2016年の新型ムーヴキャンバスのエコカー減税情報が公開されています。
こちらでは2016年の新型ムーヴキャンバスのエコカー減税や、その他自動車税に関する情報をまとめました。
目次
ムーヴキャンバスのエコカー減税
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_canbus/
新型ムーヴキャンバスはズバリ、エコカー減税対象車です。
自動車重量税は、2WDは75%、4WDは50%減税されます。
金額にすると2WDが5,700円の減税、4WDが3,800円の減税となります。
自動車取得税は、2WDが60%、4WDは50%の減税となります。
減税額は本体価格によって変わってきますが、少なくて8,000円程度、多くて15,000円程度の減税額になります。
軽自動車税については、全グレードがグリーン減税対象車なので、10,800円のうち、25%にあたる2,700円が減税されます。
日本のクルマ、税金おかしくない?
引用:http://yaplog.jp/987dreams/archive/1319
ムーヴキャンバスがエコカー減税の恩恵を受けられることがわかりましたが、ここでちょっと水を差したいと思います。
実は先進国の中でもちょっと日本のクルマの税金は高すぎるのです。
たとえばアメリカでは消費税、自動車取得税、自動車重量税、自動車税が13万円であるのに対して、日本ではその5倍の65万円とかなりの負担を強いられているのです。
そして高速道路についても非常に高額となっています。
「フリーウェイ」(無料の道)というだけあってアメリカやヨーロッパでは高速道路はほとんどが無料か、有料であってもとても安いです。
ヨーロッパでも自動車税などについてはドイツで日本の約半額ですし、イタリアやオランダなどでも古くなったクルマは自動車税は免税になります。
引用:http://current-life.com/life/eu-classiccar-taxation/
日本ではそれとは逆に13年以上同じクルマに乗り続けると、増税されてしまうという、なんとも理屈が納得できない税制です。
そうなってくるとエコカー減税の導入は新車がどんどん売れるように、古いクルマをどんどん乗り換えるようにといった官僚の思惑が見て取れます。
メーカーも「残クレ」といった購入方法で3年や5年での新車買い替えを後押ししています。
経済は活性化し、税収はアップしますが、その負担を強いられているのはクルマのオーナーなのです。
これでは、若い世代がクルマ離れしていくのもうなずけます。
北欧などの国は消費税が23%~25%と高いといわれていますが、日本はそれらの国を押しのけて、世界で第2位の税率の高い国なのです。
法人税、所得税が高いというのがその理由ですが、さらに自動車に関する税金で搾り取られているといっていいでしょう。
出展:https://moneytoday.jp/articles-392
自動車税、すごい国があった!
引用:http://akyoblo.com/tabi/
それはシンガポール。
シンガポールは東京23区と同じくらいの小さな面積を持った国ですが、人口密度はマカオに次ぐ世界2位なのです。
ちなみに日本は24位で意外に低いランキングです。
狭い国土で多くの人が自動車を利用すると、交通は大渋滞するといった理由でシンガポールではクルマに次のような税金をかけています。
【車両本体価格:160万円】
・輸入税:32万円
・商品サービス税:13万4千円
・登録料:1万4千円
・追加登録料:160万円
・新規車両登録権利書:138万円
合計:344万8千円
このほかにも道路税、自動車保険、ナンバープレート登録料がかかってくるのです。
結果としてプリウス1台だと1,540万円という、とんでもない価格で購入しなくてはならないのです。
自動車産業を持たないシンガポールでは、すべて輸入車ということになることもあるのですが、あまりにもスゴイ税金です。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/accessory/move_canbus/index.htm
よって国民の自動車保有率は15%にとどまり、交通渋滞を緩和しているのです。
シンガポールに住みたいとは思いませんが、ある意味よく考えられた税制です。
日本のクルマの税金より、むしろ納得できるような気がします。
シンガポールでは「貧乏人は無駄にクルマに乗るな」とはっきりいっていて潔い感じです。
反対に日本では、「税金を多くの人から徴収したい」ということでエコカー減税などといった政策を取り入れているようです。
日本での世帯当たりのクルマの保有率は約70%だといわれています。
出展:http://car-me.jp/articles/2660
税金を払うのは仕方がないことだとして、購入価格とセットで考えた方が精神衛生上もよさそうですね。
となれば、税金も含めて価格を安くしたい、と思えば、ディーラーに頑張って値引いてもらうしかありません。
新型ムーヴキャンバスの値引きの方法については、
「新型ムーヴキャンバス 値引き術!」で詳しく解説していますので、
ぜひ参考にしてください。
クルマ買い替えで税金は戻る?
◆自動車重量税
新車を購入時と車検の時に課税される税金です。
廃車にする場合は戻ってきます。
自動車重量税額 × 車検残存月数 ÷ 車検有効月数
しかし中古車として買取してもらう場合や下取りに出した場合は返ってきません。
ですから、車検有効期間が長い場合には査定が良くなります。
◆自動車税
引用:http://boccaccioandco.com/category98/entry1829.html
廃車にした場合は重量税と同じく戻ってきますが、中古車として売った場合は帰ってきません。
そのため4月からあまり過ぎていない時期に売却する場合は、査定額に自動車税分を乗せてもらうよう交渉したほうがいいでしょう。
数千円ですが、取れるものは取りましょう。
引用:https://www.keikenkyo.or.jp/information/information_000741.html
車検の費用ってどうなっているの?
車検は「自動車検査登録制度」といって新車では3年、その後は2年ごとに受けなければ公道を走ることはできません。
無車検車を運転すれば、自賠責損害保険に入らずに危険行為をしたということで、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。
くれぐれも無車検車を運転しないようにしてください。
車検には法定費用と点検整備費用があります。
法定費用は
◆自賠責保険料
◆自動車重量税
◆印紙代
の3つです。
ムーヴキャンバスの場合は軽自動車なので合計36,270円です。
これはどこで受けても変わりはありませんが、点検整備費用は車検をする業者によって違ってきます。
◆法定4ヶ月点検整備代
◆検査代
◆代行手数料
の3つがあります。
また、車検を通るために交換が必要なパーツがあると、部品代、工賃が加算されます。
当然、今回の車検では交換の必要のない部品でも、次回まではもたないだろうと業者が判断すれば、交換を進められます。
そして年数がたってくると、交換部品はさらに増えて車検代も高くなっていくのです。
こうなってくると、信用できる業者が頼りになりますが、ほとんどの人はそのような知り合いがいないためディーラーで車検を受けることになるのです。
そしてディーラー車検は、もっとも高くなるといいます。
引用:http://www.carcon.co.jp/syaken/
車検の相場は下記のようになっていますので、参考にしてください。
◆ディーラー
40,000円~100,000円プラス法定費用
◆民間整備工場
25,000円~80,000円プラス法定費用
◆車検専門店
25,000円~80,000円プラス法定費用
◆ガソリンスタンド
20,000円~60,000円プラス法定費用
◆カー用品店
20,000円~60,000円プラス法定費用
◆ユーザー車検
0円プラス法定費用
ムーヴキャンバス エコカー減税他自動車税まとめ
引用:http://www.ryukyu-daihatsu.co.jp/shop/agarihama/agarihama_news/4180.html
日本のクルマにかかる税金が世界トップレベルで高いことがわかり、改めてクルマの維持費の大きさを感じてしまいますが、まだほかにもあるのです。
それはガソリンにも税金がかけられているということです。
1リッターあたり50円というから、大きいですね。
ガソリン代の半分近くは税金なのです。
こうなってくると、燃費の大事さが浮き彫りになってきます。
エコカー減税対象で、燃費28.6km/Lの新型ムーヴキャンバスは経済的にとてもいい選択だといえるでしょう。
更に経済的にするには、一歩踏み込んだ値引きが欲しいところ。
新型ムーヴキャンバスの値引きの方法については、
「新型ムーヴキャンバス 値引き術!」で詳しく解説しています。
お得に賢くムーヴキャンバスを購入しましょう。