コンパクトカーを買いたいけど、クルマの大きさがよくわからないということがあるでしょう。
自宅のガレージや立体駐車場のスペース、駐車前の切り返し角度など、クルマ選びで一番大事なポイントが《大きさ》と《最小回転半径》です。
走りも大切だけど、やはり車庫入れや道路幅の関係で、小さい方がいい…という場合はぜひ参考にしてみましょう。
目次
9位:ホンダ フィット
引用:https://response.jp/article/2018/04/26/309067.html
フィットは2020年にFMCを迎え、フロントマスクをガラッと変えてきますが、この↑は最後の”F1デザイン”顔として人気が衰えないモデル。
フィットの凄さは、その室内の広さと低燃費のハイブリッドシステムです。パワーと低燃費、ハイブリッドなのに走りが楽しいという両立を目指したことで、フィット人気は持続し続けています。
積載性が優れ、後席のアレンジが巧みなことから、使い勝手がいいコンパクトハッチとして知られ、そのスタイリングの良さからスポーティカーとしても認知されています。
主なスペック
全長×全幅×全高(mm) | 3,990/4,045×1,695×1,525〜50 | ||
ホイールベース(mm) | 2,530mm | ||
車重(kg) | 1,010〜1,230 | ||
最小回転半径(m) | 4.7〜5.2 | ||
最低地上高(mm) | 135〜150 | ||
エンジン種類 | 直列4気筒 | ||
燃料・タンク容量(ℓ) | レギュラー・ 32/40 | ||
価格 | 145万円〜241万円 |
8位:トヨタ ヴィッツ
引用:https://gazoo.com/impression/w0000136200.html
ヴィッツとしては2019年が最後、ヤリスという名前でFMCとなるこのコンパクトカーですが、世界で販売されているトヨタの看板車種のひとつです。
小さく見えて実は4mをわずかに切る全長、そして1,695mmと5ナンバー全幅ぎりぎりの設計となっています。
ラインナップは豊富で、1.0Lガソリン、1.3Lガソリンに1.5Lハイブリッドとパワーや走りやすさでセレクトすることが可能です。
コンパクトカーだから…と思ったら大間違いで、上はGRMNが限定発売され、GR SPORTも手に入れられるなど、シャーシ強化やエクステリアのスポーティさなどを楽しむクラスも存在します。
グローバルで販売しているだけに、しっかりした作りは長く乗り続けられるクルマに仕上がっています。
全長×全幅×全高(mm) | 3,945×1,695×1,500〜30 | ||
ホイールベース(mm) | 2,510 | ||
車重(kg) | 970〜1,110 | ||
最小回転半径(m) | 4.5〜4.7 | ||
最低地上高(mm) | 135〜145 | ||
エンジン種類 | 直列3、4気筒 | ||
燃料・タンク容量(ℓ) | レギュラー・36〜42 | ||
価格 | 120万円〜236万円(ハイブリッドGR SPORT) |
7位 スズキ スイフト
引用:https://www.motordays.com/newcar/articles/swift-suzuki-imp-20170317/
国内仕様のスイフトは5ナンバー枠にしっかり収まる設計で、エンジンは1Lと1.2L、1.2Lマイルドハイブリッドと1.2Lハイブリッドの4グレードをラインナップしています。
2連メーターも220km/hまでの高速度表示、エアコンのダイヤルスイッチも大きめで扱いやすく、タッチパネル操作のクルマが増えているなか、とくに扱いやすく印象的です。
話題のスイフトスポーツは、車幅が1.7mをわずかに超えるため、3ナンバー化。海外仕様はすべてのグレードがこのワイド幅なため、国産専用の5ナンバーサイズとなります。
引用:https://autoc-one.jp/suzuki/swift/report-3138417/photo/0114.html
主なスペック
全長×全幅×全高(mm) | 3,840×1,695×1,500 |
ホイールベース(mm) | 2,450 |
車重(kg) | 840〜970 |
最小回転半径(m) | 4.8 |
最低地上高(mm) | 120〜145 |
エンジン種類 | 直列3、4気筒 |
燃料・タンク容量(ℓ) | レギュラー・37 |
価格 | 136万円〜187万円 |
6位:日産 マーチ
引用:https://car-mo.jp/mag/2018/12/8871/
日産のコンパクトカーとして、国内海外累計で600万台以上発売されているグローバルカーです。現行車はタイで生産される輸入車。
このクラスは女性が指名買いするケースが多く、小回りが利き、外装カラーリングはパステル色などが豊富。内装もシックなブラウンなども揃えており、デザインさえ気に入れば”買い”というクルマの一台です。
ただ、2010年デビュー以来FMCがなく、新鮮味がないことやライバルが軽自動車となっていることも災いして販売台数は伸び悩んでいます。
ボレロの名でおしゃれ感の高いフロントグリルのグレードや、ニスモ/ニスモSといったスポーツ車両(ニスモSはMT、1.5L)もあり、ディーラーで試乗する価値のある一台です。
主なスペック
全長×全幅×全高(mm) | 3,825×1,665×1,515 |
ホイールベース(mm) | 2,450 |
車重(kg) | 940〜1,030 |
最小回転半径(m) | 4.5 |
最低地上高(mm) | 140 |
エンジン種類 | 直列3気筒 |
燃料・タンク容量(ℓ) | レギュラー・41 |
価格 | 117万円〜187万円 |
5位:三菱 ミラージュ
引用:https://autoc-one.jp/mitsubishi/mirage/report-2493071/
引用:https://www.autocar.jp/firstdrives/2016/02/11/157514/4/
1.2Lのワングレードエンジン搭載、三菱ミラージュはタイで生産される輸入車です。車重は900kgに抑えられており、23.8km/L(JC08)と低燃費。3.8mを切る全長で、4.6mの最小回転半径も魅力のコンパクトカーです。
実は、ボディサイズ最小で車高も立体駐車場の標準高さ1,550mmに収まるコンパクトカー、そして1.2Lエンジンというクラスでは最小となるのが、このミラージュ。
1Lよりは1.2Lとなるとそれだけ大きなエンジンを搭載することになり、高速道や峠道などを走る場合の余裕はかなり変わります。
価格もこなれていることから、ディーラーを探して試乗の機会を掴んでみてはいかがでしょうか?
主なスペック
全長×全幅×全高(mm) | 3,795×1,665×1,505 |
ホイールベース(mm) | 2,450 |
車重(kg) | 900 |
最小回転半径(m) | 4.6 |
最低地上高(mm) | 150 |
エンジン種類 | 直列3気筒 |
燃料・タンク容量(ℓ) | レギュラー・2WD=35 |
価格 | 1,40万円〜151万円 |
4位:スズキ ソリオ
引用:https://www.webcg.net/articles/-/35579
ソリオは軽自動車 スペーシア をワンサイズ大きくしたコンパクトハイトワゴンです。
このジャンルでは唯一の存在としてスライドドアやハイブリッドシステム(フル/マイルド)、バンディットというカスタムモデルなどさまざまな展開をしていますが、トヨタ=ダイハツ連合の強力なライバル車出現で、販売台数が増加。
三菱にもOEM車を供給しており、1t未満の車重に1.2Lのパワー(ハイブリッドは+モーター)がライバル車よりも走りを安定させています。
主なスペック
全長×全幅×全高(mm) | 3,710×1,625×1,745 |
ホイールベース(mm) | 2,480 |
車重(kg) | 930〜990 |
最小回転半径(m) | 4.8 |
最低地上高(mm) | 140 |
エンジン種類 | 直列4気筒 |
燃料・タンク容量(ℓ) | レギュラー・2WD=30/4WD=32 |
価格 | 148万円〜227万円 |
3位:トヨタ タンク/ルーミー・ダイハツ トール・スバル ジャスティ
引用:https://www.webcg.net/articles/-/35846
引用:https://autoc-one.jp/daihatsu/thor/report-3038970/photo/0085.html
トヨタタンク/ルーミー、ダイハツ トール、スバル ジャスティ…と4兄弟となっている5人乗り専用のコンパクトミニバン。もちろんライバルカーはスズキソリオで、発売直後から売れに売れているクルマです。
ミニバンでは、シエンタとフリードが5〜7人乗り、その上のヴォクシー/ノア/エスクァイア…とラインナップがそろっています。が、シエンタの下となると軽自動車になってしまうため、スキマに位置しているのがこの4兄弟となります。
3.7m全長は、アクアよりもヴィッツよりも小さく、車高があるため車内空間が広いのも特徴。軽ハイトワゴンに慣れているひとには、ステップアップとしてもサイズ感がそれほど変わらなく、使いやすいでしょう。
1Lという3気筒の小型エンジンを搭載しているため、普段使い重視のクルマと言えるでしょう。
主なスペック
全長×全幅×全高(mm) | 3,700〜15×1,670×1,735 |
ホイールベース(mm) | 2,490 |
車重(kg) | 1,070〜1,130 |
最小回転半径(m) | 4.6〜4.7 |
最低地上高(mm) | 130 |
エンジン種類 | 直列3気筒 |
燃料・タンク容量(ℓ) | レギュラー・2WD=36/4WD=38 |
価格 | 149万円〜200万円 |
2位:スズキ イグニス
引用:https://www.webcg.net/articles/-/34318
全長3.7m、全幅1.66m…ただし全高は立体駐車場の標準高の1,550mmを45mm超える1,595mmという、ハッチバックスタイルながらSUVルックなのが、イグニスです。
小型車の中では、最低地上高が180mmと高いことから、ドライビングポイントが当然高め。視界がよくSUV的な感覚が面白いコンパクトカーと言えるでしょう。
1.2Lエンジン+モーターのマイルドハイブリッドシステムを搭載、最高でも920kgという車重の軽さもあり、軽やかな走りも楽しめます。
主なスペック
全長×全幅×全高(mm) | 3,700×1,660×1,595 |
ホイールベース(mm) | 2,435 |
車重(kg) | 850〜920 |
最小回転半径(m) | 4.7 |
最低地上高(mm) | 180 |
エンジン種類 | 直列4気筒 |
燃料・タンク容量(ℓ) | レギュラー・2WD=32/4WD=30 |
価格 | 140万円〜197万円 |
1位:トヨタ パッソ/ダイハツ ブーン
引用:https://toyota.jp/passo/?
引用:https://www.webcartop.jp/2016/04/40178/
パッソとブーンは、ダイハツが開発したコンパクトハッチバック。エンブレムがトヨタかダイハツかの違いがありますが、クラシカルな丸目フォルムと乗用車風のフロントフェイスの2つがあり、女性をターゲットにしたクルマとして発売されています。
1Lエンジンを搭載し、車重も最大960kgに抑えてあるのは、バックドアなどを樹脂製にするなど軽量化のせい。
たまに旅行に出かけたり、峠を越えたり高速走行の機会が多いユーザーにとって、軽自動車よりもリッターカーの方がいい…そういう人に選ばれる最小乗用車なのです。
トヨタとダイハツで販売されていることから、試乗のチャンスも多く、インテリアの違いなども選べるのが楽しいところでしょう。
主なスペック
全長×全幅×全高(mm) | 3,650〜80×1,665×1,525 |
ホイールベース(mm) | 2,490 |
車重(kg) | 910(2WD)/ 960(4WD) |
最小回転半径(m) | 4.6 |
最低地上高(mm) | 150 |
エンジン種類 | 直列3気筒 |
燃料・タンク容量(ℓ) | レギュラー・2WD=36/4WD=38 |
価格 | 119万円〜172万円 |
まとめ
国産コンパクトカー9台をご紹介しました。実は、このほかにも《日産 キューブ》や《三菱 i-MiEV》がコンパクトクラスに名を連ねています。
キューブは残念ながら、デビュー以来11年目で生産中止のアナウンスが入り、アイ ミーブは販売台数が少なく、試乗情報がないため割愛しました。
コンパクトクラスは、ライバルが軽自動車となっていますが、走りがいいクルマや安全性の高いクルマは人気が継続。ぜひいろいろ見比べてみたいですね!