
引用:http://toyota.jp/fjcruiser/interior/indoor_space/
リヤシートの座面を跳ね上げてから背もたれを倒す形になりますが、この状態で奥行が1505mmになります。
大人が足を伸ばして寝るにはちょっと長さが足りません。
さらに、リヤのラゲッジスペースと倒したシートの境目に大きな段差がついています。
FJクルーザーでの車中泊を考える上ではこの2つがネックになってきます。
1つめの奥行の問題ですが、これはリヤシートの座面を外してしまうことで多少伸ばすことが可能です。
まずシートの座面を引き上げて・・・
引用:http://nagapon.exblog.jp/15863901/
引用:http://nagapon.exblog.jp/15863901/
専用の部品で赤い部分のネジを引き抜きます。
引用:http://nagapon.exblog.jp/15863901/
これは運転席の後ろ側のリヤシートの座面を外した状態です。
同じようにもう片方の座面を外して背もたれを倒すと・・・
引用:http://mokkyyumekikou.web.fc2.com/FJsyatyuhaku.html
このような状態になります。
座面を取り外したことにより、座面を跳ね上げた座面を縦にしてあったスペースが空くことになります。
この奥行きが約300mm弱程度ありますので、リヤシートの座面を外すと約1800mm程度の奥行きになるということです。
この部分は凹んでしまうので、より快適に足を伸ばして寝るには何らかの形で凹みを埋める必要があります。
上手に荷物の収納スペースとして活用すると良いと思います。
次に、リヤのラゲッジスペースと倒したシートの境目の大きな段差の解消ですが・・・
引用:http://minkara.carview.co.jp/userid/541471/car/503407/3536626/parts.aspx
このようなベッドマットを敷けば段差は解消されてフルフラットになります。
FJクルーザーは幅の大きい車でラゲッジスペースの幅も1450mmもありますので、大人1人が寝るにはかなり広々としてスペースになります。
イメージとしては少し小さ目のダブルベッドくらいの広さはあると考えてよいでしょう。
つまり大人2名、あるいは大人1名子供1名で寝ることも十分可能だということです。
引用:http://www.kobo-links.net/fj/
このようなベッドキットを使うと、下に荷物を積んで上に人間が寝る、という形で空間をより効率的に使用することが出来ます。
多少コストは掛かりますが、車中泊に出る機会の多い方や荷物をたくさん持って行く方はこのようなベッドキットを導入すると良いでしょう。
以上のことから、FJクルーザーは多少の工夫をすれば十分に車中泊は可能であるといえます。
ただ、FJクルーザーの車中泊で絶対的に不便なことが1つあります。
それはバックドアを内側から開けられない、ということです。
しかも後ろの座席のドアは前の座席のドアを開けてからでないと開けることが出来ません。
つまり車外に出るのに多少の手間が掛かることになり、この点はややネックになるでしょう。
一部のカスタムショップではバックドアを内側から開けられるように加工をしてくれるところもありますので、どうしても不便だという方はカスタムも視野に入れるべきでしょう。
新型FJクルーザーでの車中泊に持って行きたい人気車中泊グッズ
ここ数年、ミニバンブームや「道の駅」などのインフラが急速に整備されたことによって、車中泊をする方が増えてきています。
それに合わせて車中泊に持って行くと便利なグッズがたくさん出ていますので、その中からいくつかご紹介したいと思います。
■クーラーボックス
引用:http://store.shopping.yahoo.co.jp/joyfulmart/ys-a09190.html?sc_e=slga_pla
特に夏場の車中泊にクーラーボックスは欠かせません。
お店の近くや自動販売機の近くで車中泊をすればいつでも冷たい飲み物を買いに行くことは出来ますが、飲みたいと思った時にいざ買いに行こうとすると中々おっくうで行かないことが多いです。
何本か買い置きしておいても夏場だとすぐにぬるくなってしまいます。
クーラーボックスが1つあればいつでも冷たい飲み物を飲むことが出来ますし、旅先で買った要冷蔵のお土産物などをしまっておくことも出来ます。
キャンプ場などで車中泊をするのであれば、肉や魚などをクーラーボックスに入れて持っていって調理することも可能になるので、大変便利です。
冷やす必要がなければ普通の収納ボックスとして使うことも出来ますし、持っておくと何かと重宝します。
■カーインバーター
引用:http://store.shopping.yahoo.co.jp/kyplaza634s/sn-m150.html?sc_e=slga_pla
車中泊で旅を続ける上で意外とないと困るのが「電源」です。
寝る前の時間潰しに欠かせないスマホやタブレット端末はもちろんのこと、ノートパソコンやデジタルカメラなどバッテリーに充電しないと使えないものは身の回りにたくさんあるはずです。
スマホやタブレット端末程度であれば車のシガーソケットから直接充電出来ますが、満タンに充電するまでには非常に時間が掛かりますし、シガーソケットに繋ぐことが出来ない電化製品もたくさんあります。
そこであると便利なのが「カーインバーター」です。
家庭用コンセントに接続して使う電化製品を、車のバッテリーにそのまま繋いで使うことは出来ません。
なぜなら家庭用コンセントはAC100V(交流100V)なのに対して車のバッテリーはDC12V(直流12V)だからです。
車のバッテリーで電化製品を使うにはDC12VをAC100Vに変換する必要があり、そのために必要な機械がカーインバーター、ということになります。
使い方は簡単で、車のシガーソケットにカーインバーターを繋ぎ、カーインバーターのコンセント差し込み口に電化製品をのコンセントを差し込むだけです。
コンセント差し込み口が複数ついているものや、USBポートがついているものなど様々なタイプのものが出ていますので、車中泊に持って行きたい電化製品に合わせて選ぶと良いでしょう。
■LEDランタン
引用:https://urabus.jp/article/396.html
FJクルーザーにはバックミラー後部のパーソナルライト、前席と後席の間のセンターインテリアライト、バックドア上部のパーソナルライトと3つのルームライトがありますが、エンジンが停止している状態で長時間つけているとバッテリーが上がってしまいます。
そこで夜の車中泊に絶対に欠かせないのがLEDランタンです。
LEDランタンには様々な大きさ、明るさのものがありますが、あまり明るすぎるものを選んでも眩しくて困ることになります。
車中泊に使うのであれば300ルーメン程度のもので十分です。
明るさの他にチェックすべき点は連続点灯時間です。
これは文字通り新品の電池を入れてから電池が切れるまでの点灯時間ですが、出来るだけ長いに越したことはありません。
長いものを買っておけば、恐らく1シーズンは電池交換の必要がないでしょう。
急な電池切れに備えて必ず予備の電池を車内に常備しておくことをおすすめします。
なお、ランタンの燃料には電池の他にガスやガソリン、灯油など様々なものがありますが、車中泊では絶対にガス、ガソリン、灯油のランタンは使わないようにして下さい。
これらはキャンプ用品として持っている方も多いため、そのまま車中泊に流用して使う方もいらっしゃるようですが、落としたら大変なことになります。
下手をしたら大火傷をするか、車が全焼してしまうことにもなりかねません。
新型FJクルーザーでの車中泊のまとめ
以上、FJクルーザーでの車中泊について検討してみました。
FJクルーザーは基本的に大きな車なので、車中泊をすること自体は難しくありません。
しかし車外へ出にくいというところはやや問題かと思います。
何かの緊急事態ですぐに車外へ出なければならない時に、どうしても対応が遅れてしまうからです。
FJクルーザーで車中泊をする上では、このリスクを十分に理解しておく必要があります。
出来れば車内からバックドアを開けられるようなカスタムを施しておいた方が良いでしょう。
車中泊は宿泊費がかからない上に時間に縛られない旅が出来るのが醍醐味ですが、最近は様々なところでマナー違反をする方の存在が指摘されています。
ぜひルールを守った上で楽しい車中泊をするようにしたいものです。
できればFJクルーザーを少しでも安く購入し、浮いた分を車中泊用の装備の購入資金に充てたいですね。
新型FJクルーザーの値引きの方法については、
ぜひ参考に、車中泊やキャンプが得意なFJクルーザーをお得に購入して下さい。